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自分から話さない人に『疲れる』理由|コミュニケーションは沈黙の先にある

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ジーと沈黙が続くこの空間は、遊びなのである。

そう、それは死体ごっこ。

黙り続けるか、話すべきか、しかしいつも私ばかりだ、目の前の人に話す気は見えない、どうすれば…。

息苦しい、心臓音がおぞましい、沈黙に耐え難い、口が動いてしまう、くっ。

「あのさぁ、この前カフェに行ったら犬の尻尾がベラベラベラ」

自分から話さない人の前で起きる葛藤と抑圧の叫び、佳境を迎えたエンターテインメント。

『自分から話さない人に疲れる』

これはとても重要なことを教えるサインである、そんなお話がここにあります。

  • 自分から話さない人に疲れてしまう
  • 疲れる理由、疲れない関わり方を知りたい

私自身、頑張って話題提供に奔走し、一人踊り狂うように気を使い、疲れてイライラし、対話に苦しみました。

実際に苦しかった理由は、しっかり死体ごっこを遊べていなかったこと。

人間の対話の本質を表す理解が潜みますので、疲れをサインにする考え方がご参考になれば幸いです。

自分から話さない人に疲れる

自分から話さない人に疲れる理由は“気の使い方”

理由は、気を使っているため、と考えられます。

心を許していない、自分を気楽にさせられない(させていない)意味です。

緊張や硬直、または気を張り巡らせるなにか、不安材料がある表れ。

本来は気楽でありたいのに気楽になれない状態、心を開き合う関係性ではない場合、疲れます。

自分から話す人は、自らの意志や欲求に基づいて人間関係の始まりを作る発信者。

開くかどうかは本人の選択次第ですが、心を開いて関わろうとする側

自分から話さない人は、損害回避や自己防衛など不利益を得ないように護るスタンス、受動者。

心を閉じた上で相手の出方次第で開くかどうか考える側

自分から話して疲れる場合、心を開いて関わろうとする発信者であり、対話を主導して始める行動発起人です。

 

気を使ってしまう訳がある

少し話して、「この人は話さない」とわかれば、話す内容や話し方やペースを変えて、自分に不利益がないように主導して調整できます。

これが発信者のメリットです。

しかし、疲れてしまう人は調整せずに頑張り続けるがあります。

心を開いて関わろうとする努力や頑張りを続けます

なぜでしょうか?

この答えが、「気を使っているため」です。

どうして気を使うかが着目点になり、自信のなさ、自己肯定感の低さが関与しますが、それ以上に着目したいのは、

心を開いて欲しいから。

相手を変えたい、影響を与えたい、変わって欲しいと思っている、黙って見てられない気持ちがあると、相手を変えたい無意識の押し付けが発生します。

しかし、押し付けないように自制が働き、潜在的に気を使います。

疲れる理由は、相手を変えるために気を使い、相手を変えないように気を使うから。

気の使いすぎています。

 

疲れる時に起きている大きな矛盾

自分から話し出す場合、意志や欲求に基づき、心を開いて自分を喜ばせる目的や狙いがあります。

「これを話したい」
「話して笑わせたい」
「楽しんでもらいたい」
「話してストレス発散したい」
「聞いてもらって不満をなくしたい」

自分から話す動機や目的があり、喜びや安心などの利益を求めます。

自分のために話すので、「聞いてもらえればいい、ただ黙って頷いて」と人間利用になる人もいます。

どちらにしろ目的がはっきりと自分のためなので疲れません、喜びです

しかし、疲れてしまう場合は様子が違います。

自分から話す目的がない、または心を開く(喜びを得る)ために話していない可能性があります。

心を開いて関わろうとしているにもかかわらず、心を開くために話していない理由は一つです。

話さなければならないと思っています

「~しなければならない」

周りが気になる、体裁が気になる、恥をかきたくない、迷惑をかけてはならない、否定されたくないなど、自己防衛と損害回避の心理。

話さなければならないので、気を使って頑張って話す状態

話す側は会話の主導を握るため、話して広がらない、楽しくなければ義務的に話して終わり、心を開く必要はありません。

しかし、頑張って話し続けるのは、相手を変えたい、変わって欲しい気持ちがあり、気を使うため。

相手の求めていない働きまで増え、気の使い方に歯止めがなくなり、遅かれ早かれ疲れてしまいます。

まるで巨大な岩をウンセウンセと押し続けていながら、自分の足は地面に固定されているようです。

 

疲れるのは沈黙が嫌だからではない

自分から話さない人に疲れるさまからわかるのは、自分も本来は話さない側であることです。

頑張り屋。

我慢強い人。

嫌なことにも果敢に取り組む力がある。

逆境に強く、普段は優しくても言う時は言う。

気が弱そうに見えてすごく強い人。

でもあまり本性は出さない。

面倒は嫌。

本当はベラベラ話すタイプではなく、そんなに話したいとは思っていない、むしろ他人に興味はないかもしれません。

しかし、沈黙があると黙っていられません。

不安と恐れを感じ、損害回避したくなります

沈黙の雰囲気が不安を駆り立てるのではなく、沈黙そのものが危惧になり、自己防衛が発動して損害回避するために能動的に対処します。

相手を楽しませて、沈黙をなくすために盛り上げ、つまらないと思われないように、心を開いてエンターテインメントの提供努力を惜しまない。

ポジティブになるためにも、心を開いて関われるように頑張ることが義務化。

本来は自己防衛に徹底したいのに、心に傷を負う可能性が一気に高まるハートオープン儀式を執り行います。

「それでは、只今より覚悟を持って心を開き、エンターテインをもたらし、この沈静した情勢を覆しに行ってまいります」

オープンピヨピヨ!

まるで心臓辺りをガバッと開き、鳩が出て来てクルポッポ。

自己防衛優位な人にとって、いつでも傷つけられるこの状態は大変覚悟のいる行為。

興味のない相手だとしても、「嫌われたくない、否定されたくない」という気持ちが強まります。

自分から話さない人に真意を知って欲しい、何をしているか気づいて欲しいくらい、勇気ある行為をしています。

「これだけのことを今していますよ」

目の前の人は、「しら~ん」と言わんばかりにイタリアの方角を眺めて、遠い目をしています。

もうやってらんない見てらんない。

 

自分から話さない人への疲れがイライラに変わる時…

身を粉にして働いても相手は変わらない、提供しても何してもこちらの裏方努力に気づいてくれない。

「そんなアイドルは嫌われるぞ」と内心思い始める頃。

嫌われたくない気持ちがなくなった時、または初めからない相手には、疲れはイライラになります。

「自分のことしか考えてない」
「私だって黙って気楽にしたいのに」
「私だって自己防衛に徹底したいのに」
「もう別にこの人にどう思われてもいい」

自分から話す人は心に傷を負う懸念を高くしながらも、勇気を持って心を開こうと努力して話します。

実際には自分のための行為ですが、話し出すきっかけの沈黙や気まずさは相手との空間で発生するので、「相手のため」という意識が少なからず入ります。

一方的な利益与えは相手からすると、「そんなことやってと言いました?」ですので、悲しい態度をされるのは百も承知。

ですが、そんなことより知っていただきたいのは、嫌われたくない気持ちがなくなった時に疲れがイライラに変わること

疲れる真意がわかります。

嫌われたくない気持ちによって疲れている場合、相手によって疲れるのではなく、自ら疲れを作っている表れです。

関わり方(気の使い方)を変え、対話とは何なのかを見つめ直すと、疲れをなくすことができます。

詳細へ入りましょう。

 

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自分から話さない人に疲れるからわかること

疲れるサインが表す意味①:知らぬ間の押し付け

相手ではなく自らによって疲れている場合、一度沈黙を貫いてみるとはっきりわかることがあります。

相手の立場で相手を考えていないこと

いろいろと気づきます。

「相手の方が沈黙を気まずそうにしている」
「話した方がいいと思っているのは自分だけかも」
「沈黙になるとこっちから話せオーラを出してる」
「無理に話し出すと、反応しろオーラを出してる」
「むしろ気を使わせて、話しを聞いてもらってる」
「もはや黙って欲しいけど、言わないでくれてる」

相手のことをわかっていると思った上での関わり方は、全てが無自覚の押し付け行為になっている可能性があります。

私がそうでした。

一方的な決め付けと押し付けによって、相手のことを外枠だけで決めて関わっていました。

なかなか初めは気づけませんでしたが、自分から話さない人の心理を考えると、心を開けない、または開かない理由があります。

自己防衛優位であり、損害回避する傾向や性質があります。

内向的で内気であり、気の使い方が内にこもります。

心理を理解すると、外見だけで相手を知ることは到底できないとわかります

自分から話さない人とは長く深く関わり、お互いに心を開き合わない限り少しもわかりません。

自らが開くだけでなく、相手の意志で開いてもらい、お互いに開いて関わらないと、わかったつもりにはなれますが、本質的なことはさっぱりわかりません。

現状、「疲れる」と思う場合、相手のことを知らない、そして相手も自分のことを知らないと思っていいかもしれません。

知らぬ間の押し付けは、お互いの本質を知らないがゆえの自然発生。

相手を知らないからこそ、自ら一方的に利益を与えたり、相手の求めていないことに頑張って疲れてしまう。

そんなことを知るサインになります。

 

疲れるサインが表す意味②:陰陽合致と反発

疲れるとわかるもう一つは、合致しているから関わり、反発するから疲れる、という関係性です。

二極化の陰陽思想を用いると、

自分から話すために頑張るのがポジティブの陽、話さないのがネガティブの陰。

心理やメンタル傾向には、

お互いに自己防衛優位で損害回避傾向、心を閉じているさまが考えられます。

同じタイプの人間でありながら陰陽が真逆で合致、頑張る人と静まる人の二極に分かれて関わり合いが起きます。

疲れる時にわかるのは、陰陽(±)で合致したけれども、話す側がポジティブにならずにネガティブになると反発(-:-)すること。

自分が話す側のポジティブになれば、話さない側のネガティブと合致するため、関わり合います。

しかし、話す側がネガティブになると合致がなくなり、疲れやストレスなどの損害が発生します。

疲れは、陰陽合致した上で反発している状態サイン。

このことから、これまで通りでは自らをポジティブにキープしない限り、関係持続が困難な関わり方であることもわかります。

 

自分から話さない人に疲れるからこそわかる人間対話質

握りたくもない対話の主導を握りながら、本来はネガティブ側でありたいにもかかわらずポジティブ側に転じ、相手に心を掴む主導を握らせる、かなり不平等な行為。

自分から話さないのはその人にとって意味や理由あることですが、そのような人に心を開いて関われるのは恐怖心を克服した強者くらいです。

基本的に私達は心のどこかに恐怖を内包しているので、心を閉じている人に開いて関わるのは、いつどこで心に傷を負うかわからない恐怖への埋没です。

カウンセラーのように仮面を使い分け、感情を切り分け、別人格を用意したりと必ず工夫を要します。

私達人間は平等性の上で成り立ち、片腕が使えなければ脳が力を分配して別の機能が発達するように、対人関係も平等でなければどちらかが苦しみます。

自分だけ頑張る関係性は特殊であり、基本的にはお互いが頑張ったり、頑張らなかったり、気楽なものが人間同士の関係です。

無理に頑張って話すことは、疲れやストレスの損害を被ってしまいますが、だからこそとても大切な対話の本質を教えてくれると思います。

相手と自分に合った関わり方があることです。

自分から話さない人には、話したくない、話せない理由があり、他者が本人を変えることはできませんし、押し付けは厳禁です。

もし今後も関わるのであれば、自分から話さない人とだからこその関わり方にアップデートするタイミングかもしれません。

自分から話したくないのに頑張って話す人と、自分から話したくない人に合った関わり方は、無理せず押し付けない沈黙コミュニケーションの満喫です。

 

自分から話さない人に疲れる まとめ

コミュニケーションはお互いがお互いを認識する生業、片方だけが頑張ると空回りして疲れてしまいます。

共通する心理、陰陽合致する在り方はとても大切な相性ですので、より相手のことを知ると本当は無理せず関わり、沈黙を楽しみ合える間柄かもしれません。

沈黙コミュニケーションのわかりやすい例が、死体ごっこです。

実際に死体ごっこする必要はありません。沈黙を楽しめるようになる意味です。

それぞれ好きな時に関わり、好きな時に話し、好きな時に離れ、横たわったり、座ったり、俯いたり、死んだふりをし合います。

ただ沈黙を分かち合うのではなく、それぞれ沈黙の使い方を持ち、自分軸を見出した上で一緒にいるから成り立つ空間が完成。

話さないからこそお互いの存在に意味が出る関わり。

沈黙の中で自分の在り方をしっかり作る意志を持ち、お互いに押し付けずにそのままを認める意識によって、陰陽合致は反発せず、両者に心地良い癒しをもたらします。

もし、「沈黙が気まずいからなんか話して」と言ってくるようであれば、死体ごっこなど夢の戯言、相互の概念すらそこには存在しません。

両方が両方を見ていない以上は、どちらも苦しみ、どちらかが利用されます。

利用される場合には離れましょう。本当に関わる対象は別にいます。

話さないからには話さない人の在り方があるかどうかを見極め、関われる人であれば相手を知るために押し付けず、自分を大切にした無理しない関わり方から始めてみてください。

コミュニケーション方法のあくまで一つでしかない言語。

何も話さなくても相互交流できるのが人間です。

『疲れる』から紐解く人間対話質。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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