『DNAシフトセラピスト養成講座』
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著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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※本気で人生を変える方専用。
「あの女、気にくわないねぇ、無視しちゃえ」
私が会社員だった時に見た、女性上司の無視攻撃。
無視される側は見えない世界で右往左往する、まるで透明なトラップ。
気に入らない時の無視、実は男女によって狙いが違い、無視する意味が変わります。
どうして無視するのか?
真意がわかりにくい沈黙と曖昧の合わせ技、気に入らないと無視する男女の心理を紐解き、狙いを明らかにしたいと思います。
- どうして無視されているかわからない
- 気に入らないと無視する人の心理が知りたい
男女の違いには明確な狙いの違いがあり、無視によって人間性や精神まで垣間見えます。
無視されるとどう関わっていいかわからなくなりますので、対処を見出すための一つの考え方となれば幸いです。
Contents
気に入らないと無視する人の心理と狙い
気に入らないと無視する心理
気に入らない、思い通りにいかない、自分のしたいようにできない、期待通りにならない。
自分に利益がない、または不利益があることでの不納得状態。
自己利益を中心に物事を捉えた認識。
「今日はカレーだって言ったじゃないか!」と現実を認めず、拒否するだけでなく、「納得いかない」
それじゃあ、
「今からでも直ぐに作りなさい、これは命令です」ではなく、
「納得いかないこの気持ちをなんとかして」でもなく、
「私が今からジャワカレーを作る」でもなく、
「やだやだぁ、もう」でもなく、
無視。
気に入らないことが起きた時、納得いかない自分をなんとかするでも、憤りを発散するでもなく、無視。
ここで初めにわかるのは、怒るのではなく冷めることです。
怒っていないのに無視する人の狙い
無視する人は、納得いかないことが起きたら自己内部にこもります。
期待や願望など利益欲求が思うようにならなかった瞬間、落胆による喪失や失望を感じないように、怒る以上に冷めます。
キーとヒートアップするのではなく、ヒヤーとダウン。
落胆によって自分の喜びや安心が消えるのを防ぐ自己防衛です。
冷めるのが早く、諦めるのが早く、妥協に慣れている過去の経験則に基づくと考えられます。
気に入らないと無視する人は、起きた現実を変化、改善、対処、解決して利益を作るのではなく、自己内部にこもって自分の心を護る姿勢に入ります。
しかし、「納得いかない」という念が残っているので、自己内部にこもって心を護りながら、無視によってある狙いを定めます。
無視する人の狙い
無視とは一概に無視する側が悪ではありません。
無視そのものには意味が三つあり、状況や狙いによって変わります。
- 自己防衛
- 他者支配
- 罰の与え
詳細をサラッと見ていきましょう。
①自己防衛
自分の身を護るための無視。
あまりに周囲の影響が酷く、攻撃される、エネルギーが吸い取られる、精神が形骸化するなど、身を護らなければならない状況では無視や無関心は得策です。
こちらを見ながらも話しかけているのは自分自身、なんて人もおり、我欲を満たすための一方的な利用、話を聞く人形が欲しい、自己利益を得たいだけの搾取者、相手を敬わない意味で自分から無視している自覚がない人もいます。
特に自己中心的な人、わがままで、自己愛性で、相互認識を無視して一方的に話しかけて関わってくる人には対処が急務です。
怒り慣れていなかったり、怒りを忌み嫌う人もおり、外部に発散したくない気持ちがあります。
怒り狂うことで相手に何をするかわからない怖れや、余計なことを言って傷つけてしまう危惧があり、口は災いの元、相手を敬い大切にするためにも無視は重要な防衛法です。
②他者支配
一方で、他者を支配して、思うようにコントロールする方法にもなるのが無視です。
無視にて支配する際は条件があり、怒りの感情を発生させない、または制御している必要があります。
感情は一度発生するとコントロールが難しく、特に怒りとはアウトオブコントロールになりやすい最たるものですので、感情に翻弄されないことで無視の効果が発揮されます。
怒っていない場合、無視によって情報遮断することで相手は状況把握できないため、主導権を握りやすくなります。
たくさん喋っていた人が急に黙りこくるように、ギャップを混ぜて無視を使うと相手を翻弄しやすく、効果が最大化します。
見えないトラップで惑わし支配して、思うように使うために相手のメンタルを握る。
人を支配して利益を得るために、利用価値の高い行為が無視です。
③罰の与え
最後の無視は、相手を傷つけ、罪の意識を植え付け、罰を与えます。
言い方を変えると、復讐、または反省させる行為です。
相手の行為、思考、感情、感覚、認知、目的、欲求、自我、存在、あらゆる存在の基を無効化、まるでそこに存在しないようにする無視。
無視が悪なのかは状況によりきりです。
起きていることやしたことに気づかせるため、反省を促す機会の与えにもなります。
「あれ、私なんかした?悪いことした?」と思わせ、思考と記憶の中をグルグル巡らせ、静寂の中を疑問と困惑で埋め尽くさせ、本人に改善と対処の行動を促す沈黙の働きかけとなります。
自分を上の立場にして、「これは復讐だ」「痛い目を見てもらおう」「反省しなさい」といった狙いがあると、無視によって相手をこらしめることもできます。
人によってはサイコパスのように心を傷つけるために無視して、そのさまを楽しむこともありますが、無視は我に基づく他の否定や利用であるため、エゴが増長して自分そのものが消える副作用もあります。
使い方次第で痛みを与え、気づきを与え、針を突き刺し、存在を消し、無視する本人の存在も喪失させます。
※挨拶を無視する人については、無視できてしまう。挨拶を無視する人の「エゴ」│対処は山登り挨拶 をご覧ください。
気に入らないと無視する人は、怒ると無視する人とは違う
人それぞれに狙いを持って無視という行為へ及びます。
無視の目的はあれど、気に入らないから無視するか、怒ったから無視するかは意味が大きく異なります。
ここでお伝えしている、“無視する人にとっての気に入らない”は、怒りの感情以上に不納得による思念です。
怒らずに冷める、自己利益を中心にするがための諦めや妥協が多い場合、過去の経験則によって怒りは感情ではなく思念になりやすいです。
[気に入らない=怒りの感情]
[気に入らない=納得いかない思念、冷める動機]
怒りとは本人も周囲も味わいたくない心地悪いものであり、愛やエゴの憤りによるエネルギー放出です。
実際に怒るか、怒りを制御して小出しにするか、怒らずに思念にシフトするか、はたまた怒っている振りをするかが変わります。
怒る場合にも外側に表現して発散するか、自己内部で抑圧して停滞させるか、内部に留めて自己対処するかが人それぞれです。
怒ると無視する人は実際に怒りを発生させます。
が、外側に発散せずに、自己内部で抑圧して自己対処します。
怒りを制御せず、内部に発散しながら、自ら対処しなければならない状態です。
キーキーと外側に出さないだけで、内側はキーキーと怒っている状態、感情と向き合って対処するには我慢力、知性、認識力、俯瞰性、個々の尊重、自己解決能力、そして孤独でいられる力が要ります。
これらがないとストレスがとんでもなく、負のエネルギーが心身内部に蓄積して病気になる可能性もあり、結果的にとにかく怒りやすくなって感情に翻弄されます。
気に入らない状態はこれとは違い、怒るさまを利用するかどうか選ぶ状態(怒りの前段階)です。
感情の扱いではなく、「どうして不納得になるか?」の価値観や信念体系の思考が着目点になり、
自己利益を中心に捉える認識(物事の見方と欲求)が、「気に入らない、だから無視する」の行動を生み出す心理の核となります。
このことから、気に入らないか、怒ったからか、無視する動機が違うので両者は全く別物と考えます。
※怒ると無視する人の心理は、怒ると無視する人の心理と対処法│感情表現の孤独さと独りよがり をご参照ください。
気に入らないと無視する男性と女性
ここからは男女によって違う無視の狙いにフォーカスしていきます。
気に入らないと無視する男性の狙い
男性の場合、主に五つのさまが目立ちます。
- 相手に責任を負わせる
…謝ってもらい、自分の下だと思わせたい - 言うことを聞かせる
…困らせて主導権を握りたい - かまって
…認められたい、褒められたい、わかって欲しい - 嫉妬
…甘えたい - めんどくさい
…感情的で対話にならない諦め
男性心理のポイント:受動的防衛スタンスによる無視
男性が無視する場合、内面が子供っぽい精神であり、外付けに大人っぽさを塗り固めている人かもしれません。
自分を知って欲しい、願望を満たして欲しい、自分の価値を見出して欲しい気持ちがあり、受動的に愛欲や不平不満を満たそうとするスタンス。
いわゆる、願望(待ち望み)が無視という形になります。
レールを敷かれて、その上を歩き続ける、待っていれば物が食えるなど、受動が恒常化してそんな自分を正当化すると、「怒っているんだよ、ねぇ」と知ってもらうために無視します。
相手を困らせることで興味を向ける、非行少年的メンタルがある人もいます。
職場の上司である場合は、権威という外付け装飾にて相手を支配したい受動的願望があり、「上下をはっきりさせたい、主導権を握られたくない」という不安優位でマウントをとりたい心理となります。
しかし攻撃性がないために、防衛スタンスを糧に長期戦に持っていく結果、無視という方法になります。
気に入らないことが起きた、納得いかない思念の世話を他者にしてもらう、そのために無視が使える。
甘えん坊であり、めんどくさがり、子供の頃に親が過保護にした(または真逆)と考えられ、自己利益を受動的に欲する願望の強さがあります。
総じて、
自分が大切にされている、大切な存在だと思わせてもらうための、受動的防衛スタンスによる願望取得方法になりやすいのが、気に入らないと無視する男性心理です。
中には、何度も対話を試みたが成立せず、言うのが無駄であるために無視せざるをえない人もいます。自己防衛ですね。
※支配されない男女心理は、【支配されたい女と男の心理】誰しも支配したいしされたい真意 をご覧ください。
気に入らないと無視する女性の狙い
女性の場合、主に四つのさまが目立ちます。
- 罰を与える
…こらしめて反省させたい、復讐したい - 他者支配
…相手をコントロールしたい - 甘え
…自分の大切さを知って、認めて欲しい - 心の閉じ
…愛を持って関わらない無関心
女性の心理ポイント:自己愛による支配
女性の目立つ点は、無視によって心を閉じ、愛を与えない宣言を無言ですることかもしれません。
かまって欲しい甘えが相手を困らせる、そんな男性と同じ心理もありますが、かまって欲しい訳ではない人も多く、「私の存在の大切さを知るべきだ」という気持ちが見え隠れします。
自立している人、依存または執着されやすい人が多い傾向で、内面がとにかく強いですが、外面の影響に脆く、刺激への抵抗力が弱く、傷つきやすいところがあります。
見栄(ネガティブなプライド)を持ちやすく、強がりは時に頑固や固執になります。
自己愛が強く、奉仕したり世話好きであり、与えることに満足感があります。
一方で、与えても反応や返答がないと、「気に入らない、納得いかない」と思いやすく、見返りがないと不満が募ります。
与えている思いが支配の正当性を見出し、自立が厳しさを追加し、「わからない相手には痛みでわかってもらおう」と世話を放棄する意味で罰を与えるスタンスに。
「一切ヒントは与えず、相手がわかろうと努力し、こちらの気持ちを配慮し、しっかり反省するべきだ」という思いは、本人も知らぬ間に支配を狙いますが、一種の自己愛変異でもあります。
自らが与えていることや働きを知ってもらいたい願望があり、「認めて、もっと必要として、もっとわかって欲しい」という思いを、受動的に待つのではなく能動的に相手に委ね、機会を与えるように待つ狙いが無視を象徴します。
総じて、
「もっと周りを見て、相手(私)を知るべきだ」という自己愛の支配方法になりやすいのが、気に入らないと無視する女性心理です。
中には、これ以上関わらないために無視しなければならない人もいます。自己防衛ですね。
無視には人それぞれの狙いがあり、男女で傾向は分かれますが、男性でも女性性が強い人、または反対も然りですので、男女の区分けはあまり意味を成しません。
※感情に翻弄されない女性の詳細は、【感情関係が鍵】感情的にならない人の特徴と女性ならではの精神性 をご覧ください。
気に入らないと無視する人 まとめ
男女によって無視の目的が違い、人それぞれに狙いがあるからこそ無視する、というお話でした。
傾向は、男性の場合は願望欲求が無視となり、
女性の場合は、愛による支配が無視となる、と考えられます。
怒ったことで無視する人のように、既に発生した感情エネルギーと向き合っているかどうかは大きな線引きとなり、心理の重要ポイントをうたいます。
自己ルールに反する不平や不満の思念や欲求のあらがいは、感情エネルギーとの向き合いではないため、思う存分受動的に無視を活用できる点があり、怒ってからでは自己防衛に徹底せざるを得ない点があります。
このことから、気に入らないと無視する在り方には、「現状をどうにか対処しなければ」という追われがなく、「如何に無視によって自己利益を得るか」へのフォーカスが起きます。
自分のことしか考えず、相互交流を一方的に遮断する行為ですので、幼稚で精神未熟と思われやすく、「受動と他の支配」という他への依存が男女ともに目立ちます。
もし関わりがある場合、依存させないことが対処の重要点です。
受動でも支配でも利益を他から得るスタンスは、精神を成長させるかどうかの本人の意志が重要ですので、周囲が変えようとするのは困難です。
無視されることに困る以上に、「今後も関わるべきか、自分はどうなのか、依存させていないか、人間関係の相互が怠惰になっていないか」を客観視する機会かと思います。
より相手を知り、ご自身を知るためにも、心理理解が一つのご参考になれば幸いです。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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