頭の中の自分は今日も何かを考え続ける。
考えが止まらず疲れてしまい、ブドウ糖を一舐めするように休息。
「そういえば将棋棋士は対局中に甘い物をよく摂っている、脳が欲しているのか?それとも意識的に?棋士の頭の中は数学者なのか、一つの答えを求め続けて頭の中を駆け巡っているのかもしれない。プロとなれば知性だけでなく感性も使ってそうだ、そうすると感覚的な話が重要で、もしかすると対局中は何も考えていないのか?今日の夜ごはんは焼肉ーとか思っていたりして、そういえば今日は何食べようかな、そろそろスーパーに行って、あ、車の調子が悪いからどうやって行こうかな‥‥」
終わることのない思考、うんざりする時もあると思います。
頭との付き合い方を知ると、少し状況が変わります。
ここでは、考え事が止まらない時におすすめの、何も考えないための考え方をお伝えします。
考える人は考えますので、考える在り方を活用したお話。考え事が止まらないことに対する「人間の意識」についてをご覧ください。
考えることと、考えないことに潜む人間理解。考え方の一つとしてご参考になれば幸いです。
Contents
考え事が止まらない

考え事が止まらない状態とは?
次から次へと思考が走り、答えが出ないために頭の中をグルグル巡る。考え事が止まらない状態には明確な様があります。
記憶の中に入っている。
自分の持つ記憶にフォーカスしている状態。身体の中に居ないという意味です。
考え事をしている時の自分を内観してみると、「内観できない」ことがわかります。
心理学では、「意識は一つ」と知られており、右手の感覚を感じている時は左手の感覚は意識できず、考え事をしている時は内観する自分を意識できません。
意識が一つであるため、考え事をしている時は記憶の中に居る状態を認識します。
考え事が止まらないと、記憶の中に居る状態が続きます。
私達人間の心身には、脳があれば肉体があり、心もあります。
記憶の中に入っている時、肉体の感覚や感情や心の想いである、「今感じるもの」が減り、過去の中に意識を置く時間が長く、自分の内側にフォーカスします。
考え事が止まらないのは、自分の頭(記憶)の中から出られなくなった状態です。
頭の中から出て来ると意識は肉体や心へ向かい、今を認識するために考えが止まります。
頭の中から出て来ない理由
考えない人は頭の中に入らず、今この瞬間にフォーカス。または何にもフォーカスしません。
今にフォーカスすれば、目の前のご飯を食べて何も考えずに感じ、「おいしい」などの過去の味と比較した思考判断ではなく、「最高、幸せ」などの感受表現になります。
考え事が止まらない時、故意に頭の中にこもっている人もいます。出たくても出られなくなってしまう人もいます。
両者には違いがあります。
- 故意にこもる場合、答えを出すために思考中
- 出られなくなる場合、答えを求めていない
答えを出すための思考は自分にフォーカスしている
故意にこもる場合、答えを求めて止まない様があります。
考え事を止める気がなく、答えを出すための挑戦や、自らを高める育みとなり、潜在的に答えが出せると知っているために考え続ける人もいます。
考え続けていると目的を見失い、何を考えていたのかわからなくなることもありますが、答えを求める意思があります。
考える事に目的を持って思考し、記憶を巡り、脳を使用して想像し、計算し、組み合わせ、投影と照合し、答えを出すために突き進みます。
将棋士や数学者がわかりやすいイメージかと思います。自分の内側にフォーカスし、そこから出る気がなくなるほど集中し、考え事が止まらなくなります。
答えを求めていない思考は自分の記憶にフォーカスしている
出られなくなる場合、答えを求めない思考をしています。
記憶にフォーカスしている状態をメインに、過去の中に閉じこもる選択をし、何を見て、感じて、考えて、想ってといった認識の仕方に特徴的な様が表れます。
自分の意見がなくなります。
記憶である過去にこもると、新しく何かを創り出すことが困難になります。
他者の意見を受け入れるスタンスがなく、答えを求めないための頭の使い方になり、記憶の中にこもる状態で現実として行動しなくなるかもしれません。
「考え事が止まらない、それは止めたくないから」という現実逃避に近いものになる可能性もあります。
※考えないで今を生きる意味は、今を生きるとはどういうこと?│以外に知られていない意味と目的 をご覧ください。
何も考えない方法
考え事が止まらない時に知りたいこと
考え事が止まらない時には、考えている事柄に対して目的を持っているのか否か、どこにフォーカスしているか、の確認がとても重要です。
明確にしておきたいのは、「フォーカス」です。
自分にフォーカスしている場合には、考える行為に対して目的を持っており、それははっきりと「欲」です。
自らを満たし、納得させる欲。または満たされない、納得できない事実を味わわない欲があります。
のみフォーカスしているかどうかを知ることが、考え事を止めるために大切な理解になります。
「自分に」なのか、「自分にのみ」なのかによってフォーカスが全く異なり、自分にここでわかるのは、フォーカスがある方向へ向くと、考え事が止まるというものです。
詳細へ入りましょう。
考え事を止める方法はフォーカスを他にする
何も考えない人は考え事を止めるためのわかりやすい存在です。
良いようにも悪いようにも捉えられる何も考えない人。フォーカスに特徴があります。
自分の欲にひたむき。
拡散されるようにたくさんの欲を持ち、自らを満たすことに集中し、認識は自分の欲にターゲットを絞って、他にフォーカスします。
物事の認識フォーカスは自分でありながら他でもあります。
物、事、人など、自分以外の他によって欲を満たします。
「喜ぶ気満々」と欲を持ち、幸せになる準備OKです。
考え事を止めるためには、フォーカスに他を追加します。
欲の矛先に限らず、あらゆる認識を他に向けると考え事が止まる。自分のみのフォーカスを減らす意味です。
自分にのみフォーカスすると考えすぎる
考えるとは頭の中で料理するように、既にある情報で思考を作ります。
記憶情報を使用し、脳内認知を広げ、情報処理能力を利用し、想像性に創造性を入れ込めたりと、「考える」とは自分の内側に閉じこもる行為になります。
考える行為は自分にのみフォーカスする状態。考え事が止まらないのは自分にのみフォーカスするのをやめられないと捉えられます。
ここに良いも悪いもありません。考え事を止めたい場合にはフォーカスを変えることが方法になります。
フォーカスを極端に「他」、または「自分ではない」にすると、何も考えないこともできます。
※言語化アウトプットの大切さは、【言語化が苦手なのは当たり前】言語化能力を高める方法 をどうぞ。
何も考えない方法①:他者の世界に入り込む
考え事を止めるためには、自分のみを認識している状態を緩和させます。
方法は他者の世界に入るために、自分を手放します。
考え事が止まらない人は、自分の認識を携えたまま他の世界に入ると思いますので、一旦フラーっと、「私は何者でもない」「そして何者でもないとも考えない」という状態にします。
本や映画やテレビや他者の意見など、他の情報と触れる際はその世界に身を放り込みます。
例えば本であれば、著者の世界を著者の世界観で観る状態にします。
映画であれば、批評や意見を一切もたない観方をし、監督の演出や役者の演技に入り込むようにします。
他の情報が多くて揉まれれば揉まれるほど、自分にフォーカスを強めて考え事が止まらなくなります。一種の自己防衛とも言えると思います。
何も考えないためには鎧や盾や剣を全てバラバラッと置き、自分の認識を一切なくしてその世界を味わいます。
この時、「今のシーンどう思った?」などの自分の認識を入れ込めると考え始めるので、その様を観察すると考えたり考えない状態が顕著になり、より他者の世界に入り込む自分なりの方法が見出されます。
※何も考えないと幸せになる話は、【検証結果】何も考えないと起きるのは幸せ│あることと引き換えに… をどうぞ。
何も考えない方法②:考えるのではなくのめり込む
何も考えないというのは突然するのは困難。フォーカスのコントロールに慣れることがコツになります。
慣れるためには、何か物事を考えた際に自分の頭に入るのではなく、その物事自体に入ります。
例えば、「あなたの好きな食べ物を考えないでください」と言われると、余計に好きな食べ物を考えてしまうと思います。
私の場合は、瞬間的に卵焼きを想像してしまい、過去の記憶を巡って脳内に残ります。
ですが、考えてしまってOKです。
考える場合には進んで考え、卵焼きにフォーカスして思考の卵焼きの中に入っていきます。ドンドン中に入っていくようにすると、思考の中の卵焼きの細部へ向かい、ミクロ目線になることで卵焼きだと認識しなくなります。
自らを考えている物事の中にのめり込ませる状態です。
例えば、考えている時に木が視界に入れば、「木」にフォーカスを合わせます。
のめり込むように、「葉が緑、揺れている、揺れている枝の中、幹の中、筋、木、木、木…ボー」とミクロ、細部へのめり込むようにフォーカスを中へ中へ。
のめり込むと直ぐにわからない領域に入り、思考が止まります。想像もできない領域になれば、いつの間にか自分の頭から出ています。
この行為を練習して慣れさせると考え事がなくなる状態を認知でき、どうすれば考え事を止められるかの仕組みを体感として感じることができます。
このフォーカスを応用すると、瞑想になります。
何にも考えない方法③:瞑想
今を認識するマインドフルネスも重要ですが、ここでは瞑想をお伝えします。実際にやる必要はありませんので、考え方としてご覧ください。
瞑想は自分の内側に入っていきます。目を瞑って呼吸すると、考え事が止まらない場合には思考がポン、ポンと頭の中に出て来ます。
「あぁ、足が痛いなぁ」とポン。足が痛い思考にフォーカスします。
意識を向ける状態でフォーカス、思考を広げはしません。ただ、足が痛いと思った考えをジーっと見るようなイメージです。
フォーカスを自分から何者でもない状態にする、自分という存在の手放しを意味します。
フォーカスしても答えを出さないでジーっと見ると、それは本来の自分ではないので、自分の頭の中に入ろうとします。
自分にのみフォーカスしたい自分が表れます。
この自分を特定すると、考え事が止まらない原因がはっきり見えます。
「自分の頭の中に入りたい」と欲する自分です。
瞑想やフォーカスコントロールにて、考え事が止まらないのは、「考え事を止めたくない」とどこかで欲する自分がいるからだとわかります。
欲に基づいて行動しているとわかると、「どうして考え事が止まらないんだ?」ではなく、「どうして考え事を止めたくないのか?」という思考理解に繋がります。
目的と欲を明確にし、考え事が止まらない原因となる自分を知ると、人それぞれに考え事が止まらないことの意味や改善の答えが出ることと思います。
※考え事が止まらない癖の活用方法は、考えすぎる癖は直さない。合図となる想像力の育みタイム をご覧ください。

考え事が止まらない まとめ
考えるも考えないも両方大事な行為。感情も感覚も想いもあり、常にさまざまな情報がもたらされ、思考という作り出しへ向かいます。
考える時間が長いと、脳内整理をするように頭の中を網羅し、想像力や創造力が育まれます。
一方、今を認識する時間が短くなり、目の前で起きているリアルの体感感受に不足が起きます。
考えない時間が長いと、脳内は整理されず、情報としてインプットされる量が少なく、自らの脳認知を使用した能力や情報処理に手間取ります。
一方、今を認識する時間が長くなり、喜びや幸せの体感のための生き方や時間の使い方が加速します。
両方あると丁度良い塩梅かと思います。
何も考えていないように見えても話すと奥深い人は、両方を兼ね備え、考える時と考えないでリラックスする時がはっきりと分かれます。
考えない人は考える力の育み。考える人は考えないために認識のフォーカス理解が大切。考えすぎてしまう場合には少し自分から離れてみると、気楽さと休息と共にバランスの取れた思考が育まれることと思います。
より他を含めた認識にて自分を構成し、自他との関わりの中で喜びや成長を得る一助となれば幸いです。
それでは、考え事が止まらない理解と、何も考えない方法の話を終了します。
何も考えないと幸せで自由。蝶のように舞い、風のように流れ、気づけばここはバヌアツ共和国。
みんないっつもマインドフルネス。
幸せーに暮らし、今日も芋を食う。
ブドウ糖よりデンプン糖。うん、どっちもいい。
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