『DNAシフトセラピスト養成講座』
・セラピストになりたい方・自己理解を本格的に始めたい方
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著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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※本気で人生を変える方専用。
誰にでも優しくする人、まるで天使。
あっちに笑顔、こっちに、そっちに、なっちにも。
どっちを向いても嫌な顔をせず、おおらかに、気配り、気遣いを絶やさない、いい人。
日本の美徳であり、集合体としてのお手本のような人かもしれません。
そんな八方美人、なかなかに批判の的になることも。
「ずるい、腹黒い、信用できない、何を考えているかわからない」
真面目系クズと言われる人がいるように、同じように素敵な外面を持っていても、私達人間は他者の内面を確実には理解できず、猜疑心が生まれます。
そこで、八方美人の何が悪いのか、どうして悪い印象を与えるのか、真相に迫ります。
- 八方美人の何が悪いのか知りたい
- 悪い印象を持たれたらどう解釈すればいいか考えたい
八方美人にはメリットもデメリットもあり、大きな犠牲の上で成り立つ難しい在り方だったりします。
より美人化を極めたい方へ向けて、注意点と共に一つのご参考になれば幸いです。
Contents
八方美人の何が悪いの?
八方美人は「悪」の印象が付きやすい
どこから見ても難点のない美人の意。転じて、だれからも悪く思われないように、如才なくふるまうこと。また、その人。
※コトバンク引用
早速ですが、「へぇ、ってことは誰からも悪く思われたくないんだ、そのために手を抜かないで頑張ってんだ」と捉えられます。
捉え方が二つ。
- 「嫌われたくないから、自分のために周囲を気にして振る舞うんだ」
- 「周囲に害悪を与えないために、手を抜かずに頑張ってるんだ」
「自分のため」
or
「周囲(他者)のため」
目的によって捉え方の善悪は極端に変わります。
「自分のため」と捉えられると、偽善で、演技で、誤魔化しで、自己利益のために他者を利用して、いい顔をしているんだ、と思われてしまいます。
ここで着目したいのは、本人が周囲のために優しくする根っからの天使だとしても関係ないこと。
八方美人(またはいい人、優しい人)かどうかは周囲が唯一決めます。
「好印象はあるか、悪い印象を感じないか、抜かりないか、チェックチェック」
「何様だ?」と思えますが、周囲から良いも悪いも印象を持たれるということは、他者から評価されることです。
実際にいい人として優しく振る舞っても、「うむ、わしはグリーンピースを箸ではなくフォークで食べるタイプだ、だから箸を渡されても低評価、次は頑張りな」と偉そうに評価してくる人もいます。
誰からも好かれ、誰からも悪く思われない在り方は、本人の性格や人間性は二の次。
「振る舞いが正しいか、役立ったか、価値になったか、他者を喜ばせたか、目の前の人を納得させたか」
高評価に値する態度、動作、行為ができているか否かを周囲が判断し、良いも悪いも決めます。
八方美人の経験値の浅さ、常識理解度の低さ、他者認識力(空気読みや俯瞰性や先見性など)の低さがあると、周囲は振る舞いに対して低評価を下します。
八方美人の良悪:悪いかどうかではなく、評価が低いかどうか
八方美人が悪いかどうかは、あまり重要ではなかったりします。
善悪は後付けですのでなんでもいい、置いておきましょう。
重要点は、八方美人の在り方に対して周囲の評価が高いか低いか。
評価が低いと、八方美人は悪い印象になり、否定的に捉えられます。
評価が低いとは、「誰からも悪く思われない」が達成できていないさま。
※達成度が低ければ低いほど、評価も低い
いい人や優しい人としての振る舞いができておらず、手抜きが多くて穴だらけ。
「おいおい、素人さんはよそでやってくれよ」と客席から言われるイメージ。
典型例が、嘘をつかなければ矛盾を対処できない人です。
目の前の友人と梅おにぎりを食べながら、「やっぱ梅干しがベストだね」「そうだね、これ以上のおにぎりはないね」と賛同。
隣にいた別の友人はその会話を聞いておらず、「梅おにぎりって美味しくないよね」と言ってきたので、「ほんとだね、ちょっと酸っぱすぎ」と賛同。
目の前の友人は、「どっちだよ」となり、あたふた。
結局、友人に嘘をついたり、自分に嘘をついてその場を誤魔化したり。
ドンッと低評価決定。
良い印象を与え、悪い印象を持たれないためには、関わる一人一人の性格や特性、その場の雰囲気を理解する力を初め、俯瞰性、洞察力、知性、感度、共感性、調和するための柔軟性、嘘をつかないための洞察力、先読み、認識力…。
あらゆる能力の高さを求められるのが、八方美人です。
このことからわかるのは、八方美人とは何も評価されないプレーンではなく、周囲に価値や影響を与える提供者であり、良いも悪いも評価される側の立場であることです。
八方美人の良い悪いは本人次第で決まる
これまでの内容を読んでいただくと、「なんだか不平等な立場だな」と思えそうです。
実際に、八方美人は難しい上に大変苦労の多い立場、子供たちの将来なりたいランキングでは2000年連続ワースト3位入りです。
そもそもの捉え方として、八方美人は全員に強制付帯されたマイナンバーとは違い、なるかどうかは本人の選択に委ねられています。
八方醜人になってもよく、印象すら持たれない別の在り方、例えば「目立たず、当たり障りなく、社会性に前習い」などを選択すれば悪く思われる苦労は激減します。
なるからには周囲の印象を左右するのが八方美人、他者に自然と影響を与えます。
影響がある以上、良い悪いを評価される立場にいます。
タレントみたいなイメージです。
悪く思われることもあれば良く思われることもあり、一般とは違って幸も不幸も大きく変動します。
当然否定的な批判もされます。
一方で、肯定的に応援されて嬉しいことも増えます。
全ては周囲から高評価を得るか、低評価を得るかにかかっています。
八方美人が悪いかどうかは、全て本人がどれほどの振る舞いをして、どれほどの影響を周囲に与えるかで決まる、という考え方です。
※八方美人の末路は、【八方美人の末路は極端】3タイプ別行く末は『聖人or不幸or腹黒』をご参照ください。
八方美人のメリット&デメリット
八方美人とは使うものではなく、成長していく在り方
「周囲に良い印象を与え、誰からも悪く思われないため」に八方美人になれるのはおそらく超人や神様です。
生まれた時に、「天上天下唯我独尊、むにゃむにゃむにゃ!」と言った申し子みたいな。
私達人間は他者を思うように変えることができないので、「周囲に良い印象を与え、誰からも悪く思われない振る舞いをするため」に八方美人を選びます。
あくまで振る舞いです。
八方美人はなるかどうかではなく、なるために努力して成長していくもの。
少しでも八方美人になれれば、それだけ周囲からの評価が上がります。
しかし、八方美人になれないからこそ評価が低く、成長する必要性が表れます。
周囲の反応によってわかるのが、八方美人レベル(度量)。
- 悪い印象を多く持たれている場合、八方美人になれていない
- 良い印象を多く持たれている場合、八方美人に近づいている
悪く思われず、良く思われる、そんな他者の認識変化は、他者に影響を与えて左右されるものですので、如何に振る舞いを正し、一人一人の利益や認識を理解して、相手のために関われるかが問われます。
とても難しい行為でして、ただ優しい人になるだけでなく、精神性や人間性を高める育みの上で成り立つ、成長方法の一つ。
新人バーテンダーから、銀座高級クラブのママになっていく、そんなイメージです。
八方美人のメリット一覧
そんな成長するための在り方、メリットは多大です。
一覧でご覧ください。
- リーダーやボス適正
- 他者を理解する目が養われる
- 全体の俯瞰性、洞察力が高まる
- 寛容に懐が広くなり、思いやり深くなる
- 自らを信じ抜く意志が強くなり、自尊が高まる
- 苦労すればするほど苦労しなくなっていく
- 関わる人がプラスにしか変わらない
- 人を尊重して関わる余裕ができる
- 物事を受け入れる許容が広がる
- 精神的軸が明確になる
- 愛の大きい人になる
- 大器晩成
レベルアップは常に一歩一歩ですが、成長しながら人格も人間性も少しずつかつ確実に上がっていきます。
若い頃は誰しもレベルは低め。
天真爛漫でみんなを笑顔にするのが八方美人ではありませんので、周囲から悪い印象を持たれながら、少しずつ育んでいく過程が誰しもにあります。
成長すればするほどにメンタルは強くなり、自然と基盤も構築していくため、経験と共に人間関係も人生も楽になっていきます。
着実に叩き上げてきた功績は全て経験値となり、崩れない人間性を光らせ、大きな愛を持った人になっていく、そんな底知れないメリットがあります。
※誰にでも優しくする心理は、【いい人の生存戦略】誰にでも優しい人は誰にも優しくない をご覧ください。
八方美人のデメリットは一つ
デメリットはほとんどありませんが、あえてお伝えするならば一つです。
見習い時は周囲から悪く思われ、大変。
八方美人レベルが低い時は誰しもにあり、それを乗り越えてこそのメリット量産となりますが、過程は周囲からやんややんや、あることないこと言われます。
[悪く言われる=八方美人としての振る舞いができていない]という表れですので、
悪く言ってもらえるからこそより高みを目指せる、そんな自分だけでなく他者との無意識な共同参画だったりします。
若い頃は苦労しながらも、選択を変えずに自らを認め、在り方を貫く先に大器晩成が待っています。
デメリットは捉え方を変えれば精神的強さをもたらすため、真に八方美人になるための必須材料と考えます。
※八方美人として信用されない大切さは、「信用したくてもできない訳がある」八方美人はどれだけいい人でも違和感を生む をご覧ください。
注意点:解釈を間違えると全て壊れる
利点の多い在り方ですが、注意がいるのも八方美人の特徴です。
成長ではなく利益取得や不利益逃避など、自己都合で八方美人を使う場合、デメリットを量産してしまう可能性があります。
特に、ネガティブな不安や未知を恐れ、現実逃避するために使う場合、八方美人の在り方はボロボロ崩れます。
それは八方美人ではなく、外面の装いとして八方美人っぽい仮面を被るだけだからです。
例えば、「人から否定されたくない、嫌われたくない、嫌な思いをしたくない」
現実と向き合わないための逃避策として、誰しもに優しさを演じる。
逃避も演技もとても重要なものですが、仮面使用は八方美人を演じ続ける強制を自らに課します。
息抜きができないほどに疲れやストレスを溜め、自己表現ができなくなり、感情がわからなくなり、自制がなくなり、自分を見失います。
「もう、優しくするのやめたい」
自ら選択している意識がなくなり、まるで誰かにやらされているように自己犠牲を払い、強制的な笑顔作りが起こり、内弁慶で怒りやすくなり、心が開かなくなります。
ニコニコアンパンマンの着ぐるみだったはずが、いつの間にかジッパーがあったことを忘れ、そのまま過ごす、「なぜか息苦しい、なんで?」という見失いです。
八方美人とはなりたくてなれる便利道具ではなく、努力と成長によって少しずつ近づける在り方であるため、「私は八方美人です」という振る舞いは注意が必要です。
八方美人向きか否かは一目でわかる
心優しいにもかかわらず、周囲の批判の多さや人間関係の疲れから、本質を見失ってしまうことがあるかもしれません。
ご自身が八方美人向きかどうかはすぐわかりますので、ご参考になればと思います。
八方美人に向いている人は、周囲に否定されても自分の在り方を貫きます。
これだけです。
なんというか頑固に思われることもありますが、信念の表れです。
周囲から批判されても周囲に優しさを与え、笑顔を振りまき、気遣いを欠かさず、周りと共感し、調和する。
八方美人が人間にとってプラスであると疑わない信念。
潜在的に自らの正しさを熟知していると考えられ、愛へ向かう育みを信じて疑わない心(共同体意識)の賜物です。
少しでも今の状態に違和感があり、「このやり方は違う気がする、やめたい」と思う場合は、今すぐにやめた方がいいかもしれません。
そうでない場合、自らの愛が正しいと言っているため、周囲から何を言われようと貫くことに意味があり、成長がより進んでいくことと思います。
八方美人の解釈ポイント
最終的に、八方美人の捉え方はこのようになります。
悪く言われる場合、「悪く言ってくれる」が真相。
悪く思われ、孤独を味わうこともありますが、だからこそ意味があります。
周囲の反応は自らの力量や度量の鏡写しです。
提供者は常に価値や影響を与える側ですので、周囲からの肯定も否定も全て重要です。
初めは大変苦労すると思います。
他者のことがわからず、自分のこともわからず、それでいて優しくする、気遣う、それは難しすぎます。
経験値を高め、人との関わりを増やし、自他共に理解を深め、徐々に気遣いや配慮、優しさや思いやりが提供できます。
難しい道だからこそ楽しい。
徐々に成長していく過程が大変だからこそ嬉しい。
悪く言う他者がいるからこそ、「誰しもにとっての利益とはなにか?」を考え、追及し、冒険できます。
こんなことはおそらく八方美人にならないと考えることすらありません。
「誰からも悪く思われない、誰もに笑顔を与える」ことができるのはおそらく神様の御業。
神様になれずとも近づくための道が八方美人であり、大変な中で少しでも成長を目指す姿に、私達未熟な人間だからこその生きる道があるのだと思います。
みんなのために頑張る。
こんな素敵な在り方、悪い訳がありません。
※他人に興味がないと何が悪いのか、【何が悪いの?】他人に興味がないメリット&デメリット12選 をご覧ください。
まとめ:八方美人の何が悪いのか
- 悪く思われず、良い印象を与える八方美人
- 他者の良悪認識を変える在り方、良い悪いは本人ではなく他者が決める
- 八方美人が悪いかどうかの材料は、本人がどれほどの振る舞いをして、どれほどの影響を周囲に与えるか(評価の高低=良悪)で決まる
- 価値や影響を与える提供者であり、評価される側の立場は、能力の高さを求められる大変な在り方
- 周囲の良悪反応にてわかるのが、八方美人レベル(度量)
- 悪く言われることが多ければ多いほど、八方美人になれていない合図
- 悪い印象をもたれながらも一歩ずつ成長する先に、たくさんメリットがある
- 若い頃は経験や物事の理解度が低いのが当然であるため、八方美人は若い内は苦労必須のデメリットがある
- 成長するための在り方なので、道具として使うと苦しくなり、自分を見失う可能性がある
- 八方美人の向き不向きは、周囲に否定されても貫く信念有無でわかる
- 誰しもに必要な在り方ではないので、「やめたい」と思う場合は今すぐやめた方がいい
- 八方美人は調和と共感の共同体としての在り方であり、愛そのもの
八方美人とは常に自分のみでなく、他者も含めた共同行為。
成長と共に愛を大きくしていく道です。
大変だと思いますが、ぜひ自らを信じ、周囲の評価を活かし、成長と共にメリットを味わいましょう。
大きな愛をより大きくするために、一つのご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『心理とスピリチュアルの学び場』
誰しもに人生を変える機会と選択があると信じています。著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。