心理と特徴

自分を変えられない人の特徴11選『本当の狙いは別にある』

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「自分を変える」という言葉、度数が高い。

陶酔せずに行動へ移し、実際に変化していく人もいれば、千鳥足でフラフラしながら同じ場所を練り歩いて変わらない人もいる。

途中で嫌になり、諦め、言い訳を作る。まるで「また今後頑張ろう」とケーキを食べるダイエット。

どうして変わらないのか考えると、変わらない人には共通点が目立ちます。

それは、変わる以上に優先したいことがある。

ここでは、自分を変えられない潜在的な理由を紐解きます。

  • どういう人が自分を変えられないか把握したい
  • 変わらない人の潜在的な思惑を知りたい

変わらない人を洞察すると、「潜在的に納得している状態」があり、本気で変化させるための勇気や行動まで向かわない実態が見られます。

この内情は変わっていく人にとっても大切な理解だと思いますので、一つのご参考になれば幸いです。

自分を変えられない人の特徴

「変わりたい」と行動しても、結果的に毎回同じ。

自分でもどうして変われないかわからない人がこの内容の主旨です。

 自分を変えられない人の特徴11選

1,劣等感コンプレックス

『私は劣っている』という認識を誤魔化す特徴です。
※劣等感があるという意味ではありません

自分のネガティブ面と向き合わず、認めず、徹底的に排他して逃避

自分を否定する懸念があれば、なかったかのように現実が抹消され、話をすりかえたり、その場から即座にいなくなります。

 

2,自己ルールが強い

頑固でもありますが、自意識が強いというニュアンスが近いです。

「私は私」
「この私が私なんだ」
「私のことは私が決める!」という観念が強く、自分のことは自分が最も理解しており、対処できる自負があります。

ある事柄が自分に対するものであれば、それが正しいかどうか以上に、「私がそうだと認められるかどうか」が要件。

例えば、上述の『劣等感』に関してであれば、「私が劣等感だと思うものが劣等感だ」となるので、全く違うものが本人にとっての一物になっていたりします。

 

3,自己表現しない

好んで自らを表出さない特徴です。

自己を隠す傾向があり、本性を知られたくない気持ちがあるために自分語りはしません。

大きな特徴となるのは、外面は静かでも内面では常に思考巡りをグルグルしており、脳内お喋りが止まらず、内外ギャップの激しさが顕著です。

 

4,譲らない自己愛

どうしても譲れないのは、自分を大切にしたい時にしないこと。

「私は今これをしたい、これをしなければ嫌な気持ちになる」時、何が何でも欲求を貫きます。

ポイントは、自分を嫌な気持ちにさせたくない自己愛の強さ

良い気持ちになる以上に嫌な気持ちになりたくない願望が強く、徹底しているためにトラブルメーカーになることも。

しかし、利益を得るための欲求ではなく、不利益を得ないための欲求なので、周囲に迷惑になると思っておらず、自己ルールの強さがここでも露になります。

 

5,誤魔化し癖

不都合をなかったことにできる人、正当化意識が強い人は自分を変えにくくなります。

起こった現実はなくなりませんので、誤魔化し癖は自分に対する嘘を意味します。

認められる物事だけ見て、認められなければ頭をハンマーで叩く(それが嫌であれば自らを正当化して他を責める)、そんな認識の支配化によって本心や本音がわからなくなっていきます。

 

6,プライドが強い

見栄や優越性を守る意識が強いと、自分を肯定や賞賛しない意見や情報を毛嫌いして排他します。

自己の存在価値や意義を守るための自己防衛意識が常に働き、少しでも否定される懸念があれば頑固になり、怒ったり不機嫌になり、聞く耳を持たなくなります。

素直とは真逆の状態であり、変化する以上に自分を護ることが優先されます。

 

7,自己肯定感が低い

自信のなさと、自己効力感の低さによって、変化が難しくなります。

「私にできないことは何もない!」なんて人も同様でして、自信のなさを誤魔化すが故の過剰状態は、[特別感、万能感、ナルシシズム、自意識過剰、自己過保護など)]が考えられます。

 

8,自分に非を認めない

自分のことを自分で見つめない人は、婚活を何年間も繰り返し続ける人のようになります。

自己都合のフィルターを通し、ポジティブで良いこと(利益事)のみを認識したい欲が強く、自分に非を認めないので誰かのせいにするか、誤魔化します。

特に誤魔化す人は変化が難しく、「誰も悪くない」「また頑張ろう」「変わらなくてもしょうがない」と非を認める可能性を排他すると変化も成長もしなくなってしまいます。

 

9,優しすぎる

自己犠牲型で気を使いすぎる人は、自業自得で自分を変えられなくなります

奉仕が相手のためになり、気が利いていればいいのですが、自分は苦しみ相手のエゴは増えている場合、大きなカルマを積みます。

優しさも気使いも過剰になれば“毒”と同じであり、相手を怠惰や奈落に落とす危険性もあり、その影響力に依存して自らは存在意義や価値を見出せるのでやめられなくなります。

 

10,裏表が激しい

誰しも裏表はあると思いますが、自分を変えられない人の特徴は、裏側の自分を他者に一切表現しません。

徹底的に隠し通し、夜な夜な包丁を研ぐように人の悪口を吐き出すなど、自分一人の時に性格が一変。

抑圧しながらも裏側の自分をしっかり把握しており、周囲に隠しながらその自分と過ごす時間を大切にする人は、変わりたくても変われない大きな足かせを付けることになります

 

11,一見、いい人

常に周囲を気にかけ、見かけや話し方や態度を取り繕い、いい人を演じて八方美人、ストレスを溜めて疲れながら嫌な顔一つしない。

そして一人の時は…。

外面を取り繕いながら感情や私利私欲を抑えつける場合、裏側の自分はとにかく否定的になり、悪の性質をまとい、排他的でひねくれます。

表と裏のギャップが激しくなると、意見も感情も抑圧が増え、頭ではこう思っているのに心はそう思っていないなどの自己相違が増えます。

やりたいことがわからなくなり、なにをしたいのか曖昧になり、新しい自分になる以上に現状の不利益をなくすことが優先されます。

以上が、自分を変えられない人の特徴でした。

 

自分を変えられない原因&改善点

本当は変わりたいのではなく…

変わりたい気持ちはあるのに、何年も同じことを繰り返し、同じ光景を見続ける。

自己啓発や知識増やしは脳の納得と気休めになり、気づけば続かないジョギングと同じに。

私たちが変わらない理由には、怠惰やホメオスタシス、心理バイアスが知られています。

脳の錯綜やトリックにハマると、頭でっかちになって知識量だけ増え、脳がお腹いっぱいになって終了、なんてことが起こります。

しかし、ダイエットやジョギングとは違い、自分や人生そのものを変えたい人には決意があり、覚悟があり、目的があります。

そんな簡単に諦められるものでも、へこたれるものでもないと思います。

にもかかわらず一向に自分を変えられない場合、潜在的に考えられることがあります

自分を変えられない人は、変わりたいのではなく、嫌な思いをしたくないのが狙い。

 

自分を変えられない原因:ネガティブの排他

潜在意識にはシンプルに現状の嫌なことがなくなればいい思いがあります。

いたって自然なことだと思います。

新しい自分になるとは開拓であり、未知という恐怖の向こう側に行く意味です。

誰しも変わらなければならない訳ではなく、ましてや新しい自分になる必要などなく、全ては本人の選択次第です。

自分を変えられない場合、そもそも変わることを求めているのではなく、現状の不利益(不納得や不満足)をなくすことが真の狙いである可能性があります。

  • 利益を得たいのではなく、不利益をなくしたい
  • 幸せになりたいのではなく、不幸になりたくない
  • 良いことを起こしたいのではなく、嫌なことをなくしたい
  • ポジティブを作りたいのではなく、ネガティブを味わいたくない

これらは全て同じことを言っています。

とにかく嫌なことがない人生にしたい

ネガティブの排他

劣等感を認めずに誤魔化すことと同じで、現実の片割れをなくすことで認識がズレ、無意識に自己都合の見方やフィルターを分厚くし、変化や成長をなくしてしまいます。

 

自分を変えられない人の共通点:一人でなんでもできる

私が出会ってきた自分を変えられない人には共通点があります。

一人でなんでもできます
※または一人でなにもできない(こちらは割愛)

一人で生きていける、仕事もできる、困れば何でもする覚悟がある、困難な状況でも乗り切る力がある。

自分を変えられない人には、表立たせないけれども隠れた自負があります。

絶対的な自負であり、頑固でもあり、自意識の強さ、少し過剰でもあるほどの自分に対する思いであり自己ルールの貫き。

ネガティブに言うと観念縛り(トラウマや育ちの影響)でして、自分のことを他に委ねたくない心の在り方。

ポジティブに言うと自力で生きる力でして、一貫した強さ。

一人でなんでもできる人にとって、周囲の存在はプラスにもなりますが、障害や邪魔になることが多いです

干渉されたくない、詮索されたくない、放っておいてほしい、静かに生きていたい。

でも、一人でいるだけで色々言われ、目立ち、干渉され、口出しされる。

嫉妬され、陰口を言われ、仲間外れにされ、めんどくさいから集団に入り、当たり障りなく過ごし、執着してみたり、自分を抑えながら気を使い、時に優しくして演技は上手くなる、でもそんなこと求めていない。

もしこの内容に該当する場合、本当は変わりたいと思っていないと考えられます。

変わる以上に周囲の邪魔である不利益をなくしたい本心があり、現状の認められない点をなくす、嫌なことをなくすのを求めます。

利益取得以上に損害回避が優先され、ポジティブになる以上にネガティブにならないことの優先度が圧倒的に高い。

変わるとは現状打破や改善、新しい未知の自分になることですので、ポジティブな勇気を持って恐怖心を克服する必要があります。

ポジティブにならず、さらにネガティブにならないことを求める場合、本質的に変わる気はそもそも見出されません。

邪魔がなければ自分の世界に満足しており、何が自分にとって大切で必要かは自身で決める人。

自分を変えられない訳ではなく、潜在的に変わる気がない、という考え方です。

 

変わるための改善策

変わらないと悩む場合、これをはっきり確認するとお役立ちできると思います。

現状を否定するために変わりたいのか

未来を肯定するために変わりたいのか

現状に不納得だから変化を求める場合、そこには確実に否定があります。

否定を基に問題解決を図る場合、物事はネガティブな結果になる可能性が高まります。なぜならば未来への想定や理想がなく、道行きが明確ではないからです。

変わりたい場合、未来を肯定するために変わるのがおすすめです。

「こういう自分になる!」と未来を想像し、そのために現状の不納得や不満足になっている自分を変える道行きができます。

私たちが各自コントロールできることは限られており、変える対象は他でも環境でもなく、自分のみ。

変わるためには現状の自分にどんな問題があり、どんな不具合があり、どんな認識のズレ、認知の歪みがあるか知る必要があります。

欠点も問題点も全て自分にあり、そこにはネガティブで、ダメで、悪で、負の自分がいます。

全部大切な自分

そんな自分を認めるからこそ、次のステップへ向かえます。

悪や負を認めるからこそ、初めて善へ向かえます。
※陰を認めない以上、そこに光はゼロ(思い込みの光になる)

これを変化や成長と言います。

 

まとめ:自分を変えられない人

情報という名の電子データを脳に入れ続け、頭いっぱいだと満足するか、まだ足りないと別の情報へ向かうか。

変わらない人は一生変わりません。

といっても、変わる必要があるかどうかは人それぞれ。

変わる人は変わり、変わらない人は変わらない。そこにあるのは変わる気が本当にあるかないかだと考えます。

私のようにアラスカの森に自己追放して、「変わるか死ぬか選べ!」と強制する野蛮な方法は絶対におすすめしません。

が、ネガティブを味方にできるなら、少々無理する努力に価値はあります。

ネガティブを認めて自分の力にする人ほど謙虚になり、物事の本質を冷静に見極め、問題を解決していきます。

認めたくない事実を認められる人ほど、変化し成長します。

それはトラウマを認められる人ほど成長材料を持っていることと同義。

重要な経験をしている人ほど、自分次第でどんどん変化でき、ぜんぜん変化しないこともできます。

変化する必要有無は人それぞれですが、変わるというのは現状の否定ではなく飛躍、外面ではなく内面の熟成。

せっかくならば腐った心身にするよりは、熟した心身にしたい。

そこにあるのは“美”という真価。

美しくなっていきましょう。

そんな考え方がお役立ちとなれば幸いです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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誰しもに人生を変える機会と選択があると信じています。

著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。

POSTED COMMENT

  1. うっちー より:

    北斗さん、初めまして。
    と言っても私がこちらのブログと出会ったのは北斗さんが投稿をを始めてまだ間もない頃でした。

    私の知りたい事、学びたい事がここにあった!そして自分は解っていても人にはうまく説明できないと思っていた事がいとも分かりやすく丁寧に書かれていた事!・・・感動の出会いでした。
    申し遅れました、私はうっちーと申します。
    この度やっと初のコメントとなります。

    突然ですが私には姪(17歳)います。姪は私の妹の娘で、私はその姪がとても気がかりなのです。
    なぜなら姪はこの11項目が当てはまるタイプであり、その要因は間違いなく家庭環境・親子関係にあると思うんです。

    妹夫婦も自分を変えられない人たちです。私はせめて姪だけでも早く気づかせてあげたいと思うのですが何もできません。姪の未来に新しい世界を見せてあげたい!そんな方法はあるでしょうか?
    北斗さんにそれを一度聞いてみたかったのです。
    ほんのちょっとの気づくきっかけを作ってあげることなんて可能なのかな?
    姪は小児がんを患い、今は健康に過ごしていますが一人娘なので将来が気がかりで・・・
    姪と会う時はできるだけ彼女の話を聞いて会話が楽しくなるよう努めてますが、本当は親とそうしたいんだろうなと思うと切ないです。

    • 北斗 より:

      うっちーさん、初めまして。
      当初から見ていただいているんですね、いつもありがとうございます!

      ご質問の件、早速ですが、変わらない状態や環境には必ず本人にとっての意味があります。
      家系のカルマを初め、あらゆる背負ったものを解消するには、変わらない・変われない時間は必須です。
      ネガティブを知らずして幸せを知れないように、ネガティブの材料少なくして変化も豊かさも少なくなります。

      表現を変えると、変わらない時間があるほど、改善のふり幅が広がり、新しい世界を思いっきり羽ばたけます。

      何が良いかは本人にしかわかりませんが、うっちーさんのような理解者、いざという時に助けてくれる人が近くにいるだけで、本人が何を学んでいるかに気づくチャンスはあると思います。
      一緒にいたり、相談に乗ったり、身近な存在として陰ながらサポートすることがお互いの気づきに繋がることと思います。

      自他両方の目線と平等を大切にされてください。

      • うっちー より:

        北斗さん。ご回答ありがとうございます。

        「変わらない・変われない時間は必須」

        そうか、そうですね、そうでした、自分自身を振り返っても確かにその時間が必要で大事でした。
        姪と私がこうして関わっている意味・・・私自身にとっても今また一つ大きな気づきと学びになりました。

        姪に対する気がかりだった思いが楽に考えられるようになりました。

        北斗さん、ありがとうございます。

        彼女からも教わり、彼女のおかげで北斗さんとこうしてお話できたこと、姪にも妹夫婦にも感謝です。

        「自他両方の目線と平等」心に響くお言葉でした。
        やはり思い切って北斗さんに質問してみて良かったです。

        本当はもっとたくさんお話してみたいけど、また別の機会にしますね。
        いつも分かりやすく丁寧に紐解いたお話をありがとうございます。
        多くの気づきに繋がっています。
        北斗さんおブログで学ばせていただけることに感謝です。
        これからも更新を楽しみにしています。

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