本当の自分

「余裕がないと性格悪くなるの?」本性に潜む大切なサイン

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忙し忙し、アセアセ、ソワソワ。

「ねぇ、トイレが汚れてるんだけど、掃除した?」

「あぁ?気づいたんだったらあんたが掃除しろよ!(…あれ、なにこれ、どうしてこんな風に言っているの?)」

自分でも驚く態度と性格の変化。

思ってもないことを言ったり、行ったりする時、余裕のなさが露呈します。

実際のところ、余裕がないと性格が悪くなり、それが本性なのでしょうか?

ここでは、余裕がない時に起きている心の動きを洞察し、性格変化の内情と共に、一体自分に何が起きているかを深掘りしていきます。

  • 余裕がないと性格が悪くなる理由を知りたい
  • 余裕がない時に起きている内情を把握したい

人は余裕があると優しくなり、余裕がないと優しくなくなる。

本当にそうなのか、紐解きを始めましょう。

自己理解を深めるために、一つの考え方としてご参考になれば幸いです。

余裕がないと性格が悪くなる真意

余裕がなくなると性格が変わるイロハ

肉体、思考、心、それぞれに余裕がなくなると、私達は欲を強く持ちそうです。

お腹が減っていると何か食べたいように、眠れていないとたくさん眠りたいように、満たされていないと買い物したくなるように、空気が少ないと慌てて呼吸するように、

満たされないと駆り立てられるように食欲、性欲、睡眠欲、物欲、支配欲、生存欲…と、欲の強まる経験があるかもしれません。

満たされない状態が続いても、自制や抑制、我慢や忍耐力があれば、なんとか自分をコントロールします。

まるで目の前のバナナを食べずに我慢するようにジーッと座る。

しかし、欲は鎮まっていないため、自制も我慢もできなくなる時、バナナにガッツキ、バリバリと皮ごと貪り食いつくします。

余裕がなくなると私達は性格が変わります。

ストッパーが外れるとバナナをもっと欲し、どこにもないとイライラして不機嫌になり、周囲に当たり散らし、檻をガンガンします。

お金がなくなって焦る、仕事が忙しくてキャパオーバーなど、余裕がなくなることでイライラして他人に当たり、現実逃避して無責任になり、何も改善せずに動かなくなります

人それぞれに性格が著しく変わります。

余裕であるキャパは人によってサイズが違うので、家が突然爆発したくらいではまだまだ余裕、宇宙人がディナーを食べに訪れるくらいになると、アワアワと家族を置いて逃げだすかもしれません。

キャパシティは違いますが、誰しも自分にとっての余裕がないと、性格が変わります

しかし、性格が悪くなるかどうかは人によって違いがあります。

 

余裕がないと性格が悪くなる理由

飛行中に事故発生、事故発生、ピピーピピー。

パイロットは解決に勤しみながらも切羽詰まり、乗客を助ける余裕がなくなりました。

「あぁ、もう無理、私だけおさらば、パラシュートピューン!」

これは性格が悪くなっていませんね。

最善を尽くしたけれどもこれ以上は無理だと判断し、自らは助かる選択が残っていたので素早く判断し、救える自らの命を守りました。

性格が悪くなる場合はこうです。

「なんで私の時に事故るんだよ、くそっ、副パイロットなんとかしろよ、もう無理だよ、誰かやって、もう嫌だ、ってか整備してないのかよ、あいつらのせいだ、知らないぞ、私は助かる、じゃあねピューン」

  • イライラ、不機嫌を周囲に知らしめる
  • 自己否定の自虐による被害者意識
  • 誰かのせいにする他責
  • 他人に当たる攻撃
  • 物に当たって何もしない
  • 受動的に誰かにやってもらう
  • 現実逃避して何も見ない
  • 無責任に逃亡

性格が悪くなるのは、起きた現象に対する責任を持たなくなった場合だと考えられます。

責任を他者に押し付けたり、自らでは何も行動しない、受動的な願望スタンスで他者に任せ、現実から逃げるなど。

他責と言います。
※責任を他に負わせる在り方(自らの思考と行動を認めず、自覚しないさま)

メンタルや精神状態によっては、他責になることが大切な人もいますので、ここでお伝えしたい他責をはっきりさせるとこうなります。

「私は関係ない、○○のせいだ」と思う人は、余裕がなくなると性格が悪くなります。

ここで着目したいのは、誰しもがこうはならないことです。

他責とは未熟性を表す最もわかりやすいさまだと考えます。

経験値の少なさ、現実認知の乏しさ、自制力のなさ、自ら見て感じて考えるのではなく、他に見てもらい感じてもらい考えてもらう依存と怠惰の結果、自らの思考と行動を認める認識がなくなり、責任を持たないだけでなく他に持ってもらおうとします。

周りが何でもする環境にいる子供のことです。

他責が子供であれば幾分か可愛さカモフラージュになりますが、成育後である場合、余裕がなければただただ性格悪いです。

いわゆる、日本という裕福で平和で恵まれ、衣食住だけでなく娯楽と嗜好に溢れ、社会に守ってもらう仕組みが整っている国家にいなければ、ずっと性格悪かもしれません。

何が真実か、インドに行ったら一瞬でわかるかもしれません。

 

ポイント:性格が悪いかどうかの見極めは他責有無

余裕がないと不安と恐怖を体感し、焦りや迷いは当然でますので、イライラしたりするのは自然です。

重要なのは、「私は関係ない、○○のせいだ」と思っているかどうかの他責有無です。

このことから見出されるのは、余裕がないと性格悪くなる人はもともと性格が悪いこと。

余裕があってもどうなるか、という具合です。

 

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余裕がないと性格が悪くなるのではなく、本性が表れる

余裕がない時、本性が表れる

日本にいると、環境や社会性によって本来の姿形がわかりにくくなります。

衣食住が揃うだけでなく何でもある、もはやありすぎる環境では、誰しもが物質的(外面)に余裕を持てます。

日本ならではの暗黙の了解、同調圧力、右習え精神、美徳絶対主義、集団主義の中での個人主義による社会性、ルールや常識に従う在り方によって、外面の取り繕いが強固になります。

環境と社会性の両方によって、外面が強くなります。

一方で内面がわかりにくくなります

内外のギャップが増え、自分の本来の姿形が曖昧になり、心と肉体の合致がなくなるように離れ、双方のギャップによってあることが起きます。

『自分がわからなくなる』

これが精神的、または心に余裕がなくなる状態です。

内外のギャップは自分という存在のアイデンティティを壊し、自己不一致(アイデンティティクライシス)が起きます。

「私って一体なんなの?この会社の部長であるこの私が私だ!」と肩書きなどの外部装飾がないと自分を認められない状態です。

これは、本来はやりたくない仕事を嫌々やっている、本当は関わりたくない人間関係を続けている、生きたくない人生を生かされているなど、あらゆる我慢の強要によって顕著になります。

我慢の強要、継続によるキャパオーバー、あらゆる要因にて自らの内外相違が増えて余裕がなくなると、もともと性格が悪くないにもかかわらず、イライラや不機嫌が表れ、現実逃避したくもなります。

他責である場合はもともと性格が悪いと考えられますが、そうではない場合、余裕がない時のさまは本性です。

 

本性は、性格の悪さではなく自己防衛

本性は本性でも、自己防衛による潜在的な自己表現です。

余裕がなくなる時の不安や恐怖、焦りや迷い、緊張や硬直は、自分のことがわからなくなっている状態です。

自己不一致、自制がなく、アウトオブコントロールになることで、自らを操縦できなくなり、なにをどう対処、改善、行動すればいいかわからなくなります。

この時、性格が悪くなっているのではなく、自己防衛が発動しているというのが、お伝えしたい考え方です。

例えば、スピーチをするために1000人の前に立って話す時、余裕がなくなって体がガタブルし、寒気がし始めて、緊張であがる。

意識が頭に昇り、グルグルと思考が巡って止まらず、自分がわからなくなればなるほどに意識を元の状態に戻せず、身体の強張りを解すどころか固まっていると気づくのも難しくなり、自己認知と理解がパァっと散り散り。

ここで元々性格が悪い人は、「自分で解決できない、どうすればいいかわからない」とはならず、自分で解決してきた経験がない、解決する気がないので他責になります。

イライラするだけでなく、「私はイライラしているんですよ」と周囲に知らしめることで、周囲に責任を負わせようと狙う態度となるのが特徴的です。

自己防衛は、あくまで自分で自分のことを防衛する自責の在り方です。

イライラを周囲に知らせる意図はなく、ただイライラして、その勢いで周囲に当たったりすることはあります。

が、あくまで自らの責任のもとの行動であるため、後悔や反省へと繋がるのが特徴的です。

自己防衛による本性の露呈は、性格が悪くなるかどうか以上にとっても大切なことが表れます。

「自分が本当に守りたいもの、欲しいこと」がわかります。

※余裕がない時の攻撃性については、【サル化現象】余裕がない人の攻撃的になる原因と接し方 をご覧ください。

 

余裕がない時にわかる、「自分の真意」

余裕がない時、「私が本当に守りたいのは?何を欲しているのか?」がわかります。

例えば、お金がないと焦る時。

「なんとかなるっしょ」と楽観的になれる人は、余裕があってもなくても態度が変わらず平常、自己防衛も必要ないほどに不安のない本性がわかります。

不安や恐怖が襲っても動じないため、信頼のおける精神性の極めて高い人だとわかります。

一方、ほとんどの人は余裕がなくなると思います。

「どうしよう、お金がない、生活はどうすれば???」と自分のことがわからなくなります。

ここで、自己防衛発動によって本当に守りたいもの、欲しいことが真意として表れます。

真意によって、現状の自分に事足りていないのが何かわかります

人それぞれに違いますので、一覧でご覧ください。

余裕がない時の本性、真意一覧
  1. イライラして自分に当たる(自己否定や自虐)
    …自分を許したい(現状は許せていない)
  2. イライラして他人に当たる
    …自分のことを知って欲しい、大切にされたい
  3. 不安で何もできなくなる
    …今は何もしたくない、要休息
  4. 焦って失敗する
    …自信を持ちたい、自尊を見出したい
  5. 周りが見えない
    …周りが気になる、よく思われたい
  6. 逃げる
    …現実を見たくない、向き合う準備がまだない
  7. ふざけだす(現実逃避の一種)
    …ルールに縛られたくない、意思を持ちたい、考えすぎのため要休息
  8. 一人になりたい
    …自分を見失いたくない、自分を大切にしたい
  9. 態度が変わらない
    …自分への絶対的余裕、他者を守ったりと他に着目するスタンスへ

自己不一致は自分がわからなくなり、精神不安をもたらし、自己防衛を発動させ、真意を自らに伝えます。

事足りていないものを表す真意は、自らを満たす方法を示すサインになります。

 

余裕がない時の改善法

余裕がない時に顕著になるのは、全身と心の硬直です。

ガッチガチ。

「あれ、なんかうまく右腕が動かない、左耳が普段のように機能していない、心のドアがギシギシ言ってる」

潜在意識は無自覚でもあらゆる情報を網羅しています。

固まると自己操縦がうまくできず、余裕がなくなります。

でも大丈夫です。

自己防衛の発動によって、硬直の原因を教えてくれます

硬直するのはどうしてか?

余裕がない時の本性は、自分に事足りていない真意が硬直の原因であると表します。

答えがわかると、余裕のなさによる性格の変化がなくなっていきます。

・イライラして他人に当たる場合は、自分のことを知ってもらう努力、または知ってもらいたいと思う執着をなくします。

・不安で何もできなくなる時は、肉体と心を休息させます。

・周りが見えない時は、周りを気にしてよく思われたい願望を把握し、その不満を満たすために改善や行動をします。

・焦って失敗する時は、自信や自尊を持てるように育みます。

・一人になりたい時は、まずは思う存分自分を愛して大切にします。

余裕がない時の改善法は、硬直を解くために「自分が本当に守りたい、欲しいこと」を自覚して満たす行動です。

余裕がない状態に表れるサイン、自分を知るために活用すると良い塩梅です。

 

余裕がないと性格が悪くなるのではなく、本性が表れる まとめ

「性格が悪くなっている」と思ってしまうかもしれませんが、本性であり自己防衛であると理解することで、余裕のなさから意味を見出して改善しやすくなります。

私達の自己内部、それは脳内でもいいのですが、内側には二人の自分がいます。

感情に左右される一人、理性を持って抑制するもう一人。

言い方を変えると、動物的な一人、人間的なもう一人。

余裕がない時の本性は、感情に左右され、動物的な自分による自己防衛、いわゆる本能に近い潜在的行動が起きます。

私自身の余裕のない時を洞察すると、動物的な私は一人になることを欲し、自分を見失うことを怖れ、防衛してくれます。

余裕がない時の言動は、周囲からすると性格が悪いと思われるかもしれませんが、他責でない限りは自己理解を深める大きな意味があり、他者に危害を加える意思などありません。

ただ、メンタルの弱さが相まって攻撃的になる人など、責任を持つ気がないと本当に性格が悪くなってしまいます。

目指すは、余裕があってもなくても性格や態度が変わらない人。

なんと内側に三人の自分がいます。

動物的な一人、人間的な一人、それらを俯瞰するもう一人。

自己理解が如何に役立つかがわかると思います。

しかし、日常生活でのルールや常識従順、物に溢れた環境では、自分が何人いるかなんてあまり考えないかもしれません。

物質による外部の余裕がある私達日本人は、自分以外の他によって余裕をもたらしてもらえる環境にいます。

一方で内部が疎かになり、自らの余裕を把握して自制する前にキャパオーバー、体力ゲージが真っ赤に点滅することがよくあります。

「気づいた時には既に遅い」となりやすい環境ですので、一つ一つの言動から見出す本性やサインを受け取りましょう。

そのための考え方としてご参考にしていただければ幸いです。

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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