方法

自分を認めるために。潜在意識に「ある一つ」のポイント

なかなか自分を認めることができない。

「認める」という行為には、顕在的と潜在的の両方の意味があります。

「自分を認めよう」と行為する時には自覚しているものと自覚していないものがあり、「自分を認められない」と思う時には自覚しているものと自覚していない原因があります。

顕在意識だけでなく潜在意識があるために、自分を認めるという行為がわかりにくくなる実情があります。

ここでは、自分を認める際に重要であり見過ごしやすい、潜在意識についてお伝えします。

  • 自分を認められない心理的要因とは?
  • 自分を認めるために重要な潜在意識の「ある一つ」とは?
  • それでは自分を認めるにはどうする?

根底にありながら、核となる潜在意識に引っ掛かる記憶。

自分を認める際の足掛かりとして、一つの考え方がご参考になれば幸いです。

自分を認められない心理

自分を認められない心理に自分軸の自覚有無

私達人間は目的があるために行動します。

「自分を認めたい」と思う場合には何かしら認めることに目的があると思います。

にもかかわらず認められない場合、認めたいのに認められない何かがあります。

まるで富士山頂でお日様の顔出しを見たいのに、山中で足止め、疲れ、彷徨いのような何か

何かとは自分軸です。

本当に目的が見えていれば、足でもぶち壊れない限り、時間をかけてでも登ります。

しかし、自分軸がなかったりズレている場合、「自分を認めたい」と思っていても本当に思っているのかどうか?という可能性が出て来ます。

自分では思っているのは確かなはずですが、自分軸のズレは自らでは気づきにくいために、「これが私の意思だ、意見だ、覚悟だ」と思っても、真意かどうかは全く別の話だったりします。

これが顕在意識と潜在意識の両方がある、私達人間のふしだらさです。

 

自分の意思がないと自分軸がいつの間にかズレる

自分軸のズレは自分の意思がない状態とイメージされるとわかりやすいと思います。

意思がないと、「これが目的だ」と見ていたゴールが突然パッと消えたりします。

目をこすって、「あれ、ここを目指していたのではないのか?」と初めて気づくのが、自分の意思で決めた目的ではなかったことです。

意思は自らの知覚と認識によって材料を集め、自らの意見を持ち、決定します。

意思のためには自らの価値観があり観念、固定観念も含まれ、決定します。

価値観や観念は今日までの過去に得た知識や経験が全ての材料です。おぎゃーと生まれてから今この瞬間までにはたくさんの情報があり、自分軸を構成します。

自分軸がなくなったりズレる場合、得た知識や経験がしっかりと自分の情報になっていないことが考えられます。

自分の情報になっていないのは、情報自体を認めていないためです。

 

他によって構成されている自分という存在のトリック

自分を認めるとは自分そのものの存在を認知する意味です。

情報を認めるとは自分の知識や経験になったと自覚する意味です。

世の中を見てみると、自らの経験によって得た知識よりも遥かに多いのが「他の情報」です。

テレビ、映画、本、SNS、Youtube、タレントの発言、著名人の言葉、政治家のイメージ、日本の社会性、常識、ルール、規律、教科書、このブログも然りです。

他の情報によって自らの価値観や観念の材料が埋まっていきます。割合は何パーセントでしょうか?

[自分の経験3%:他の情報97%]とこんなイメージです。
3%もないかもしれません。

自分を認めるためには自ら以上に、他を認める必要があります。

自分で経験したことは嫌でも自分の意思であり情報になります。そのため、3%はもう認めています(人それぞれにパーセンテージが変わり、私自身を考えると0,1%くらいが自分の経験かなという印象)。

 

自分を認める方法は大きく二つに分かれる

自分を認める際には「自分って一体何?」の理解が大切です。

「自分だと思っているのがなんとほとんど他によって構成されている?!」となれば、認める対象は自分ではなく他です。

しかし、「他を認めて何になるの?」という感じは否めませんね。

ここに大きく関わるのが、自己保有の概念です。

自らを保有していると思う場合、他を認める認識へ向かいずらくなり、自分を認めようとしても他で構成されている自分を認められなくなります。

目的がわからなくなり、真意として理解していない状態です。

わかりやすくなればと思うので極端にお伝えすると、私達が「自分」だと思えるものは意識ぐらいしかありません。強いて言えば受精卵の時の1mmくらいの「・」が保有物です。

あとは母親の血液や栄養を貰ってスクスクと大きくなり、ポンッと出てきてからは地球上の植物や生物や水や酸素をパクパク食べて、今ではなんとほとんどが他によってできた大きな物体になりました。

自己保有できるわけがありませんという話ですが、「私が私」「これが自分だ」と思うのは自然です。思わないほうが変人扱いです。

この常識によって認めるのが難しくなると同時に、認めやすい方法も見出されます。

自分を認める方法は大きく二つに分かれます。

自分を認める方法
  1. 自分で自分を認める
  2. 他によって自分を認める

 

①自分で自分を認める方法

一つ目の方法は自己保有をなくすことで成し得ます。

「私は私」「己は己」という認識がなくなった時、他を含めて自分が構成されている気づきと共に自然と認められます。

こう言うと簡単そうですが、苦しくて怖れを感じる難しい方法であり、精神的な悟りや真理への気づきへと続くいばらの道です。

しかしちゃんと方法があり、潜在意識を理解することで認められるようになります。
※詳細は後述

 

②他によって自分を認める

こちらが現在主流の方法となっております。

非常に手軽で便利。条件に則ることで自分を容易に認められ、「私は私だ」と強く主張するほど保有概念を持っていたとしても何の問題もありません。

苦しみや怖さはありません。あるのは努力と劣等感との戦い。自分を認めるための条件は他から認められる自分になることです。

条件詳細はまず金です。たくさんあればあるほどいい。あとは権力、肩書、学歴、家柄、名誉。

さらに高評価・好判断を貰える社会の順応性、知識量、インテリ風味、ボキャブラリー、肉体造形です。

勝負が付きまとい常に他と比較、区分け。勝ち続ければ続けるほどに自分を認められます。

 

どちらも人それぞれに大切な認める方法

①は自分を手放すことで自己理解を深めます。
②は自己保有にて自己肯定できる材料を増やします。

どちらが良いも悪いもありません。人それぞれに大切な方法であり、遅かれ早かれどちらが必要か気づく日がやって来ます。

例えば、とても美人と言われる女性がいます。

綺麗だと周囲から評価され続け、自然と自分を他によって認める在り方が定着します。

ある日、頬に皺のような線があることに気づきます。
「これは嘘だ、気のせいだ」と化粧にてパッパッと掻き消します。

数か月後、反対側の頬にも皺が出て来ます。

ここで気づくのは、他によって認めるのではなく、自分で認めなければならない現実です。

他によって自分を認めていた場合には、遅かれ早かれ自らで自らを認める日がやってくるのは共通です。

 

自分を認めるための潜在意識

自分を認めるための潜在意識の「ある一つ」

お待たせいたしました。
「ある一つ」の詳細に入りましょう。

自分を認めるためには自分軸の有無が関わり、そこには自己保有の概念が関わると知っていただきました。

自己保有があれば「私は私」と、自分がほとんど他によって構成されている気づきには向かいにくくなります。しかし、他によって認めてもらう方法によって自分を認められます。

自己保有があるのは自然なさまです。ない人は極めた変人です。

「私は私」と思っていても自分を認められない場合は、自分を他によって認めようとしておらず、自ら認めようとしている人だとわかります。

「どうして認められないか?」の答えが、潜在意識の理解有無です。

 

他によって構成されている自分とはほとんどが潜在意識で無自覚

ほとんど他である私達人間。他の情報にて価値観と観念が構成され、在り方も人格も考え方も食べ方も固定観念すらも、何もかもが他によって作られます。

しかし、作られている自覚はほとんどないと思います。

自覚しているのが顕在意識。無自覚なのが潜在意識と言います。

潜在意識は自覚していない思考や行動のことです。

無自覚であると、認める対象の「自分」が特定できません。何を認めればいいかわかりません。

自分軸がないと認める対象がもしわかったとしても、どうやって認めればいいかの意思がないのでわかりません。

いろいろややこしいです。

しかし、ご安心ください。私達人間のややこしさの根底、自分という存在の根底にはほとんどの方が共通の潜在意識があります。

「ある一つ」とはこちらです。

 

潜在意識の「ある一つ」とは家族のこと

私達一人一人の価値観と観念の核となるのは、家族という他からの情報です。

自分という存在の在り方が家族によって作られ、認める対象の自分が構成されます。

  • ご飯の食べ方
  • お金への価値観
  • 話し方
  • 誰が好きか
  • 何が好きか
  • 何を欲するか
  • 何に満足し、納得するか
  • 何を怖れ、嫌がるか
  • 何を良いと言い、何を悪いと思うか
  • 何が善で、何が悪か
  • ‥‥

何から何まで母親や父親、兄弟姉妹など、生まれた時、幼少期、成育期に共生していた家族によって自分の基盤が作られます。
※または近所の友達、親戚、教師など身近な存在

何も固定観念がなかった真っ新な赤ちゃんの時から教え込まれ、躾され、教育され、叱咤され、排他され、愛され、捨てられ、仲良くなり、喧嘩し、認められ、縁を切り…。いろいろあると思います。

真新しい他の情報を得て生きる術とする何も知らない赤ちゃん。何が何でも家族からの情報を自分のものにして生きようとします。

愛を与えられる時も、心を穢される時も、尊重され、肯定され、利用され、否定され、家庭毎にさまざまな自分が作られます。

家を出て独り立ちしても、常に自らの在り方となる価値観や観念には家族の情報が含まれ、自分軸の核が作られます

※自分の非を認められない時は、【直し方は自分の手放し】自分の非を認めない、認められない。をご覧ください。

 

自分を認めるために知りたいこと

自分を認めるためには、「潜在意識内の家族」の理解がポイントです。

当たり前となり自覚もしなくなった自分の在り方があります。

ご飯を食べる時にどうして顔をお茶碗に突っ込んでガツガツしないの?
お水を飲んだ後にどうしてカップを外にぶん投げないの?
どうして障子に全て指でブスっと穴を作らないの?

小さな頃にオラオラと刷り込まれるように家族から情報を取得し、自らを構成する基盤となります。

自分軸が家族によって作られているために、家族自体や関わりを認められないと、自分を認め難くなります。

家族を認めないとは自分を認めないことであり、自分軸を認めない意味です。

これが潜在意識という無自覚の領域。トリッキーです。

 

家族との不仲、許さない記憶、認めたくない経験が引っ掛かる

家族と仲が良い人もいれば、悪い人もいます。

自分を自分で認めようとして認められない場合、家族との不仲が原因になっている可能性があります。

自分を認めるためには家族を認めない自分を知ります。

不仲であるさまを認める必要などありません。認めるのは家族を認めない自分です。

許さない、認めたくない記憶があれば、家族や特定の人を認める必要などありません。認めるのはその気持ちを抱いている自分自身です。

家族を認めるのは家族のためではなく、自分という存在を認めるため、自分のためです。

 

認めるとは肯定ではなく、自分の意思で知ること

肯定したくなければ肯定する必要はありません。

潜在意識にある無自覚の情報であり、家族という他からの情報を自覚して知ることが、自分の情報に変換させて意思となり、自分軸となります。

家族の前で違和感を感じたり自分らしくなくなる場合、認めていない何かがあります。

「どうして母親の前では友人の前とは違う接し方をするんだろう?」と違和感があれば自覚します。

母親に恨みがあったり、認めていない何かが潜在的にあります。

「憎悪とかないけど、恨んでいるかも」と思い当たれば自覚して終了。母親を肯定せず、記憶を知る。もちろん肯定したければしてください。より認められます。

自らの潜在意識を知ると、自分を認められるようになります。

 

[自分=家族+他+自]の意識を明確にする

潜在意識は自覚すればするほどに自己認識を広げ、自己理解が高まります。

「自分を知る」ことは自らを認める意味であり、自らを受け入れるための前段階です。

自分のことは自分にしかわかりません。しかし、自分を作っているのは他であり全体です。

家族でありながら社会であり、自然であり地球であり宇宙でもあります。

あらゆる「他」と「自」の組み合わせによって自分が存在していると明確にすればするほどに、自己保有から離れて自然と自分が手放されます。

手放しは自分への固執や執着をなくし、「認めていない記憶を認めない」という無自覚の概念から離れ、自分を認められない引っ掛かりがなくなります

良いも悪いも人それぞれにあると思いますが、家族とは切っても切れない関係にあり、血縁やDNAなんてものではなく、価値観や観念による自分軸の基盤としての繋がりであり、自らを認めて受け入れるためには欠かせません。

今の自分の基盤となり、自分の不調和にも調和にも関わる理解の源です。

潜在意識の理解を深めると、自らを自らが認める引っ掛かりがなくなり、無自覚の自分を知ることで、認める対象の「自分とは何か」を特定していきます。

自分を特定していくと自然と自分を認めている。これが、他によってではなく自ら認めようとする人の結果です。

家族を認めるも認めないも真意として考えなければ、自分を認められない苦しみがありません。

家族を認めないと少しでも思ってしまう家庭であれば、自分を認められない苦しみが生まれます。

家族を喜んで認めたいと思える家庭であれば、自分を認めるも認めないも考えないほど自然と認めます。

気楽に行きましょう。

※自分を認めるのが苦しい際は、【苦しいのは心のサイン】自分を認められないのが難しい時の自己理解 をご覧ください。

【自分を認められない苦しさは心のサイン】認めるのが難しい時の自己理解自己肯定感が低い人は、自己肯定しない感が高い人。 いつの間にか、自らを認めないことを認め、さらに受け入れているかもしれません。 ...

 

自分を認めるための潜在意識 まとめ

「自分を知る」と自分を認めることができます。

自分を知るためには、潜在意識という内面理解が大切です。

自分とはほとんど無自覚の潜在意識によって構成されるため、とてもわかりにくい存在です。

その中でも最も自覚せずに当たり前の認識になりやすいのが、「家族との関わりであり、家族という他からの情報取得」です。

良いも悪いも私達は家族によって基盤が作られ、今も基盤に沿って自らの在り方が決まり、物事を見て、感じて、考えて、想い、認識しています。

自分は他によって構成され存在しています。しかし、それが自分であり、他ではありません。

[自分=家族+他+自]と意識されてみてください。この「自」は極僅かですが、必要不可欠な主体であることには違いありません。

自も他も大切。どちらも所有しなければ、固執せず他者を利用することもなく、円滑で調和のある人間味が溢れます。

潜在意識の理解は大切ですが少しわかりにくく、心理の目線が重要です。

心理は自分を知るための学問であり、自らを成長させる学びです。

今は心理セラピストや養成にて学びを求める方が多く、一人一人自己理解を深める意欲のある方が多くなっています。

これは他によって自分を認めるのではなく、自らが自らを認める人が増えた意味かと思います。

心理の学びは自らを知り潜在意識を知り、あらゆる困難の乗り越えも、幸福の掴みも「自分」という存在認知や理解の先に見えるようになります。

全ては自分次第。焦らずに理解を進めていきましょう。

自己理解を深め、自らを認める一助となることを願います。

それでは最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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  1. 千鶴 より:

    いつも素晴らしい記事をありがとうございます。私は大学院まで心理学を学んだのですが、北斗さんの洞察の深さに感銘を受けています。まだまだ自分が知らなかった事が沢山あったのだと、有難い気持ちです。いろいろ学ばせていただいています、本当にありがとうございます。

    • 北斗 より:

      そうだったんですね。学んだ千鶴さんにそう言ってもらえると、なんとも光栄です。
      専門用語の知識や、補足・疑問・指摘があれば言ってくださいね。

      • 千鶴 より:

        そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございます、何かあったらコメントさせていただきます。北斗さんの分析力、本当にすごいです。いつも応援しています!

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