『DNAシフトセラピスト養成講座』
・セラピストになりたい方・自己理解を本格的に始めたい方
・専門的に人を癒し、サポートしたい方
著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
PR:株式会社Central&Mission
※本気で人生を変える方専用。
人それぞれに一人暮らしや実家暮らしの「自立」への影響度があります。
「一人暮らしをすれば自立」
「実家暮らしは自立できない」
このような見方もあると思います。
実際のところ、自立との繋がりはあるのでしょうか?
ここでは、実家を出ると自立するかどうかに迫ります。
- 実家を出て自立できるの?
- 実際に一人暮らしすると何か変わるの?
- 実家暮らし体験による気づきとは?
一人暮らしと自立、実家暮らしと自立の繋がりを知っていただくと、両方が大切であることがわかります。
自立への理解と育みの一助となれば幸いですので、一つの考え方としてご覧ください。
Contents
実家を出ても自立しない
[実家を出る=自立のお試しスタート]
初めにお伝えしたいのは、「実家を出たから、一人暮らししたから、はい自立」とはならないことです。
実家を出ることは自立を“育むため”に大切な行動の一つ。
「一人の環境によってどのように自分を育んでいくか?」が自立できるか否かを決めます。
ここでお伝えしたい考え方は、「実家を出る(一人暮らし)とは自立のお試し」というものです。
自立ではなく、あくまで自立を育むための方法となります。
実家を出ると自責を持つ機会になる
実家暮らしとは生活模様が一変し、価値観や観念、生活に対する認識が変わります。
この理由となるのが、主体性。
主体的にするためには必ず『責任』を要します。
一人で思考して行動して決定することには責任があり、自責を育む機会となるのが一人暮らし。
※自責とは自らの思考と行動を自覚し、責任を持つこと
自責の育みによって「自ら立つ」という言葉の、「自ら」の部分をしっかり認識できます。
立つがどうかはその後のお話。
人それぞれに立つか、立たないか、立ったと思い込むか、立てない自分を誤魔化すか、立っていると他者に思わせてもらうかが違います。
立つ張本人を認識するために自責が重要となり、自立するための初めのステップを得られます。
トリック:実家を出ても自立できない
自らが契約し、判を押し、お金を稼ぎ、食事のマネージメントをし、身体管理し、家や道具を管理し、意見を持ち、物事を身体と頭と心で判断し、意思決定する。
なんでもそうだと思いますが、これまで誰かに頼ったり、集団行動が多くて不安がかき消されていたり、誤魔化しやすかったりすると、一人で行うことは不安と恐怖があります。
初めて一人で電車に乗る時は怖い、しかし経験することで怖れがなくなっていき、その内に慣れていきます。
これが私たちの脳機能であり、ホメオスタシス(生体恒常性)とも言われます。
誰しも、ルールがわかれば不安はなくなり、なんの抵抗もなくできるようになります。
ここに自立はありません。
一人で生活することで自立できるとすれば、それはジャングルで自給自足するなどかと思います。
私たちの住む環境は社会というルールが決まった場所ですので、ルールを覚えてしまえば不安と恐怖は減り、なんでも一人でできるような気分にはなります。
しかし、実際には自立しておらず、社会的な責任を負う準備(=ルールの記憶)はできても、責任を持てているかどうかは全く別問題だったりします。
実家を出る前に一人になることの不安や恐怖があればあるほど、いざ実家を出ると責任を持つのではなく、責任を負う準備をする脳内構成をした状態になりやすい。
実家を出るからこそ責任を持たなくなるトリックが潜みます。
要注意:他責の育みになる
外枠だけを取って、「一人で暮らしています」という人もいたりします。
まるでインドに数回行って、「人生観が変わった」と思うことと似ています。
外面で捉えるものには自立との繋がりがあまりなく、反対に自立の本質を見失う可能性を高めてしまいます。
実家を出ても内面に着目して、中身を作って理解しない場合、自立できなくなってしまう可能性があります。
例えば、
- 親から仕送りを貰っている
- 食事や掃除の世話は他者がする
- 物事の意思決定は他者がする
- 責任は他者が負う
- お金や権利に執着する
- 自己管理の意思が明確ではない
- 時間・お金・人間関係の認識に主体性がない
- 物への関わり方、価値観の変化、能動性がない
「この家に、一人で、暮らしている」という状態に中身があるかないかは、自分があるかないかを意味します。
- 一人暮らしを、壁で仕切られた社会的個人スペースの確保と思うのか
- 賃貸でも家として住み、近所との関わりや自分の場所の意思を持つか
- 自分色に住処を創作するか
- 主体的に孤独と関わるか
- 時間とお金と人間関係を認識しているか
- 自己理解や成長意識があるか
自分の中身を付け足す機会になるのが、実家を出ること。
価値観も認識も何もかもの考え方に、変化を起こせると自立へ向かいます。
一人暮らしの外枠に頼ると変化が起きず、他責を強める可能性もあり、人によっては自立と反対方向へ向かいかねません。
実家を出て自立するのは、「経済的自立」
“自立”という言葉は総称で使われることが多いですが、中身を見ると分類があります。
- 身体的自立
- 経済的自立
- 生活的自立
- 社会的自立
- 精神的自立
自らお金を稼いで生活すると、経済的自立の一部を得られると思います。
ただ、お金を稼ぐのではなく経済や資本を理解して、自分なりに社会従属して一員として結果を作るかどうかが大切になります。
さらに、自立には生活での自炊は?掃除は?お金に頼ってる?他力になってる?など、生活的自立と社会的自立はどうなのか、どんどん質問が迫ってきます。
これらの根底には精神的自立があり、何を持って自立なのかわかりにくいものです。
そこで、自責があると現実を認める意志と覚悟が養えるため、自らの思考も行動も把握して、客観的に自らを見ながら他者と関わることができます。
どの自立も大切ですが、精神的自立は全ての自立の要となります。
精神的自立は現実をいかに現実として捉えられるかの基盤であり、責任を持って自ら立ち、意志決定し、覚悟して行動し、起こった結果に添加物を挟まずそのまま認め、受け入れるさまを意味します。
自責を持ったさまに、自立の姿が少しずつ表れます。
自立とは自分の人生の一番初め
「自分」という存在を明確にするための、他の影響や執着による翻弄や惑わしをなくし、主体的に自らの意思と意志(覚悟)によってできること・できないことを知り、認めることで表れるさまが自立です。
自責があり、自力があり、自分がおり、自らが自らを認める意識があります。
「自分」をはっきりさせると自分の人生が始まります。
自立は、自らが認められる自分の人生をスタートさせるための一番初め。
「そのために一人暮らしが方法としてありますよ」というもの、だと考えます。
※一人暮らしで自立する詳細は、一人暮らしで人生は変わる?!「自分」の捉え方によって結果が違う をご覧ください。
実家暮らしで自立できる人とできない人
次は実家暮らしと自立の繋がりを見ていきましょう。
実家暮らしは自立の基盤
実家で暮らしていると、自責・自力を育む環境になりづらく、「一人」で意思決定する機会がないと意思も意志(覚悟)も得にくいです。
特に「孤独」によって知る自己理解が少ないと、「自分」という存在を自ら認めて明確にしにくくなります。
このように、実家暮らしは自立とは遠く、ネガティブな印象があるかもしれません。
しかし一人暮らしと同様で、実家暮らしで自立する人もいます。
自立する要因となるのが、家族という他者(でありながら自分の一部)の理解です。
親や兄弟姉妹など家族との共存理解が大きく関わります。
家族と暮らす生活では、価値観も観念も在り方も人間性も何もかもに対して、「私は私を認める」とは思いづらくなります。
認めるも何も自分であるのが当たり前、お風呂場の掃除をしなくても、台所を使用して少し汚してもそのまま。
それが当たり前であればいちいち自分を見つめません。
家族を知ることで自分を認める機会が一気に増えます。
こうなると、自分を自分で認める(責任を持つ)状態が少なくなりますが、これは実家を出るとは比べ物にならないほど、急速に責任を持つことができ、精神的自立がドンッと太くなります。
見つめる対象を自分ではなく家族にすると、実家でも自立します。
実家暮らしで自立できる人とできない人の違い
実家暮らしは自立有無が極端に分かれます。
自立できない人は家族のことをよく知りません。
「知りたくもない」という人もいると思います。その場合には一人暮らしで自立の道を進めますので大丈夫です。
実家には自立の基盤である精神的自立を育む環境が完璧に揃っています。
「一人」環境以上に、自分が作られた歴史、仕組み、理由、原因という根本であり本質を知る機会があります。
今の性格になった理由が実家にあり、価値観の材料となる親がおり、観念の構築に実家環境があり、自らが作られた起源を知れます。
身の回りの人・道具・出来事・家が自分の在り方を作り、時間とお金と人間関係の原形を作り、性格も特徴を作り、肉体も血液量すらも実家暮らしの環境が作ります。
あんなに小さかった私達。1mmくらいの時もありましたね、懐かしい。
今ではすっかり重力で足の骨が折れるほど重くなり、ほとんどは実家での食事や人との関わり、価値観による自己管理、家庭環境による自己認識、家の配置、磁場、文化、ルールによって自分が作られています。
自分を明確にする機会に溢れているのが実家。
本質的に『自分とは他と他の共同体』であり、そこに自我という意識が軸となって存在します。
スピリチュアルを含めると自我そのものも存在せず、「自分なんていない」という不思議な理解になっていきますが、根本的に自分の構造や構成材料を知れるのが実家暮らし。
自己理解を深めることで、真に自らの思考と行動を認めるための責任を持つことができ、精神的自立が確立されます。
実家で自立する人の特徴8選
「家族だから何も考えなくていい、知っているはずだ」と思い込まず、配慮する人は物事を自分なりに考えて、捉えて、行動します。
そんな人には特徴があります。
- 感謝する(配慮や優しさ)
- 家族を知るための会話をする
- 自らのことを伝える会話をする
- 実家にお金を入れる
- 実家の生活費や光熱費などの詳細を把握している
- 料理、掃除など身の回りの世話は自分でする
- 料理、掃除など身の回りの世話を家族の分までする
- 親や家の手伝いをサポート(自分のこともしながら助ける)
実家で自立する人は、家族との共同意識を受け入れる人
感謝は無知の縮小であり、配慮です。
「自分は家族によって構成され、自分らしさも個性も家族の一部として作られている」と認識する人は、家族を自分のことのように捉えます。
家族を敬い尊重し、感謝し、愛します。
親の考え方、生き方、過去、価値観、観念を理解し、受け入れ、自らの原形理解へ繫げていきます。
家族や家そのものにしっかり着目し、感謝する人は、物事を自らの意思と意志にて理解している表れ。自立します。
実家暮らしで自立できない人
自立できない場合、実家の捉え方が根本から違います。
実家とは執着する、される場所。
他責で他力で他律。他立という思い込みにて作られる自立の異形も起こりかねません。
親や兄弟姉妹など、同居人からの影響によって自立できなくなっている可能性もあります。
自立を止める関わり方をされ、甘やかされ、褒めるのではなく支配するための肯定をされ、私物化され、同情を求められ、一方的に批判や悪口による攻撃をされ、「自分」という存在認知をなくす無配慮と無尊重な関わりをされる。
「あなたはこういう人」
「あなたの性格はこう」
「あなたの価値観はこう」
「あなたの人生はこう」
と他によって決め付け強要される環境では、自立から遠く離れてしまいます。
責任を持った自分の人生が始まらなくなり、誰かに意思決定され、誰かに責任を持たれ、誰かに自分を存在させられ、自分を自分で知ることができなくなる危険性があります。
※実家暮らしの危険性は、【実家はストレス製作所になりやすい】実家暮らしに疲れる時の心理と対処 をどうぞ。
実家暮らしの大切さに気づく体験談
私は実家暮らしの経験があまりなかったため、海外を旅してから日本に戻った時、実家での暮らし方はどうすればいいのかがわかりませんでした。
家族との共存にはあらゆる条件や制約があり、「一刻も早く出よう」と思いましたが、「何か理解できるかもしれない」と経験のつもりで暮らしてみると、自己理解への鍵があると知れるものでした。
一人暮らしを15歳で始めてから、私はとにかく個を尊重し、「自分のことは自分で知る」「私は私によって構成され、生きている」と考えていました。
海外での旅によって自分を少し知ることができ、「自分とは自分ではない」という理解へ向かうと、自然や社会の一部として存在する認識になっていきました。
「それが自分であり、自分とはなんでもいいものだ」と思っていたのですが、実家に暮らすと新たな気づきがありました。
「自分はゼロ」という気づき。
「全てはこの人達によって作られたんだ」という気づきは、家族を知れば知るほどに認識する事実でした。
あらゆる記憶によって作られる人としての形と中身。
根底には家族との関わりによって作られた原形があり、まるで内側奥深くから自分を知っていくようでした。
自らを外側から内側に向かって理解していた私にとっては新しい気づきであり、内側から知ると外側へ向かうのではなく「自分とは何者でもない」という理解へ向かいました。
「こっちの方が近道だったんじゃない?」と少し思えるものでした。
このように実家は、「他+他=自分」によって構成されている理解があり、自らを立たせるための基盤を知ることができます。
知ってしまえばあとは立つだけです。
それが一人暮らしであったり、孤独の理解だったり、仕事や自分との向き合い方という行動で育まれます。
一人暮らしは自立のお試し
実家暮らしは自立の基盤
そんな気付きです。
※実家があるのに一人暮らしする意味は、【実家から通えるのに?!】一人暮らしする心理と意味は自己投資 をご覧ください。
まとめ:実家を出る精神的自立
実家暮らしは自立するために大変おすすめの環境です。
しかし、実家の捉え方を変えるためには一人暮らしが大切だと考えます。
一人暮らしをしてから実家に戻ると感謝しやすくなり、家族によって自分が構成されている認知によって安心感や落ち着きを感じやすくもなります。
実家暮らしも一人暮らしも共に環境変化による気づく行動。
経験によって自己理解を深め、成長への礎となり、変化させられます。
「自らが自らを変化させている」と思えるかが自責であり自立へ繋がりますので、実家暮らしであれば一人暮らしを、一人暮らしであれば実家暮らしを再度することは気づきの機会です。
自立を求めて行動されている方、自立を理解するために思考されている方。
行動も思考も共に大切な自分の理解であり、自責となります。
ぜひ、一人暮らしと実家暮らしの両方にある自立との繋がりを知っていただき、ご自身に照らし合わせるお役立ちができれば幸いです。
家族がいる方もいない方も重要なことは相手を知ることであり、自らの内部を冒険する気持ちです。
家族を知るのは記憶の思い出しも方法の一つ。実家の場所があり、においがあり、雰囲気があり、記憶はなくならずに保管されています。
トリガーを見つけ、あらゆることを思い出し、家族との関わりで直接知り、考え、気づかれることをお祈りいたします。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
『心理とスピリチュアルの学び場』
誰しもに人生を変える機会と選択があると信じています。著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
PR:株式会社Central&Mission
※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。