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【実体験】虚言癖の行く末に非現実化の報い。原因と改善に欠かせない気持ち

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やめられない嘘。

なぜならば、それが嘘かどうか、どうでもいいから。

嘘とは良いも悪いも自分の利益を見出し、不利益をなくすための欺瞞(ぎまん)。

事実とは異なることを発する虚言は癖となり、どうしても言ってしまうようになります。

虚言癖の行く末には、実際には嘘をついている訳ではなく、事実を見ない道が待っています。

そんなことを実際に体験した時、平気で嘘をつく見返りを知りました。

ここでは、私自身が体験した虚言癖の行く末と、理解した改善重要点を見ていかれてください。

  • 虚言癖があるのはどんな人?
  • 虚言癖の行く末とは?
  • 改善ポイントとは?

これらを紐解き、「嘘をつく行為には、等価性の報いがあるんだ」と知っていただく内容となっております。

気づけば中身がなくなる「嘘」は、まるでマジックのように作用があり、不思議の世界から抜け出るのが難しくなります。

虚言癖の当人と、周囲に虚言癖がいる人へ向けて、内情と因果を知るご参考になれば幸いです。

虚言癖の行く末

虚言癖がある人の特徴11選

初めに、イメージを共有するためにも特徴をご覧ください。

1、恐怖心と向き合わない

最も大きな特徴です。

嫌で、危険で、苦痛で、拒否したいこと(恐怖心)と少しでも向き合いたくない。

この在り方が激しく強く、向き合う意志や覚悟がない反面、向き合わない覚悟をしている人が多いです。

 

2、現実認知がない

現実を現実そのままに捉えない特徴です。

自己都合の認識を挟み込み、誤魔化しが多くなり、恐怖心をなくした現実を見ようと取り繕います。

ありのままに捉えないために認知が歪み、自分が見ている世界と、他者が見ている世界が著しく異なります。

 

3、いい人を演じる

嫌なことを味わいたくないので、メンタルや精神を抑圧して、自己犠牲になってでも、他者から排他や攻撃されない役回りを作ります。

自らに不利益を与えないための自己防衛として、優しさを配り、気を使い、当たり障りなく人間関係を作り、八方美人になる人もいます。

人間関係に慣れてくると、演じる必要性を忘れることもあり、自分のために演じているさまが露呈します。

 

4、自惚れが強い

無自覚の内に自己中心的になっている特徴です。

潜在的に自惚れが強く、自己愛が強く、自意識が強く、自分を中点に物事を捉える認識が固執します。

 

5、プライドが高い

虚栄心が強く、見栄を張り、自己評価を強く気にかけ、周囲からの見られ方を重視します。

プライドが高く、自己評価や価値が下げることに苛立ちや怒りを露わにする人もおり、メンタルの弱さが付随します。

 

6、頑固

現状の維持や保身のために、頑なに自分の在り方に固執する特徴です。

自己否定される可能性を一切認めない方法にもなり、認め難いことが起きると、現実逃避策として頑固を貫く動機を持ちます。

 

7、嘘が下手

嘘が上手いと思っている人もいます。

実際には、自分の世界と他者の世界が違い過ぎるため、他者からの見られ方を認識できていないことが多く、わかりきった嘘を平気でついたりします。

 

8、自分の殻にこもる

俯瞰するのが苦手な特徴でもあります。

自己内部から物事を捉える一辺倒の認識になり、他者側の目線で考えたり捉えることを忘れがちです。

「他者の気持ちを考えている私」と、実際には他者を見ておらず、見ているようにして自分自身を見ます。

 

9、認めて欲しい欲求

他者への執着と利用概念が強い特徴です。

他者から褒められ、認められ、必要とされ、愛されることを強く願います。

承認欲求が強く、人によってはマウントをはかり、利用して利益を得る、または不利益をなくす傾向があります。

 

10、我慢癖

誰しもではありませんが、自己納得させる知能が発達している人は、我慢が特徴的です。

嘘の罪悪感をなくすために、自らを犠牲にして、我慢させ、被害者だと思うことで自己納得を図ります。

嘘をつく正当性を見出す思考の使い方。嘘をつく代わりに我慢や抑圧が手放せなくなります。

 

11、嘘をついている自覚がない(少ない)

嘘が生存戦略になります。

大切で欠かせない行為になることで、手放せなくなりながら、悪気や罪悪感を感じにくくなります。

「困れば嘘をつけばいい」と安易に考え、他者に対する着目や作用を重要視しなくなります。

以上が、虚言癖がある人の特徴でした。

 

嘘が手放せなくなる理由

虚言癖とは、
どうしても嘘をついてしまう人間の性質。
※Wikipedia 引用

事実と異なること、人をだます言葉である「嘘」をついてしまうのは、嘘をつく自分を制御できない状態でもあります。

虚言癖の嘘には大きな特徴があり、事実と異なるかどうかに重きがありません。

平気で嘘をつき、罪悪感が少なく、一般的に認識されている「嘘」とは捉え方が違います

「なんで嘘ばかりつくんだよ!」と言われても、「そんなに悪いものなの?」と思えます。

嘘をつかない人がいると、「なんで困ってまで嘘をつかないんだ?」と懐疑的に思えます。

虚言癖になると嘘の概念が全く変わるため、周囲とは見ている世界が違います。

嘘は限りなく身近な存在であり、物事を捉える認識を一変させるアイテム。

現実を自由自在に変える偽りの認識作りができ、虚言とは自己都合で現実を作る最たる方法になります。

世の中を見たくない、現実を知りたくない、事実を認めたくない、嫌なことを味わいたくない。いわゆる恐怖心と向き合えない時に、現実そのものを変えられます。

恐怖心をなかったことにする方法として、これほど利用価値のあるものはありません

他にも悪口や愚痴、怒りや泣き、他責で他力、執着や依存によって、恐怖心をなかったことにできますが、嘘は頭を働かせるだけでパッと抹消。

手放せなくなります。

嘘によって事実を偽る自己都合の世界に入る(恐怖心を消す)。この利益に依存した時、虚言が癖になります。

※嘘を嫌う心理は、嘘をつく人が嫌いなのは自分を知るから?!つく人とつかれる人の関係性 をどうぞ。

 

虚言癖の行く末

嘘によって恐怖心を瞬く間に解消でき、さらに自己都合で捉える世界を変えられる。

「リモコン一つで現実をピッピと変えられる」なんてイメージです。

恐怖心との向き合いを拒む心理や精神状態であればあるほど、虚言癖は本当に手放せなくなります。

認識をパッと作れるので、「恐怖から逃げている」と思うこともなく、プライドを保持しながら利益を得て、不利益をなくせます。

自己中心性が強まり、殻にこもる在り方を強化していきますが、不都合な認識は自覚せずに済みます

しかし、何が事実で、どんな現実が起きているかわからなくなりそれに気づけないのが虚言癖状態です。

自らの行為、意思、心理、精神に何が起きているかわからなくなり、他者にどれだけの影響を与え、迷惑を作り、反応を受けているかもわからなくなります。

すると虚言癖による行く末が見え始めます。

「虚言癖の行く末は、現実がない世界になっていく」

これは実際に私が味わったものです。

 

現実がない世界=自分がいない世界

虚言癖の行く末は、「現実を捉える張本人がいなくなる」状態です

まるでVRを装着して現実世界を生きているイメージ。

装着の自覚がなくなると、本人のみの世界。そこには恐怖心がない、認められない現実がない。自己都合で認識を偽っていると思わない世界。

他者と関わり合う共存社会では、他者との共作によって現実がその場その時に作られますが、実際に仕事をしたり、他者と関わっていても、現実から離れた一人の世界にこもります

関わりが自己都合の一方通行になりながら気づけず、嫌われても信用されなくても、理由がわかりません。

対処や改善ができなくなり、「自分は悪くない」と当然のように思えてしまい、自らに非を見出す術がなくなります。

嘘をやめる理由がない上に、嘘をやめるきっかけや動機もなくなる状態。

少しわかりにくいかもしれませんが、実際に存在する自分を認識する基がいない、という状態です。

「虚言癖をやめたい」と思ったとしても、「虚言癖をやめたいと思っている自分がいる」と他人事になりながら自覚がなくなり、願望を抱く自分を外目でぼーっと見ているイメージです。

極端に言うと、「今のは明らかに嘘、これが証拠」と嘘をついている自覚を周囲から促されても、「へぇー、それはわからなかったぁ。ところでさっき廊下に小さな精霊がいたんだよ、杖みたいなの持って、杖もちっちゃかったー」となります。

この状態、虚無です。

虚無に気づけない、本当の意味での虚無。

虚言癖の行く末は、自分という存在が思い込みでのみ認識できる世界の構築です。

※嘘をつく末路は、嘘をつく人のスピリチュアルな覚悟は硬く軽い|末路は常に決まっている をどうぞ。

 

虚言癖の報い

虚言癖の行く末に待っていた体験談

私が虚言癖によって行くところまで行った際は、嘘をつくことに罪悪感がなく、嘘によって他者の行動を変えられ、反応や影響も変えられることで悦に浸かっていました。

[嘘=利益を作り、不利益をなくすアイテム]という認識で、依存して手放せない状態です。

嘘をつかずに正直に話し、痛い目を見ている人を知ると、「どうして話す内容を変えないんだろう?」とすら思っていました。

「嘘をつく」ではなく、「変える」という感覚。

麻痺ではなく、既に自分が存在していないことに気づいていませんでした

自分が自分だと思うのが当たり前でしたので、なかなか気づき難いものですが、自らを自らで認めて認識することのない世界は、思い込みによって広げた妄想と同じ

段ボールにクーピーで色塗り。

妄想の野原を緑でザーザー描き、空は青、雲は綿あめ、蝶々は虹色、蛙は日本語を話すんだ。

作った段ボールをダンダダンと並べ立て、そこには私自身の絵を描いて登場させる。

そう、これが現実。今日も蛙さんと話す日常会話は楽しいなぁ。

「最近の綿あめは、モクモク感に艶があるよねぇ」
「ゲゴゲコ、グァグアー」

「やっぱ水分があるからちょっとツルッとするんだろうね」
「ゲゴゲコ、グアッグアー」

「っ日本語話さないんかーい!」

これを他者との関わりでも投影していると気づかない私は、知らぬ間に自己中心的になり、自惚れ、プライドを高め、いい人を演じ、いい人ではなくなっていると気づけず、他者のことを考えていないと気づけず、嘘によって固めた世界に浸ります。

嘘は自己都合で現実を変えるアイテムであるため、自らにも嘘をついて誤魔化さなければならず、嘘をついたことに嘘をつきます。

自分が嘘をついているとは思わず、現実を変えているとも思わず、「自分にとって大切なことだから‥‥(嘘をついてもいいんだ)」と先まで追求せず、事実はなぁなぁで済ます。

罪悪感を味わわない利益主義の在り方に、納得できるように我慢を強いたり、気を使ったり、頑張って自分を苦しめることで、自己都合の世界をまかり通す正当性を見出す。

「これだけ我慢しているから、嘘をついてもいいんだ」とは自覚しないように、自分の被害だけに注目して、感覚的にトントンの平等を作る。

終わることのない虚言は、自己内部で劇場化するほどに膨れた世界を構築し、物事の非現実化を進めました

事実に気づけません。

現実が何か知りません。

恐怖心と向き合えません。

嘘をやめられません。

私は精神異常をきたし、自分が完全にわからなくなることで現実に戻ってきました。

戻って来ると、「自分がいない」というまさに恐怖心のど真ん中が待っており、初めはこれに耐える精神を持ち合わせていませんでした。

行く末に待っている恐怖心は、紛れもなく私自身が積み上げた虚言行為の報い。

最後に待っているのは、自分自身が作り上げた虚構が全て張りぼてだと理解し、バリバリぶち壊す舞台のエンディングでした。

 

虚言癖の報いは自分で作っている

報いに待っているのが、恐怖心の解消と称して抑圧し続けた見返り

自分がいない、思い込みの妄想の現実投影、自分に嘘をつくことでの嘘サイクル。

嫌だから、拒否したいから、認めたくないからと、嘘で誤魔化した恐怖心は自己内部に蓄積しています。

虚言癖によって嘘をつけばつくほど、自らによって抑圧し続けた恐怖心が返ってきます。

認めたくないと拒否し続けて来た現実と向き合う日が、いつかあります

しかし、それを誤魔化すために嘘があるので、虚言癖はやめにくいです

私の場合は、自分がいない現実と少しずつ向き合い、海外を旅して経験を増やす過程で恐怖心を受け入れ、克服となりました。

恩恵を知らぬ間に受けるだけ受けているのが嘘であり虚言ですので、この報いは自ら作っており、克服には恐怖心との向き合いが起きます。

恐怖心と向き合うことは人間の精神に欠かせない基盤ですので、とても重要です。

しかし、克服した今だからわかるのは、それ以上に大切なのが、虚言癖になる原因の克服です。

詳細を見ていきましょう。

※因果の報いは、【悪口を言うと鬼が来る】因果応報がもたらす末路は悪の沼 をどうぞ。

 

虚言癖の原因と改善ポイント

虚言癖になる原因

私の理解では、虚言癖になる原因として着目したいのは一つです。

副作用として後からポンポンと理由が付いてきますが、根底にあるのは一つだと考えます。

信用(信頼感)のなさです。

誰のことも信用できない人が、他者との共存社会を独りで生き抜くために、自己愛の強さを基に自己対処しようとした結果が、虚言癖だと考えます。

これには自意識の強さも見られます。

根底にあるのは、信用(信頼)できる人の不在。最も大きいのは自分も信用できないことです。

心理学では、基本的不信感とも言います。
※幼児期の親との関わり、特に母親との関係性に起因すると言われている

人それぞれに親との関わりに陰陽がありますので、原因の着目は他者ではなく、「信用(信頼)できない自分

改善する際のアプローチは、如何に不信感をなくせるか(または信頼できるか)です。

 

虚言癖の改善ポイント

不信感が潜在的に根付いていると、嘘をやめる動機が見出しにくいです。

やめたいと思っても、実際にはやめたいと思っている自分を内側からぼーっと見ている可能性があります。

やめるための勇気や覚悟や意志を見出せないので、一人での改善が困難です。

そのため、改善する際にはカウンセラーなど専門の方、または信用できる(信用できない人ではない)人と行うのが重要です。

それでも一人でコツコツ改善していきたい場合には、少しばかしですが私の理解しているポイントがありますので、ご参考にされてください。

虚言癖の改善ポイントは、信じる気持ちです。

私が虚言癖真っ最中の時や、克服のために行動している時はわからなかったのですが、克服後にわかったのは、“改善と信仰”の深い関係性でした。

人を信じられなければ信じる必要はありません。

何か別の物を信じる。この信じようとする気持ちによって、改善が始まります。

わかりやすい信仰対象は、宗教です。

私は宗教者ではないのでおすすめしている訳ではありませんが、“神”などの大きな絶対性は、何かを信じようとする例の一つになります。

何を信じてもいいのですが、洗脳されたり飲み込まれてハマるようなものは注意が必要ですので、自分から信じたいと思えるものを探す行動をすると、物事は少しずつ始まります。

他者の意見に流されて信じる場合は、執着や依存に向かう危険性があるので、あくまで自分が信じたいと思えるものを探し出せるかどうかです。

信じる気持ちを如何に自己内部から引き出せるか。

この気持ちが芽生えた時、ぼーっと見ている自分がパァっと光る感覚になります。

物語りのスタート合図です。

 

虚言癖の行く末&改善 まとめ

私達は、事実や現実の直視を嫌がります。

これは人間ののりしろであり、私達は精神を満たすために生きているので、自分を中心に物事を考え、嘘をつき、悪口を言い、恐怖を嫌がり、人を利用し、攻撃し、助け、褒め、調和し、愛し、成長していきます。

嘘の利益は多大ですが、その分の見返りがあります。

この世は等価性(物質&エネルギー)によって成り立ち、何かを与えれば何かが返り、何かを得れば何かを渡します。

一方的に利益だけを得ることはできますが、その場合には自然の摂理を壊す行為にもなるのが、事実です。

報いはありますが、報いこそが自らを変化向上させる機会になり、次のステップへ向かう躍進になります。

不信感は大きな足かせになり、幼い頃からの重荷になりますが、そんな中でも自己対処しながら生きてきた結果が、今に存在します。

過去は変えられませんが、未来はいくらでも変えられます。

未来へ持っていくのは、今をはっきり捉えて理解する、自分。

虚言癖の汚点はたくさんありますが、自らが自らを見て、しっかり認めた時にわかるのは、独りで精神を護ってきた事実。

これを、強さと言います。

現実を見るか、自己世界を見るか。

この世の現実は、自分と他の両方を認識して初めて成り立ちます。

そこにあるのは、自らが認識を押し付けるのではなく、既に存在している認識を受け入れるさま。

中身を濃くする始まりとなれば幸いです。

※カウンセリングを受ける機会がありますので、ぜひ下記(心理セラピストの個別相談)をご活用されてください。

それでは、虚言癖の行く末と改善のお話を終了します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。

POSTED COMMENT

  1. はり より:

    本当に善良な人とは、人を傷つけない範囲で自分の欲望に素直に行動して嫌われているような人ということなのだろうか?

  2. はり より:

    ちょっとぞっとしたのは、広義の嘘、たとえば、有難迷惑なのにうれしいふりをしてしまう、アホかとおもいながら褒めるようなことをいってしまう、つまらんと思いながら楽しい振りをする、謙遜するなどほんとに気軽に日常的に無意識にやってしまっているなと思った。それどころかいいことなんじゃないかくらいにまで思っているかもしれない。しかしこれもみな気まずくなりたくないという自分勝手な自己都合にほかならないという。しかしどうしたらいいか

    • 北斗 より:

      嘘をつかない人は存在しません(この世で何が事実かわかることの方が少ない)ので、
      なんのために嘘を使っているか、自覚できているのは大切ですね。

  3. はり より:

    何かを断ったりするときに、嘘を言ってしまったりしますね。相手を気まずくさせないためにつく場合もありますが、けっきょくは自分がやりたくないという自己都合で嘘を言ってしまう。なかなか難しい。

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