対処・解消法

友達の結婚や出産に興味なし?喜びたいけど喜べない時に大切な話

結婚や出産の報告は朗報、世間的には。

どうして朗報なのでしょう?

共存意識が強ければ強いほど、それは原始時代に遡ります…というのはお話が長くなるのでしませんが、他と共存することで自分が成り立っていると思う人は、結婚や出産は全体のためになるので喜ぶ傾向があるかもしれません。

今の時代、共存意識は社会性にて抱きますが、その意識を強く持ち、全体のためになると考える人は少ないかもしれません。

「私達は自分に利益がなければ喜ぶ理由がない」と冷ややかに思えるけど温かくなる事実があります。

ここでは、友達の結婚や出産に興味がなく喜べない理由、喜びたいけど喜べない理由と改善をお伝えします。

喜べないことを問題視すると自己嫌悪や自己否定など、自らを苦しめてしまいますので、ご自身を見つめ直す機会となれば幸いです。

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友達の結婚や出産に興味がない、喜べない理由

友達の幸せを喜べない理由

喜べないのは喜ぶ理由がなく、利益がないからです。

しかし、喜べないではなく喜びたくない、不幸になればいい、嫉妬するなど、拒否や攻撃性を持つ場合は話が一変します。

喜ぶ理由や利益がない場合と、攻撃性を持つ場合、大きくタイプが分かれます。

友達の幸せを喜べない人のタイプ
  1. 自意識が高い
  2. 自意識がない

 

1、自意識が高い人は友達の幸せを喜べない(喜ぶ必要がない)

自意識は自と他を区分けし、自分の存在に気づき、自らに向けられる意識です。

自意識が高い人は、「自分は自分」「他人は他人」と認識するため、他人の幸せを喜ぶ理由は探し出さないとありません。

一方、自分の幸せは最大限に感じます。

距離感が近くなくても、意識的に喜ぶ理由として自らの利益を見つければ、他人の幸せにも喜べます。

自意識が明確にあるので、望めば利益を見出して友達の結婚や出産などの幸せ事を喜び、望まなければそのままです。

「常識だから従う」などの他律はなく、自律を持って選択するため、喜ぶ理由がなければ「喜ぶ必要がない」と自身の在り方を確立します。

 

2、自意識がないと友達の幸せを喜べない

もう一つのタイプは自意識がないため、自己防衛意識が発達します。

集団意識を強めて大衆的で他律になります。

自分の意見を持つ以上に、常識や大多数に従う傾向があり、物事や人を上下・勝ち負けで比較し、評価・判断します。

自らの見栄え、体裁、他からの評価や判断を気にかけ、気を使い、心配し、性格を外向けに作り、否定や排他されないように身を守る在り方をします。

自意識がないと自らを他によって認知し、認識材料を増やすエゴ意識を拡大します。

他によって自分の存在や価値や意義を見出そうとすることで比較が必須となり、保身や安泰を求め、他からの評価が下がることを恐れます。

友達の結婚や出産などは自らを劣等、相手を優越にすると判断し、同じように周囲も考えていると思い込み、「自分と同じはずだったのに」と裏切られたように思う人もいます。

嫉妬や恨みなどの攻撃性を持ち、特徴として認めない拒否(否定や批判)が多くなります。

他を利用して着眼やフォーカスは常に自分の価値や存在になり、友達に幸せがあっても見る矛先は、「この人が幸せだと自分はどうなる?」となりがちです。

※人の幸せが許せない心理は、【本当は憎んでいない】他人の幸せや得を許せない心理と改善ポイント をどうぞ。

 

友達の結婚や出産を喜びたいけど喜べない人

喜びたいけど喜べない人がいます。

喜びたいのは友達だから
おめでたいと決まっているから
喜べない自分を認められないから
…など自意識がない特徴を持ちます。

喜べないのは喜ぶ理由がないから
意味がわからないから
興味がなくどうでもいいから
必要がないから
…など自意識が高い特徴を持ちます。

両方が混在します。

自意識がなくなればなくなるほどに大衆的で他律で攻撃的になります。

自意識が高ければ高いほど自律が強すぎて他律を抹消、自信過剰やうぬぼれになります。

喜びたいけど喜べない人はこれらの間に入ります。

他律と自律の狭間で行き交いどっちつかず。自らの利益を求めるために喜ぶ概念が減り、喜ぶ理由を自ら見出す認識が薄れます。

自分を敬わず自己評価が低い心理状態があり、喜びたいという意思がありながら、喜べないという意思があり、知らずの内に自らを我慢・抑制させている可能性がある特徴です。

※興味がない気づきは、他人に興味がないと言われるのは気づきの機会|人の見方が違う心の在り方 をご覧ください。

 

友達の結婚・出産に興味を持ち、喜ぶ理由

友達の結婚や出産は本当に嬉しい?

ジャンジャカジャーン、ジャンジャジャジャーン

「この度、私友人Aは結婚することになりました!」

煎餅食って、「ふーん、バリバリ」

「えっ、それだけ?嬉しくないの?」

「なんであんたの結婚を私が嬉しいのよ、相変わらず不思議なこと言うねー」

結婚や出産する当事者は嬉しい。自ら望んだことが手に入りました。

自分にとっての利益(喜びや楽しさ、不安や恐怖をあじわわないなどの納得や満足)があれば当然嬉しいですが、当事者ではなく、実際に利益がない人は何が楽しくて嬉しくて、喜ぶのでしょう。

 

おめでたいとは思っても喜ぶかどうかは自分の利益次第

喜ぶ場合、結婚や出産はおめでたいと思うかもしれません。

めでたいとは、喜び祝うに値する様。
「喜びたい、祝いたい」と思いをはせる状態です。

全く知らない人の結婚報告、「インドガンジス川沿いの小さな集落の牛飼いがついに結婚したんだって」

「だからなんやねーん、よく知ってんなー」とツッコミたくなるほどの話、もはやボケの類だと思っちゃう。

しかし、幼馴染で大親友の栗田っちが結婚、「もう今直ぐにでも祝いたい、飲みに行こう」となるかもしれません。

喜び度の違いには距離感が関わります。

距離感とは人間性や価値観や思想、性格や人格や気質の近さから相手を理解・共感・同情できるか否か。自分に接するかのごとく関われる人かどうか。

距離感によっておめでたいと思うか否かが変わり、大親友や最愛の人ほどでなければ誰もの距離が遠のくために、「喜びたい」と思わないのは自然かもしれません。

友達にとってはおめでたいとしても、他人が喜ぶかどうかは、喜びたいと思うか否か=自分が嬉しいと思える利益があるかがポイントになります。

他人のおめでたいことが、自分にとって利益があるかどうかは完全に人それぞれです。

それが距離感。

距離感とは仲良し度ではなく、如何に理解や共感や同情したいと思えるか否かであり、どれほど認識(自分という存在の範囲)が広いかで変わります。

 

友達の結婚や出産に興味があり、喜ぶ理由がある

距離感が近いかどうかは、近くできるかどうかの認識幅を意味します。

私達は自我をもって生きているので、己が全ての中心として物事を認識します。

自分を最も愛し、大切にし、喜び、笑い、楽しみ、欲を持ち、願望を叶え、利益を求めます。

ボランティアで人々を救済するのは自分のため。助けることでの正義や道徳観の納得があり、助けた人の笑顔や喜びが自らの歓びであり幸福、生きがいであり使命など、慈悲でも慈愛でも、他者の喜びがあっても必ず自分の利益があります。

どれだけ近い存在が結婚しても、全く知らないウガンダの金持ちに10人目の奥さんができても、「自分にとって何かしらの利益」がないと喜ぶ理由がありません。

自分が結婚すれば最も喜ぶ状態です。距離が遠のくにつれて喜ぶ理由がなくなっていくのが自然であり、認識を広げて距離感を自分から近くすれば喜ぶ理由を見つけられます。

 

喜ぶ理由がある人は友達の結婚や出産に興味があり喜べる

友達の結婚や出産を喜ぶ人は喜ぶ理由があります。

ウガンダの金持ち、「10人目の奥さんはとても苦労人、これで8人の子供を養えるんだ」なんて実情を知れば喜べたりします。

自分にとっての何かしらの利益があれば喜ぶ理由があり、興味を抱きます。

利益とは、喜びや嬉しさ、不安や恐怖のなさ、いわゆる認めたいと思えることがあり、認めたくないことがないさまです。

他人の結婚や出産に対して、「喜びたい、祝いたい」と思っている人は、自分にとっての利益が友達のおめでたい状態にある人です。

 

誰しも「自分のため」に喜ぶ

他者の幸せに興味も喜びもある人は、何かしら自分にとって喜びたいと思える利益があり、喜ぶ理由があります。

  • 喜ぶことが喜び(喜ぶのが嬉しく楽しい)
  • 幸せな気分を感じるのが心地良い
  • 自分で利益を増やそうと喜ぶ理由を探す

自分を愛して大切にしている人は他者の幸せをも喜ぼうとします。

自分に興味があり、自分を喜ばしたいと思えば思うほどに他者の幸せに興味を持ちます。

友達の結婚や出産を喜ぶ人は、自分のために喜びます。

 

友達の幸せを喜ぶ必要があるのか?

他人の幸せを喜ぶ人は喜ぶ理由を見つけ、自らの認識幅を広げて距離感を近くする努力をします。

自分が喜ぶために相手のおめでたい所を一生懸命探すことで、他人も己も喜び、良い塩梅でみんなが喜びます。

慈悲でも博愛でも自分を忘れず、自己犠牲にならないことが喜ぶ意味を拡大させて相手も喜ばせます。

見返りを求めたり、マウント取り、褒められ認められたいなどの承認欲求と我欲を持つ人は、「このメチャクチャ高かったプレゼントあげるから、私の誕生日はよろしくね」とお祝い時を利用する人もいます。

小さな集落や少人数環境、コミュニティの集団意識が生存にも係わって大事であれば、結婚や出産は誰しもの利益に自然となります。

集団を基準に自分を構成し、仲間や家族がいるからこそ自分が成り立つという、お互いの支え合いや相互関係があれば既に利益があるので、コミュニティでの行事や祭事、喜ぼうとするお祝い事は重要になります。

どんな状況でも何かしら自分にとっての利益があるからこそ喜びます。

利益がなければどうなるでしょうか?

 

自分で喜びを作る人はあえて喜ぼうとはしない

利益がなければ喜ぶ理由を探す必要があります。

しかし、他者の喜びによって自分を喜ばしたいか否かは完全に人それぞれで、喜ぶ理由を探す動機がなければ喜ぶのは困難です。

「結婚や出産はおめでたい」という常識に従うことが利益になる人もいます。他からの評価や判断など体裁が気になれば、不安や恐怖を感じる不利益がなくなります。

自ら喜びを作れる人は他者の幸せを活用して自分を喜ばす動機がありません。

自律意識を持ち、主体性を持って自らを主観にする人は、他者の幸せを怪訝・排他しませんが興味もなくなりやすいです。

「どうぞご自由に」というものが他者の結婚であり出産ですので、喜ぶかどうかは人それぞれです。

「喜ばないなんて酷い」とはなりません。
「喜ぶなんて厚かましい」ともなりません。

自ら喜びを作る人は、親友や愛する人など自分と同じように接する距離感の人であれば、興味も喜びも自然と出ます。

私達人間は、自分(または自分と同じように認識する距離感の人)に関わるからこそ興味を抱きます。
※自他の区分け意識があると、興味がないのは自然

※他人に興味がない詳細は、他人に興味がないのは良い?悪い?│どっちでもいい大切な話 をご覧ください。

 

友達の結婚や出産を喜べない時の改善ポイント

「友達が結婚・出産しようが、他者の幸せで自分が喜ぶ理由はない」

開き直りではなく自意識が高い人のノーマル状態ですので、改善の必要性はありませんが、「自分のために喜ぶ」という本質を理解されると、自分を喜ばせる自由度が高まります。

改善ポイントは敬いです。

 

自分を敬うと喜ぶか否かは自由に選択する

自意識が高いからと言って自分を敬っているか、他人を敬っているかどうかは全く別の話です。

自分を敬うと利益を欲する時には、喜ぶ理由を見つけるために距離感を近付ける努力をします。

利益を欲していなければ(または自分で作り出せれば)、喜ぶ理由を見つける動機はないので距離感は遠いまま。

自然と距離感の近い親友やパートナーや家族などの幸せは喜び、他は喜んだり興味なかったりと自由な選択です。

 

他者を敬うと相手の喜びが自分の喜びになる

自分への敬いから他者への敬いへシフトしていくと、相手を尊重するために距離感を近くする動機があります。

相手が喜ぶために距離感を近づけ、相手の感情や気持ちや思考を理解しようと他者認識に力を入れます。

「自」に対する認識幅が広がり、「自+他=自」になり、他人の幸せも自分のことのように喜べるようになります。

敬いがさらに強くなると慈悲や博愛の精神が入ってきます。

他者の幸せに対するフォーカスを強め、「この人にとってどう嬉しくて、どんな幸せの具合を感じていて、何を言って欲しくて、どれほど喜んだら笑顔になるかな」と、目の前の人にとっての幸せの理解に努め、相手のために喜びます。

相手が喜べば自分の喜びになる状態です。

自意識の高低、自他への敬いのバランスを含めて存在するのが私達人間です。

人それぞれの在り方に対する良い悪いは他が決めることではなく、自らが決めます。

初めは他律か自律か、自らの意見を持って喜びたいのか否か、自分のために喜んでいるか否かの自覚が大切です。

その後は自らの敬いから始まり、喜びたければ喜び、喜びたくなければ喜ばないという自然な状態にしていきます。

余裕が出てきた際には、友達を喜ばすように喜ぶ他への敬いを学び、経験と成長によって友達の幸せを喜ぶことが自他の利益になっていきます。

 

友達の結婚や出産を喜べない時の改善ポイントまとめ

友達の結婚や出産を喜べない時の改善ポイント
  1. 自意識に対する自覚をする
  2. 他律か自律かを自覚する
  3. 正直に自分の意見と認識をはっきりさせる
  4. 自らを敬う(敬うとは受け入れ、許すこと)
  5. 自分の思い感じた認識に従って選択して行動する
  6. 余裕が出てきたら他人を敬うと、喜ぶ行為が自他の利益を生み出す

※他人の幸せを喜べない心理と改善の詳細は、人の幸せを喜べない人は幸せにならない?心理と改善でエセ笑顔とさようなら をご覧ください。

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友達の結婚や出産に興味がない、喜べない まとめ

自分という存在をどこまで広げて認識できるかによって、他との距離感を変え、友達や他者を理解・共感・同情して喜ぶ理由を見出せます。

「人間は個々に存在し、それぞれに生きている」という認識も大切で、自らを心置きなく敬い愛する在り方に自信や自尊を持つこともできます。

どんな人間性でも在り方でも人それぞれに大切ですが、喜びたいのに喜べない、喜べない自分を認めたくない場合には、興味や喜ぶ仕組みや理解を深めると役立ちます。

自分を真に認められるのは自分のみです。

「結婚しました」
「出産しました」

実際に結婚式に行けば、赤ちゃんの顔を見れば、心から「おめでとう」と言えるかもしれません。

そこには幸せを貰える利益があります。

自分の意識を明確にし、利益の出所と矛先を捉えると、喜ぶ意味も理由も必要性もわかります。

必要性がないと思ったのであれば困ることなど何もありません。興味のないものはないとそれだけです。

認識をクリアに整理し、ご自身の意向を明確にする一助となれば幸いです。

それでは、友達の結婚や出産に興味がない、喜びがない理由と必要性のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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