対処・解消法

【自分に甘い人にイライラするのはサイン】対処法は厳しくなる自分の理解

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自分に甘く、頑張らない、努力しない人にイライラする。

「今日は10分走ったから、自分にご褒美あーげよっ」
「みんな頑張るなぁ、私は休憩」
「ちゃんと勉強したのに、なんでダメだったの、もうやだ」

これ以上は我慢できない関の山。
言い訳、取り繕い、誤魔化し、無自覚、緩さ、苦労知らずにイライラしてしまう。

甘さに対する厳しさが表れる時、明確にしておきたいことがあります。

ここでは、自分に甘い人にイライラする時の心理と、着目は相手ではなく自分自身である理解を見ていかれてください。

  • どうして自分に甘い人にイライラするの?
  • 本当にイライラしている対象とは?
  • イライラしなくする対処法とは?

これらを紐解き、イライラに潜むサインを受け取っていただく内容となっております。

私自身、自分に甘い人にイライラしていた時がありますが、全くイライラしなくなったことで理解した心理がありますので、一つの考え方としてご参考になれば幸いです。

自分に甘い人にイライラする

自分に甘い人とは、厳しくしないで生きていける人

イライラする原因をお伝えする前に、誰に対してイライラするかを明確にしていきたいと思います。

ここが自己理解を深める際の最も重要な点となります。

自分に甘い人は、言い訳が多く、頑張らず、努力せず、嫌なことから逃げ、辛いことを見ず、苦労を拒み、そんな行為に罪悪感や抵抗がない特徴があります。

嫌なことから逃げ、良いことだけを貰いたい人」と言えるかもしれません。

苦労を避け、楽して喜びを主体に生きる在り方は、自分に厳しくしません。

嫌なことに立ち向かわない恐怖心からの逃避があり、逃げる自分を肯定して認めているのが特徴的です。

「恐怖心に立ち向かわない」「向上心がない」「そんな自分を肯定する」「それでいて喜んでいる」

これらのさまがある自分に甘い人。

自分に厳しくないとは、嫌なことを味わわずとも喜んで生きていける意味でもあり、「自分に厳しくしないで生きていける人」です。

自分に甘く、頑張らず、努力しない人とは、自分に厳しくしないでOK、頑張らないでOK、努力しないでOK。

辛くも苦しくもない人生がまかり通っている(通せる)人です。

イライラする対象が明確になりました。

※思い当たらない場合には、この先を読んでも見当違いになりますのでここで終了です(自分に甘く他人に厳しい人は対象外)。

思い当たる方はここから自己理解を深めていきましょう。

 

自分に甘い人にイライラする心理

イライラする時、自分に甘い人を嫌い、厳しくなります。

人に厳しくする時には明確な心理があり、自分を正当化します。

自分が正しいと思っている、または思いたい心理です。

自分だけを認識して周りが見えず、「私は正しいんだ」と思う気持ちが強ければ強いほど、正当化意識が強まる傾向があります。

正当化に何も悪いことはないのですが、「私は間違っていない、正しいに決まってる」と強く誇示すると主張や押し付けとなり、他者を否定する状態に向かいます。

現状、自分に甘い人と真逆の在り方をしている場合、正当化意識は強まります。

  • 恐怖心と向き合ってきた
  • 嫌なことも我慢してきた
  • 頑張って辛いこともした
  • 苦しみたくないのに苦しんだ
  • 逃げたくても逃げることができなかった

辛くも苦しくもない人生がまかり通らなかった経験があればあるほど、辛くも苦しくもない人生がまかり通っている人に反発感を抱きます。

 

イライラは自分の中にある反発

自分に甘い人への反発感は、自己内部に認めたくない拒否を作ります。

拒否は抵抗・違和感・不調和となり、心地悪くさせ、ザワザワさせ、憤らせます。

自分を正当化したい気持ちがあると、心地悪くさせてくるのは自分自身ではなく、目の前にいる自分に甘い人だと認識します。

「甘いのは間違っている、頑張らないなんておかしい、努力しないなんてダメだ、ちょっと甘えすぎでしょ」

正当化するためにも常識や社会ルールを引用し、自分に甘い人への拒否を強め、反発感が膨らんで嫌い、イライラが止まらなくなります。

 

自分に甘い人にイライラする原因

心理理解からイライラ原因のポイントと考えられるのが、「自分の正当化」です。

「どうして自分を正当化したいのか?」の答えがイライラする原因です。

人によって変わります。

  • 本当は甘えたかった
  • したくないことを我慢してきた
  • 頑張ってきたことを称えたい
  • 甘えずに努力した自分を大切にしたい
  • ‥‥

答えは人それぞれですが、全てに共通していることがあります。

自分に厳しい自分を認めていないので、認めたい。

嫌々我慢して、辛い思いをして、苦しんで、努力してきた自分を認めない場合、過去を否定しないために正当化が自然と強まります。

行き過ぎると、「嫌々我慢させられた、厳しくさせられた」と着眼が他になり、イライラは強い気持ちへ進展していきます。

正当化にて反発→イライラ→嫌い→許せない→妬み→憎悪→恨み

 

自分に甘い人と真逆に生きてきたことに納得していない

辛くも苦しくもない人生。そうあれれば楽で、嬉しいものだと思います。

しかし、人生は思い通りにはなかなかいきません。

逃げていいなら逃げたい、でもできない。

辛いことを誤魔化したい、でも自覚してしまう。

頑張らないで楽したい、でもそんなことができる環境ではない。

楽したかったのに、逃げたかったのに、誤魔化したかったのに、辛くなりたくなかったのに、そうできないで生きてきた経験があると、自分に甘い人と真逆の価値観を持ち、観念を作ります。

自らの過去・記憶・生き方に納得がないと、自分に甘い人を見ると真逆のさまで反発、アンチ状態になります。

納得があると自分の生き方を肯定するので正当化するもなにもなく、自分の在り方は在り方としてそのまま、正しいも間違っているも考えず、反発が生まれないのでイライラしなくなります。

自分に甘い人と真逆の生き方をしてきたことがイライラの種となり、自分の生き方を認めずに正当化するのがイライラを作る水となり、両方が合わさった時にイライラします。

※自分に厳しすぎる原因は、【自分に厳しすぎる人へのエール】能力を無駄にしないための注意点 をどうぞ。

 

イライラしている本当の対象は誰?

ここでお伝えしているのは自責を持った認識です。

思考や行動が自らに基づいているのが自責。価値観や観念を作る際には自分以外の他の影響がありますが、最終的に今行う行為は自分がしたいからするという考え方です。

この考え方では、イライラしている対象は自分に甘い人ではなく、自分に甘い人に反発する自己内部になり、一つ考えられることがあります。

イライラの対象は自分自身。
※自分に甘く他人に厳しい人の場合は、その人へのイライラです

意思がない人は別の認識になりますが、自分に厳しい人は嫌で辛いこと(恐怖心)を頑張って乗り越えてきた経験があるので、成長、知識の育み、知性向上を段階的に歩み、意思を持っている特徴があります。

意思を持って行動している理解の上では、イライラするのは自らの内部表現となります。

自分に対する反発を心身が捉えた結果、心地悪く憤り、イライラと感じる状態です。

自分に甘くても厳しくても、在り方を認めていれば他者に干渉しませんので、「あなたはあなたの在り方があるよね」で終わります。

しかし干渉して反発する場合、相手へのものではなく自分自身の反発を自らに気づかせる意味となり、「自らの在り方を認めていない」ことに起因すると考えられます。

相手に憤って怒っているわけではなく、あくまで自分の問題であるため、対象に着目しているとイライラの原因がわからず、対処できなくなります。

※怒っていないイライラは、【本当は怒っていない】訳もなくイライラする人に明確な心の合図 をどうぞ。

 

イライラしている時の認識確認

イライラしている時、自分に甘い人の言動によってイライラさせられている認識になると思います。

しかし、実際には自分に甘い人そのものを認識していない可能性があります。

イライラしない対処のために、認識を確認していきましょう。

 

自分に甘い人を認識していない場合

フォーカスが自分に偏ると、イライラを感じてから外を見て、イライラする理由を探して、発見します。

自分に甘い人の何にイライラしているかがわかっておらず、イライラした後に理由探しする状態です。

わかりにくいと思いますので、起きている認識の順序立てをご覧ください。

自分に甘い人を認識しないパターン
  1. 自分の認めていない在り方(自分に厳しいさま)に無意識な集中状態
  2. 自分に甘い人が目の前にいる
  3. 認めていない自己表現にてイライラ発生
  4. イライラする自分に集中
  5. イライラする理由を見つける
  6. 自分に甘い人の甘さを発見
  7. 「この人は直ぐ逃げる」など甘さを否定して自分を正当化

自分に甘い人が現れ、認められない自分が増長されたことで自己内部の反発が強まり、イライラの自己表現が起きています。

自分に甘い人の存在によって自己内部での動きが作られますが、甘い人そのものを一度も捉えていないことがわかります。

捉えているのは自己表現や正当化など、自らの行為を完結させるための後付けです。

 

自分に甘い人を認識する場合

しっかり捉えている場合は、このようになります。

自分に甘い人を含める認識
  1. 自分を認めているので自分に集中する必要がない
  2. 目の前にいる甘い人の在り方を見る
  3. 「逃げた」「頑張らない」「楽したいんだ」などと相手を捉える
  4. 楽して仕事しないから他者に迷惑をかけていると気づく(または頑張らない大切さを知るなど相手に着目した理解)
  5. イライラしたり、関心したり
  6. 注意したり、学んだり、それぞれの行動へ

 

イライラしないために認識を明確にする

認識フォーカスが自分に偏ると、自然と相手は二の次になり、自らの目的を果たすための見方となるので、相手そのものを認識しなくなります。

相手の思考・気持ち・立場・状況を捉えず、自分を認識するための相手という捉え方になります。

自分側ではなく相手側の目線に立つか否かによって、認識力が著しく変わります。

イライラしない対処のためには、着目は相手ではなく自分自身です。

 

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自分に甘い人にイライラしない対処法

イライラするサインを受け取る

イライラが自己内部表現である場合、サインとして自分のために活用するとイライラしなくなります。

イライラ(自己内部反発)は、頑張らせ、努力させ、我慢させてきた自分への厳しさに対する終焉や緩和のサイン。

自分に厳しくしてきたことを心のどこかで認めておらず、自分自身の在り方に納得がない心理がありますが、実際には認めたい気持ちでいっぱいだと教える合図です。

「もう十分厳しくした」と心のどこかで思っている、という考え方です。

私自身がそうだったのでこのように理解しているのですが、「これ以上厳しくしたくない、しなくていい」「甘くしたかった真意に沿って行動する時」だと教えてくれます。

より真意と向き合い、やりたいことをして、心に従って生きる。

これまでの厳しさを緩和して、甘みを追加するタイミングかもしれません。

人生を一つの料理に例えた時、辛みを出すために煮込んでいたスープが、長く煮込まれて凝固してきたので、次は甘みを加えて調整していく。そんなイメージです。

 

自分に厳しい人と自分に甘い人の利点がある

厳しさにも甘さにも共に大切な点があります。

陰陽思想で例えると、自分に厳しい人はこれまで陰の時間を学び経験しました。

陰は知性、静による我慢、嫌なことも辛いことも味わうネガティブ、月と太陽でいう月側。

陰の醍醐味は恐怖心との向き合いの時間、ネガティブに含まれる力、意味、効果を知り、恐怖の乗り越えにて大きな成長を得られます。

恐怖心とは嫌で、辛く、拒否したい、危険や苦痛を拒否する自分。

恐怖心との向き合いは自分を知る材料そのもの。個を確立し、向上し成長する機会そのものです。

嫌なことをして辛さを乗り越える先に一段成長があり、さらに次に続きます。陽の時間です。

 

自分に甘い人は陽の時間を学ぶ

反対に自分に甘い人の陽にも利点があります。

陽は感性。動による解放、好きなことを好きなように味わうポジティブ、太陽側。

陽の醍醐味は楽で喜びに溢れた安心感と解放。ポジティブを発散するように喜び、満足し、納得する時間の味わい、欲の解放、無縛りです。

現状を如何に喜び楽しむか、人間同士の営みによる共有や調和を知り、他との共同、執着をも知っていきます。

個ではなく共同の時間となり、個人での成長はありませんが、集団での営み理解があり、愛の一部を知る機会になります。

愛を知るためには恐怖の理解が必須となるため、一段成長するために陰へ続きます。

陰へ向かう必要はありませんが、この場合の愛は一部であるために安泰や安心感という別物になります。

 

自分に厳しい人は甘さを知ると一気に成長する

自分に甘い人がどんな生き方をしていても、他者に迷惑をかけている、危害を加えるなどの問題でなければ、干渉する必要はありません。

自分に甘くて他人に厳しい場合には、自己中心的で、認識力がなく、自覚がなく、自らの正当化行為をさらに正当化する押し付け、決め付け、思い込みの自己陶酔世界を生き、干渉すると巻き込まれるため、距離感を保つか離れて身を護る必要があります。

重要なのは自己理解を深めて、イライラを自分のために活用することです。

自分に厳しくしてきた人は個を強くする経験者ですので、次に求められるのが甘さです。

甘さは陰陽で言う陽、個から共同にシフトしていき、他への認識、一人では生きられない現実に目を向ける大切さがあります。

自分に甘くする際、おそらく初めはできません。

甘え、許し、協力、妥協、調和、助け合いを自ら作る行動をしているのが、自分に甘い人です。

何もかもから逃げるために甘くするのではなく、自分のために甘くするので、楽を作り、苦痛から逃げても喜べる認識を要します。

実際に甘くするとわかるのですが、甘くするためには努力がいります。

慣れて来ると努力する必要はなくなり、自然に甘くできるようになります。

この時に初めて、自分に甘い人をしっかり認識できます。相手の思考・気持ち・立場・状況を理解する気が湧き、少しずつ知り、学べます。

ここからは全く新しい世界です。

これまでの概念、価値観、観念は一変し、大きな成長が伴います。

認識力が高まり、人を見る認識は比べられないほど広がり、一人一人を捉える目線が拡大します。

この始まりを切れるのがイライラによる合図。ぜひ自分に甘くする働きも視野に入れてみてください。

学ぶ機会は自分に甘い人そのもの。全ての関わりには意味があります。

 

自分に甘い人にイライラする まとめ

「イライラできて良かった」

これが私の感想です。

私が都内に住んでいた頃、人々の甘々加減に嫌気がさしていました。当時は考えもしませんでしたが、全く自分を認められておらず、正当化を強める心理がありました。

甘くしたかったのにできなかった過去、厳しくせざるを得ない環境で育ったこともあり、無意識に観念化され、「甘いより厳しいのが重要、正しい」と思い込み、見える認識を狭くしていました。

海外に出て南米の甘々な人々と生活を始めた時、やっと自らの状態や心理に気づきました。

甘々人は他者との共存で生きているために認識力が高く、思っている以上に物事を把握して、本質を捉えています。

自分に厳しい人は能力は高いですが、全体を捉えられておらず、見ているのは自分だけの可能性があります。

これは自分に甘くしていく段階でわかります。

まずは現状の心理と認識を把握し、自らが好んで心から厳しくしたいと思っているのかを確認されてみてください。

世の中は自分に厳しくするのが当たり前ではありません。古い固定観念はどんどん消えていきます。

厳しくしてきた観念があるからこそイライラでき、合図を受け取り、次へ向かえます。

ぜひ自己理解を深めて、新たな認識を深めるご参考とタイミングになれば幸いです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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