生き方

ゆっくり成長する人と急に成長する人|地球には変化の適正速度がある

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成長するかしないかの違いには、自分の意志があるかないか、生きているのか生かされているのかの違いがあります。

成長する人は何をしようが、何を言われようが変わり続けていきます。

そんな成長する人の中でも、成長には速度があることで、ゆっくり成長する人と急に成長する人がいます。

ここでは、地球という生活基盤と環境を舞台にした私たち人間の成長速度について、「そういう考えもあるよね」という具合に知っていってください。

地球には地球の成長速度があり、変化があり、地球に合わせた速度で成長することが、最も心地良い変化と効果をもたらします。

そんな、地球目線の成長速度についてを知り、ご自身と照らし合わせることで見えるものがありますので、ぜひご覧ください。

成長する人の速度の違い

初めに、成長とは何か、そして成長の速度の違いについてを見ていきましょう。

成長とは

成長とは曖昧な言葉かもしれません。

辞書を見るとこのようになっています。

成長とは :
①(人・動植物が)育って、大きくなること。一人前に成熟すること。大人になること。 「子が立派に-する」
②物事の規模が発展して大きくなること。 「 -産業」 「経済-」

※引用 コトバンク

何に対して成長と思うかは人それぞれです。

仕事を対象にした能力や、人としての人間性や在り方、精神性や意識向上など、どれも成長である、”育つ”、”大きくなる”、”成熟する”、”規模発展”です。

成長とは何かを考える上で最も大切なことは、「自分が何のために成長するのか?」という目的です。

スタバでコーヒーを飲みたいと思ったならば、どうしてスタバなのか?コーヒーなのか?今なのか?なんでか?
全てに理由があり、「なんとなく」という答えにも人間性や在り方からの目的が表れます。

仕事で出世したいのであれば、能力への価値観は自分が関わっていることに関する技術的な能力かもしれませんし、関わっている人へのこびへつらい方かも。

関わっている内容だけでなく、関わる業種としての能力かもしれませんし、人としての能力かもしれません。

例えば、コーヒーを一杯淹れる方法なのか、コーヒーを注文した人の意向も理解してのコーヒーを淹れる方法なのか、自分の立ち居振る舞い、またはエネルギーの使用方法も含めたコーヒーの淹れ方が能力であり成長となり、さまざまです。

しかし、それは何のためか?

何かしら向上しようとする場合は、対象は今この瞬間までの自分、または昨日までの自分になります。

すると、“これまでの自分”という対象を超える目的があり、それが成長の意味になります。

成長とは : これまでの自分を超える目的を達成した実感
※目的がそのまま成長の意味になる

自分の中での良き変化として、自分越えをした実感が成長の意味です。

 

成長とは自分に対する挑戦

「昨日の自分より成長してやる」と思い、昨日よりも戸惑いや迷いなくコーヒーを淹れられるようになったとします。

この場合の成長とは、コーヒー淹れの能力ですが、どうしてコーヒーを上手に淹れたいのでしょうか?

この目的が、周囲の人に認めてほしいからであれば、成長の意味は“これまでの自分より肯定されること”になります。

おいしいコーヒーをお客さんに提供して喜んでもらいたい目的であれば、“これまでの自分より人を喜ばせられること”になります。

コーヒーを淹れることに失敗しないことが目的であれば、“店長に評価されること”、“同僚などから馬鹿にされない=恐怖を味わわないこと”になります。

そのように過去の自分と比べて、自分の求める目的を達成できたかどうかが、「成長しているな、私」と認識させます。

成長とは実感することで認識する”自分越え”なので、自分で自分を認識するための方法であり、自分に対する挑戦状とも言えます。

自分の中での達成したいと思う一線を超えることで、“成長”という認識をします。

 

成長は自分の意志確認

他者から、「最近仕事早いじゃない、成長したね」と言われることもあると思います。

その際には成長の実感ではなく、他者から褒められ認められる肯定の実感があります。

そこに成長したかどうかの概念はありませんが、認められる嬉しさと自信があり、成長するための糧や動機となります(※自信を持つことが目的であれば成長を実感します)。

目的を持つ意志があることで成長しますが、意識せずとも行動を続けることが大切で、行動している以上は必ず理由や目的が無意識にあり、他者に言われたり何か気づくきっかけがあることで成長を実感します。

そのため、成長とは、「~できるようになるぞ」「~を達成するぞ」という向上を求める動機が意識的でも無意識的でも存在し、それを自分で自分を喜ばそうとする“意志”と言います。

喜ばそうとする意志がなければ目的を抱き、達成を望む行動ができないので、成長とは自分に意志があることを認識させる意志確認になります。

成長を実感した時には、自分を喜ばせようとする意志=自分を敬う真意を知ることとなります。

※成長することの意味と詳細は、人として成長するために必要なことは知ること|事実は常に裸を見せる をご覧ください。

 

成長速度の違い

成長の意味から、成長速度の違いが表れます。

成長速度が早いのか遅いのかの違いにて、自分の能力発揮や意志を知るまでの時間が変わります。

言い方を変えると、人生の限られた時間の活用方法が変わります。

  • 成長が早い人・・・自分の意志を持って、能力を発揮して生きる人生の時間が長い
  • 成長が遅い人・・・自分の意志を見出しながら、人間性を模索する人生の時間が長い

能力重視か人間性重視かの違いがありますが、共に成長していることには変わりありません。

先に同じゲームを一緒に始め、どんどんと新しいゲームをおっぱじめるのか、一つのゲームを熟練して極めていくかというイメージです。

その違いによって、新しい自分に挑戦してどんどんと新たな領域を理解していくか、新しいことはせずに一つの理解を広げていくかに分かれます。

一見すると、成長の早い方がお得な感じがするかもしれません。

実際、どっちが良いのかを紐解いていきましょう。

 

急に成長する人、ゆっくり成長する人の特徴

急速に成長する人の特徴

成長が早い人は急に成長して、グングンと伸び、どんどん前に進んでいきます。

そんな急速成長者には人間性にいくつかの特徴があります。

1、せっかち

急に成長する人はとてもせっかちです。

それは、実は成長というより解放で、本来の自分を取り戻すことで潜在的、顕在的能力が露になり、急に成長しているように思えます。

遅かれ早かれ急に成長する機会となる時間が起きる、人としての在り方や過去の経験からの人間性があります。

自分の中に内服する自覚と、実際の行動による結果の差があるためにせっかちになるため、本当の自分の能力が発揮されない状態と、能力の高さを物語るのがせっかちです。

 

2、野心家

成長の早い人は野心と野望を抱きがちです。

強い意志を持ち、その意志を自覚して成長を実感するために、自分の能力や経験に自信を持ち、「何でもできるのではないか?!」という気持ちにすらさせます。

すると、大きな目標を持ち、その壁が大きければ大きいほどにモチベーションとなり、壁をぶち壊す勢いで目的達成を目指します。

 

3、無謀で調子に乗りやすい

自信が人間性に対する自尊ではなく、周囲や自分による評価であるために調子に乗ります。

すると、目的がどれだけ大きくても乗り越えようとして、現実主義者には理解できない破天荒で無謀な様が表れます。

成長が早いことで成熟度への未熟さが露呈することがあり、恐怖を知らない、または恐怖の正体を知らずに突っ走ります。

それが良いところでもあります。

 

4、周囲に影響を与える発信者になる

急に成長してグングン進んでいく様は周囲に大きな影響を与えます。

「私も頑張ろう」「私にもできるかも」という行動動機をもたらし、隠れていた灯をバッと見せるような影響を与えます。

それは半ば強引感もあり、「オラオラ隠すんじゃないよ、バッ」と見せつけられるように感じる人もおり、賛否両論となる発信者の宿命です。

行動力があり、恐怖を恐れない姿から発信者として物事を作り、造り、創ります。

 

5、段階を踏まずに進んでいく

成長が早い人は能力をバンバン発揮していくので、周囲の人が付いてこれなくなります。

するとここで、精神性としての成長が見えます。

成長が早い人は精神性が未熟で、能力としての成長が群を抜きます。そのため、自分と同じ能力を持ったり追いつける人としか関わらなくなり、他者と比較して関わる人を決めたり、評価・判断する傾向があります。

とにかく先に進むことを考え、スキップするように階段を昇り、過程にある成長を置いていきながら新しい領域での成長を優先します。

 

6、忘れ物を取りに戻る日が来る

段階を超えてバンバンと先に進むことを考えて行動することで、ある時にあることに気づきます。

それは、周囲の人なくして自分の能力は見出されないことです。

能力発揮とは自分一人しかいなければ自己満足以外の何物でもないことに気づきます。

すると、自分だけでこの世は成り立っているのではなく、他者との関わりにて能力以外の成長が存在することに気づき、これまで来た道を戻ります。

進むスピードが速いので、行ったり来たりをビュンビュン繰り返しながら、能力以外の成長を得ていきます。

 

7、成長意志が強い

急に成長する人の最後の特徴は、成長意志が強いことです。

自分の意志と目的を持って生きているので、行動動機や理由を明確に持ち、成長と喜びを主体に生きます。

自分の喜びを求める意志が強く、自分という存在に常にフォーカスしていくために、凄腕剣士のように一人でズバズバと戦場を切り抜けていく強い人です。

成長が早い人は、行動力や意志の強さによる破壊力とスタートダッシュに良き点があります。
その反面、周囲を見る力が弱く、思い込みや決め付けが激しく、認識力の幅がなくなり、一度通った道を何度も戻りながら成長していきます。

 

ゆっくり成長する人の特徴

次はゆっくりと成長する人の特徴を見ていきましょう。

1、成長意志が強くはないために、人間性を優先する

成長が早い人と比べてしまうと、比べることができないほどです。

しかし、意志が弱いとかないわけではなく、あくまで強くはないという状態です。

それは、自分が明確ではないことを自覚している意味でもあり、そのために自分という軸や核を大切にして、能力などの周囲に披露すること以上に、精神性や在り方を作る認識など、内面にある人間性を優先して育む意識があります。

 

2、段階を一つずつ踏んでいく

ゆっくり成長する人の大きな特徴は一つずつ進んでいく人間性です。

一歩一歩前に進み、段階を飛ばしたりスキップすることはなく、確実に少しずつ成長していきます。

そのため、初めに能力ではなく人間性や在り方の成長を育むこととなります。

 

3、ミクロからマクロの認識

成長がゆっくりな人は認識の仕方はミクロからマクロ、近い目線から俯瞰していきます。

これは性格ではなく認識の仕方の話でして、初めに近いところや周辺から理解していき、徐々に認識の範囲を広げていきます。

言い方を変えると、全てを認識することができます。

そのため、「一つ理解したから終わり」ではなく、一つの事でも全体を把握したら次に行きます。

何を学ぶにも時間がかかりますが、学び終わった時には確実な成長の実感があり、どれだけ成長したかの詳細も把握することができるので、成長幅と自分の変化を理解できます。

 

4、周囲に教えることができるリーダータイプ

急に成長する人は”組織の右腕”という感じで、かなり切れ者の超使える人です。

成長がゆっくりな人は、着実に成長して最終的にはマクロの全体の把握ができる認識力を持つために、時間はかかりますがリーダーや組織のトップとしての能力を持ちます。

全体を把握する力となる認識にて、周囲に教えたり管理したりと、周囲を含めて一つの形にすることができます。

 

5、物事の進みはゆっくり確実に

確実に成長していく人であるために、物事の進みは常にゆっくりスローです。

そのため、目まぐるしく物事が変容していく環境では、生き残ることはできますがリーダーにはなりません。

安いものを短く使うのではなく、高いものを長く使うようなもので、あらゆる分野や仕事にて活躍はできませんが、衣食住関連の人間に大切なことにおいて必ず必要となる存在です。

言い方を変えると、必ず必要なことに関わるにはうってつけの存在です。

 

6、揺れない軸を持つ

経済優先でスピードとアイデアを迅速にかけ流すのではなく、必要のあるものを必要なようにする無駄のない人です。

物事を広く捉え、生きる上で必要なものを育んでいく人間性があり、娯楽や刺激などの快楽ドーパミン系遊びがなくなっても揺さぶられません。

自分に必要なものや大切なものを明確に認識しているため、軸を持ち、他からの影響をあまり受けません。

 

7、マイペースとは違い、無駄がない

ゆっくり成長する人は無駄がありません。

「遅いことが無駄」という時間が全てであるような強迫観念を持っている人には理解されにくいのですが、時間をお金ではなく、人生の寿命の中にあるチックタックと時計が進む様でしかないと捉えます。

そんなチックタックはマイペースとは違い、物事の全体像を把握してから何が自分にとって必要かを明確にすることに時間を使うので、必要なことを着実と進めていく無駄のない生き方をします。

 

8、自分を明確に認識して敬う

無駄がないことは自分にとってのことで、それは自分の心地良さや幸せになることに対する無駄のなさでもあります。

時間をどう使い、お金をどう生み出し、娯楽をもとにいかに脳を楽しませるか、ということではなく、気持ちとして自分らしくあり、気持ちとして幸せであることを望むために、あくまで自分にとって幸せか、楽しいか、喜びかを認識します。

その生き方は自分を敬う愛の表れであり、自分を大切にして我慢や忍耐を無理強いするような自己犠牲精神を持ち合わせていません。

そのため、ゆっくり成長する人は、能力や他者へのパフォーマンス以上に、内面の成長や自分らしさの構築となる精神性を優先します。

以上が、ゆっくり成長する人の特徴でした。

大器晩成になりやすく、急に成長する人の能力を活用して、リーダーとして全体を把握するのがゆっくり成長する人です。

 

ゆっくり成長するとは

のんびり、たらたらと…チーン。

亀が歩くようにのろのろと…チーン。

見ている方は疲れますが、成長とは自分の中での話なので、当の亀さんは自分の行動と成長に集中しています。周囲なんて気にする必要がありません。

これまでの内容から、成長する人とは目的と意志を持ちます。

成長しない人との大きな違いが明確にあり、変わる意志があるかないかは、人間性と人生の彩りを天と地に変えます。

そのため、成長がゆっくりだろうが早かろうが、成長する人であることが重要です。

 

ゆっくり成長する人は大事なことに気づくことができる

成長が早いことでグングンと前に進みますが、前だけに進むことで右も左も上も下も、そして自分の居る今この瞬間の場所も忘れる可能性があります。

すると、前に行っても精神性や成熟度が追い付かず、その成長を求めるために来た道を戻ってくることになり、それを認めない場合には自分を見失うまっしぐらです。

森にこもる、無人島で暮らすなどは別ですが、社会性を持って生きている環境では、他者との関わりなくして生み出せるものは自己満足以外にありません。

自己満足とは喜びであり幸せのことなので大切ですが、社会性で生きるのであれば他者と関わることで成長することができます。

他者との共存社会では、能力を発揮できるのはそれを認めてくれる人や価値を見出してくれる人がいてこそです。

どれほど音楽が好きでも、縁側でギターを弾いている楽しい自己満足と、1万人収容のライブ会場で観客ゼロ、関係者ゼロでは同じです。

能力を発揮してグングン前進するのは良いことですが、能力を引き出し、成長へ導いてくれているのは自分と同時に”他者の存在あってのもの”だと気づく日がやってきます。

どれだけアイドルでちやほやされたとしても、おじさんおばさんになった時にちやほやされなくなれば気づく日がやってきます。

「今までの活動は何のためだったのかな?」「私は何か成長したのかな?」と。

すると、来た道を戻り、前に進む時間ではなく成長する時間が始まります。

現実を見過ごさない人間性のために、内面を成長させるゆっくり系がしている”基盤作り”が大切になります。

成長は自分という基盤があり、他者という影響や存在があることで育まれる
※大切なのが”認識の広さ”であり、物事の捉え方や真実に気づくことで成長に大切なことがわかる

 

成長に大切なことは敬い

他者がいてくれること、自分の価値を見出してくれる存在、自分一人では生きていない事実、そして成長を求める自分がいることの認識が成長を実感させます。

そこにあるのは”敬い”です。

敬いがあることで成長に大切な自分と他者の共存を知り、能力も人間性も精神性も成長します。

ゆっくり成長する人は、成長段階を一歩ずつ進むので、他者の存在を確実に把握して真実に気づく認識幅を養っていきます。

そのため、一つのことにかける時間は自然と長くなり、自分の認識を明確にして軸を持つ成長、それは自分を敬うための成長を求め、他者を敬うための成長を求めます。

一つのことにもあらゆる成長機会があるために、一つのことを生涯かけて取り組むことも自然な形であり、そこで自分も他者も敬うことができればどこに行っても何をしても敬える人間性の成長となります。

例えば、「お金は好きなだけやるから世の中を何とか良くしてくれ」と依頼された時、基盤の人間性がなければ、細菌ドーンで国を崩壊して、理解できる人だけで再スタートという、一時凌ぎで数年後にはメチャクチャになる社会を作ったりします。

全ての積み重ねで過去があり今が作られているため、過去の歴史や人の思想がとても大切になり、過去も他者も全てを敬うことで、環境に適した成長と変化が生まれていくのではないかと思います。

※成長にある段階については、心の成長段階を知る│9つの成長全てに受け入れがある意志と精神性 をご覧ください。

【心の成長段階を知る】9つの成長にある意志と精神性心の成長とは精神への繋がりである精神性を高める意味があり、一歩一歩進んでいく段階があります。 心や精神とは、日本では馴染み深い言葉...

 

ゆっくり成長するのが良い理由

他者がいることで自分の能力を発揮したり、より成長を求める動機をもらえます。

急に成長してグングン前に進むのは良いのですが、自己誇示となることで他者と自分を比較して、他者を敬う気持ちに気づかなくなります。

自分の価値は他者と比較しなければわからなくなり自分を見失い、物事を思い込みのみで正当化して誤魔化していることに気づかなってしまうかもしれません。

ゆっくり成長する人は、自分を明確にする基盤から構築する成長を求めるため、他者の存在や敬いの大切さに気づく認識を初めに養います。

そのため、時間がかかりますが、それが社会性であり地球という生活環境ならではの適正になります。

 

地球は一歩一歩成長する場所

「地球規模の話?!」という感じですが、地球に住む私達の歴史を見ると本当に一歩一歩変化して成長しています。

その変化にあるのは”敬い”です。

敬いがあるからこそ自分を大切にする意識を持ち、それは他者を尊重して尊敬する意識に繋がっていきます。

昔は野蛮な動物のような人が多かったと思います。そこには敬いも何もなく、自分を敬わなければ体も脳も心も大切にせず、自分も他者も敬わなければ人を殴ります。それは自分の手を傷つけ、相手の体と心を傷つけます。

しかし歴史を見ると、自他への敬いが少しずつ生まれていることに気づくと思います。

その結果、今の時代があり、これまでの先人のおかげで自由に生きて、自由な思想を持って行動することができます。

これが突然成長して変化してとなる場合、私達は追いつけません。

例えば、電気のワイヤレス化が進んでいますが、突然電線も電柱もなくなれば、その仕事をしている人達の雇用がなくなります。

自ら仕事を作り出せればいいですが、みんながみんなそういう思考を持っているわけではなく、何もできない自分と直面する準備がなければ自分を喪失してしまいます。

人と人が関わって構成されている今の社会性があり、それを突然、「みんな一人でこれから生きてください、それじゃあね」と政治が崩壊でもすれば街も国も崩壊します。

地球の中で国々を分けている段階ですので、「国なし!地球は一つ!」となってもポカーン、「仕事しなくていいのかな、明日からどうしようかな?」となります。

これが私達の住む場所であり、国であり、星です。

どれだけ技術や能力が発達しようが、一人一人が関わって社会性を作っている以上、少しずつ社会の仕組みを変えたり、意識を変えることで着実に変化と成長していくゆっくりな道になります。

そのため、ゆっくり成長する人は地球という環境に適した人間性であり、在り方を持ちます。

成長が早いのがいけないことなどありません。成長が早い人が社会性の中で成長を育む場合には、これまでの先人と今生きている人で作った社会性ではなく、森や無人島などで全く新しいものを創って分離することが適した方法だと思います。

※成長する方法については、魂を磨くために必要なことは一人一人違う をご覧ください。

魂を磨くために必要なことは一人一人違う魂を磨くために徳を積み、人に優しくする。 それらは磨くための材料ですが、必須ではないかもしれません。 何をするかも大切ですが...

 

ゆっくり成長する人 まとめ

ここでは、ゆっくり成長することの大切さについてお伝えしました。

成長するためには動機作りやきっかけが必要で、成長意志があっても、実際に行動して経験して継続することで変化していくので、成長するための意志と目的以外にも、労力や時間や活力が必要です。

そんなことを考えると、一人一人がみんな成長していくなんてことはありません。

みんなにはみんなの性格があり、人格があり、これまでの生活環境による人間性や在り方があるので、成長を求めるかどうかは千差万別です。

みんな一人一人が個を持って生きていますが、社会性の中で生きていれば自然に依存や執着をして、自分にとって利益と喜びのあることだけを見て、それ以外は排他しようとします。

そのため、社会性に生きることで成長意志をなくしてしまうことにもなり、それがこの世の仕組みでもあり、物事は急速には進んでいかない特性となります。

しかし、変化や成長を拒否しているわけではないので、受け入れられることから物事は変わっていき、それに適したのがゆっくりと着実に進んでいく道です。

環境には環境のやり方があり、生き方があり、心地良さがあり、適正があります。

沖縄に住んでバリバリしても、「まぁまぁ、海観てたそがれるさ~」と内面を養うことに適した環境があります。

成長には必ず他者との関わりが必要になる時が遅かれ早かれやってきます。

そのために、少しずつ影響をもたらし、連鎖を作ることを目指し、”世の中をもっと良くする”ではなく、世の中を良くしたいと思う人から物事が進んでいけば、素敵な影響の連鎖が作られると思います。

いつかそんな日がやって来ます。いえ、ずっとそうやって歴史は動いています。

この記事を読まれることで、成長を求める自分の姿が見えることを願います。

せっかくの人生ですから、ゆっくり気楽に、後世への引継ぎを含めた連鎖の一部として、成長を広げることができたらいいですね。

それでは、ゆっくり成長することの大切さについての話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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