体験

自分を成長させてくれる人の人間性と特徴【一生忘れないインドのグルジー】

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いつか会うかもしれない、圧倒的な存在。

「成長させてくれる人」

そんな中でも圧倒的に成長させてくれる人がいます。

「自分を成長させてくれる人」

ある日出会いました。

人間としての成長、人間性の高さを物語る様があり、一瞬一瞬を逃したくないと思えるほど濃厚で、大切で、自然に重要だとわかる体感。

それはインドでのひととき。

ここでは、私が一人旅をしていた時に出会い、関わったある一人との体験をもとに、「自分を成長させてくれる人とはどんな人か?」の詳細をお伝えします。

短い一時の関わりでしたが、一生忘れることができないほどの深みをもらい、人間としての素晴らしさの体感と、この世にはとにかく素敵な人がいると痛感する記憶が残りました。

そんな人に少しでも近づき、人に成長をもたらせる人になる一助として、私のささやかな記憶と学びをここに残します。

自分を成長させてくれる人

自分を成長させてくれる人との出会い

インドを一人旅していた時、瞑想修行のためにある施設へ向かっていました。

都市から離れた街からさらに数十キロ離れた外れ、田園風景のみの集落の奥、ガンジス川沿い。バスとトゥクトゥクを何度も乗り継いで到着。

ヒンデゥー教の僧侶(以下グルジー)と出会いました。

グルジーは瞑想修行とは一切関係ない人で、施設の近くに住んでおり、私が施設に入る前にテントで野宿できる場所を探していた時に出会い、家に泊まらせてくれました。

瞑想施設に入るために一旦お別れ。修行を終えると同時に再びグルジーに会いに行きました。

グルジーはオレンジの布をまとい、長い白髪をグルグルと撒いて頭に乗せている、よく見るヒンデゥー教僧侶の風貌です。

グルジーはおじいちゃん。白髭は異常に長く、ガリガリのインド的サンタみたい。

私はグルジーの元でお世話になり、さらにイベント参加や知人家族との関わりなど、集落と街を行ったり来たりしながら約十日間ほど一緒に過ごさせてもらいました。

このグルジーがここでお伝えする主人公、「自分を成長させてくれる人」です。

グルジーの人間性のご紹介と共に、自分を成長させてくれる人とはどんな人かをご覧ください。

 

自分を成長させてくれる人の人間性

グルジーと出会った時、私は圧倒的な存在感に驚きました。

身体は細く、物静かであまり言葉は発しません。目が合うと、「私が何を思っているかわかっている」と思える人です。

人間性の高さがあり、誰か人と関わる際にグルジーはその場に居るのに居なくなります。

ちょっとおかしな話に入りますが、「私という存在はここにいるぞー」という感じが一切なくなります、目の前に居るのに。

私の理解では、[自分]という存在が[自分]ではない意味でして、誰か私のような他者と関わる際には、[自分+人と居る自分=自分]としてチョンと座っています。

その場その場で自分が変わるのは自然ですが、成長させてくれる人はその場の空間や一緒に居る人に合わせた自分に成り変わり、常に相手を含めた上で自分を存在させます。

「私は私」「この個性が私」「これが私らしい」という主張ゼロ、認識に固執ゼロを表し、何者でもない人、みんなの一部、みんなの上で成り立っている自分として存在します。

この人間性があるグルジーは、「拒否」を何があってもしません。

相手を否定・批判したりはもちろん、攻撃的に排他したり悪口を言ったり、自らに対しても認めず受け入れないことをしません。

拒否しないだけでなく、何でも受け入れてしまう人でして、押し付けも決め付けも思い込みもない状態。

認識がフリー。一切自らの認識に固執も執着もしない様は、完全なる自由として何もかもを受け入れ、何かを欲すれば自ら認識を創ります。

何も拒まず、起きた現実を受け入れ、他者の意見も行為もそのままに認め、自らを存在させる。

あらゆる自らの認識を認めているので、自覚を持って行動し思考し、関わる人や状況によって自分が変わり、柔軟で寛容にします。

人間性の高さには、何者でもない自分でありながら、何者にでもなれる自分を持つ様がありました。

そんなグルジーのどこが成長させてくれる人なのか、一緒に過ごす日々に秘密がありました。

 

自分を成長させてくれる体験

グルジーと一緒に過ごすことで成長できたのは、「人間として」です。

見ているだけで成長させてくれる様があり、一緒に居るとあることが起きます。

「変わり続けなきゃ」と思えてくる。

「変わりたい、成長したい」なんて思っていないのに、嫌でも思ってしまいます。

見えないけど確実な影響力があり、常に変化を求めて動き続ける姿があります。

グルジーはおじいちゃん、年齢がいくつかはわかりませんが、動きはいっつもスロー。

牛舎の牛の元へトボトボ歩いていき、ゆっくり腰を下ろし、乳からじょ~じょ~と搾る。

カップ一杯分絞り取ると、ゆっくり立ち上がり、トボトボ歩いて私の元へ。

「ほれ、フレッシュミルク」とくれる。

とんでもない田舎で、集落の一番奥地にまでグルジーに会いに人が訪れて話し、どこかへ出かけて戻り、お祈りして私を気にかけ、忙しい日々を過ごします。

若い頃には海外を周り講演をしていたそうで、英語を話します。集落には読み書きはもとより話せない人もおり、その人達をケアしながら仕事を与えます。

その傍ら、常に稼働させているのはグルジーのライフスパンの使命。宿泊施設の建設。

グルジーはお金をもらわないのでお金がありません。ですが、二人の従業員を雇いながら、家の脇に大きめな宿泊施設を建築中。ホテルではありません。

「ここは誰でも泊まりたい人がやってきて泊まれる場所。ご飯もこちらが提供する、あなたのような外国人でも誰でも寝泊まりできるようにするんだ」と笑顔で楽しそうに話します。

野望と信念を持って常に動いて成長し続ける。

「ただお金ないからねー、すっごい大変だけど、まぁ何とかなる」と寄付金で建築、自分にお金を使いません。

みんなが喜ぶための自分がおり、みんなのために存在する自分としてグルジーが構成されています。

集落には外国人など来たことがなく、私が一人目の外国人。

自らを拒否しないため、「ここは田舎だけどガンジス川も流れていい場所だから、必ず人は来る」と未来を見据えて人生を生きていました。

 

グルジーとの関わりは常に何かを学ばせてくれる

グルジーの元家族(僧侶になったために関係性がない)の結婚式に参加させてもらいます。何百人も来るパーティーを何度も場所を変えて動き続け、誰かのために自分をその場に存在させます。

本当にたくさんの人で溢れ、どこに行っても一番前の特等席に迎えられ、忙しいにもかかわらずグルジーは常に私を気にかけ、一番前の隣の席に呼び、旅人として経験する機会作りもしてくれます。

本当に常にでして、あらゆる人が来て忙しい中でも、私の不安を察知して声をかけ、人を紹介し、話を促し、重要ポイントを教えてくれます。

「あなたにとってこの時間は重要ですよ」と直接は言われていないのにわかる関わり方で、私の立場や目線で物事を認識して配慮し、経験を促してくれます。

集落に居る際とは全く別人のグルジーがおり、関わり方や行動を見ているだけで成長させてもらえ、「この人がここに連れてきてくれたということは何かしら意味があるんだ」と自然と自分で考えるようになっていました。

常に何かを学ばせてくれる関わりにて、成長へのモチベーションを貰い、頑張ろうと思えます。

一切の定着や固定がなく、年齢や肉体に関係なく、自らの在り方も認識も変え続ける様を見れることは、とても大きな成長となりました。

さらに、お別れの時にはとんでもない経験をさせてくれるインドスタイル、最高です。

詳細は、優しさと狂いのインド一人旅。人生観が変わる理由は狂った僧侶 をご覧ください。

 

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自分を成長させてくれる人の特徴

自分を成長させてくれる人の特徴

これまでの内容から、成長させてくれる人の特徴をまとめていきたいと思います。

1,自他を常に敬う在り方

「なんといっても」という特徴です。

自分を忘れない前提で他者を敬う在り方は、拒否せずに認めます。

「良い悪い」「正否」の固定観念やルールへの固着がなく、その人のそのままを見て、感じて、考えて、想ってくれます。

 

2,無言の温かい背中押し

「ほれ頑張れー」と笑顔で言われているかのように、温かいまなざしで見守ってくれます。

拒否しないで関わってくれることには、包容のような安心感を貰える特徴があります。

 

3,動機を与える己の頑張り

「こっちも頑張ろう」「もっと頑張らないと」とモチベーションを与えてくれる人です。

「もっと頑張れ」と躍起にさせてくれるのではなく、自らの中に潜む活力を引き出し、「私はこう思うから頑張りたいんだ」と自らの中で答えや行動動機を見出せる力をくれるイメージです。

本人が既にスゴイ成長しているのにまだまだ成長しようとする姿勢があり、何も投げかけらていないにもかかわらず、「こっちだってやってやるぞー!」と動機を見出す影響力があります。

 

4,未来を見据えて動き続ける

過去ではなく未来を見ます。

先にある結果ではなく、先にある喜びを見ます。

成功するのがわかっているかのように行動し、失敗を恐れるという概念すらない様は、周囲に自然と活力を与えます。

 

5,今日明日ではなく人生を生きる

成長させてくれる人は人生スパンで生き、今日や明日という目先を見ません。

「私は人生を生きている」という在り方は、時間の概念が存在しない様を表し、今に生きる全力な姿勢となる特徴です。

 

6,使命を持つ

使命を既に知っている特徴です。

自分の進む道が明確で、「こうなったらどうしよう」「もしかしたらダメかも」などの不安や恐怖に苛まれる可能性がゼロという確固たる様があり、信念を持ちます。

普段はふざけて過ごしていても、使命を全うする時には人が変わる。そんな人でもあります。

 

7,他者認識力が高い

他者の目線や立場で物事を認識する能力が高い特徴です。

「まるでこの人の方が私のことを知っているのかな?」と思えるほどです。

 

8,自分という存在が広い

他者認識力の高さは、自己認識力の高さを意味します。

自分という存在の認知が高く、内側からの内観や内省があり、外側からの客観視があり、他者目線からの他者認識があり、全体としての自分の存在認知状態、俯瞰性があります。

自分という存在が社会や地球など環境を含めた認識となり、「私」という自らを特定する言葉すら使わない人もいます。

 

9,自己理解による完全なる余裕

自分の確立にて物事の認識が完全フリー。

拒否せず受け入れる余裕があり、俯瞰して物事を認識する余裕を持ちます。

焦ったり悩んだり、物事を認められない様がなく、自己理解が終わっているので自分を知ろうともせず、自分を広げようとする特徴です。

 

10,恐怖も愛も共に大事にする

物事の認識に偏らないため、恐怖も愛も、拒否も受け入れも、善も悪も両方大事にします。

自分という存在に他人や社会性や地球環境などの[他]を含めているため、「いかに全体のためになるか」という見方で恐怖も愛も使用します。

善(愛)は良し、悪(恐怖)はダメという認識ではなく、どちらもそのままを認めた上で、「みんなのためには、社会のためには、全体のためには」と考えられる人で、結果的に自然と愛寄りになる特徴です。

 

11,自分の成長を忘れない

自らが変化し続けることを止めない特徴で、向上心があります。

「言い訳をしない」という意味でもあり、肉体や年齢など、何か抵抗となる要因があろうとも今の自分にできることを見つけて学び続けようとします。

 

12,他者の成長を見守る

自らが成長しながらも、他者が成長することを大切にし、その機会作りをします。

成長を見守り促す優しさがあり、「他者のためであることが自分のため」と思える大きな存在です。

 

13,人間性が高い

自分を成長させてくれる人を一言で表す言葉だと思います。

人間の理解があり、自分を知り、生きている基盤を知り、共存を知り、孤独を知り。

リアルな体感と認識による人間を物語る人です。

以上が、自分を成長させてくれる人の特徴でした。

※人間性が高い人の詳細は、人間性を疑うと言われた?人間性が高い人の特徴からわかる大事な本質 をご覧ください。

 

自分を成長させてくれる人とは?

人を成長させられるからには自らの基盤があり、成長を与えられる人間性の高さがあります。

人間として確立されています。

自分を成長させてくれる人のキーワードは、「人間として」「確立」の二つ。

人間性を物語る人間らしさとして、
「成長し続ける働き」
「変化を止めない動機」
「向上心」
があり、

「自分という存在認知」
「生きている基盤認知」
「確たる信念」
があります。

『人のために生き、使命を持って向上し続ける人』と言えます。

人のために生きることには、自分のためも、周囲の人も、生きている基盤である地球や社会性も含まれます。

統括的な「自分=人」という認識があり、自分のためだけに生きておらず、他者を敬い見守る強さと優しさを持ち合わせます。

人のために生きる材料として使命を持ち、信念を糧に向上し続けることができる、そんな素敵すぎる人です。

自分を成長させてくれる人とは、人のために常に前を見て、向上し続ける人生を生きる見本。

どこまでも見習いたい存在です。

※人としての成長の話は、人として成長するために必要なことは知ること|事実は常に裸を見せる をご覧ください。

人として成長する方法は知ること【裸で何ができる?という真意】人として成長する、魂が成長する、心が成長する。 成長することにはさまざまな言葉があり、必要な理解が分散されます。 そんな中で...

 

自分を成長させてくれる人 まとめ

いつの日か。

「少しでも、本当に少しでも近づけるように」

そんなことを思わせてくれる、自分を成長させてくれる人。

人生の講師のような貴重な存在は、少ないですが世の中にいると思います。

貴重だと思われるほどの人間の育みがあり、いかに経験と積み重ねによる人生理解があるかにて表れる人間性は、能力や才能などどうでもいいと思えてしまうほどに重大な生きる軌跡の深みを際立たせます。

人を成長させてくれる人ほど深く、自分自身を理解し、人を知り、人生を認識し、この世を生きる人はいないように私には思えます。

人間の象徴であり、虫でも動物でもなく、肉体も脳も心も持つ人だからこそ醸し出せる経験と認識からの人間性の高さ。

べた褒めがとまらない。

少しの関わりでも、一生忘れない影響と記憶を与えてくれる、そんな人ではないかと思います。

人間性の高さを物語る自分を成長させてくれる人は、人と人の継承を絶やさない認識を持ち、自らを何者でもない「人」に含め、その様が、「人」になりたい使命を持つ者に警鐘を鳴らしていくのかもしれません。

「いつの日か、誰かを成長させてあげられるように」と思えるように自らを成長させたい。

少しでも人に成長をもたらせるように、人間として素敵になれるように。人間をより成長させ、高みへ向かわせる力を育めるように。

そう思う方に役立つことを祈ります。

貴重な人間の持つ認識の話でした。

今日もグルジーはきっと誰かのために生きている、そんなことを思い出す今日この頃です。

素敵な出会いを増やして成長していきましょう。最後までありがとうございました。

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POSTED COMMENT

  1. ラック より:

    グルジー素敵ですね、私もインドに行きたくなりました。
    梅津さんの記事を読んで、私も新しい角度から物事をとらえる機会が少しずつ増えてきたと思っています。いつもありがとうございます!

    • 北斗 より:

      グルジーの素敵さを共有できて嬉しいです。
      良かった良かった。
      そうですか、ラックさん、こちらこそありがとうございます。

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