人との共存の歴史が長い犬は、もはや人ではないかと思う今日この頃、犬好きな人を観ていると、ある共通点に気づきます。
それは人間性となる性格として、または犬好き心理として表れます。
犬好きな人には良くも悪くも社交的な一面が強く、それは犬のような特徴でもあります。
犬との共通点がある犬好きな人には同じにおいがする共鳴が起きていたり、はたまた犬を利用することで自分の価値を高めようとする心理が見え隠れします。
ここでは犬好きの心理にある性格を、犬好きな人の特徴と共にお伝えします。
犬好きな人を知ると、犬に好かれる人との大きな違いが見えてきますので、犬と関わる際の参考になれば幸いです。
では、犬好きな人と犬の認識世界を見ていきましょう。
Contents
犬好きな人の特徴

犬好きな人の性格
犬が大好きな人と猫が大好きな人には相反する人間性があり、溺愛すればするほどに真意が表れます。
犬好きな人と猫好きな人を見比べてみると、犬好きな人の心理がわかりやすくなります。
犬好きな人と猫好きな人の違いは“個”への認識
犬好きな人は“個”への認識が、集団を主観にします。そのため、家族やグループやコミュニティや企業などの集団を前提にして、その中で自分の能力や性格を他と比べることで“個”が見出されます。
猫好きな人の“個”への認識は“自分のみ”が主観です。そのため、他と比べることや、集団としての概念がなく、「自分は自分、あなたはあなた」と初めから終わりまで他への干渉や介入がなく、自分として存在することや、自分で生きること、自分で喜びを作ることなど、“個”が前提にあって、集団に属して個を消すか共有するかになります。
犬好きな人は調和や協調が前提で人と関わる
猫好きな人は集団が前提にないことから、集団になると個と個の集まりとして共有します。
犬好きな人は個が前提にないことから、集団として調和するか、集団があることで個を生み出すことができます。
そのため、犬好きな人の性格は、常に人との関わりや共存意識があり、調和や協調がとても得意です。
同時に、集団がいることで“個”としてのパーソナリティが見出され、“自分の個性”や、“自分の能力”を生み出していきます。
個への意識が常に集団の中にあることで、人を想う優しさがある
“個”と“集団”の認識によって、人との関わり方や人生の生き方、自分としての価値観が大きく変わってきます。
そのために、犬と猫は大きく異なり、相反するような在り方が見られます。しかし、仲が悪いということではありません。ただ単に、自分の在り方を作る基盤の“認識”が違うということです。
犬好きな人とは、何を思って、考えて、感じての認識が集団意識の中にあります。
すると、他者の存在が近くても遠くても常にあるので、人を想うことができ、調和や協調として優しさを持つ性格があります。
人と関わる中で優しさを持つことに繋がり、他を気にかけたり、配慮したり、行動や思考の動機に他の存在があることからの人間性が生まれます。
犬好きな人の特徴7つ(ポジティブ)
認識の仕方に他の存在が入る犬好きな人には、共通した特徴がありますので順番にご覧ください。
1、よく全体を観察している
集団意識からの全体把握をします。周囲への配慮や気遣いができ、頻繁に観察します。
猫好きは“個”を観察しますので、一人に対する理解がかなり深くなりますが、全体としては見ません。
しかし、犬好きは“集団”を前提に個々を観ますので、「一人一人が全体に属しているか」という見方にて、他者を認識したり理解したり、配慮したりします。
2、みんなに好かれるリーダータイプ
周囲を集団として観察することから、リーダーになる人はグループの人から好かれます。
グループとして一つの“集団の個”を作るために、結束や団結が強くなり、信頼のおけるリーダータイプになります。
周囲への配慮があるので、人として好きになる姿があり、チームとして機能しやすくなり、社会性での成果がもたらされます。
3、優しく調和的
他者への気遣いには優しさがあります。さらに、集団からの調和があり、包み込むような優しさにて愛します。
なるべく危険なことはさせず、楽しく幸せに、社会性や集団として個々の能力を見出して発揮できるように促します。
嫌なことや苦手なことは一緒に乗り切り、共に成長するような調和があります。
4、ルール順守で社会性に順応する
常識やルールは守り、社会性を重んじます。それは、統一意識としての協調と調和の基盤となり、価値観や考え方を大切にします。
集団を作るために最も大切な根っこであるために、社会性に順応する能力が高く、速度も速いです。
言い方を変えると、所属意識が強く、統率を乱すような自由な意思や、好き勝手なことはせず、習慣や仕来りを守る意識があります。
5、責任感が強い
犬好きな人は好き勝手に物事を表現しません。常に周囲や他者を配慮した上で、表現をします。
そのため、自分自身の行動や思考をしっかり認識して、「自分は何をしているのか」「何のためにこれをしているのか」「これをするとどうなるのか」を把握します。
自分の持つ意識を理解しようとするため、自分の行動には自分で責任を取る認識を持ち、そのために他者を理解しようともします。
6、お世話好き
周囲を気にかける性格があり、人の世話をするのが好きです。
全体を観察する中で不調和や違和感があれば、その問題を解消しようとする優しさがあり、人と関わっていることや、常に周囲の影響を受けることが好きです。
例えば、友人達と旅行に行き、海でバーベキューをすれば、「みんな楽しんでいるか」を気にかけ、少しうつむき気味の人がいれば、「どうしたの?」と悩みや相談にのります。
そして、「○○君は何しているの?」「○○はどこにいるの?」と全体や他の行動を理解しようとします。
7、集団が好き
これまでの内容からも、集団での行動や思考が主体で、実際に集団で過ごすことが好きです。
他者との関わりにて生きがいや喜びを感じ、共に協力して遊んだり楽しみ、共に調和して物事を成し遂げたり成長したりと、集団でなくとも他と共にあることが好きです。
犬好きな人の特徴6つ(ネガティブ)
犬好きな人のポジティブな面を見ていきましたが、その反面もあります。
1、全体を把握しないといたたまれない
「周囲はどうしているか?」「みんなはどう思っているか?」「社会的にはどうなのか?」「他の人は賛成しているのか?」など、周囲を気にします。
そのために、周囲の情報を収集しないと落ち着かなくなります。
集団に属すことで自分らしくいられるために、集団がいないとドキマギします。
2、単独で行動すると緊張する
犬好きな人は集団や誰かと一緒にいることが多いので、一人で行動することに慣れていません。
その際には、疎外感や孤独感を強く感じ、緊張や恐怖を抱きやすくなります。
焼肉屋に一人で行くのはちょっと…、仕切りがあれば何とか…という感じです。
3、寂しがり屋
集団では自分をより発揮できるのですが、一人では本来の力がでなくなります。
一人でいることや行動することが苦手で、寂しがり屋です。
一人になると突然シューとしぼむように小さくなり、恐怖を感じます。その恐怖を感じないために大きく見せようとしたり、怒りの表現として怒鳴ったり泣いたり寂しくなったりが激しくなります。
4、前提ルールがないとどうすればいいかわからない
目の前にドンッと粘土を置かれたら、「なにこれ、謎?!」になります。
「はい、好きなようにして」などと、何か一言でもルール設定をしてもらえればいいのですが、何もない場合には、「何の時間?」「どういう意味?」「何か作れってこと?」などと集団前提の意識が出て、常識やルールを必要とします。
“意味は自分で作る”という概念は薄く、思考を働かせて解決する癖があるために、一から自分で作ることには慣れていません。
5、個への敬いが理解困難
集団前提の認識があるために、完全な個として存在するものを理解するのが難しいです。
個の敬いや尊重として、“干渉しない”ことが必要なのですが、「楽しいことはみんな好きなものでしょ」「これは幸せになるからどうぞ」「たしかあの人はこれが好きだったからあげよう」などと、良かれと思って他に干渉します。
“集団の個”としての常識やルールや社会性を前提にした敬いはわかるのですが、一人一人の個としての敬いとなる“無干渉”には、「無干渉ってなんやねん?!」となりがちです。
6、傷つきやすい
心優しい人であるために、強烈なことや衝撃があると傷を負いまくります。
焼肉屋で一人でいる時にどう思われるかを気にするように、他者からの目や反応が自分を否定することへの恐怖を持ちます。
そのため、良かれと思ってしたことを完全否定されると、とても傷つきます。さらに、放っておかれることを嫌がり、気にかけてもらうことや、大切にされていることを欲するために、無干渉を無関心だと思い込み、好みません。
繊細であるために集団に属していることもあり、恐怖を感じることを強く嫌がります。
しかし、常識やルールがあれば、我慢や忍耐にはめっぽう強く、別人のように活き活きして強い人になります。
※犬と相反する猫好きと猫に好かれる人の話は、猫に好かれる人の特徴に心理と人間性|強くてモテるけど興味なし?! をご覧ください。
犬好きな人と犬に好かれる人の違い
犬に好かれる人とは
犬好きな人とは別に、“犬に好かれる人”がいます。
何もしていなくても犬が寄ってくる人で、自然と犬になつかれて好かれる人です。
犬に好かれる人は犬好きな人のような特徴がありますが、大きく異なる人間性を持ちます。
初めに、犬に好かれる人の特徴を順番にご覧ください。
犬に好かれる人の特徴5つ
犬に安心感を与える人は、犬に好かれます。
犬の本能と習性に対する合致があり、行動や思考が犬の喜びに繋がる人間性を持つ人として、いくつかの特徴があります。
1、安心感を与える落ち着きがある
犬に好かれる人は落ち着いています。
それは、平和的で癒しがあることからの落ち着きで、人としての安定感があります。
そこには、自分が確立されていることから他者を敬う意識を持ち、他が喜ぶことが自分の喜びとして、犬が喜ぶと子供のように喜びます。
2、攻撃性がない
落ち着きは攻撃性のなさからも作られます。
恐怖や緊張を犬に与えない波動やオーラにもなり、そこには“エゴがない”という大きな特徴があります。
犬に好かれる人はネガティブな思いがなく、「自分を認めてほしい」「褒めて」「愛して」「見捨てないで」などの他者の反応が主観には成りえない“自分”という確たる意志があります。
3、犬(動物)を敬う
犬に好かれる人は犬や動物を大切に敬います。
“犬”と“人”の間に線引きや差別がなく、同じ生物として認識して関わります。
偉そうにしたり、躾けて私物化する概念はなく、同じ仲間や家族としてご飯を食べ、気持ちを共有し、話します。
犬の気持ちを理解するために、犬の行動や声の違いを観察して犬のために情報を集めて、犬に確認しながら理解を深めようとするコミュニケーションをします。
4、犬が来るのを待つ
犬に好かれる人は犬に喜びを与えます。それは犬の防衛本能を驚かせないことでもあり、犬に恐怖や緊張を一切与えません。
そこには、落ち着きと犬を敬う気持ちがあり、犬を追いかけてつかんだり抱っこしたり、自分から犬を触ったりしません。
犬は突然触られたり、追いかけられたり、大きな声をかけられると驚き、嫌がります。
そのため、触る時も犬が、「いいよ」と言ってくれるまで待ち、自分のにおいを嗅がせたり、好きなようにさせる犬への敬いがあります。
犬を呼ぶ時も、犬が来るのを待ち、犬が来たら抱っこしたり撫でたりし、全て自我の押し付けをしない犬への敬いです。
5、愛を持って接する
犬に好かれる人は、犬に“心地良さ”を与えます。
その心地良さは“安心感”という、落ち着き、平和、攻撃性のなさ、エゴがない、差別がない、敬い、の気持ちから作られ、それら全てに含まれるのが“愛”です。
愛とは、“自他を敬う気持ち”でして、自分を愛し、他をも愛します。その両方をおこたらない人間性によって、癒しや安心感となる心地良さを与える力が生まれ、犬が寄ってくる人になります。
※犬に好かれる人の本能と習性とスピリチュアルな話は、犬に好かれる人に隠された共通点と特徴|波動を読み取る動物の秘密 をご覧ください。

犬好きな人と犬に好かれる人の違い

犬好きな人は集団に属す意識を持ち、他者への敬いや協調や調和の優しさを持ちます。
そのため、集団にいることで自分らしく、自分の能力を発揮することができ、同時に依存や執着をする可能性が人によってはあります。
強さの源が、常識やルールが前提にあることで生み出される傾向があり、南米の石ころだらけの草原ではサッカーが下手になるけど、芝生のキレイなフィールドであれば上手なサッカーができるという感じです。
それは、犬好きな人は仲間のように犬に好かれ、犬に好かれる人は敬い合いながら犬に好かれる違いとなります。
犬好きな人は兄弟姉妹のように犬に好かれる
もはや犬のようです。犬も犬同士の仲間だと思っているかもしれません。
犬にとっての兄弟姉妹のように遊んで喧嘩しての関係性になり、犬好きな人は犬ととても仲良くなります。
犬から遊ぶことを求められると同時に強要もされます。それは親密であると同時に利用されていることでもあります。
そのため、良い面も悪い面も人それぞれに持ちます。
犬に好かれる人は親子のように犬に好かれる
犬に好かれる人には“愛”という気持ちと、“自分”という存在があります。
犬を敬う気持ちがあると同時に、自分を敬う気持ちがあるので、犬にべったりすることや執着することはなく、余裕と落ち着きを持って自分のためにも犬のためにも接します。
すると、犬は人から愛の心地良さを感じ取り、その人と一緒にいたい理由と共に、愛を知ることでの物事の認識を作ります。
そして、物事に愛があるかないかの判別が作られ、犬と人の関係性が作られ、犬が人を利用するようなことがなくなり、吠えたり、攻撃したり、怯えたりということがなくなります。
それは、飼い犬と飼い主という線引きではなく、同じ生物としての敬い合いの関係となり、共に心地良い時間を共有するような形となり、犬も人もお互いに一緒にいたい気持ちを育みます。
まるで犬の親子のような関係となり、犬に好かれる人が親、犬が子として、人と犬の親子関係が作られるような愛の繋がりです。
犬は上下関係をはっきりさせる動物
犬は群れで行動するために、本能と習性は上下関係をはっきりさせる行動になります。
服従と同時に権勢意識を持ち、従ったり権力をふるったりが極端になり、犬が上なのか下なのかの関係性にて、犬との関わりが大きく変わります。
その際に躾けを厳しくして、脅しや強制の恐怖を使用することで、兄弟姉妹も親子もなく、奴隷的な関係性となり、犬は人を見るだけで怯えたり吠えたりするようになります。
その際には、自分の存在価値のために犬を利用する状態となり、犬好きも何もありません。
人が犬に教えてあげられることは、“愛”です。
すると、犬と人の親子関係が生まれ、本能による情動的な感情とは別の敬いの愛を犬は知り、心地良く人との関わりを楽しみ、癒され、家族としての時間が広がります。
そんな素敵な動物が犬です。
※動物に好かれる人の話は、動物に好かれる人の特徴に見えない秘密|心地良さを放つオーラと落ち着き をご覧ください。

犬好きな人の特徴と性格 まとめ
以上が犬好きな人の性格と特徴、そして、犬に好かれる人との違いにある人間性でした。
犬好きな人は犬に好かれる人になっていきます。それは、敬いによる気持ちと同時に、自分という存在への認識によって変わっていきます。
犬好きな人は集団意識を無意識に重んじている性格と人間性の特徴があります。そのため、他者への優しさを持ち、我慢や忍耐をする強さを持ちます。
しかし、一歩集団の会場を出ると、寂しくて怖くなる性格の傾向もあり、そこにいるのがハイエナです。
ハイエナは犬の仲間ですが、ハイエナは集団なくして行動はできません。しかし、犬を見るとわかるのが、犬は人と共存することができます。
そこには、犬の忠誠心や従順性と同時に、犬が持つ人への敬いがあります。
犬好きな人が自分への敬いと同時に犬への敬いを持つことで、集団の中でも、集団にいなくても“自分”が見出され、犬に好かれる人となります。
そんな犬好きな人の性格と特徴から見られる心理があり、ポジティブもネガティブも共に見られることを、犬が教えてくれます。
それでは、犬好きな人の性格と特徴についての話を終了します。犬との関わりや日常生活の向上に役立つ内容であることを願います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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