対処・解消法

「さすがに疲れる」。自分の話ばかりする人の心理と対処法

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「あれ、これって会話じゃないよね?」

一方的に自分の話ばかりする人との間には、「相互」という概念がないと気づく時。

さすがにこれ以上聞いていると自己犠牲になり、疲れてしまいます。

自分の話ばかりする人の内情には、「満たされていない、満たされたい」という欲求の強さが伺え、目的遂行に使用される人は大変です。

ここでは、自分の話ばかりする人に疲れてしまった方へ向けて、心理と対処法をお伝えします。

  • 自分の話ばかりされて疲れるのはなぜ?
  • 自分の話ばかりする人の内情はどうなっている?
  • どう対処すればいい?

これらを紐解き、「どうして疲れるのか?」の原因を明確にして、相手の心理を把握した上で、対処法を知っていただく内容となっております。

ご自身の気を軽くし、相手のためにもなれば良い具合だと思うので、そのための一つの考え方としてご参考になれば幸いです。

自分の話ばかりする人に疲れる

自分の話ばかりする人に疲れる原因

一方的に自分の話をされる時、明確に相互交流がありません。

会話やコミュニケーションとはお互いが行き来することで成り立つため、異形を極めます。

一方通行の関わりで起きるのが、自己満足です。

大切なことですが、「一人でやって」という行為。人と関わる時に自己満足しようとすると、目の前の人を利用します。

自分の話ばかりする人は聞いてくれる人を利用するため、利用される人は疲れます。

 

無意識に利用し、気づかぬ内に利用される

利用すると言っても、「この人を利用して満足してやる」と意図する人はあまりいないと思います。

無意識に自分の話ばかりして自らの満足という利益にフォーカス。

話をされる側は気づかぬ内に時間を使われ、利用される。

自分の話ばかりする人は潜在的に満たされていない状態があると考えられ、本人は満たされていないと思わないことが多いです。

無自覚の領域にて自らの利益に強いフォーカスがあり、気づくと周りが見えていないという状態です。

悪意のない人の利益追求に巻き込まれ、疲れてしまうイメージです。

 

自分の話ばかりする人の心理

潜在的な自己利益追求の強さで周りが見えない、気づくと一方的に人を利用して、自分の話をすることで満足しようとするさま。

これらの心理に考えられるものがいくつかあります。

心理に表れる傾向
  1. 現状に満足していない
  2. 孤独は完全NG
  3. 感覚(またはポジティブ)主義
  4. 過去へのスタック(行き詰まり、停滞)
  5. 自律

一つずつ見ていきましょう。

 

①現状に満足していない

今の生活や状態や状況に満足がなく、「何か物足りない、満たされない、なんとかしたい」と心がザワザワします。

落ち着かず、じっとしたり一人で物事を考えると悲観的になる傾向があり、思考との向き合いが得意ではない可能性があります。

物事を深く考えたり、自分の頭で考えることが少なく、何か自分なりに考えようとしたら頭がドロドロし始めるという具合で、恐怖(不安)に飲み込まれます。

恐怖という危険・苦痛・拒否と関わらないようにする一辺倒になり、「怖い、嫌だ」という感情を自分の中で、「逃げていい、他に頼っていいルール」に紐づけ、他に執着する正当化を作ります。

何も悪いことはないのですが、恐怖となる嫌だ拒否したいと思えることがあると、自分ではなく他人に向かう癖ができます。

これが思考との向き合いが得意ではない状態でして、恐怖(不安)は思考にて作るので、思考を使わないと対処できず、人に話したり自己主張を強める他の巻き込みにてなんとかしようとします。

 

②孤独は完全NG

恐怖との向き合いができないと、明確に起きるのが孤独厳禁です。

孤独を強く怖れ、嫌がり、拒否します。

思考の使い方が恐怖の対処や解消ではなく、恐怖を作る特徴があり、[独り、何もすることがない、時間を持て余す、関わる人がいない]という状態になると、恐怖を作るための考える時間になってしまうので、人やテレビや作業など常に何かして紛らわします

考えることを嫌う心理です。

恐怖との関わりをとにかく嫌がり、克服できない思考の使い方があることで、思い込みにて自らを制限していき、自己対処・解決から遠ざかります。

しかし、本当は思い込みであり、[ネガティブ=悪、恐怖(危険・苦痛・拒否)=必要ない]とルールを作っているだけだったりするので、実際に孤独を味わうと以外に全く平気だったりするのが自分の話ばかりする人です。

恐怖との関わりが苦手でも、自ら恐怖を作る癖によって常に味わっているため、「恐怖は怖くて嫌なもの、そういうものとして必要なんだ」と認めると、多くの人よりも孤独と向き合える強さに変換できる心理でもあります。

 

③感覚(またはポジティブ)主義

恐怖との向き合いができないことは、ネガティブに対する苦手意識が強い意味です。

ネガティブを嫌うルールが強く、思考にて対処できないと感覚にて満足を求めます。

感覚を主体にする在り方をあえて求めると思考を使わなくなり、中にはネガティブで悲観的な状態に身を沈めるように、愚痴や妬み(思考を使わない無知のさま)ばかり言うようになる人もおり、現状の不満足の心地悪さを拭い、恐怖を誤魔化すための活動が増えます。

ポジティブ主義になる人もおり、ネガティブとの距離を取ることが自然になり、自分の頭で考えず、感覚優位になり心地良さや嬉しさのみを得ようとします。

自らの感受をポジティブに制限することで、[ポジティブ=満たし、不満足の解消、誤魔化し方法]になり、ネガティブへの反発を正義にします。

例として、テレビを観ても笑わせてもらえる番組か、批判や非難の多い番組を観るか、どちらかになるイメージです。

※陽過多に疲れる件は、ポジティブな人に疲れる時にわかること【度がすぎる陽と合わない陰】 をどうぞ。

 

④過去へのスタック(行き詰まり、停滞)

自分の話ばかりする人の心理にて最も特徴的なのが、過去の記憶に対する執着です。

過去の自分や、他者にされたこと、嫌なことなど、記憶に認められず拒否したいものが多く、特定のことはいつまでも憶えている執念深さがあると考えられます。

拒否なら拒否してしまうとスタックしないのですが、「本当は認めないといけない」と心のどこかで自覚しているために、認められないことを認めない、拒否することを拒否するという矛盾が起きます。

この状態が満足していない状態を恒常化します。

自らとの向き合いが困難になり、恐怖を誤魔化し、認められない自分を肯定するように不満足の解消を得ようとします。

 

⑤自律

最後の心理は、自分の話ばかりする人の人間性が表れます。

自律があり、自らの在り方や考え方は自らのルールに従います。

自律が強いとうぬぼれや自己中心になる人もいますが、他への執着は他に頼りきって委ねる自己空虚ではなく、自ら他人との関わりで利益を得る在り方となります。

意志が強い表れであり、自らのことは自ら喜ばす覚悟があります。

喜ばし方がわからないので他人に話を聞いてもらい、価値を見出す承認欲求を持ち、マウントをとって自らの存在を確証し、恐怖や不安を誤魔化すために人を利用します。

自分なく他に頼って委ねての執着とは全く別タイプ。言うなれば自発的執着です。

自発的執着は支配欲が強く、その場を自分の空間にしようとし、周囲が見えなくなり、人の話を取っているつもりなく無意識に取ります。

心理によって利益追求の在り方が激化し、自分への興味が強くなると周囲が見えず、他への興味は自分の利益がある場合に限定されていきます。

「卵の黄身は薄くてマズそうな方が、添加物とか着色がないから自然だよ」と言った数日後に同じ事を本人に言ってくるという、教えたことを教えてくる珍事が起き、自分の利益へのフォーカスの強さがよくわかります。

※自分のことを話さない人の心理は、自分のことを話さない人の特徴と心理│そもそも何で話すのか? をどうぞ。

 

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自分の話ばかりする人の対処法

自分の話ばかりする人の対処ポイント

心理理解にて特に重要なのが、自発的執着による支配欲です。

話す側は無意識に現状の潜在的な不満足、恒常化した恐怖を作る思考への抵抗と向き合いから、心地悪く満たされない状態を味わいます。

ここに自律と意志の強さが加わることで自発的に不満足を解消しようとします。

しかし、恐怖と関わらなければ解消できないのに関わらないので、向かう矛先が違くなります。

「よっしゃ、鬼退治してやる!」と言って鬼ヶ島へは初めから行く選択がないという。

すると当初の目的はスッと変わり、犬とキジと猿に自分の話をして不満足を拭い、「よっしゃ今日は帰るでー、夜はきりたんぽや!」という。

これが悪意のない利用、支配です。

無意識の支配はその場の空間を自分のものにして、人を利用して自らの利益を得ようとする一方通行。

疲れてしまうのは支配や利用されることへの反発があるためでして、「利用されたくない」「支配されたくない」「好き勝手振り回されたくない」という抵抗感があればあるほどに、見えない領域で戦いが起きます。

戦えば戦うほどに疲れてしまうので、対処は悪意のない支配との関わりがポイントです。

 

疲れないための対処法4つ

「ぐっ、一方的に話して利用してくる」となった時に、「やめろ!」と支配させないように戦うと、余計に疲れてしまいます。

「お、悪意のない支配をしてきている」と相手の理解をすると疲れなくなります。

悪意のない支配者は被害者意識が強く、戦っているつもりがありません。利益を得られればいいので行為の自覚がなく、戦うとややこしくなります。

対処は戦わずに支配させません。

方法は四つあります。

自分の話ばかりする人の対処法
  1. 相手の話に乗らない
  2. お互いに話すだけの関係性にする
  3. 安心感を与える
  4. 孤独環境の提供

※疲れてしまう根底の詳細は、一緒にいると疲れる人のスピリチュアル│疲れる原因と対処は「エゴ」 をどうぞ。

 

対処法①:相手の話に乗らない

一つ目の方法は、支配されないために話に乗らないことです。

支配をねらう人は空間テリトリーを奪うために、相手を自分に引き付けようとします。

この最たる方法が人の話を突然奪い取ることです。

私達人間は想定外のことが起きると、「へっ、何が起きた?!」と驚くと共に飲み込まれます。

既に自分の話ばかりする人の支配下です。

また、愚痴や文句にて同情をねらう人もおり、この場合にはエネルギーを奪われてしまうので精神損傷の危険性があります。

話に乗らないことは、自らのテリトリーは個別に確保する意味。個別意識が大切です。

「この人はこの人」「私は私」

心理の理解がとても重要になり、「この人の心理はこうだから」という捉え方ができると、話しに乗らずに一線を引くことが容易になります。

※疲れる友達関係の不要説は、「疲れるしめんどくさい」友達がいらないソリタリーに光と闇 をご覧ください。

 

対処法②:お互いに話すだけの関係性になる

二つ目は関わりを明確にします。

「この人は自分の話ばかりするから、私も話したいことを話す機会にしよう」

言いたいことを言えるチャンスです。

普段のコミュニケーションでは相手を気にかけ、話すタイミングを配慮し、気を使い、話す量も内容も調整していると思います。

自分の話ばかりする人にそういったことを気にする必要はなく、同じように自分の話ばかりすると何となく会話になったりします。

話を取られれば、話を取ってやりましょう。もちろん悪意なくです。

心から自分のことにフォーカスして関われる場は貴重ですので、疲れずに満足を求めて話したいだけ話せます。

「話したいことを話すぞ」という動機が大切になり、自らが目的を果たせる関係性を明確にして関わると、話すだけの関係性はお互いの利益になります。

「話を取ってやる」とお返しする攻撃性があると、相手を利用する意図があるので、自分の話ばかりする人のように悪意なく自らの利益にフォーカスすることが重要です。

 

対処法③:安心感を与える

三つ目の方法は、関わる相手が大事な人の場合です。

恐怖との関わりを避けてきた心理は不安を感じ、恐怖へのあらがいと逃避、誤魔化しに明け暮れてしまうため、常に安心感がありません。

こちらから安心感を与えてあげると自分の話ばかりしたり、自己主張するさまが落ち着きます。

心から相手を想う気持ちを要するため、相手が言うことをうんうんと聞いてあげるだけだと、安心感とは別物になってしまうので注意が必要です。

聞いてあげるだけですと相手は利益を得られることに満足して、より話しまくります。

相手に支配されずに心理を理解して、相手のことを想う肯定によって安心感を与えられます。

話していることではなく、その人の在り方そのものを肯定するスタンスで、「しっかりあなたという人間を聞いている」とわかるように接すると、満たされないザワザワが緩和されます。

 

対処法④:孤独環境の提供

最後の方法は、自分の話ばかりする人自身が、恐怖と向き合えるようにします。

相手のために不干渉、関わらないようにします。

心理理解から、自分の話ばかりする人は現状の不満足を一時凌ぎするために、他人に自発的執着をして難を逃れます。

とても大切な行動ですが成長はなく、恐怖を誤魔化して他を利用する在り方から抜けられなくなってしまいます。

恐怖とは自分の中にしか存在せず、自分自身の認められないことそのものであるために、いつか本人が気づかなければならず、本人以外が問題の本質を解決することはできません。

準備ができていないまま恐怖と立ち向かうと精神崩壊する危険がありますので、恐怖との向き合いが自然ともたらされる独りで生きる経験によって、少しずつ自らのペースで向き合う力を育めます。

期間を設けたり、関わる機会を減らすという方法がこの対処法の応用となります。

※話が通じないために疲れる対処は、話が通じない人の特徴に疲れる対処│通じない実情は自分のためになる をご覧ください。

 

自分の話ばかりする人に疲れる まとめ

自分の話ばかりする人と関わると本当に疲れやすいです。

相手を変えようとしても変わらず、反対に相手に干渉して執着する自分になってしまいます。

関わりには距離感が大切です。

この距離感はどれほど個別意識を持つかであり、相手は相手、私は私と自他ともに尊重する意味です。

私自身、自分の話ばかりする人と関わるので、さまざまなことを考え、試し、実験しながら検証しました。

変わりません。

当然なのですが人を変えることはできず、本人が変わろうとしない限りは変わるのは困難だと教えてくれるような人です。

疲れてしまう時には必ず自分が第一優先ですので、まずは疲れないように対処されてください。

疲れ果ててしまった時は、無視して自らのテリトリーを守る大切さがあります。お互いに変化も成長も理解もなく、根本の対処としてはあまりおすすめしないので、一時凌ぎにて使用されると良い塩梅だと思います。

無視やテキトーに流しつつ、徐々に話に乗らない状態を把握すると、利用されず支配されない状態がわかるようになります。

そこで関係性を見直したり明確にして、お互いのための時間として話すだけの間柄も作れ、相手を想いながら安心感を与える学びにもなります。

本人が自ら解決する策は、私の理解では孤独になることです。

思い込みのルール制限と自らの可能性を狭める在り方が非常に強いので、孤独にて恐怖との関わりを知ると、大きく飛躍的に自己開花する存在でもあるのが、自分の話ばかりする人だと思います。

関わる以上は意味がありますので、何かしら自分のためになる理解へ繫げられると良い具合かと思います。

そのための一助としてご参考になれば幸いです。

それでは、自分の話ばかりする人の心理と対処法のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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