寝ている時、私達は類まれな個性を表現し、まるで本の中、絵本の中のようなリアルな世界を味わいます。
そこでは楽しいことも嬉しいことも、悲しいことも怖ろしいことも起きます。
物語もあれば、感覚のみ、ストーリー性のない写真を順番に見せられるような、見たことも味わったこともない不思議な世界もあり、明晰夢や悪夢、亡くなった人や龍神様が表れたりと、人それぞれに見る内容が違います。
夢で共通していることは、意識と次元状態のスピリチュアルな解釈があることです。
夢には意味があり、悪夢の意味があり、寝ている時間を活用して自我意識にもたらされる働きがあります。
そんな時間を楽しむために、夢の理解を深める時間を始めましょう。
Contents
夢のスピリチュアルな意味

夢の意味
小さなボートに乗り、ある島に宝を探しに向かいます。
島が見えると波が高くなり、ボートはガッタンガッタン揺れ始めます。
「これから一体どんな物語が始まるのか?」とワクワクする主人公は一人の男性。
ボートの先頭に立ち、島を眺めると、島は全てが緑に覆われ、大きな一つの山になっています。
山が一つ、緑。あとはその山を囲むように綺麗な透き通るエメラルドグリーンの海が広がります。
山の頂上からは雲が空に繋がり、大きくて真っ白なもくもく雲が、真っ直ぐと空高く伸びています。
ここは雲を作る島。
なんと綺麗な光景でしょう。見えるのは、緑の島、三角柱の山から白、海は透き通る緑の光、空は快晴の青。
「この島にはどんな宝が待っているんだろう!?」
ワクワクしながらほとばしる声は高々と島に向かっていきます。
後ろを振り返るとボートには人が数人居り、その内の一人がこの島に来た目的を伝えます。
「整体だよ。あなた腰痛いんでしょ?! 整体のおじいちゃんがいるんだよ、ここ」
「宝って…整体?!」「そのために、わざわざ来たの?こんなとこまでえぇ…ぇぇ…ぇ…」
はい、目が覚めました。
これは一つの夢の例え。
メッセージ性があり、自分の真意があり、願望があり、在り方があり、気付きと意味があります。
上述の夢には、「野望に燃える自分の目的は近くにあるよ」「もっと広く物事を見てごらん」というメッセージがあり、目的が明確ではなく、目隠しをしてまっしぐらな在り方と、色彩や雲や自然風景を求める願望があります。
解釈する際に必要なことは、夢の中の情動や感情、心意気や幸福度、恐怖心と愛の有無、夢の主観や物事の認識です。
人それぞれの認識や夢の内容によって意味が変わりますが、夢から読み取る解釈には共通した意味があります。
- 願望を表現する
- 認識を理解して、より自分を知る材料
- ありのままの姿を知り、在りたい姿を思い出す機会
- 深層心理にある恐怖心の有無を教える
ここに、さらにスピリチュアルな理解が追加されます。
夢のスピリチュアルな意味
夢のスピリチュアルな意味を加えます。
初めに一覧をご覧ください。
- 自分の目的のために必要な気付きを与える情報
- ハイヤーセルフの目線を教える
- 守護霊からのサポートメッセージをもらう
- 神様や天使や龍神様などのサポート状態を教える
- この世とあの世を理解する臨死状態
- 次元状態を理解する魂の創造タイム
詳細を見ていきましょう。
夢は自分の認識を表現した世界
夢には現状をそのままに表現する意味があります。
深層心理として、一切隠さずに在り方や認識の仕方(自分ルール)が表れます。
登場人物もおり、友人や家族、亡くなった人や出会ったことのない人や、タレントさんなどの有名人も出てきます。
他者との共存社会のように常識やルール、物事の考え方や価値観を基にした社会が広がり、自分にとっての社会性を持って人と関わります。
現実世界とは違い、全ての認識が自分のものであるため、自分の世界を表現しているのが夢です。
現状の自分の認識が公開されるように、人をどう思い、感じ、考え、評価・判断し、人の何を見て、どう解釈しているのかなど、在り方や人間性も全てが表れます。
ここで明確にわかる夢の特徴があります。
夢の中の人や物や出来事は、全て記憶として持っているものから創られます。
言い方を変えると、顕在意識と潜在意識と超意識という、魂として保持している全記憶から表現されるのが夢です。
魂の記憶を使用して自我意識が夢を創る
全ての記憶を表現する基盤がいます。
“自分”です。
今自分だと思っている自分とは違い、魂にアクセスする“自我意識”のことです。
少しわかりにくいかもしれませんが、今の自分は物事を自覚して記憶情報を認識し、行動や思考を作って表現します。
「今、オレンジジュースを飲んでいる私が私」と認識するので、自覚した情報を基にします。
それを顕在意識と言います。
※自覚して行動や思考をする意識
しかし夢の中では、顕在意識以外にも潜在意識と超意識があり、記憶の量がハンパないほどあります。
潜在意識とは自覚のない行動や思考をする意識でして、さらに超意識とはワンネスという“全ては一つに繋がる意識”として、宇宙全ての記憶を保持します。
話がぶっ飛び始めましたが、自覚のない記憶も使用して、さらに宇宙の記憶までも使用する“自分”が魂にアクセスする自我意識です。
魂にアクセスしている自我意識が夢を創る。
無意識の領域も含めた自分は大量に記憶を持つために、現状の自分をそのままに表現すると同時に、より俯瞰して自分の世界を表現します。
そのために、夢を分析することで自分をより知ることができます。
現状と、在りたい自分を表す
魂の記憶を使用することで、特徴的な認識が夢の中に作られます。
それは、誤魔化しや嘘をついても自覚してしまうことです。
「私は見ていません」と言いながら、じーっと見るのが夢です。
「記憶にございません」と言い張る自分にガンガン記憶があることを知っているのが夢です。
潜在意識や超意識の記憶を持つことは、人生の目的や使命も含めてそのまま表現します。
目的や使命は人によってさまざまで、大も小も、立派も些細もありません。
目的に対する記憶を含めることで、“在りたい自分”としての意識状態を含めて夢を創ります。
※在りたい自分とは、他者と比較した、自分の世界にない認識を基にした期待ではありません
夢は現状の在り方と、目的を見据えた在り方を表現する世界。
夢のスピリチュアル 意味の解説
魂への距離によって夢の意味が変わる
夢には、悪夢や予知夢、明晰夢や正夢など、さまざまな名前があります。
夢を創るためにどこまでの記憶を使用するかは人それぞれでして、意識と次元状態にて魂へのアクセス度合いが変わり、記憶量が変わります。
自我意識は常に魂の中にあります。
しかし、どれだけ魂を認識しているかの度合いにて、魂と自我意識の距離間が変わり、夢の意味と解釈がこのように変わります。
- 顕在意識を主体にして物事を認識している状態では魂との距離が遠くなる
→ 夢ではより自覚のある認識や理解、ありのままを知る意味が強まる - 潜在意識や超意識と言った魂との強い繋がりがあることで魂との距離が近くなる
→目的を見据えた情報や、ハイヤーセルフや守護霊との繋がり、または神様や天使などのサポートやメッセージをもらう夢の意味が強まる
両者は“夢の意味”か、そこに“夢のスピリチュアルな意味”を加えるかの違いです。
夢の意味が変わるかかどうかは重要なことではありません。
夢には今の自分にとって必要な情報しかありません。他人と比べることはできません。
夢の世界は完全に自分の認識のみの世界なので、自分なりに知ることで必要な知識や意味として夢を活用することができます。
※睡眠のスピリチュアルは、異常に眠いことに潜むサイン│睡眠のスピリチュアルは自我の重要活動 をご覧ください。
夢はハイヤーセルフ的
魂は潜在意識を含めるため、過去世も含めた膨大な記憶庫のようなものです。
潜在意識にはハイヤーセルフの記憶も含まれるために、今の自分では想像できないような物事の見方や認識があることを夢で知ることができます。
すると、驚きや感動のある内容、見たことも味わったこともない感覚、五感以外の気持ちとして、音を食べるような、空気に色付くような、肌が歌い、匂いを聴くように世界が混ざり、細胞側に立った未知の感覚など、さまざまに体感して物事の認識が広がります。
それは、“ハイヤーセルフの目線”です。
小話を一つ聞いてください。
私は海外のスーパーで買い物をしていました。その際、インド人女性と男性の二人がレジ近くに積まれたコーラの前で揉め始め、言い合いです。
私は巻き込まれ、インド人女性と共に車で逃げなければならなくなりました。
成す術がなくなり困り果てますが、インド人女性は何もしないので、私が勉強しまくって弁護士になり、インド人同士の争いを解決しました。
そして、私は弁護士として生きていくこととなりました。えぇ、もちろん夢の話です。
すると、もう一度同じスーパーに戻りました。レジ近くのコーラの前でインド人女性と男性が言い合いをしています。
私はその光景に気付き、「知ってるぞ、これ!」となり、傍観します。
すると、既に知っている動きをして、私が巻き込まれるこの先が見えます。そして、「はい、巻き込まれましたー」と巻き込まれます。
私は既に対処法や成り行きを知っているので傍観者側になり、一部始終を傍から見ます。
すると、私が巻き込まれて一緒に逃げるはずのところに、別の知らないヒッピー的な男性が入り、その人とインド人女性は一緒に逃げ、その後の結果は悲惨なことになり、女性は苦しみ、ヒッピーは悪い奴で、てんやわんやのチャンチャン仕舞い。
はい、一旦カットです。
これがハイヤーセルフの目線です。
既に成り行きを知っているので、自分次第で未来が変わることを知っています。
未来にシナリオはあるけど別のシナリオも同時にあるよ、という意味でもあります。
夢を見ている主観の自分は多角的に俯瞰性を高め、見守る見方になり、登場人物の行動や思考を敬います。
夢によって、高次元の見方として、俯瞰して見守る目線があることを教えてくれます。
そして、ハイヤーセルフの目線を夢で知ることで一つ気付きます。
夢は映画だということです。
※ハイヤーセルフの詳細は、潜在意識とハイヤーセルフの関係性│違いを知ると見えること をご覧ください。
守護霊や亡くなった人が出てくる夢
夢に亡くなった人が出てくることがあります。
知らない人が出てくるように未来の記憶から創り出す場合もありますが、亡くなった人がメッセージを伝えることがあり、守護霊も同じようにメッセージを伝える際に夢に現れます。
この仕組みは、守護霊や同じグループソウルの人は魂の記憶を共有しているために、魂にアクセスすることでコンタクトを行うことができます。
グループソウルとは、魂を成長させるために結託したサッカーチームのようなユニット(あの世限定)。魂の記憶を共有し合う関係で、成長を見守り、守護霊を輩出する元。
魂として繋がっているため、夢の世界で守護霊や亡くなった人を認識できます。
亡くなった人がメッセージと共に夢に出てくる場合は、その人は同じグループソウルであるか守護霊になっています(もちろん創造で創り出していることもある)。
魂の記憶を共有しているために、自分が次元状態を上げて魂にアクセスする夢の状態になると、繋がることができます。
夢にある恩恵や幸運
夢はありがたい恩恵を知らせる意味も持ちます。
守護霊や神様や天使や龍神様など、サポートしてくれる存在からのメッセージです。
そこに言語的なメッセージがあるかどうかは人それぞれです。
解釈が人によってバラバラなので、「こういうこと」という伝え方ができないのですが、共通していることは、波動が高まることです。
例えば、龍神様が夢で出てきます。
大きな神社の木があり、しめ縄を巻いて神として奉ります。
その木を触って挨拶をして、「今日もいい日ですね」と言い、神社から帰ろうとして後ろを振り返ると、木の上から白い龍神様が空に昇り、踊るようにクネクネして空高く舞い、消えていきます。
見ていると心豊かになり、「やっぱ、今日もいい日だな」と感じて目を覚まします。
心豊かにしてくれる内容が夢にある場合、波動を高めてくれます。
この世のものではなかったり、不思議なこと、強く印象に残っていること、他の存在によって自分をそれは、神様や天使や龍神様や守護霊など、見守ってサポートしてくれる存在による恩恵で、「ほれ、ご褒美」とスーパーマリオキラキラ状態にしてくれます。
波動が高まることで引き寄せがポジティブに働き、良いことが起きたり、いい流れが作られたりという恩沢が作られていきます。
※波動が高まる詳細は、波動が高い人と低い人の特徴|高めな人は特別おかしいおふざけポンチ をご覧ください。
夢を見ている時は臨死状態
夢をスピリチュアル的に解釈すると、肉体から意識が離れて魂の中に入る状態です。
この世は三次元ですが、意識が肉体から抜けると、脳の松果体という部位を通って四次元(別名幽界)へ向かいます。
※おかしな話なので興味のある方のみご覧ください。
三次元を離れた段階で魂の記憶を使用する状態です。自我意識にある顕在意識を離れるにつれて、魂を認知する理解が深まっていきます。
三次元から四次元近くへ向かうにつれて魂の認知が高まります。そして、四次元に入って五次元(別名霊界)へ向かいます。
このように、肉体から意識が抜けて魂の認知が深まっていくのは臨死状態と同じです。
この時、完全に肉体から意識が抜けず、顕在意識の認識を持った状態で四次元以上に入ることで“明晰夢”を見ることができます。
さらに、次元を五次元に近付けていきながらも、わずかに顕在意識を認識する肉体がこの世にあることで“幽体離脱”になります(離脱しようとすればです)。
レム睡眠とノンレム睡眠とで意識状態が違い、見る夢の内容が変わりますが共に夢を見れる状態です。しかし、次元が高まれば高まるほどに無意識の記憶なので、目覚めた時に忘れていることが多くなります。
意識と次元状態による夢を創る基盤の自分がどこにいるか(どれほどの魂の記憶にアクセスしているか)にて、創り出す夢や、意味の解釈の幅が変わります。
レム睡眠とノンレム睡眠にて意識状態が違うが、次元状態の違う夢をそれぞれに見ています。
※レム睡眠時に起きる夢遊病の話は、夢遊病はスピリチュアルな楽しい時間│脳と魂による共同の仕組み をご覧ください。
明晰夢とは
明晰夢とは自我意識の認識を持ち、魂の記憶の中で感情と想念の四次元領域の記憶を使用して夢を創造することです。
顕在意識への認知があることで、夢の中で“自我”を持って過ごします。
自我によって、この世の思考にある感情と想念の記憶を使用して創造し、その世界を堪能します。
しかし、良いことも悪いことも共に表れるのが明晰夢。
明晰夢は天国にも地獄にもなります。
思考の記憶情報を使用するので、好き勝手自由に現実を創ることができます。しかし、あくまで記憶なので夢の中で誤魔化しができません。
人によっては最高に心地良く、快楽に溢れて好きなことを現実化して楽しみますが、人によっては見たくない自分が表れて恐怖と不安に苛まれ、目をひん剥けられるように泣き叫ぶ自分の世界の現実を見ます。
トラウマや心の傷を抱え、受け入れられない記憶がある(または多い)場合には、怖ろしい悪夢になります。
恐怖から逃げる生き方をしているか、愛して受け入れと敬いを持って生きているかの認識によって天国にも地獄にもなる。
そんな思考優位の夢が明晰夢です。
悪夢のスピリチュアルな意味と対処

悪夢のスピリチュアル
「はっ!」
ガバッと起き上がり、ゼーゼー言いながら猛烈な汗と共に、今は夜中3:30。
「またこの夢だ、そして同じ時間」
私が子供の頃に見続けた悪夢は、お相撲さんにどんどん乗っかられて、苦しくなっていき、視界がなくなってギュウギュウに真っ暗になった時、発狂して目覚めるものでした。
悪夢とは、自分の見たくない夢です。
言い方を変えると、自分が受け入れていないことを見せられることです。
悪夢は自分の嘘を露呈される
自分の見たくないもの、それは“恐怖”です。
恐怖とは、自分を否定される、認めたくない、知らない、思い込んでいることです。
夢の世界には誤魔化しがないために、ありのままに表現されます。
トラウマや心の傷があり、恐怖を抱く記憶がある場合、顕在意識か潜在意識に未浄化の記憶として蓄積されます。
または、自分の現状に不納得や不満足や疲労感があり、ストレスを溜め込んだ状態があることで、肉体と精神の情報が夢の世界で現状を表します。
受け入れないで誤魔化す自分は夢の中にはいないために、恐怖をダイレクトに感じてしまうのが悪夢の特徴です。
悪夢を見る理由
疲れてストレスが溜まっていると明晰夢状態になりやすく、悪夢を見る可能性が高まります。
現状にストレスが多くある場合、寝る前まで疲労感を引きずり、その意識状態のままに夢を創ることになります。
眠る前の肉体と精神と心理状態が自覚のある最後の自我意識となり、その意識を基に魂の記憶に入るために、どの記憶にて自分を表現するかは眠る前の意識状態に左右されます。
疲れが溜まっていると、体の疲労への認識が強くなります。
そのまま眠りに入ると、常に魂の認知が低い状態での夢を見るようになります。
これは、自我から離れて魂を認知していない思考状態(半分明晰夢状態)になっていることが考えられます。
疲労の理由にはストレス以外にも、悪霊や低級霊や動物霊、怨霊や妬みや恨みの重い思念(または他者からのサイキックアタック)、自分らしくない不調和などがあります。
悪夢の理由は受け入れていない記憶
悪夢を見る理由の一つに、自分らしくない不調和が大きく関わります。
過去世も含めた潜在意識に未浄化の記憶やストレスが残っている場合、それが悪夢として表れることもあります。
私を例にすると、お相撲さんに潰される夢は潜在意識の受け入れていない記憶でして、狭い空間に閉じ込められて恐怖を抱える過去世があります。
それを受け入れることなく恐怖の記憶となったので、閉所恐怖症のような圧迫感や閉じ込められる状態には過去の記憶のぶり返しがありました。
受け入れないことで未浄化となり、自分の中で不調和を作る要因となります。
さらに現状の自分の状態にも不調和があることで、未浄化の記憶を引っ張り出し、終わることなく見せてくるというものです。
悪夢は距離を取りたいものですが、内訳を知ることで少し気楽になるかと思うので、対処法を見ていきましょう。
悪夢の対処法
実は悪夢を見ることはラッキーなことでもあります。
それは、悪夢を見ないように対処できるためです。
悪夢とは受け入れない記憶ですので、「見たくない」と思わなければ怖くなりません。
それは死と同じもので、受け入れていれば怖くはありません。
悪夢の捉え方を変えると、「はい、この記憶受け入れてませんよー」と魂が教えてくれており、未浄化の記憶を浄化する機会になります。
そのため、受け入れることが大切です。
悪夢を受け入れるためにマジマジと観察する
「いや、やだよ」という感じですよね。
怖いものは怖いので、やりたくなかったらやらないでください。自分の状態や心理と話し合って、参考にしてください。
「悪夢だ、相撲取りめ、来たな」と私を例にします。
明晰夢でなければ自分をコントロールできませんので、実際には、ただあるがままに自分の記憶を見る状態です。
そのため、できることは、「怖い!止めてくれ!乗らないでくれ!せめて一人減らして!」と恐怖を感じることか、恐怖を感じながらマジマジと観るかのどちらかです。
「どっちみち怖いんか」と。
えぇ、怖いものは怖いんです。そして夢の中なので、怖いと思っている記憶をその場で変えることはできません。
ポイントは、「何が怖いのか?」「何を恐れているのか?」「実際に怖いと思っているのはどのシーン?」「怖いポイントはどれ?」「お相撲さんの数?顔?特定の人の裸?もち肌?」と観察。
目覚めた時にメモ書き。これは超重要ポイントです。
せっかく怖い思いをしたので、観察内容は忘れないようにメモ書きです。とりあえず目覚めたら、何でもいいからどこかにメモっておきましょう、「五人目の相撲取りが重すぎるんだ」と。
怖いと思っている自分の感覚と気持ちを認める
メモ書きをすると忘れません。しかし、メモ書きをしないと綺麗に忘れます。メモは夢と同じくらい不思議です。
あとは、起きてから夢のことを振り返ります。
その際に大切なのが、恐怖を抱く理由を理解して、自分の感覚と気持ちを認めることです。
「はい、私は完全に怖かったです」「隙間がなくなって真っ暗になっていく時、この世の終わりだと認識して怖いです」という具合で、ただ事実を認めます。
怖いと思っていることを認めるためには、何が怖いのかを知る必要があるので観察しました。
怖さを抱く理由が詳細にわからなくても大丈夫です。ただ、怖いと抱く自分の感覚と気持ちを知ることで、怖いという自分を認めることができます。
何かしら、受け入れられる情報を記憶の中で増やすことが悪夢の対処法。
それを一つずつ増やし、記憶に対して、「えぇ、怖いですけど、何か?」ぐらいの開き直りになれば、もう怖いとは思っていません。
そして、その悪夢を見ることがなくなり、魂の記憶が浄化されたことを意味します。
浄化されても記憶はなくなりません。ただ、記憶に引っ掛かりを残し、潜在意識の手前側に画びょうで止めていた記憶を解放してあげる状態です。
夢と悪夢のスピリチュアル まとめ
睡眠によって自分という存在全てに作用があり、自分のためになる時間をもたらしてくれるのが夢です。
夢を活用することで自分を知り、ありのままの姿を取り戻す機会となり、メッセージや気付きをもらい、波動を高め、記憶を浄化することもできます。
そして何より、夢は楽しい。という私の超個人的な感想です。
これまでの内容をまとめるとこのようになります。
- 自分の望む世界を表現する
- 自分の認識を理解して、より自分を知る
- ありのままの姿を知り、在りたい姿から自分の真意を理解する
- 恐怖心と受け入れない未浄化の記憶を悪夢で教える
- 人生の目的のために必要な気付きを与える
- ハイヤーセルフの目線にて俯瞰性を養う
- 守護霊からのサポートメッセージをもらう
- 神様や天使や龍神様などのサポートにて波動を高めてもらう
- 臨死状態による魂の記憶へのアクセス
- 明晰夢にて天国と地獄を堪能
- 悪夢にて未浄化の記憶を解消する
- 自分の世界を観る映画鑑賞
夢には予知夢や正夢がありますが、それを予知夢にするか正夢にするかは全て本人次第です。
それはハイヤーセルフの目線にて理解する俯瞰性として、今この瞬間に現実も未来もいくらでも変えられる事実があります。
コーヒーを今飲もうと思ったけど、急にクリスタルタイザーにした場合、コーヒーもクリスタルも共に飲む未来が記憶としてあります。
夢はそんな記憶の普遍と時間の概念のないことを教える副作用もあります。その話は長くなるので割愛しますが、過去も未来も、楽しい夢も悲しい夢も、知らない人が出てこようが亡くなった人が出てこようが全てに意味があります。
そんな自分の世界の表現にて、夢の意味を紐解く趣味にして、楽しい時間にしていきましょう。
それでは、夢のスピリチュアルな意味についての話を終了します。