心理と特徴

自由になりたいと思ったらストップ。なりたいとなれないおかしな仕組み

あらゆる縛りの中、家族に縛られ、会社に縛られ、ルールに縛られ、社会に縛られ、自分自身に縛られる。

よく見ると身体の周りはグルグルと紐だらけ。

そんな時は、「自由になりたい」と行動発起したくなると思います。

行動と躍動はとても大切なものですが、「自由を求めて突き進むとその先に自由はない」というおかしな仕組みが隠れています。

ここでは、本当に自由になるためにも、「自由になりたい」と思う際の注意点を見ていかれてください。

  • 自由になりたい心理とは?
  • 自由とは一体なに?
  • 自由になりたい時の注意点とは?

これらを紐解き、自由になるための目的と動機を明確にする内容となっております。

目的が曖昧になりやすいのが自由のトリッキーなところであり、私自身自由を求めて走り続けたら、「どこだここは?!」と砂漠のど真ん中に辿り着くようなことがありました。

奇妙な仕組みが潜みますので、自由を目指す際に足をとられないためのご参考となれば幸いです。

自由になりたい心理

自由になりたい心理は解放願望

現状に縛りがあると、縛りがない自由を欲するのは自然だと思います。

私は会社員の時にはガチガチに縛り付けられていたので、紐をブチブチに引きちぎって飛び立とうと思っていました。

しかし、紐を解いたところで起きるのは、何もない所で突っ立つことでした。

自由になりたいと思う場合、実際に求めているのは自由ではなく、現状の縛り解きかもしれません。

縛りがなくなることが目的だと、本当に縛りを解くと何もかもがなくなり、真っ新になります。

極端な例ですが、仕事を辞めたり、家族と離れて独りになったり、人間関係を一掃したり。

真っ新な状態になると初めは喜びますが、直ぐに襲ってくるのが恐怖です。

ここで気づくのが、縛りとは他によって括られていたのではなく自分自身で縛っていたことです。

 

「自由になりたい」と思う時は自由ではなく解放を求めている

自由になりたい時には縛りの解放願望があり、自由そのものを求めていない可能性があります。

自由を求めていないと縛りが解けた時に、過去の私のように、「あれっ、なにこれ?」と戸惑い、恐怖に進展してしまいます。

私の過去の心理を覗いてみると、他律で物事を自分の頭で考えていない状態です。

窮屈で不納得、自分の思うようにならないことへの抵抗とあらがいを強め、縛りをなんとかしようという目先の利益に着目し、それ以外のことが考えられなくなります。

そんな時に、「自由になろう!」という光が見えるような声を聞くと、ついついソソソと無意識に誘われていきます。

解放的になるための現状打破。初めは躍動的で行動的な状態になるので、「やってやった、これから先が楽しみだ」と一時的には思えるのですが、残った事実は自由の真骨頂

全て漏れなく完全に自分で作らなければなりません

「こうなりたい、ああなりたい、現状をなんとかしたい、今のままでは嫌だ」と願望を優位にした心理状態は、現状の不納得を解消したい目的が強く、自由ではなく解放的になりたい真意だと考えられます。

自由も解放も同じようなイメージがあるかもしれませんが、自由とは少しぶっ飛んだ概念でして、自由なのか解放なのか、どちらの目的かによって進む道が極端に変わります。

そんな意味深な自由とは一体なにかを、ここで明確にしていきましょう。

 

自由の意味

自由とは、他からの束縛や抑制なく、自分のおもうままにすること、そのさま

辞書にはこのように書かれています。

「自分のおもうまま」を自由だと思うか否かで、自由の意味は二つに分かれます。

自由の二つの意味
  • 消極的自由・・・他からの縛りや抑制がなく、他者による干渉がない状態とその範囲
  • 積極的自由・・・自らの状況や状態を自覚して意志を持ち、自らが主体的選択をして作り出すことでの自由

哲学思想では、消極的自由を“解放”、積極的自由を“自由”と言い換えることができます。

  • 解放とは、英語で[Liberty]
  • 自由とは、英語で[Freedom]

解放と自由のどちらを求めるかは、「現状の不平不満をなくしたい」か、「自由を作りたい」かの違いになります。

 

Freeの語源は愛

英語の[Liberty]も[Freedom]も現在では同じように意味が解釈されていますが、語源を辿ると[Liberty]はラテン語の「社会的・政治的に制約されていない」「負債を負っていない」という意味。重荷がないようなイメージです。

一方、[Free]は古インドヨーロッパ語や古ドイツ語が起源となる『好む、愛』の意味。別物です。
※Wikipedia 参照

愛の意味するものは自尊心であり、自らを尊重することで意志を持ち、主体的に選択をして物事を作る創作や創造力になります。

解放と自由の違いが顕著になり、解放とは現状の嫌なことをなくし、自由とは現状を受け入れて新しく作る自分になる意味があります。

 

自由には時間と空間の概念がない

自由にあるのは今この瞬間のみです。

瞬間瞬間の点が選択の連続によって線となり、流れていきます。

執着がない(またはできない)ことを意味します。

執着しても何でも自由は気にしないのですが、執着すると解放はできても自由にはなれなくなってしまう可能性があります。

執着のなさは時間と同じく空間の概念もなくします。

「この場所だから、この仕事場だから、この家だから、この人と一緒だから」などの認識が制限や抑制にはなりません。

あらゆる理由と言い訳を作るために時間と空間の縛りが利用価値になります。しかし、自由になりたい場合はそれがなくなることを受け入れる必要があります。

言い訳することはできなくなります。

自由とは縛りだけでなく、執着のない自分自身(全ての責任を持つこと)を意味しますので、誰しもがなりたいものではなかったりします。

 

自由は与えられると絶望にもなる

自由は一人一人自らの意志を持って認識して選択を自覚しながら作り・創ります。

自由をもし与えられると困ってしまいます。

何も縛りがないために、道しるべは自ら見出せなければ存在しない厳しさがあります。

「社会の仕組みがギュウギュウだから田舎に行って農業で暮らそう、自由がそこにある!」と自ら思えば自ら作るために考え、試し、失敗し、試行錯誤しながら自由を作っていきます。

しかし、他者に言われたり誘われたり、自らの意志なく促されるように自由へ向かうと、言われたようにしなければ道しるべがないので、そこにはルールしかなく、自由とは真逆の状態になりかねません。

制約に制限、抑制に縛り、支配は人によって必要なものです。自ら現実を創造することができなければ途方に暮れてしまいます。

信仰と似ていて、規律や制約のルールによって進む道を明確にできます。

縛りと支配は人それぞれに大切なものですので、“消極的自由”という哲学の定義も存在します。

自由が良いか悪いかは本当に人それぞれ、自由の意味を知ることが最も大切な自由に生きる方法です。

※自由に生きる人の特徴は、【自由人の特徴と性格】自由な人は嫌われやすい訳がある をご覧ください。

 

自由になりたい時の注意点

「なりたい」という思いが強いと自由から離れてしまう

願望や欲はとても大切なものですが、自由に関しての願望は持てば持つほどに自由から離れていくトリッキーさがあります。

自由とは縛られていてもそれを受け入れられるかどうかの自分ですので、草原にいても、刑務所にいても、施設にいても、病院にいても、どこにいても自由になれるフリースタイルです。

風のようなイメージで、フワッ、スルーと如何様にも形を変えるさまは、現状の自分・環境・状態・関わりを受け入れる意味です。

「なんでもいい」とこういうことですので、「こうなりたい」という願望が縛りそのものになってしまいます。

例えば、都内の暮らしは制約やストレスだらけで辛い時、「田舎に行けば自由がある」と思うと自由が一瞬でパッと消えてしまう具合です。

田舎に行く選択によって安心感を得られる大切さがありますが、自由とは別物だったりします。

田舎に行っても都内でも、自らが人間関係や、お金や、生活や、健康や、精神を作る意志を持って行動する先に自由があります。

自由になる場合には願望ではなく、現状を受け入れて如何に自ら作り出せるか、という視点と行動が重要になります。

 

「自由になりたい」と思う場合は安心感を求める

「こうなりたい」と思うことはとても大切ですが、「自由になりたい」と思う場合は恐怖や絶望へ向かう危険性がありますので、解放[Liberty]を求める明確な目的にシフトすると道を見失わずに済みます。

「縛りを解きたい、現状の不納得をなくしたい、不平不満をなくしたい」

これらが真意の場合には、自由以上に解放の先にある安心感を目的にされてみてください。

世の中にはいくつもの縛りがありますので、何を解放して安心感を得るかが人それぞれに変わります。

縛りを解放する安心感の種類
  1. 人間関係の縛り
  2. お金の縛り
  3. 生活(社会)の縛り
  4. 健康の縛り
  5. 精神の縛り

社会生活での安心感を得る場合には、人間関係・お金が主体になると思いますので、人との関わりの悩みや問題解消、お金を得るための働きによって解放へ向かいます。

知らぬ間に自己支配をして自らを抑圧したり制限していることもあり、人によっては精神の縛りを解くことでの安心感、自らの在り方を見直して健康になるための作り出しなどもあります。

解放は心の余裕をもたらしますので、「自由」に着眼する以上により現実的な安泰への道が見られます。

 

自由になりたい時は創る・作る・造る

自由とは創造であり創作と言えるかもしれません。

安心感は気楽さと余裕をもたらす素敵な効果があり、万人に効くポーションのようなものだと思います。

自由は受け入れによる創作であるため、恐怖も愛も共に大切なものだと認識し、自分のものにしてしまう凄味があります。

現状に縛りがある場合には、いきなり自由へ向かうと恐怖を大切なものだとは思いずらいので、初めに解放して安心感をポポポと得ていき、徐々に自らの力を信じて自由を作っていく順番があると思います。

例えば、毎日忙しく働かなければならず、家族のために、世間体のために、社会保障を受けるために、将来のために働いているとします。

全てに関わる心理が、恐怖や不安を解消するための自己縛り

自らを環境に縛ることで恐怖や不安を味わわずに済むようにする状態です。

これまでお伝えした注意点は、これをいきなりなくすと対処して抑えてきた恐怖が一気に襲ってくるというものです。

まずはこの恐怖をなくすために安心感を得る行動へ向かい、少しずつ現状を受け入れて自ら何ができるか、何を作れるか、何を見出せるか、何が自分のためになるか、何が会社のためになるか、何が家族のためになるかを考えて行動するのが創作です。

より詳細にするとこうなります。

  • 自分が主体になってどんな人間関係をもたらせるか?
  • 職場でどれだけ価値を作れるか?
  • 社会の中でどれだけ自分の役割とキャラを見出せるか?
  • 自らの身体状況を理解してどれだけ健康になれるか?
  • 心身の自己理解にてどれだけ自分の力を発揮できるか?

作るためには道中で失敗や試行錯誤するのが自然ですので、失敗できるからこそ本当の意味で自由を作り出せます。

良いも悪いも共に作るための一過程。両方を合わせて自らを成長させた時、「あれ、そういえばなんか自由に生きてるかも」と気づくことと思います。

※自由に生きて起きたことは、【自由に生きた結果発表】好きなようには生きられない自由さ をご覧ください。

 

自由になりたい心理 まとめ

「自由」とはなんとも響きの良いものですが、実際に中身を掘り下げると愛も恐怖もドロドロと渦巻くグツグツ鍋。

明らかにマズそうですが、作っている張本人はとんでもなく楽しそう。そんな具合です。

私の教科書では、[自由=変態の最終形態]と記されており、変わり者が求めるものだと思っています。

私達ほとんどの人々は社会環境で生活しているので、自由以上に安心感が現実的には重要になると思います。

目的を明確にしないと知らぬ間に砂漠のど真ん中にポツンとなってしまうので、自由なのか解放なのか、向かう矛先をぜひクリアにされてください。

解放を求める際には安心感を得るための行動を要しますので、過程では主体性や能動性を育む時間になり、全ては自由へ向かう際の大切な材料になります。

その後に自由へ向かうかどうかは人それぞれの選択ですが、解放によってもたらされる自己理解や能力向上は、「自由になりたい」と思って行動した人が自ら作った恩恵になります。

そんな一つ一つの過去の蓄積を無駄にはさせない自由の世界。

愛も恐怖も、陰も陽も、良いも悪いも、あらゆるものはこうなるのかなと思います。

「ようはなんでもいい」

気楽な理解となれば幸いです。

自由と解放の違いを知っているだけでも、自らの意志を見失わない道しるべになりますので、ぜひご参考になればと思います。

それでは、自由になりたい心理のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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