心理と特徴

【話しかけないと自分から話さない人の特徴と理由】関わる際の三原則

一緒にいる時、沈黙がスーと流れ、その内に心臓の音がトクトクと聞こえ始める静寂。

誰も動かない時、この世はピッと一時停止。

その内に何か始まるだろうと思っても、聞こえてくるのはカラスの鳴き声。今日も一日が終わろうとしている。

話しかければ話すのに、話しかけないとずっと話さない。どうしてなのか気になるところです。

今では自分から話しかけますが、過去の私は話しかけられないと自分から話さない人でした。

そんな経験からはっきりわかるのは、自分から話さない内情と、適した関わり方があること。

  • どうして話しかけないと話さないか知りたい
  • どう関わればいいか困っている

相互交流の始まりを担わないスタンスには、あることを避ける在り方が潜みます。

今後の関わりをより気楽で円滑なものとするために、一つの考え方としてご参考にされてください。

話しかけないと自分から話さない人

話しかけないと自分から話さない人の特徴12選

話さない訳ではないけれども、自分から話さない。

初めに特徴を順番にご覧ください。

1、怖い、不安

人との関わりがマイナススタート、恐怖と不安を抱きやすい特徴です。

人見知りや恥ずかしがり屋、過去の心の傷やトラウマ、内気で内向性などに起因。

何も嫌なことがなければゼロ地点、嫌なことがあればよりマイナスに落ちます。

喜びや楽しみなどのポジティブな利益を得る以上に、何も不利益がなかったことによる安堵や安息、怖れや不安のなさを求めます。

 

2、繊細で傷つきやすい

人間関係のやり取りを真剣に受け止め、一つ一つの言動から良いも悪いも影響を受けやすい特徴です。

軽い発言のつもりが傷ついてしまうなど、ふとした言動が不安や恐怖のあおり、心配や困惑に繋がり、自分軸がブレて精神不安定に陥ります。

自己発信と自己開示に抵抗感があります。

 

3、嫌われたくない

大きな不利益となるのが、「嫌われる、否定される、存在価値を消される」

嫌われたくないので余計なことを言いたくない、その場の雰囲気を壊したくない、会話を壊したくない、流れを変えたくない。

目立ちたくありません。

 

4、遠慮、気使い

嫌われたくない理由とは別に、遠慮がちで控えめな人もいます。

「嫌われたくない」とは願望に基づいていますが、自己否定や卑下、自己肯定感が低く自尊がないために、「私なんかはいえいえ、このままでいいんです」と自らを蔑み下手にする遠慮。

一方的に気を使ったり、自分だけ得をしないように犠牲を払う人もおり、日本人特有の美徳観念でもあります。

 

5、考えすぎ

常に頭の中をグルグルと思考が巡っている特徴です。

答えが出ずにグルグルと巡ることで動き出せなくなり、受動的なさまが癖になります。

「待っていれば話してくれるかも、私が話すと邪魔になるかな、そんなことは、いやでもそうかも、いや、あの、その…」

 

6、何を話していいかわからない

自ら話すための、会話のネタを持っていない特徴です。

「この出来事、あとで○○に話そう」といった人に向けた意識が少ないと、自己内部に意識がこもり、発信や表現など外部への働きかけが苦手になります。

話しに付いていき、関連するエピソードは添えられるのですが、始まり作りに困惑して話せなくなります。

 

7、会話を主導したくない

発信行動がないのは、会話を主導したくないからでもあります。

話しのネタや振り方、雰囲気作りや流れの把握など、会話の主導を握るのが苦手です。

会話を始めるからには主導を握らなければならない強迫観念がある人もおり、責任感や義務感の強さ、押し付けされてきたことでの縛りと過去への執着を表します。

 

8、めんどくさい

不安や恐怖によって話せないのではなく、めんどくさくて話さない人もいます。

必要以上に話さないと決めており、無駄をなくして仕事に専念したり、合理的に人間関係を作る知的な人です。

話しかけられれば最低限の会話をして離れ、基本的に心を開きたい人以外との関わりを無駄に感じます。

 

9、ひとり好き

複数以上に個人の在り方を好む特徴です。

自分から話しかけることは複数での調和や協調を作る行為ですので、「ひとりの方がいい」と思う人にとってはあまりしたくありません。

話しかけられた時に社交的に会話をこなし、あとはひとりの時間を謳歌します。

 

10、他人に興味がない

自分から関わる動機がない人もいます。

めんどくさい同様、当たり障りなく関わって自分の大切な時間を無駄にしない工夫をします。

できるだけ関わりたくないので、話しかけられるとそっけない冷たい態度になることも。

 

11、責任を持ちたくない

責任を持たずに自己利益を得るために、自分から話さない人もいます。

話しを振ってもらい、好きなことだけ言い、楽しませてもらう。

何もせずに喜びと楽しみを貰おうとする受け身スタンスは、ひな鳥がエサを待つピーピーピー。

自ら話していないにもかかわらず沈黙が続くと、「つまらないからなんか話してよ」と言い出します。

 

12、心を開きたくない

心を閉じている場合、自分から話すことはありません。

心を開くことでの調和や喜びの共有、社会的な利益取得や不利益回避以上に、傷つく可能性や怖れる危惧(精神に対する不利益回避)が先行し、自分から他者に対する働きかけ、動き出し、発信、凸を拒みます。

受動的に心を護る自己防衛を徹底しますが、断固心を開かない拒否をしている訳ではないので、話しかけられれば話します。

※話しかけても話さない場合は断固拒否

以上が、話しかけないと話さない理由でした。

 

話しかけないと自分から話さない人のタイプ

上述の特徴から、タイプが分かれます。

自分から話さないタイプ
  1. 不安だから話さない
    …恐怖心、自己肯定感、感受性によるメンタルが理由
  2. 必要以上に話したくない
    …合理的、自律があり、時と場合と人を区分ける理由
  3. 他人に興味がない
    …ひとりを好み、めんどくさいのが理由
  4. 自分にしか興味がない
    …自分を可愛がり、不満を解消して欲しい他責理由

タイプは四つ。

ここでお伝えする主旨は、①不安だから話さないタイプです。

ガッハッハと心を大っぴらに開く(恐怖がない)人や、愛のある尊重と寛容的な心温かい人には、寡黙ながらも自ら話しかけることがあります。

一切の攻撃性や不安を煽る危惧のない人には自ら関われるのですが、そのような人の存在は極稀ですので、日常的には話しかけないと話しません。

どんな心理があるのか、紐解いていきましょう。

 

話しかけないと自分から話さない心理

心理:損害回避による受動スタンス

話しかけないと話さない人の特に目立つさまは、会話の主導を握らないことです。

物事は0を1にする人があらゆる主導を持ち、1~後は人々が介入していきます。
※ビジネスでは権利、精神では責任が主導

権利や責任と言うと何だか堅苦しいですが、シンプルにクリエイト、作り始めだと思ってください。

  • 0を1にする人:クリエイト側
  • 1~後に介入する人:参加側

会話する際、一番最初に話し始める人が0を1にします。

これをしないのが自分から話しかけない人。

会話は自分から始めたり相手から始めたり、相互交流の走り出しは両方にありますが、そもそも走り始めるからには目的や狙いがあります

「これをあの人に話したい」
「私から話し出したい」

「なぜ?」

自分が喜ぶため、話して満足したい、不満解消したい、沈黙の不安が嫌だ、あの人と一緒にいたい、関わりたい、私がやらないと。

です。

人と関わる欲以上に起きるであろう危惧、危険、不安、不利益の考慮を優先する人は、この類の欲を見出しにくいです。

損害回避と言います。

未だ起きぬ未来に対して損害を懸念するのは、人に話しかけて損害を得た過去の記憶(経験)がたくさんあるからだと考えられます。

  • 無視される
  • 拒否される
  • 馬鹿にされる
  • あしらわれる
  • 言っても意味がない
  • 誰も聞いてくれない

「ねぇ見て、蝶々、キャキャキャ」
「ほんとだねぇ、綺麗だねぇ」

聞いてくれて、反応して、肯定までの至れり尽くせりであれば、自分から話すことに喜びと安心があり、利益だらけですので欲を持ちたくなります。

「ほら、どろ団子の暗黒ソース付き、黒い毛虫を乗せたんだ」
「汚いっ!そんなもん作るんじゃない!」

何度も何度もされれば話しかけることが不安や恐怖になり、自発的にお口にチャック、モゴモゴモゴ。

自然と損害回避にて自己防衛。

静かな目で相手を静観しながら、話そうか話さないかを考えるようになります。

自己肯定感が低くなり、自尊がなくなり、自らの発言に自信がなくなり、経験測に基づく強迫観念がハードルを上げます

「話すからには面白くないと」
「役立つ内容じゃないとダメだ」
「このネタで笑ってもらえるかな」
「主導するからにはみんなを楽しませないと」

「いや、ムリムリ」

人と関わり、人に話しかける欲(動機、目的)がないと、話しかけなくなります。

損害回避傾向による受動スタンスが構築し、自発的に人に話しかける欲がなくなります。

※わかりにくい人見知りの内情は、【人見知りに見えない人見知り】社交的なのに心を開かない人の秘密 をどうぞ。

 

話したいのに話せない

話しかける欲がなくても、話したくない訳ではありませんので、話しかけられると嬉しいものです。

人との交流が苦手でも人間嫌いでもなく、あくまで会話の作り始めである、主導したくない気持ち

周りが年上ばかりだと遠慮して主導しにくいなど、時と場合によって自然な気持ちですが、主導しない自分を認めると癖になります。

癖になると参加型の付いていくスタンスになり、合いの手を入れるのが上手になり、一方で雰囲気や流れ作り、話の振り方や全体の見方が苦手になります。

主導して作り始める経験がないからです。

参加特化型になる人もおり、自分の言いたいことだけを槍の如くスパッと言って終わり。

あいずち担当になる人もおり、「ふむふむ、へぇ、なるほど、そうかそうか」と会話の角を取る役割に集中。

その場にいながら会話をじーと静観する人もおり、話しを振ってもらわないと自分から入らない。

どんなスタイルでも共通するのは、「待って、自分の言えることを言う」

カメレオンが植物に潜んでエサを取る時に似ています。

ジー、ペロン。

「ふむふむ(ジー)、え、うん、この前私もそこに行ったよ(ペロン)」と言葉を発する状態。

会話する場合は、ペロンしたのを一旦自分の口に入れて、みんなの前にベロンと出す。いわゆる、「そこに行って何だったのか?」を出すことで会話の作り出しが続きます。

主導を持つクリエイト側の経験が少ないと、ペロンした後にゴクンして終わりがちです

会話を続けるための話し方ができず、受動的に待ち続けたり、自分の言いたいことだけを言ってしまいます。

シーンと静まったり、雰囲気が変わったり、「あれ、何か変なこと言っちゃったかな、失敗したかな」などと損害回避傾向が表れ、何を話せばいいかわからなくなります。

これが続くと自分の役回りはクリエイト側ではなく参加側であると決め、自分から話しかける動機がますますなくなります。

不安が先行しやすく、相手を気にすれば気にするほど敏感になり、自信を見出しにくく、作るより従う側に安息を感じ、主導を握る立場を嫌がるようになります

話したいのに話せなくなります。

 

自分から話してくれない人との関わり方

関わる際は目的設定が必要

私が自分から話さなかった時を振り返ると、話したくても話せないジレンマがあるので、話しかけてもらえることはとても嬉しいものです。

しかし、会話とは相互の向き合いによって成り立つので、「話して欲しい」という受動的願望だけでは、話しかける人にとって平等ではありません

話しかけられる側にとってはプラスですが、平等性がないと相手を心配したり、気を使ってケアしすぎたりと、疲れたりストレスになりかねません。

関わる際、話しかける側の損失をなくし、いかに平等性を見出すかが重要です。

方法は、相手を配慮しながら、自分のための会話にすること。

必ず自分のためにします。

が、「私の話だけ聞いて、あなたは聞いているだけでいいの」となっては壊滅的でお互いに不利益ですので、関わる目的を明確に決めます

目的は、「話す対象をしっかり捉え、コミュニケーション能力を高めよう!」の巻。

自己成長のため、対人能力を向上させる目的です。

この関わり方、ポイントを踏まえる必要があります。

 

関わり方のポイント三点

ポイントは三つあります。

関わり方ポイント
  1. 話しかけるタイミング
    …自+他の合致
  2. 話し方
    …押し付けない
  3. 内容
    …ポジティブ

 

①話しかけるタイミングの見計らい

一つ目は、話しかける側が話したい時と、話しかけられる側が話されてもいいタイミングを見計らいます。

自分が話したいと思う時、と、相手に余裕がある時が合致したらゴー

例えば、仕事中であれば忙しい時ではなく、お互いが落ち着いている時に話しかけます。

自分から話しかけない人にとって、余裕がない時に話しかけられると大変です。

より何を話せばいいかわからなくなってしまうので、タイミングの見計らいは欠かせません。

自分が話したくない時、余裕がない時に話すなどは、自ら疲れやストレスを溜める行為ですのでお気を付けください。

 

②押し付けない話し方をする

二つ目は、押し付けNGの徹底です。

自己成長に繋がるポイントとなりますので、「あの人と話す時は押し付けない話し方にする」と決めるのがおすすめです。

損害回避傾向による不利益危惧が大きな歯止めになっている考えでは、話しかけない人は話したくない訳ではなく、心を閉ざす懸念があればあるほどに話せなくなります。

「嫌われたくない、否定されたくない、存在価値を消されたくない」などの危惧は、心を閉ざすと同時に、自分が消えてしまう可能性への怖れです。

消える最たる行為は否定ですが、日本には自然と馴染みやすい否定行為として、押し付けがあります。

「○○って、人見知りだよね」

本人が認めていればいいのですが、認めていないにもかかわらずこれを自覚なくする人に対して、話しかけない人はどんどん距離を取ります。

無意識に押し付けている可能性がありますので、押し付けないと目的を決めて意識すると、自分のためにも相手のためにもなり、より話しやすい人に変化することもできます。

 

③ポジティブな内容を話す

最後は、内容をポジティブに限定します。

自分から話しかけない人は、話したくても話しかけられない歯止めがあるので、本当は話したいことが頭の中に溜まっています。

私がそうでしたが、全て脳内の滞留データになると共に、エネルギーがギュウギュウになって整理不全、薄汚れた抑圧臭をまといます。

文句や悪口を一度言い始めると止まらなくなる、なんて具合に、言いたいことを自由に吐き出させると止まらなくなります

本人にとってはエネルギー発散の良きことですが、これをされる側はたまったものではありませんので、会話の際には何があってもさせません。

「あの人と話す時はポジティブだけにしよう」と決めて関わると、エネルギー高めになりながら、人を喜ばせるエンターテインメントを育む練習にもなります。

もちろん相手も嬉しいですし、より心を開く動機を見出しやすくなりますので、自然と話しかけてくれる日が待ち遠しいですね。

 

話しかけないと自分から話さない人 まとめ

自分から話さないからには理由があり、ジレンマがあり、歯止めがあります。

もし、頑張って話しかけてもらおうとする場合、大きな干渉であり、押し付けになってしまいますのでご注意ください。

本人の問題は本人が解決するものであり、損害回避傾向のある人にとって押し付けは厳禁。

本人のタイミングや意向、何より意志が重要な事柄です。

話しかける側が主導する以上、自分のことを第一に、全体を捉えられるようにするのが大切です。

ポイントを踏まえて関わり方を決めると、自分のためになりながら、相手のためになります。

認識力の向上は視野を広げて俯瞰性を高めます。

関わり方を人によって変える工夫は、よりクリエイティビティを高めて柔軟性を上げます。

話し方や話す内容を変えるのは、相手の立場で物事を考える敬いや尊重になり、大きな成長がもたらされます。

なにより押し付けない関わり方ができると、自分だけでなく他者をしっかり見る眼力になります。

関わるからには意味があり、お互いの認識があります。

話しかけずに待つスタンスは時と場合に応じて大切ですが、お互いを見合った関係性を構築する場合には、確実にバランスが崩れていきます。

『お互い』の認識が欠けやすいので、主導する側が平等性の見出しを担い、その分自分のために活用できます。

「もう話さない」という選択も大いにありですが、ご自身と共に相手のことも考え、お互いのためのコミュニケーションが円滑となればなによりかなと。

そのために、一つの考え方としてご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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