胃と腸、そして肛門へ向かう経路。その途中で一体何が起きているんでしょうか?
「なんで出てこないんだー、おーい」と誰しも問いかけたことがあるでしょう。
便秘。
便秘は医学的にも心理的にもたくさんの方が研究をして、多くの理解があります。
しかし、何を試しても、頑張っても改善されない、解消されないという方もいると思います。
「ヨーグルト、くそっ、冷蔵庫これしかないほど買ったのに…」
「黒豆茶、なかなか良さげだったけど、ムラがあって治ってんのかわかんない」
「毎朝のジョギング、足だけムキムキになったぜ」
便秘は結構辛いので、みなさん頑張りますよね。
私は、幼少期から20年ほど便秘でした。慣れちゃってしまい、改善を試みないという日々が続きましたが、本格的に人体実験を自ら始めた時、過去の気付きと共にあることがわかり、解消できました。
そこにあったのは、「自分の腸」と、「チャクラと精神面」の理解、スピリチュアルでした。
便秘にはさまざまな理由や原因が人それぞれにあると思うので、私には治し方はわかりません。
ですが、私が改善と解消した経験が何かお役立ちできれば幸いですので、もし何か思い当たる内容があれば、便秘解消の一助とされてみてください。
それでは、スピリチュアル的な便秘の原因と解消の考え方について、チャクラを主体にした理解をご覧ください。
Contents
便秘の原因 スピリチュアル

便秘の原因
便秘になる原因はさまざまなことが考えられます。
医学的には、腸の活動障害が起き、便が作られる過程や仕組みの問題発生が原因としては多いと言われています。
- 腸の運動低下によって便を押し出せない、便がスムースに運ばれない
- 排便のサインが起きず、便が滞る
- 腸の機能障害、炎症やがん、筋肉の緩み
- 病気、ホルモン作用、薬の摂取による影響
- 精神的ストレス、食生活、運動不足
- ‥‥
さまざまにあり、心理的には、「我慢」が大きな原因として考えられています。
腸内活動を促進するために、食物繊維を多く摂り、水分を適度に摂り、乳酸菌、運動にマッサージ、ツボ押し、生活習慣の見直しなどが推奨されているようです。
おそらく、「いろいろやったなー」という感じでしょうか。
私もかなりいろいろと試しました。初めは効果ありげなのですが、「継続すると効果が見えなくなる」という不思議な状態になり、やめる。そんなことを繰り返していました。
原因は医学的にも心理的にも考えられることがありますが、どれも該当しない、何をしても解消しない場合、もしかするとあることがネックになっているかもしれません。
あることとは、原因を自覚していない。
「大腸の機能障害が起きています」
「神経感度が鈍り、便意サインをキャッチできていない」
「ストレスと食生活、運動不足から来ていますね」
「腸内を綺麗にして、水溶性と不溶性食物繊維をバランス良く摂ってね」
原因を言語理解できても、実際に認識して自分のこととして吸収できているかは別の話だったりします。
さらに、原因以上に解消方法に目が行くと、自分の何に対してアプローチしているのかがわからず、他律で情報に従うことになり、一人一人違う身体としてのアプローチが困難になりかねません。
私の解消経験からの理解では、原因を自分のこととして自覚するのが最も大事だと思っています。
いわば、「自分の腸に何が起きているのか」を知る。
そこで重要になるのが、「実感として思い当たるかどうか」です。
「大腸がどう、ストレスがどう」と言われても、「なんとなくそうでしょうね」と自分の身に起きているリアルな実感が希薄になります。
そのため、ここからスピリチュアルな精神や意識に目を向けて、より自覚できる原因を掘り下げていきたいと思います。
思い当たるかどうか(自分のこととして実感し認識できるか)が重要ですので、その上で見ていきましょう。
便秘のスピリチュアルな原因
スピリチュアルな側面から考えられることは、チャクラのバランスによる自分の在り方です。
腸とは人間の初めに作られる器官として知られています。
腸ができ、その両端に口と肛門ができていき、人間が作られていきます。
さらに、腸は第二の脳とも、第二の心臓とも言われ、健康や幸福への作用に大きな影響力を持つ器官でもあり、とんでもなく重要な器官であることが知られています。
一番初めに作られていることから、「もう一番重要じゃないの?」という感じで、最重要器官だと私は勝手に思っています。
そんな脳とも心臓とも言われる腸に便秘の核があり、腸に影響を与える可能性はとても幅広く考えられると容易に予測できるのではないでしょうか。
そこで心理的な、「我慢」が登場します。
これにスピリチュアルを追加すると、「なんで我慢するの?」という根底の意識に目を向けていきます。
「なんか結構我慢しているかも」と思い当たる場合は考えてみてください、「どうして我慢するのでしょう?」
この我慢する意識には過去の記憶が関わります。
人それぞれに幼少期や生育期、成人後や日々の生活に我慢の基があります。
「否定への恐怖」と「情緒バランス」です。
言い方を変えると、「自己防衛」と「感情・欲求コントロール」です。
自分を守るために、それは嫌なことや苦痛、恐怖や認めたくないことを味わわないために我慢。
自分に厳しくして感情や欲求を支配し、平穏無事に、怒られず、何事も苦しまないように丸く収まることを願う。
すると、怒りや悲しみや悔しさなど他者から否定された時の感情表現をせず、自分を抑え込み、傷付けられないように他者の目を気にして我慢したり、自らの感情を見失い情緒不安定に繋がります。
これが自分らしければ何の問題もありません。我慢とは大切なものでもあるので、むしろ良い感じ。
ですが、ここに反発がある場合、嫌々我慢します。
嫌々怒りを抑え、嫌々悔しさを無視し、嫌々悲しみをこらえ、自分の感情を出さないように我慢します。
感情はエネルギーであるために、外側に出さずとも感じた時点で自分の内側に蓄積します。
どんどん溜まっていくけど、出さないようにする。それはまるでお風呂に栓をして水が溜まる状態。
時間の経過と共に水は淀んでいきます、うんち色に。
便秘のスピリチュアルな原因として考えられるのは、感情表現をしたいのに我慢してエネルギーを溜め込み、出さないことです。
ここには、出さない意識があります。
便秘の原因は自己支配
出さない意識、それは自己支配です。
言い方を変えると頑固、執着。
矛先は自分。自らの在り方や状態を変えない癖のようなものがあるかもしれません。
我慢癖があっても、それは人によってはとても大切なもの。ですが、「本当は我慢なんかしたくない」という人間性があるにもかかわらず抑制して我慢する場合、自己支配になります。
ここに自己防衛意識による恐れがある人は、「怒られる(否定される)のが凄く苦手で嫌」な可能性があります。
怒られるのが人一倍苦手、怖いのが嫌。繊細で心が柔らかい人であればあるほどに、「本当はすっごく嫌」なのに我慢します。
自らを縛り、身を守って恐れを減らす自己支配をします。
すると、「これはこういうものだ」「こうしなければ」「それが当たり前だ」「それをしないなんてダメだ」と決め付けて固執します。
これはあくまで自分の中での固執、自分ルールが多くなる意味です。
自己支配とはまさに感情のお風呂に栓をする行為。さらに加速すると上から蓋をして、ダダ漏れているのに見ない振りも起きます。
この感情の我慢や自己支配の原因にチャクラが関わるので、詳細を見ていきましょう。
便秘とチャクラ
便秘とチャクラの関係性
便秘に大きく関わるチャクラは第一、第二、そして第三チャクラ。
最も関わるメインは第二チャクラです。
まずはチャクラの勉強会をおっぱじめますので、必要な方のみご覧ください。
第二チャクラ:セイクラルチャクラ
サンスクリット語では、スヴァディスターナチャクラとも言います。
第二チャクラが司る役割は、生命力、性的エネルギー、感情、美。
腸や腰、生殖器、循環器系に大きく関わります。
第二チャクラの概要をまとめたものはこちら↓です。

位置 | 仙骨、丹田 |
---|---|
色 | オレンジ |
象徴 | 生命力、性、創造 |
テーマ | 情緒のバランス、性エネルギー、美、官能 |
エネルギー | 吸収、循環、性、感情 |
理解 | 喜びの承認、感情表現、欲求肯定、創造性と表現力、攻撃性 |
内分泌腺 | 生殖腺 |
臓器 | 腸の下部(大腸、小腸)、性器、膀胱、前立腺、子宮、循環器系 |
第一チャクラとの関連 | 家族との絆、社会や集団への帰属意識 |
第三チャクラとの関連 | 自信、自尊心、過敏性腸症候群、胃腸の調子 |
便秘に関係するポイントをいくつか抽出します。
- 生命力(欲求や感情や感覚)
- 性的理解(官能)
- 感情表現(怒り、攻撃性)
- 家族との関わり(第一チャクラとの連動)
これらは特に大事でして、便秘の原因と解消に大きく関わると考えられます。
チャクラとはエネルギーの出入り口でして、エネルギーの吸入排出のバランスを崩すことで、エネルギーバランスが崩壊し、便秘になり得ます。
もちろん便秘だけではなく、生殖器系や循環器系、さらに腰痛にも関与し、とても大切なエネルギー循環場になります。
※別のチャクラに関わる話は、手が冷たい人のスピリチュアルは心温か|冷え性は幼少期に原因がある をご覧ください。
便秘の原因となるチャクラのバランス
重要なチャクラは第一も第三もですが、第二のバランスを整えることで第一と第三のエネルギー循環に繋がりますので、第二は特に重要な理解ポイントとしてお伝えします。
チャクラのエネルギーバランスが崩れ、便秘の原因となり得るものがありますので、一覧にします。
- ネガティブな感情=悪いものと考え、コントロールする
- 自分ルールに固執し、感覚や感情以上に頭の理解を優先する
- 攻撃性を自覚し、コントロールする
- 欲求を抱いても封じ込める
- 自分に厳しく、喜びを認めない
- 創造や表現意欲があるけどしない
- 他へのフォーカスが強く(子育てや他者優先)、自らの欲を押さえつける
- 美意識が高いが美への願望を認めない
- 罪悪感が強く、素直さがない
- 幼少期のトラウマやストレスが残っている
- 家族との絆や集団帰属の否定、社会の中での自立がない
自分ルールを多く持ち、自らを抑制するように我慢する状態があり、感情や欲求をコントロールして押さえつけようとする場合、チャクラが乱れていることを表します。
「欲張ってはいけない」「子育て中は自分のことは後回し」など、我慢するためのルールが多くあり、そこにはトラウマが関わる人もいます。
このように感情や欲求があるにもかかわらず我慢してしまう自己支配に、便秘の原因が考えられます。
そして、このチャクラの乱れと便秘の関係性には、一つ大切な理解があります。
それは、エネルギー不足となり、エネルギー循環がなくなることです。
「流す」「入れたら出す」という認識が希薄な可能性があり、便秘の原因になり得ます。
エネルギー不足の兆候
チャクラのエネルギー循環がないと起きる兆候があります。
- 自分に厳しくなる
- 罪悪感がある
- 腰痛
- 不感症、性的不能
- 変化に対応できない
- 社会性の中での自立がない
- 自尊心の欠如
これらは便秘としてではなく、第一・第二・第三チャクラのバランスが崩れた状態の兆候です。
現状便秘であり、上記に該当するものがあれば、チャクラの関わりとエネルギー循環のなさと不足が考えられます。
これらの原因を基に、解消するための理解を私なりにお伝えしたいと思います。
便秘の解消方法
便秘解消の体験談
解消方法をわかりやすくするためにも、初めに私が解消した際の体験談にお付き合いください。
私自身幼少期からずっと便秘。もはやそれが当たり前かと思ってしまうほどで、その異変に気づいたのは小学三年生の時。
「一週間に一度のトイレ」「日常的にお腹痛い」が私にとっての当たり前でしたが、「これは正常ではない」と気づきました。遅いー。
誰にも言わず時が過ぎ、お腹が痛くて仕方ない時もありましたが、ただ耐え忍ぶ、それは忍者への道か、と。
ですがある日、それは高校一年生で独り暮らしを始めた時、便秘に改善が見られました。何もしていないのに。
考えられるのは、我慢しなければならない環境がなくなり、感情や欲求が自然にパーっと解放です。
そして月日は経ち、便秘についてを意識して試行錯誤。人体実験をしていく内に、解消される日がやってきました。
いくつもの便秘解消法を試しましたが大きな効果は見られず、実際に解消したことでわかったのは、「まず原因の自覚が必要」ということでした。
それは、「自分の腸にとっての障害は何か?」の理解です。
他者の腸ではなく自分の腸。これを知るためには身体を知り、チャクラを知り、感情を知り、欲求を知り、感覚を知るように自分を見つめました。
ヨガ、運動、ストレッチ、お腹温め、サプリ、大切ですが私にはそんなに効果なし。
感情発散、欲求解放、自己理解、食事の見直し、これは大きく効果がありました。
人体実験を続けるとどんどんわかっていきます、自分の腸のことが。
腸を理解しながらの日々にて便秘はほぼなくなります。そして、最後の締めとなる重要項目が判明しました。
食事の内容と時間と量です。
これはあくまで私の場合です。私の腸にとっては夜の食事はNG、白い砂糖とファミレス食(一部)は厳禁、パン(白い小麦粉)は微妙、肉は食べても少量がgood、腹八分目まで、間食(お菓子)は完全NGです。
細かいことを言うともっといろいろありますが、この判明によって便秘解消となったポイントは、自分の腸にとって好まれる食事や量や時間があり、そこに我慢をせずに食事を見直せるかどうか。
まとめると、
便秘解消のポイントは、喜んで腸のための生活を作れるか。
こんな理解を基に、最後に解消方法となる考え方をお伝えしていきます。
便秘解消に大切な考え方

便秘を治すにはフォーカスを自分ではなく腸にします。それはまるで第三者。
「腸のために何ができるか?」の認識は腸を大切にする意識です。
「もう、腸を愛しちゃう」と、こういうおかしな話です。見極めてくださいね、変なのがこの内容を書いていますので。
腸を第三者にすると、チャクラを整えるように行動できます。自分を抑制している場合は、腸のために我慢しないようにします。
腸のために自分への厳しさや、罪悪感を感じるのは邪魔になります。
腸が全ての主体。腸を敬い愛するように、腸のことを考え、知ろうとします。
すると、自分の腸にとっての食事があり、消化率、吸収率があり、「どれほどの食事量が腸にとって喜ばれる?」を考え行動します。
例えば、私はファミレス(一部)でご飯を食べるとその後は必ず便秘になります。腸のために行きません。
砂糖は大好きなので摂取したいのですが、白いのはダメで、てん菜糖や黒糖は全く便秘になりません。
ダメなことだけではなく、腸のためになる方法を見出していきます。
例えば納豆。
私の腸は納豆が大好き。私は別に好きではありません。そんなにおいしいとも思いませんが、納豆を食べると幸せになります。
腸が幸福ホルモンを分泌している。でもヨーグルトはならない。
身体はいろいろ教えてくれます。
腸が喜べば継続できます(脳の快楽ではなく腸です、腸)。自分の腸に合っているもの、合わないものがわかります。
食事は18時以降は基本的に取りません(かなり緩いルールで厳しくはしない)。腸の動きが衰退するので夜は控えめ、腹八分目になるべく抑えられるように食べます。と私の場合はこのように腸愛行為を深めていきました。
人それぞれに腸の在り方や機能、能力的な活動量も質も違います。
そのため、腸を大切にする第三者意識が、便秘改善には大切になると考えられます。
※腰痛と関係のある便秘、別のチャクラからの見方は、腰痛はチャクラから見えるスピリチュアル|人間性と在り方に解消法をご覧ください。

便秘の原因と解消ポイント まとめ
ポイントは原因の自覚です。
スピリチュアルかどうかは重要ではありません。医学や心理から思い当たることがあれば、そこからリアルに自覚できる原因を追究します。
あとはその原因にアプローチするために、腸のケアをします。
その際は、「自分の腸にとって」という認識です。みんなが同じ腸を持っているなんて怖い世の中ではないので、一人一人己自身の理解が解消アプローチ。
腸を溺愛して甘やかすのではなく、「便秘を解消するために腸を大切にする意識」が重要です。
そして、便秘の原因として大きなキーとなる、「我慢」「自己支配」があれば、腸を第三者として別人のように見る認識が物を言います。
「腸さん、今日の調子はどうなんよ?」と。
「昨日の豚ひき肉、結構良さげ?」と。
「やっぱ、おでんのだし用の昆布は食べた方が消化促進されているかね?」と。
「欲求の解放で腸さんらしく、活き活き活動できる?」と。
このクエスチョンを確認できるのは自分自身です。
「我慢や自己支配を解放し、感情や欲求を縛らずに出す、それは何のため?」
「腸のため、イエーイ」となれば、我慢しないことが大切になるので、自然とチャクラバランスを整える方向へも向かいます。
チャクラの乱れによって便秘だけでなく腰痛にも繋がり、我慢や抑制は循環をなくす行為になります。
入ったものは出す、そしてまた入れて出す。
一方的に入れるだけの意識ではなく、入れたら出すという意識が循環を作り、エネルギーを流し、うんちを流します。
それはまるでお金と同じだったりします。
お金が入れば出す。出したら入ると循環を作ることで巡っていく、地球の水と同じ仕組み。
そんな自然の摂理から、「ケチ」だと便秘になるとも精神的には言われます。
それが事実かどうかは本人のみが知るので、私のわかることではありませんが、自然の摂理からでは、「入れたら出す」「流して循環させる」という意識はチャクラを整え、エネルギーを流すためにも大切です。
そして、エネルギー不足も大きく関わる便秘ですので、エネルギーを入れるためにも蓄積した感情を流すために過去や自分自身を許すことが重要です(思い当たれば)。
そして、自らの欲求に耳を傾けて許容するのも重要で、それは腸だけでなく自らを大切にする方法にもなります。
エネルギー不足や循環のためにも、アロマやティーの活用、食生活の見直しや断食、そして断捨離も効果的だと私の経験からは理解しています。
ぜひご自身を知り、感情と欲求と感覚を知るように、そして腸を理解するように、便秘解消のスピリチュアルな話が役立つことを願います。
腸愛行為を促進するとカルトができる、とこれは冗談ですが、スッキリと喜んで我慢をなくし、便秘解消になるといいですね。