生き方

一人暮らしは自立ではなくお試し│実家暮らしは自立の基盤。

人それぞれに一人暮らしや実家暮らしの「自立」への影響度があります。

「一人暮らしをすれば自立」
「実家暮らしは自立できない」

このような見方もあると思います。

実際のところ、自立との繋がりはあるのでしょうか?

ここでは、一人暮らしと実家暮らしが与える自立への影響を紐解き、自立できるできないの詳細をお伝えします。

  • 一人暮らしは自立できるのか?
  • 自立とは一体?
  • 実家暮らしは自立できるのか?
  • 実家暮らし体験による気づきとは?

一人暮らしと自立、実家暮らしと自立の繋がりを知っていただくと、両方が自立に大切であることがわかります。

自立への理解と育みの一助となれば幸いですので、一つの考え方としてご覧ください。

一人暮らしで自立する

一人暮らしは自立のお試し

初めにお伝えしたいのは、一人暮らしが自立ではないこと。
「一人暮らしをしたから、はい自立」とはならないのが自ら立つことです。

一人暮らしは自立を育むために大切な行動の一つ。自立へ向かうためには活用的で効果的な方法になり、「一人暮らしという生活によってどのように自立を育んでいくか?」が自立できるか否かを決めます。

ここでお伝えしたい考え方は、「一人暮らしとは自立のお試し」というものです。

自立ではなく、自立できるかどうかのお試しとして一人暮らしがあり、あくまで自立を育むための方法となります。

 

一人暮らしは自責を持つ機会

一人で暮らすと実家暮らしとは生活模様が一変し、価値観や観念、生活に対する認識が変わります。

実家暮らしの際に自ら考えて、感じて、想って、判断して、評価して、行動してという主体性がなければないほどに、一人暮らしの時には「自分で決めなければならない」という念が強まります。

一人で思考して行動して決定することには責任があり、自責を育む機会となるのが一人暮らしです。
※自責とは自らの思考と行動を自覚し、責任を持つこと

自責の育みによって「自ら立つ」という言葉の「自ら」をしっかり認識できます。

立つがどうかはその後のお話。人それぞれに立つか、立たないか、立ったと思い込むか、立てない自分を誤魔化すか、立っていると他者に思わせてもらうかが違います。

立つ張本人の自分を認識するために自責が重要となり、自立するための初めのステップを一人暮らしで得ることができます。

 

一人暮らしによって自立できなくなるトリック

自らが契約し、判を押し、お金を稼ぎ、食事のマネージメントをし、身体管理し、家や道具を管理し、意見を持ち、物事を身体と頭と心で判断し、意思決定し、全てを自分で決めます。

自己決定は全て自責の育みとなり、他への執着や依存ではなく自らの主体性と能動性が養われることで自立への道を進めていきます。

しかし、一人暮らしするからこそ自責を持たなくなるトリックが潜みます。

 

一人暮らしの外面を主体にすると他責の育みになる

一人暮らしと言っても、外枠の形を主体に「一人で暮らしています」という人もいるかもしれません。

形は自立との繋がりがなく、反対に自立の本質を見失う可能性を高める行為。一人暮らしの中身がない場合には一人暮らししたことで自立できなくなってしまう可能性があります。

  • 親からの仕送り
  • 食事や掃除の世話を他者がする
  • 物事の意思決定は他者がする
  • 責任は他者が負う
  • お金や権利にて他力に執着する
  • 自己管理の意思がない
  • 時間・お金・人間関係の認識に主体性がない
  • 物への関わり方や価値観の変化や能動性がない

「この家に、一人で、暮らしている」という状態に中身があるかないかは、自分があるかないかを意味します。

  • 一人暮らしを壁で仕切られた社会的個人スペースの確保と思うのか
  • 賃貸でも家として住み、近所との関わりや自分の場所の意思を持つか
  • 自分色に住処を創作するか
  • 主体的に孤独と関わるか
  • 時間とお金と人間関係を認識しているか
  • 自己理解や成長意識があるか

自分の中身を付け足す機会になるのが一人暮らし。実家暮らしと価値観も認識も何もかもの考え方に変化を起こせると自立へ向かいます。

一人暮らしという外枠のみに頼る他責が起きると変化が起きず、他責を強めることもできるため、人によっては自立と反対方向へ向かってしまいます。

 

一人暮らしで自立するとは?

自らお金を稼いで生活すれば経済的自立の一部を得ます。

経済的自立は自らの価値創作?契約履行?社会的恩恵?お金の理解?経済の仕組みの理解?恐怖心理を煽った資金回収?と、経済を理解するための自分がどうなっているかが肝になります。

生活での自炊は?掃除は?お金に頼ってる?他力になってる?となれば、生活的自立と社会的自立はどうなのか疑問になってしまいます。

これらの根底には精神的自立があり、何を持って自立なのかわかりにくいものです。

しかし、自責があると自覚があるために、自らの思考も行動も把握し認める状態となります。

全ては自分で決めなければならない環境が、「一人」によってもたらされることで認められ、自覚できるのが一人暮らし。

自ら認めるのが自責であるために、「経済的自立は?」「生活的自立は?」「社会的自立は?」「精神的自立は?」と疑問に思うこともでき、自らを評価・判断できます。

「世間的にこういう状態が自立ですよ」と他の意見やルールがあっても、自ら認められるか否かが重要となり、自責を基に「自分」を明確にすることで主体性を持ち、自力で生活することができます。

自責を持った自力のさまに、自立の姿が少しずつ表れます。

 

自立とは自分の人生の一番初め

「自分」という存在を明確にするための他の影響や執着による翻弄や惑わしをなくし、主体的に自らの意思と意志(覚悟)によってできること・できないことを知り、認めることで表れるさまが自立です。

自責があり、自力があり、自分がおり、自らが自らを認める意識があります。

「自分」をはっきりさせると自分の人生が始まります。

自立は自らが認められる自分の人生をスタートさせるための一番初め。

「そのために一人暮らしが方法としてありますよ」というものです。

※一人暮らしで自立する詳細は、一人暮らしで人生は変わる?!「自分」の捉え方によって結果が違う をご覧ください。

 

実家暮らしで自立する

次は実家暮らしと自立の繋がりを見ていきましょう。

実家暮らしは自立の基盤

実家で暮らしていると、自責・自力を育む環境になりづらく、「一人」で意思決定する機会がないと自分の意思も意志(覚悟)も得にくいです。

特に「孤独」によって知る自己理解が少ないと、「自分」という存在を自ら認めて明確にしにくくなります。

このように、実家暮らしは自立とは遠く、ネガティブな印象があるかもしれません。

しかし一人暮らしと同様で、実家暮らしで自立する人もいれば、しない人もいます。

 

実家での家族との共存環境は自立の材料そのもの

実家暮らしで自立できる仕組みには、親や兄弟姉妹など家族との共存環境が大きく関わります。

家族と暮らす生活では、価値観も観念も在り方も人間性も何もかもに対して、「私は私を認める」とは思いづらくなります。

認めるも何も自分であるのが当たり前、お風呂場の掃除をしなくても、台所を使用して少し汚してもそのまま。それが自分ですのでいちいち自分を見つめません。

何もかもが当たり前である環境では、自分を自分で認める状態が少なくなりますが、家族を知ることで自分を認める機会が増えます。

見つめる対象が自分ではなく家族の人は自立します。

今の性格になった理由が実家にあり、価値観の材料となる親がおり、観念の構築に実家環境があり、自らが作られた起源を知れます。

身の回りの人・道具・出来事・家が、自分の在り方を作り、時間とお金と人間関係の原形を作り、性格も特徴を作り、肉体も血液量すらも実家暮らしの環境が作ります。

あんなに小さかった私達。1mmくらいの時もありましたね、懐かしい。

今ではすっかり重力で足の骨が折れるほど重くなり、ほとんどは実家での食事や人との関わり、価値観による自己管理、家庭環境による自己認識、家の配置、磁場、文化、ルールによって自分が作られています。

自分を明確にする機会に溢れているのが実家であり、自らではなく周囲を知ると、自らの思考と行動を作る基がわかり、自己理解が深まります。

家族を知れば知るほど、環境を知れば知るほどに、自立できるのが実家です。

 

実家暮らしで自立できる人

実家暮らしは自立有無が極端に分かれます。

自立できる人は家族のことをよく知っています。
自立できない人は家族のことをよく知りません。

「知りたくもない」という人もいると思います。その場合には一人暮らしで自立の道へ向かいます。

実家には自立の基盤が全て揃っているため、「一人」という環境以上に、自分が作られた歴史、仕組み、理由、原因という根本であり本質を知る機会があります。

しかし、「自分が家族によって構成された」と思うか否かにて、実家は自立しやすい場所にも、しにくい場所にも変わります。

どのように「自分」を捉えているかによって、実家暮らしにて自立できるかできないかが違うというものです。

 

家族との共存を受け入れる人は実家で自立する

「自分は家族によって構成され、自分らしさも個性も家族の一部として作られている」と認識する人は、家族を自分のことのように捉えます。

家族を敬い尊重します。

家族一人一人を知ろうとする動機や意欲があり、親の考え方、生き方、過去、価値観、観念を知り、自らの原形の理解へ繫げます。

家族との共存を喜び、意味を持って生活している人は、会話や関わりにて家族を知ることがそのまま自分を知ることになり、自然と自らの思考や行動を自覚します。

自己理解を深めることで実家での在り方、生活態度を見つめるようになり、家族への尊重があればあるほどに感謝します。

家族や家そのものに感謝する人は、物事を自らの意思と意志にて理解している表れ。自立しています。

 

感謝する人は自立のさまが表れる

感謝は優しさであり配慮です。

「家族だから何も考えなくていい、知っているはずだ」と思い込まず、配慮する人は物事を自分なりに考えて、捉えて、行動します。

感謝は形を変え、人それぞれに自立のさまが表れます。

実家で自立する人のさま
  1. 感謝する(配慮や優しさ)
  2. 家族を知るための会話をする
  3. 自らのことを伝える会話をする
  4. 実家にお金を入れる
  5. 実家の生活費や光熱費などの詳細を把握している
  6. 料理、掃除など身の回りの世話は自分でする
  7. 料理、掃除など身の回りの世話を家族の分までする
  8. 親や家の手伝いをサポート(自分のこともしながら助ける)

 

実家暮らしで自立できない人

上述の自立のさまがない、または少ない人は、自立する環境とは別物に変わります。

実家とは執着する、される場所。

他責で他力で他律。他立という思い込みにて作られる自立の異形も起こりかねません。

親や兄弟姉妹など、同居人からの影響によって自立できなくなっている可能性もあります。

自立を止める関わり方をされ、甘やかされ、褒めるのではなく支配するための肯定をされ、私物化され、同情を求められ、一方的に批判や悪口による攻撃をされ、「自分」という存在認知をなくす関わりをされる。

自らが自らを知るのではなく、「あなたはこういう人」「あなたの性格はこう」「あなたの価値観はこう」「あなたの人生はこう」と他によって自らを決め付け強要する環境では、自立から遠く離れていきます。

自らが認める自分の人生が始まらなくなり、誰かに生かされ、誰かに意思決定され、誰かに責任を持たれ、誰かに自分を存在させられ、自分を自分で知ることができなくなる危険性があります。

※実家暮らしの危険性は、【実家はストレス製作所になりやすい】実家暮らしに疲れる時の心理と対処 をどうぞ。

 

実家暮らしの大切さに気づく体験談

私は実家暮らしの経験があまりなかったため、海外を旅してから日本に戻った時、実家での暮らし方はどうすればいいのかがわかりませんでした。

家族との共存にはあらゆる条件や制約があり、「一刻も早く出よう」と思いましたが、「何か理解できるかもしれない」と経験のつもりで暮らしてみると、自己理解への鍵があると知れるものでした。

一人暮らしを15歳で始めてから、私はとにかく個を尊重し、「自分のことは自分で知る」「私は私によって構成され、生きている」と考えていました。

海外での旅によって自分を少し知ることができ、「自分とは自分ではない」という理解へ向かうと、自然や社会の一部として存在する認識になっていきました。

「それが自分であり、自分とはなんでもいいものだ」と思っていたのですが、実家に暮らすと新たな気づきがありました。

「自分はゼロ」という気づき。

「全てはこの人達によって作られたんだ」という気づきは、家族を知れば知るほどに認識する事実でした。

あらゆる記憶によって作られる人としての形と中身。根底には家族との関わりによって作られた原形があり、まるで内側奥深くから自分を知っていくようでした。

自らを外側から内側に向かって理解していた私にとっては新しい気づきであり、内側から知ると外側へ向かうのではなく「自分とは何者でもない」という理解へ向かいました。

「こっちの方が近道だったんじゃない?」と少し思えるものでした。

早い遅いはどうでもいいのですが、このように実家は「自分」ではなく、「他+他=自分」によって構成されている理解があり、自らを立たせるための基盤を知ることができます。

知ってしまえばあとは立つだけです。それが一人暮らしであったり、孤独の理解だったり、仕事や自分との向き合い方という行動で育まれます。

一人暮らしは自立のお試し

実家暮らしは自立の基盤

そんな気付きです。

※実家があるのに一人暮らしする意味は、【実家から通えるのに?!】一人暮らしする心理と意味は自己投資 をご覧ください。

【実家から通えるのに?!】一人暮らしする心理と意味は自己投資一人暮らし、シェアハウス、実家、友人宅の徘徊、居候、住み込み、テント、野宿、牢。 さまざまな選択肢がある中でも、実家が安泰の地であ...

 

一人暮らしと実家暮らしの自立 まとめ

実家暮らしは自立するために大変おすすめの環境です。

しかし、実家の捉え方を変えるためには一人暮らしが大切になります。

一人暮らしをしてから実家に戻ると感謝しやすくなり、家族によって自分が構成されている認知によって安心感や落ち着きを感じやすくもなります。

実家暮らしも一人暮らしも共に環境変化による気づく行動です。

経験によって自己理解を深め、成長への礎となり、変化させられます。

「自らが自らを変化させている」と思えるかが自責であり自立へ繋がりますので、実家暮らしであれば一人暮らしを、一人暮らしであれば実家暮らしを再度することは気づきの機会です。

自立を求めて行動されている方、自立を理解するために思考されている方。

行動も思考も共に大切な自分の理解であり、自責となります。

ぜひ、一人暮らしと実家暮らしの両方にある自立との繋がりを知っていただき、ご自身に照らし合わせるお役立ちができれば幸いです。

家族がいる方もいない方も重要なことは相手を知ることであり、自らの内部を冒険する気持ちだと思います。

家族を知るのは記憶の思い出しも方法の一つ。実家の場所があり、においがあり、雰囲気があり、記憶はなくならずに保管されています。

トリガーを見つけ、あらゆることを思い出し、家族との関わりで直接知り、考え、気づかれることをお祈りいたします。

それでは、一人暮らしの自立、実家暮らしの自立のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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