方法

【少し大人になる方法】大人になれない原因を手放すと見える世界

はぁはぁ。なかなか辿り着かない大人山の頂上。

歩いて向かい続けなければ辿り着かない大人への道。しかし、体力があれば登れる山ではなく、登り方や山の仕組みを知らなければ登れない山。

世の中にはどれほど大人がいることでしょうか?

私も含めて、大人はほとんど存在しません。なぜならば、大人にならない方が利益を得られる世の中だから。

ここでは、大人になれない原因を紐解き、精神的に少し大人になる方法を見ていかれてください。

  • 大人になれないのはなぜ?
  • 大人と子供の違いとは?
  • 大人になる方法はいかに?

これらを紐解き、「大人になれない原因を知ると、全く違う世界へ向かえるんだ」と知っていただく内容となっております。

私自身、大人になったと思った時がありますが、子供の部分がよくはしゃぐので一緒に遊んじゃいます。

大人への道を進むためにも、自戒を込めて方法論をここに残します。何かお役立ちできるものがあれば、一つの考え方としていただければ幸いです。

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大人になれない原因と心理

大人になれない原因は一つ

「大人の階段のぉぼるぅ~、きみはまだぁ、テテテ・テン・テ~」

この内容の主旨でありキーワードであり全てを初めにお伝えします。

大人になれない原因は、ナルシシストです。

 

ナルシシズム(自己陶酔)は子供状態をキープさせる

自分を愛の対象にして、特別扱いし、自意識にハマり、認識が自己中心的になるさま、自己陶酔。

私の理解では、ナルシシズム度強めが子供緩和されていくに従って大人になると考えます。

誰しもが赤ん坊の時はナルシシストだと言われています。

その後、成育に伴って時間と空間を与えられ、大人への階段を昇るか否かの選択が委ねられます。

ここでナルシシズムを手放すか否かの選択が起き、手放す場合には切磋琢磨して、他に揉まれながら大人になるための成長・自立・責任を努力して育みます。

手放さない場合はナルシシズムを保持して、自分を大切に愛する、または他からの嫌な影響を防衛するアイテムにし、引き換えに子供のままを見返りとします。

ナルシシズムは自分を大切にし、他からの影響に翻弄されないためのアイテムでありながら、大人への成長ストップ原因になると考えます。

 

大人になれないとメンタルが弱くなる

ナルシシズムの影響は心理と精神に顕著になります。

私の経験上、はっきりと理解しているのはメンタルがとにかく弱くなることです。

自分にとって都合が悪い、見たくない、認めたくない、知りたくない、嫌だ、拒否したいと思える事柄が起きると、真正面から向き合えず誤魔化しや逃避が増えます。

自らの価値や存在や意義を否定されると傷付きやすく、傷付かなくするために他者のせいにして被害者意識を強めます。

妄想と空想が増え、思い込みと決め付けで自己ルールを決め、自分を中心に世の中が巡っている錯覚を現実のように投影して、自分が納得するか不納得するかの認識が主体になります。

認識が自分の殻にこもり、自己空想主導によって現実認知が歪み、感情コントロールができなくなり、怒りを抑えられなくなります。

大人になれないだけでなくメンタルが弱くなり、自らを護って不利益をなくし、自らを大切にして利益を得るためにも大人への階段が遠のきます。

自己愛に執着する在り方が手放せなくなり、ナルシシストは大人への変化以上に、子供のままのキープを無意識に望みます。

 

大人にならない方が利益になる世の中

子供のようにナルシシストのまま自分を中心にして、他者との境界線も曖昧にすると、とにかく自己能力や才能を高められる

そんな見方もあり、大人にならない方が利益(満足や納得)になったりします。

メンタルが弱くても今の時代ではあらゆる情報で溢れていますので、嫌だと思う恐怖心との向き合いを他の情報を用いて誤魔化したり、自らを正当化して逃避もできます。

“従う”行為が基本の世の中では、他に従っていると思わないように“利用”に捉え方を変え、さらに利用していないと認識を誤魔化す知性もあり、嫌だと思う不利益をなかったことにして、良いと思う利益だけを味わう在り方ができます。

お金を持っていれば、タワマンに住んでいれば、誰でも大人になったかのように思い込むことができる。

そんな具合に良い悪いを自分次第で変えられる世の中では、「大人にならないと!」なんてわざわざ思わなくなり、大人になる道が遠のきながら、それに気づけなくなっていきます。

※ナルシシストが関わるプライドの詳細は、【仕組みと直し方】プライドが高いのに自信がないという人間ルール をどうぞ。

 

大人と子供の違い

大人とは現在社会ではレアポケモンのようなものかもしれません。

私も含めて、ほとんど誰しもがナルシシストチックであり、子供ではないけれども大人でもないと思います。

しかし、ナルシシズム濃度が人それぞれに違います。

さらに、大人ではないとしても人によって大人っぽく振舞えたり、大人ぶる演技力を高めたりと、社会性に合わせた工夫ができます。

満員電車も仕事も嫌だから放棄して、ブーメランで楽しいワーではなく、我慢して仕方なく働いたり、時間と労力の引き換え契約に妥当性を見出して継続させる、なんて具合です。

大人ではないけれども、子供でもない状態にするために、社会性があります。

では、社会性を除いてシンプルにした時、何が大人と子供の違いなのでしょうか?

大人になっていくとナルシシズム濃度が低くなり、大人になればなるほどに自己愛への執着がなくなり、真逆の在り方に変化していきます。

ナルシシストの対義語と考えられるのが、共同体意識です。

大人と子供の違い
  • 大人は共同体意識
  • 子供はナルシシスト(自意識への固着)

意識の手放しによって自分だけでなく他へ向かうのが大人

意識への執着によって自分だけに固着するのが子供です。

 

子供は誰しもナルシシストだけど…

誰しも生まれてからは自意識にフォーカスしますので、子供がナルシシストであることに違和感はないと思います。

自分が大切であり、愛したい。

しかし、生活模様や環境にある周囲の影響によってナルシシストは過剰性を高め、傲慢を極めたり、優位性を求めて支配欲や独占欲を持ち、認識が自分を中心に他を含める裸の王様になる人もいます。

誰しもナルシシストが当たり前の状態でしたが、親など周囲の影響によってナルシシズムを手放せなくなる可能性があり、愛着や自己愛への固執が起き、愛をなくさないようになんとか自己愛を強めます。

体が大きくなって経験が増えても、他の影響を受けないように自己愛を主体にして、本質的に自己内部の成長である心理や精神の変化がなくなります。

ナルシシストの貫きは子供の貫きとなり、大人になれなくなります。

※大人になる意味は、大人になるって何なんだ?│子供の時を思い出すとわかる大きな人 をどうぞ。

 

精神的に少し大人になる方法

大人になるために必要なこと

如何にナルシシズム的在り方を手放すかに、大人道があると考えます。

ナルシシストは過剰になると傲慢で自惚れ、自分以外に興味がなくなり、興味の対象はあくまで自己評価を高めたり、賛美してくれる利用価値になります。

必要としてくれたり褒めてくれる人には興味があって関わりますが、実態は自意識の主張を増長させる利用価値への興味・関心。

自己中心的でわがまま、自分の認識にこもって思い込みや決め付けが激しくなります。

ここまで濃いのは極端ですが、ここまで行かずとも誰しもほとんどの方はナルシシズム毛がチョロピョロ生えていると思います。

大人になるためには、このナルシシズム毛を知ることが重要になります。

ナルシシズム毛とは、「自分に対する特別意識」です。

自分はどこか他者よりも特別であり、優れていると思い込む認識

大っぴらにドヤドヤするに限らず、隠れてこそっと思うのも同じでして、「他よりも自分は優れていると思う・はず・違いない・きっとそうだ」というものです。

ナルシシズム毛の培植自覚が必要です。自覚がない場合、どれだけ大人になろうと努力して頑張っても、社会的な大人風を取り繕う方向へ行きやすく、本質とは異なる大人もどきになりかねませんのでご注意ください。

上述の心理でわかりやすくなるのが、自分にとって嫌なことを認めにくい心境です。

「たしかに、私はどこか自分を特別だと思っている」と容易に認められる方、または喜んで受け入れられる方は、大人道は山頂近くです。

「く、認めたくないけど、事実だ」と苦しい方は、認識が自意識に埋まっている可能性があり、大人道を登り始めた兆候です。

大人とは成長や自立や責任を持つさまだと考えられますが、ここでお伝えしたいのは心理的に大人になれない原因を自覚する大切さです。

 

大人になるための条件

ナルシシストは自分を護り、さらに自分を大切にするための在り方ですので、とにもかくにも不利益をなくし、利益を増やせるので手放すのが難しくなります。

しかし、実際には自己愛に執着して、自意識に固執する状態ですので、自己ルールで固めた自己世界にこもり、物事の認識が現実ではなく自己都合になる、“自”のオンパレードです。

私達は一人では生きられない生物であり、常に人やルールや環境や地球など他の上で成り立つ生態ですので、自己世界のこもりは利益がありながらも変化が作れなくなります

大人になるとは変化することであり、新しい世界の開拓意識の先にあるものです。

開拓行動には未知、危険、危惧、拒否、恐怖があり、不利益の中で如何に自ら利益を作るかの勇気と覚悟を要します。

過去の時代では、戦うなど生死に関わるのが新しい世界の開拓でしたが、今の時代ではそういった恐怖がほとんどありませんので、今の時代ならではの必要なものは別にあります。

「俯瞰性」です。

如何に自分のみの認識、自意識から離れられるかが、大人になるための条件になると考えます。

これを基盤にした大人になる方法がありますので、詳細を見ていきましょう。

※大人になるための詳細は、精神的に大人な人の特徴と生き様│大人になるには要「自立と恐怖」をどうぞ。

 

大人になる方法①:自意識への執着緩和

一つ目の方法は、「自分」に対する執着の手放しです。

自意識に執着すると、「私は私、これが私、この自分が唯一無二だ」と無自覚の内に主張したくなり、他者との比較が癖になります。

これがなくなると子供から大人へ近付きます。

しかしここで思えるのは、「自意識って重要だよね?」ということです。

自意識があるからこそ能力や才能を開花し、高め、価値にでき、現代版インフルエンサーの在り方となり、資本主義としての社会貢献や、無自覚の自然破壊増長行為にもなります。

自意識とは自分と他を区分けする能力であり大切なものですが、一体何が起きているかを現実として捉える客観視や俯瞰性がなくなる等価交換があります。

能力や価値としての利点がありながら、何を前提に生きているのか、「地球があるからこそ生かしてもらえている」という現実が疎かになりやすく、大人になる以上に自分の利益をとにかく欲したくなります

少し硬い内容になってしまいますが、大人になる方法をお伝えしている手前、自意識の執着をなくして、「自分がよければいい」という認識をなくす、または気づくのが狙いです。

具体的には、自己理解を深めて精神に余裕を持つ必要があり、今直ぐにどうこうできるものではありませんが、自意識の利点と汚点を知ると俯瞰性が高まりますので、日常生活で自意識について考える目線を持つことが、大人になる方法となります

 

大人になる方法②:年齢差のある人と関わる

二つ目は、急速に俯瞰性を高める方法です。

自分より年下、または年上の方と関わる機会を増やします。

少し下・上ではなく、一回り(12歳)以上離すと、より俯瞰性を高められます

典型例が、子供を育てる、部下や上司と関わる、おじいちゃんおばあちゃんと遊ぶなど、年齢と時代が違う人との関わりです。

子供を育てる際には自然と認識のフォーカスは自分ではなく子供になるため、自意識の執着やナルシシスト的在り方からポンッと離れます。

時代が違うと立場や価値観が違うため、一つの会話をとっても自分にはない概念や、同じ社会的定義だとしても全く異なる認識をしていたりします。

“他”を自己世界に入れる機会となり、自分から離れて他を含めることで、自意識から離れると同時に、他者への興味やフォーカスを増やし、共同体意識を高めるのが狙いです。

 

大人になる方法③:海外を旅する

三つ目は、私の理解では最も大人になる方法であり、大人としての成長、自立、責任をセットで育めます。

私自身海外を旅して感じたのは、自分という存在の小ささ、恥をかきまくることの大切さ、共同体意識の重要性、自意識の無念さ、既存の脳内植生観念や価値観の空虚さです。

わからないルールや言語、土地の文化や慣習、法律や常識の違う環境を旅すると、わけのわからないことだらけの中で他者との関わりがあります。

そこに、「私は私なんだ」なんて押し付けは皆無であり、もし主張すれば極端に洗礼を受けるので、半ば強制的にナルシシスト的在り方を見直させてくれます。

先進国ではない国が大人になるためのおすすめです。

国によって異なる独自性や特別感、いわゆる国としてのナルシシズムを味わうことで、自らの客観視が高まり、自意識の執着の手放しが容易になり、より自国を俯瞰する能力の高まりにも繋がります。

観光地の旅行でも意義がありますので、流行り病の戦況を見ながら、海外に視野を向けてみてください。

大人になるためには国内ではなく海外、複数ではなく一人行動がポイントです。

※一人旅の精神は、一人旅できる人とできない人の特徴と心理。違いは喜びのルールと精神 をどうぞ。

 

大人になる方法④:ネガティブの受け入れ

最後の方法は、大人道に欠かせないネガティブの理解です。

ポジティブだけを味わって生きていたいものですが、大人になるためにはネガティブの方が遥かに重要です。

自分にとって都合の悪いものを嫌がるのは、ナルシシスト的在り方が強ければ強いほどに顕著になり、拒否する感情や欲求に従うようになります。

「炊飯器ピッとすればあら大人」というのが大人になることではありませんので、大人への道には必ず経験があり、そのための努力のプロセスがあります。

経験を余すことなく経験測として吸収する方法がネガティブの受け入れであり、嫌で苦しくて拒否したいことに対して、起きた現実として受け入れると一気に変化・成長するための材料になります。

無理矢理嫌なことを起こすのではなく、起きたならば現実として認め、ネガティブな感情を拒否せずにしっかり感じると、自己世界へのこもりから離れる意識が芽生え、陰と陽でバランスを取る物事の見方になります。

受け入れには自責がポイントになり、自らの思考や行動を認めて自覚します。

自分のしたことを否定されて怒りが出てくれば、その怒りの感覚や感情をしっかり感じて自覚すると子供ではなくなります。

さらに大人になるために、回数を増やすのを狙っていきます。

「うわ、イラッとする、今だ、この感覚だ、これだ!」という感じです。

※ネガティブの詳細は、【ネガティブな感情を受け入れる方法】とてつもなく大切な陰との対話 をご覧ください。

 

大人になる方法 まとめ

私達地球人は子供からコロッと大人になるわけではありません。

子供を手放し、大人になるための経験を増やし、自立しながら責任を育む成長をして、大人っぽさを身に付けていきます。

私自身、海外を約五年間旅して少しは大人になれたかなと思いましたが、やはりまだまだ経験値が足らないと痛感しており、これからも旅を続けていく所存です。

おそらく大人になったとしても、大人道はまだまだ先へ続いていくのだと思います。

なぜならば大人山の頂上で見るのはゴールではなく、先に広がる大きな新世界だからです。

大人は新しい世界の入口。

その先に待っているのが、自分だけでなく他者も含めた意識。自分だけでなく生きている環境も含めた認識。そして、生きられる大前提の地球を含めた共同体意識です。

そこでは使命や役割を認知して邁進し、社会を含めて存在する自分を真に知っています。

新世界には、生きている意味があります。

「生きている意味なんてない」とは一切思わなくなる世界があり、はっきりと体感し続けます。

そんな世界は自分のものではなく、自と他によって作っていく世界です。

ナルシシズムも大切ですが、共同体意識も大切。

どちらをどのように使っていくかを知るためにも、共同体意識の理解へ向かい、両方を味わってバランスを図る一助となれば幸いです。

それでは、少し大人になる方法のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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POSTED COMMENT

  1. ゆうた より:

    お久しぶりです。雄太です。
    ついに旅出ました。サワディーカしてます。

    決まりとか思い込みがぽんぽこぽんぽこ出てきて、モヤモヤしたり、解放して喜んだり、恥ずかしがってみたり、篭ってみたり、汗かきまくって臭がられたり、ヒューマンを楽しんでいます(笑)

    大人の階段、イテテな事多いです。
    ナルシズムが誤魔化しとして作用していたんですが、ずっと頭痛いのにずっとバファリン飲んでるから気づかないみたいなもんかなぁと読み終えて思いました。

    共同体感覚に感じてた拒否感、前よりずっと薄くなりました。
    まだ自分の我欲を!の声が聞こえるけど、それだけだと虚しいのも分かっているような。

    北斗さんも近々旅って言ってましたよね。
    ちょっと早いかもですが、気をつけて行ってらっしゃい。なんかおかえりな感じもしますけど(笑)

    • 北斗 より:

      ついに旅立ちですか。今はサワディーの国ですね、あの。
      喜怒哀楽、多様な感情を味わう自然堪能は旅の醍醐味の一つですね。
      楽しんで!

      バファリンの表現はかなり的確ですね、面白い。

      お言葉ありがとう、行ってきます。私は冬が近くなったらインド入りです。
      今は日本の島を周ったり、車で各地を巡り、キャンプなどをしていますよ。
      ゆうたさんも気をつけて楽しい時間を過ごしてください。そのうちどこかの国で会うかもしれませんね。

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