悩み

【潜むサイン】仕事がつまらないのは当たり前と思う大切さと心理

現状の仕事が好きでもやりたいことでもなく、仕来りやルールに従う場合、「つまらない」と思うかもしれません。

自らを主体的に能動的にさせる仕事でなければ、つまらないのは当たり前だと思います。

しかし、「つまらない」と思うことには大切な意味があります。

ここでは、仕事がつまらないと思うサインを見ていかれてください。

  • 仕事がつまらないのは当たり前になる心理とは?
  • 「つまらない」に潜むサインとは?
  • 仕事がつまらない時はどうすればいい?

これらを紐解き、「つまらない」と思う心理に潜む理解を知っていただく内容となっております。

私は国語の授業がつまらないと思っていましたが、だからこそ国語が大好きだったと気づけました。

「つまらない=好きの裏返し」という意味ではありませんが、つまらないに潜む自己理解がありますので、一つの考え方となれば幸いです。

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仕事がつまらないのは当たり前

仕事がつまらない理由

つまらない理由はいくつか考えられますので、初めに一覧でご覧ください。

仕事がつまらない理由
  1. 働きと対価(給与・評価)が見合っていない
  2. ルールが多くて従うばかり
  3. 制約が多くて成長や向上できない
  4. 能力と才能発揮できない
  5. 単調で多様性がなくて飽きる
  6. 自分のやりたいようにできない抑制環境
  7. 周囲とレベルが合わず違和感がある

人によって理由が変わりますが、上記のつまらない理由は全て同じことを表しています。

[現状への不納得]

ここでフォーカスしたいのは、「だからつまらないんだ」という理由ではなく、つまらないと思っている自分自身の内情であり実情です。

 

「つまらない」「つまらないのは当たり前」の違い

つまらないとは、
 おもしろくない。興味をひかない。「―◦ない映画」
 とりあげる価値がない。大したものではない。「―◦ないものですが、お収めください」
 意味がない。ばかげている。「―◦ないうわさ話で時間をつぶす」
 それだけのかいがない。ひきあわない。「ここでやめたらそれこそ―◦ない」
※コトバンク 引用

自分と外部、または自分と自分の影響にて、反発、拒否、抵抗、認められない状態があればあるほど、不納得を感じてつまらなくなります。

不納得が蓄積していくと、不納得しているにもかかわらず味わい続ける自分を認めにくくなり、「つまらないのは当たり前」と思うようになります。

「仕事がつまらない」と「仕事がつまらないのは当たり前」のどちらを思うかによって、自己内部に変化が表れます。

  • 仕事がつまらない
    [現状への不納得+満足感を求める欲求]
  • 仕事がつまらないのは当たり前
    [現状への不納得]

不納得だけか、満足感を求める欲求もあるかの違いがあります。

 

仕事がつまらないと思う心理

職場の環境や人間関係や自らに不納得があり、現状への否定や反発、仕事をしている自分自身を認めない抵抗感を表します。

不納得に対して妥協や諦めではなく、「もっと良くなるはず」と思う意識や、「もっと良くなりたい」と願望や欲求がある状態です。

例えば、バーベキューに行った時に、「うわ、なんだこれ。まぁこういうものか」となれば、つまらないとは思わずに自らを保持・維持します。

「うわ、なんだこれ」と言いながらも時間を過ごし、「いや、これだけだと納得できない」と思うことで、「ねぇみんな、これはつまらないよ、まずはおいしいコーヒーでも飲もう」となるイメージです。

「つまらない」と思う心理には、不納得がある現状に対して、妥協や諦めで心を折るのではなく、「納得できないから満足したい」という真意があります。

※生きるために働くと辛くなる詳細は、「生きるために働くのはおかしい?」辛い原因は別にある日本のお話 をどうぞ。

 

仕事がつまらないのは当たり前になる心理

[不納得の自分+満足を求める自分]が内側でむにゅむにゅと相まみえる時、天秤が揺れます。

「不納得の自分を静かにさせる?」
or
「満足を求めて行動する?」

仕事がルールや常識や制約に従う環境であればあるほど、不納得の自分を静かにせざるを得なくなります。

働きの見返りで給与を貰う場合には好き勝手するのは困難ですので、満足を求めて行動したくても、「しー、ここではできることはないんだよ」と自分を抑え、我慢させる優先度が高くなります。

つまらないという不納得を感じる状態をなくすために、行動を抑えて不納得の自分を静かにさせるか、転職してつまらない環境から離れるかになり、不納得は解消ではなく対処になります。

不納得の対処状態では、「今やっている仕事は本当につまらない」なんて言いたくありません。

つまらないと思うと満足を求めている自分が内側にムクッと表れ、葛藤やジレンマが起きて不納得が駆り立てられるので、自分を正当化する心身機能が働き、「つまらないのは当たり前」と認識します。

「つまらないのは当たり前」の真意はこのように考えられます。

「つまらないと思いたくないので、そういうものなんだと思って波風抑えたい」

つまらないと思う時、不納得とどう向き合うかが重要になり、対処や解消の行動、または「当たり前」と思って行動しない選択が人それぞれに起きます。

※仕事がうまくいかない心理は、仕事がうまくいかない時の心理とスピリチュアル│原因と対処はエネルギーと意識 をどうぞ。

 

仕事がつまらないのは当たり前と思う意味とサイン

仕事がつまらないと思える大切さ

「つまらない」と「つまらないのは当たり前」のどちらを思っているか、またその割合は人それぞれにあります。

「当たり前」だとどれほど強く脳にインプットさせるかどうかにて、満足を求める欲の有無が変わり、現状を向上や変化させたい喜び作りか、波風立てない不安感を味わわない対処かが違います。

両方に大切な意味があり、自らに不納得を感じながら、周囲の縛りの中でどう生きるかの在り方が表れます。

  • つまらないと思うことで、現状への反発と同時に、変化して喜びを求める動機や行動意欲を生み出す
  • つまらないのは当たり前と思うことで、反発がありながらも変化させられない現状の不納得(不安や反発や抵抗)を対処して、自己防衛する

 

「つまらない」の真意を知る体験談

「つまらない」「つまらないのは当たり前」にある意味がわかりやすくなればと思いますので、私の体験談をご覧ください。

私が中学生の時。社会の授業はあまりにもつまらない苦痛なものでした。

「先生、社会の教科をなくしましょう」なんてことは言えず、学校は仕事と同じようにルールだらけで、状況を変えるのは困難でした。

ルールの中では授業を明確に放棄する他なく、不良行為をしたくないのにグレなければなりません。そんなことをしたい訳ではありません。

その授業だけ外を散歩しているなんてことも許されず、一限目が社会であれば遅刻して行かなかったり、何度も何度もトイレに行くことで対処していました。

不納得の蓄積が激しくなり、頭がおかしくなりそうだったので、「つまらないのは当たり前、こういうものなんだ」と対処、自己防衛です。

 

「つまらない」は自分の真意そのもの

一方、国語の授業は嫌いではないのですが好きではなく、「つまらない」と思うことで不納得を抱く自分を保持・維持・対処していましたが、「つまらないのは当たり前」とは思いませんでした。

両者の違いはその数年後にわかり、私は国語がとても好きである真意に気づきます。

授業という完全なるルールや制約で縛られた環境では、従って勉強させられるので反吐が出ており、それを変えることもできません。

国語には無意識に想い入れがありながらも、目の前で繰り広げられる授業は、「それをしたくない、それだとわからなくなる、なんでそういう覚え方をしなければならないんだ、やめてぇぇぇ」と不納得が蓄積していました。

先生が悪いなんてことは全くなく、自分の真意と環境縛り、ルールや仕組みによって、自らを護る状況が優先されていた状態です。

不納得の対処に行ったのは、教科書は自分の読みたい所を読む自己授業であり、テスト範囲とは全く違うところを一人でやっていたので、点数は取れない見返りと自己防衛の等価交換でした。

このことでわかったのは、「つまらない」は真意の表現であり、自らの状態や状況を教えるサインであり、自己防衛にて不納得(不安、恐怖、反発、抵抗)を対処していることです。

「つまらない」の表現に潜む意味があるため、サインとして活用すると、不納得を対処するだけでなく解消することができます。

※仕事のやる気がなくなる詳細は、【メンタル折れの回復方法】仕事のやる気がなくなる瞬間に起きていること をどうぞ。

 

仕事がつまらないサインと注意点

喜びを求める動機がありながら、好き勝手できない仕事場では抑えて我慢。不納得がありながら、さらに不納得を増やす状態です。

この状態は辛く、苦痛であり、ストレスを溜めまくります。

「つまらない」と思う時、不納得がある心理表現となるため、この状態をサインとして捉えることができます。

つまらないと思うサイン
  1. 縛りや抵抗による不納得アラーム
  2. 不納得を解消したい真意表現
  3. 喜びを作る行動動機(欲の活動タイミング)

サインのポイントとなるのは、不納得を対処したいのではなく満足や喜びを作って解消したいことです。

自らの真意を確認して、不納得に対してどうするかの行動発起の機会となります。

例えば、「この仕事は単調でつまらないなぁ」と思った時、本当はもっと技術的で多様な仕事をしたい真意かもしれず、真意と向き合う機会となります。

「つまらない」とは言わば心の叫びかもしれません。

「本当はこうしたいんだよー」という声がする。

どう応えるかが問われます。

 

トラップに注意

サイン活用の場合、「あ、今つまらないって思ったぞ。ということは不納得があり、真意がある」と客観的に自らを捉えます。

もし、「つまらないな、ダメだこの会社は」となる場合、[つまらない=否定したい意思]になり、対象を否定するだけ、またはつまらないことを正当化して沼にハマるトラップになります。

サインかトラップかの違いは、自分を見るか、他を見るかです。

  • サイン活用は、つまらないと思う自分を見る
  • トラップは、つまらないと思わせてきた他を見る

自分で思ったか、思わせられたかの違いです。

つまらないと思うか否かは自分次第ですので、思わせられたと思うか否かは自責か他責かが表れます。

つまらないと思う時、「不納得をどう解消する?」が問われます。

他によってつまらないと思わせられている認識の場合、対象を否定して何も生み出さない、またはつまらないと思う自分を正当化して、不納得を解消しないで済ませるトラップハマりが起きます。

解消できない場合には一時的に対処する必要があり、「つまらないのは当たり前」と思う大切さがありますが、当たり前と思う自分を正当化すると、不納得の蓄積状態が放置される可能性があります。

※仕事が楽しい詳細は、仕事が楽しいなんておかしいと思える大切さ【楽しむ方法は一つ】 をどうぞ。

 

仕事がつまらないと思った時の行動策

実際にサイン活用するためにも、心理理解がお役立ちできれば幸いです。

しかし、「つまらない」と思ったところで職場にルールは多く、行動や変化させたくてもできないのが実情かもしれません。

「つまらないのは当たり前」と思い続け、トラップにハマる可能性もあります。

私が会社員だった際の部署異動で、これまではやりがいを感じていた仕事が急激につまらなくなった経験があります。

異動先が頑なにルールを保持し、「何も変えさせないよ、ただ従いな」というスタンスだったので、何をしても却下されて強引に抑圧されました。

実際につまらないサインがわかっても、行動するのは困難です。

そこでお伝えしたいのは、「つまらない」とサインが出た時の行動や真意との向き合いは、縛りを解きながら、不納得を解消するために何をするか考える大切さです。

 

つまらないから転職すると繰り返す可能性がある

つまらないサインを活用するか否かの分かれ道は、不納得を解消するか対処するかです。

対処の場合には、喜びを作る行動ではなくなり、「現状の不納得を味わいたくない」という行動動機で転職や退職します。

大切な行動なのですが、転職して不納得を対処するだけの場合、新しい環境で再び不納得が起きるので対処する必要があり、何度もつまらなくなって転職を繰り返す可能性があります。

つまらないサインの活用は、否定的に見て終わるのではなく、「この状態を解消するためにどうしたら満足できるか?」の行動です。

※転職を繰り返す心理は、転職を繰り返す人の心理とスピリチュアル│エネルギーの使い方を変える をご覧ください。

 

仕事の固定観念をなくして複数に

私は退職して海外を旅しましたが、今思えば、副業してもよかったかもと考えます。

しかし、お伝えしたいのは副業して選択肢を広げたり、経済的な余裕を持ちましょうということではありません。

仕事は一つの場所だけという概念がもしあれば、取っ払っていいかもしれません。

学校や職場のように仕組みの上で成り立つ場合、会社側としては勝手に行動されると困ります。利益を上げてなんぼの環境ですので、推奨される行動は価値があり、利益を見出し、前年比以上の効果を出せるものです。

少し言い方が荒いですが、「会社のためになる利用価値がなければ従ったことをしていなさい」というのが経済歯車の思想です。

「それならばこんな会社辞めてやれ」と思わず、働く時間を減らして別の環境で働く行動ができます。

アルバイトでもなんでも仕事を増やし、一つの仕事に人生の大半を縛られる状態を解放します。

縛りを解きながら、不納得を解消する行動が重要ですので、後は如何に喜びを作る行動ができるかです。

自らが望んでいるかどうかが重要な動機となり、「たしかに一社に固執しないで、アルバイトで短時間でもやってみようかな」なんて楽しい気持ちがあると、不納得の対処ではなく解消の始まりとなります。

いくつかの仕事を掛け持ちすると、その場その場での不納得と満足有無が見えやすくなり、多角的に物事が認識できるので、「ここでは能力開花」「ここでは楽しく気楽に」なんてバランスも図れます。

※働きたくない当たり前については、「働きたくない」の当たり前とおかしさに向き合う。無理に働かない生き方 をどうぞ。

 

仕事がつまらないのは当たり前 まとめ

仕事場を増やすと働く価値観が変わります。

一体何のために働いているのか?
つまらないのに継続する意味とは?
それに対しての本音とは?
その本音とはどう向き合っている?

仕事場を増やすのは喜びを作って不納得を解消するための行動ですので、同じ会社でも喜びを作れれば良き効果となります。

ここでお伝えしたいのは、「つまらない」と思う機会を活用して、仕事に対する考え方を自分なりに持つのもありというものです。

これからの時代は一つの環境で縛られる意味は少ないかもしれません。

つまらなければ何のために働いているかを見直す機会になり、不納得を一時的に対処するのではなく、どうやって緩和・解消するかを考えて行動する、新しい時間になります。

固定観念はますます古くなり、なくなっていきます。

つまらないサインを活用するためにも、自らに課されている縛り・不納得を紐解きたい。それならば仕事を分散させて、縛りと不納得のバランスを見てもいいかもしれません。

つまらないのは仕事ではなく、不納得の多さです。

不納得を多くするか対処するか解消するかは全て私達本人次第です。

多くする場合には、「つまらない」とあえて意図して言おうとします。

対処する場合には、「つまらないのは当たり前、こういうもの」と自己防衛して現状維持します。

解消する場合には、「つまらない」をサインとして活用し、自己理解を深めて真意と向き合い、喜ぶための方法を考えて行動します。

ルールで縛られる環境が多く、勤労の義務という憲法でも縛られる状態です。そんな中では意思や意志が自然と薄まってしまいますので、ご自身のうま味も好みも活かすために、心理を知り、サインを活用していきましょう。

そんな自己理解が深まる内容となれば幸いです。

それでは、仕事がつまらないのは当たり前というお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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