対処・解消法

【僧侶との体験談】いい人ほど報われない理由『ポイントは心の閉じ』

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おばあちゃんは言った、「人様に優しくすれば、巡り巡っていいことが返ってくるよ、はいお煎餅食べな」

しかし現実は…

何も返ってこない、報われない、因果の応報は、お礼は、常識は?

ヘビメタでも流したい気分、お酒飲まなきゃやってらんない、サウナ後に裸で森に行ってやる。

ここでは、いい人ほど報われない理由を体験談から紐解き、詳細に迫ります。

  • どうしていい人ほど報われないか知りたい
  • いい人とは何たるか、本質を考えたい

私は海外を旅する際、ヒンデゥー教、仏教徒の僧侶と生活する機会によく恵まれます。

そこでわかるのは、「僧侶で優しい人はそんなに多くない」ということ。

そんな体験談と共に、優しさの報い(因果)を知るご参考になれば幸いです。

youtubeもありますので、どうぞ。

いい人ほど報われない

いい人ほど報われない決定的な理由

なんでも
なんでも
初めに最大の理由をお伝えし、そこから別角度で切り込んで詳細を紐解く流れでいきます。

いい人が報われない理由となるのは、心の開閉をコントロールできていないためです。

私がいい人と関わると全員に感じるのが、何かを貰ったら全力でお返ししようとしてくれる本当に素晴らしい気持ちです。

なにかしら自分のためになった、嬉しい、有難いと思ってくれた時、心をパァッと開いてお返ししたい、お礼したいと心から想って実際に行動してくれます。

こんないい人は他にいません。

しかし、です。

あまりに無防備なので、利用されたら傷つきます。

心から想ってくれる人が相手でなければ、悲しい気持ちになります。

心を開けない人を相手にすれば“差”ができ、嫉妬や見栄にて反感を喰らいます。

相手の隠している部分も解放的に引き出すため、モラハラやDVなど被害に遭う可能性が高まります。

まるで純粋な子供のように全力で心を開くさまはあまりに素敵ですが、報われないいい人はこの開閉に一癖あります。

優しくされたら反射的(自動的)に心が開くこと。

「え、普通じゃない?」と思えますが、心の開閉に主体性と制御がないために相手次第で開いたり閉じたりするのが着目点

心の開閉に主体的なコントロールがありません。

悪人の手伝いをすれば悪人にとって優しさになるように、優しさは見る角度を変えれば良悪がコロコロ変わります。

そのため、相手が悪い人であっても優しくされたら心を開いてしまいます

エゴの塊に対しても奉仕し、受け入れると、嫌なことをされ、平気で傷つけられ、利用され、騙され、執着され、寄生されます。

相手を見極めて心の開閉をコントロールしないと、報われなくなる可能性が高まります。

 

報われない人の共通点

いい人との時間は穏やかで、ゆったり気楽。

気にかけてくれて、言葉も選んでくれて、心配して物もくれて、嫌なことなんて一切してこない。

いい人ほど、優しい人ほど周囲に良いことが溢れ、善人に囲まれ、貰い物が増え、循環し、プラスを引き寄せて多幸に輝きます。

ですが、全員が報われている訳ではありません

報われない人には共通点があります。

メンタルが強くありません。

なんでも
なんでも
この意味の真意は深いため、かなり深掘りしていきます。

 

「報われるいい人」と「報われないいい人」の違い

メンタル状態によって『いい人』の意味はコロッと変わります。

メンタルの強さはしなやかさ(美しさ)で決まります。

引っ張ってもひん曲げても押し潰しても、ビヨーン・ポヨーン・プルンッと弾けるプッチンメンタル、美肌みたい。

しなやかさがないと保身、保護、保持が優先され、防衛特化にて外壁を塗りだくって固めたくなります。

なんでも
なんでも
すると、「いい人でありたい」という気持ちが強まります。

「美しくありたい」と同じニュアンスです。

いい人として価値になり、自分を認めることができ、迷惑をかけなければメンタル影響も減らせる。

他者に認めてもらうための姿形をし始め、優しさ(価値や利益)に大きな特徴が生まれます

報われないいい人の優しさは、吸収防衛型のネガティブ特化

・陰(凹)性質にて、受信スタイルの優しさ

・他者からの影響も言動も吸収することで相手に何が必要かわかる一方、嫌な部分も吸収して引き出す

・周囲を気にかける必要があり、心配と我慢が増える

・良いも悪いも取り込んで終了する在り方、循環ができにくく、与えたから返されるになりにくい

報われるいい人の在り方は真逆と言えます。

報われるいい人の優しさは、発信型のポジティブ特化

・陽(凸)性質にて、発起放出スタイルの優しさ

・自分が喜ぶために相手に喜んでもらうことが目的になり、「自分から能動的に与える活動」が盛んになる

・与えることで両者の利益を生み出すため、社会的にビジネス発展が可能

・与える優しさがわかりやすいので認められやすく、感謝やお礼にて見返りを貰いやすい

報われる人と報われない人は“優しさのスタイル”に違いが見られます。

 

いい人ほど報われない理由:優しさが高度

メンタルの紐解きにて見出されるのは、心配や我慢をして防衛特化する吸収型の優しさです。

メンタルが弱いから悪いなんてことは一切ありません。

だからこそ相手の痛い気持ちまでわかり、優しさが細微にわたる高度な(他者にわかりにくい)ものになるのが着目点。

この優しさは精神性の高さと心の余裕がなければ与えられません

例えば、倒れていた孤児を助け、我が家で食事を与え、元気になるまでケアした後。

感謝もせずに「まずい食事だった」と一言吐き捨てて去っていかれても、「うん、よかった」とニッコリできる人がする行為(陰徳)です。

報われない人が人々に良くする目的は潜在的に自分を認めてもらうためであり、メンタル保身の可能性があります。

なんでも
なんでも
さらに深掘りすると、愛が強いために人に喜んでもらえた時の体感を好む愛着があり、使う優しさの見極めが疎かになっているかもしれません。

メンタル保身と愛の体感を両方求める結果、高度な優しさ(陰徳)に手を出して報われない状態です。

この考え方では、人と人の循環がされない優しさになっている、なんかおかしなものを与えている、またはそもそも与えていないことになります。

まとめると、

報われない理由は、相手に合わせて優しくするから。

自分に合った優しさで相手に優しくできていないからです。

 

いい人が報われるためのアップデート

僧侶との体験談:いい人になる条件がある

心を開く人ほどいい人です。

物事を受容できる人ほどいい人です。

しかし、心で受け入れるというのは善も悪も共に取り込むさまでもあるので、この類の優しさはとても高度で難しい。

それはインドで僧侶の方々と生活するとよくわかります。

宗教に帰依する人は自我をなくすことを目指して修行するので、血の繋がりや名前や家族を手放します。

「自分、これが私、これは私のもの」をなくす。

なんでも
なんでも
さまざまな僧侶の方々と生活してはっきりわかったのは、僧侶で優しい人はそんなに多くないこと。

「意外に冷たい」

なんせ全員が一生修行中の身。

心には善も悪も両方あるので、悪を受け入れる精神性や修行の段階に辿り着いていなければ、人様に優しくしては片面に偏りバランスを崩す(自分を見失う)可能性があります。

※誰しもの考え方ではありません

彼ら彼女らは自己理解を学び、この世の原理を学び、執着を手放す修行をしているため、執着や依存性のある優しさは一切与えません

人間性そのものは温和な方が多く穏やかで平和的ですが、他人に干渉しないので各々の自立を重んじて離れます。

一方、とんでもなくいい人もおり、僧侶としての立場が上になるほど心がとろけるほど優しく、何もかもを寛大に受け入れてくれます。

常に見守ってくれている感覚を感じ、穏やかな雰囲気で目もマインドも言葉遣いも美しく、こちらに寄り添って関わってくれます。

僧侶と関わるとクリアにわかるのが、精神的に余裕がある人、自己理解が深い人ほど優しくていい人であること。

一緒にいて本当に勉強になるのは、温かさも冷たさも使い分けて自制することに精神性の高まりがあることです。

体験から理解したのは、僧侶という人間の深みみたいな人々ほど本当の意味での優しさを教えてくださり、それはいい人であることの難しさも表していることでした。

これを洞察すると一つの理解が見出されます。

 

報われるためには:心の開閉コントロール

なんでも
なんでも
いい人であるために欠かせないのが、『主体的な心の開閉コントロール(自制)』です。

いい人は心を開くことができるので、改善点となるのは『心の閉じのコントロール』

心を大きく開ける素敵な人ですので、後は閉じる自制力を高めることでコントロールが上手くいきます。

閉じる部分がないと温かさに偏って恐れやクールがないため、バランスがありません。

野蛮で未熟で無知な生態ほどなめてかかり、利用価値にしか捉えず、嫌なことをしてもなんでも受け入れてもらえると勘違いしてきます。

嫌なことがあれば我慢して耐えるか誤魔化す、または極端に心をバスンッと閉じて自暴自棄になってしまう可能性もあります。

どちらも報われない原因になるので、改善の着目は心の閉じパートの主体的コントロール。

このために必要な方法を見ていきましょう。

 

方法論①:報いの邪魔を消す

いい人は報われます。

しかし、報いの邪魔があります

報いを邪魔するのは、「調子に乗る人と、調子に乗らせる優しさ」です。

24時間開いているコンビニよりも、夜19時で閉まるスーパーの方が客は行く時間や何を買うか考えて調整します。

無防備で何も言い返してこない人より、しっかりと自分の意見を持っている人の方が緊張感を持って良い議論ができます。

なんでも
なんでも
心の閉じを主体的にコントロールするために重要なのが、緊張とルールの設置です。

緊張とルールは報いの邪魔を一掃します

これによって相手は調子に乗れず、なめてかかれず、自他の線引きを壊せず、野蛮にならず、元旦に休んだらクレームという奇怪なことは誰も言いません。

報われるためには調子に乗らせるのはご法度です。

このための緊張とルールの設置になるのが、「ノー」です。

 

「ノー」を言う

心の閉じをコントロールするためには無干渉がいいですが、いい人は相手のいい部分に着目しようと努力する能力があったり、相手からの干渉を受け入れる癖ができていると思うので、おすすめは「ノー」と言うこと。

拒否するものは拒否すると決め、意思表示を明確にすると心を閉じる主体的コントロールが育めます。

受け入れて優しさを与えながらも拒否する時は拒否を表示すると、いい人でありながら報いの邪魔がなくなります。

 

方法論②:陰徳より陽徳

なんでも
なんでも
因果応報を引用すると、報われるためにはどれだけ相手にプラスの影響を与えているかがポイントです。

スピリチュアル的にはプラスな気持ち(喜びや満足)のエネルギーをどれだけ相手に生み出させたかによって、等価のエネルギーが自らに返ってきて報われます。

「はいあざーす、次もよろしくー、ずずず」とラーメン食いながら言われれば、何のプラスの影響も気持ちもエネルギーも与えていないのが明白です。

人々に優しくすることは徳を積む行為ですが、報われないいい人は陰徳的な行為になりがちです。

陰徳とは、人に知られない善行

陽徳とは、人に知られる善行

※コトバンク引用

陰徳は人知れずよいことをする徳でして、より功徳が増えると言われていますが、「せっかくやってあげたのに…」なんて思った瞬間にエゴによる悪行になります。

報われるのは難しく、高尚のように精神性の高さや余裕が必要です。

なので、初めは陽徳

報われるには人に知られる善行をします。

吸収型の優しさも大事ですが、それ以上に発信型の優しさが効果絶大
※これが主体性も育む

受動的に相手が困らないための手回しや受け入れではなく、自分から相手が喜ぶために関わり能動的に優しさを提供します。

電車でおじいさんに席を譲る際、察して何も言わずに立ち去るのではなく、「あの!おじいさんこちらにどうぞ!はい座って座って!」

「もう、うるさいよ、恥ずかしいな」なんて言われるくらいでちょうどいい。

「相手に喜んでもらいたい」という気持ちを持って優しさをたくさん与えると、陽徳が積まれて明確な報いが返ってきます。

目指すは陽徳、その後に陰徳です。

いい人はこれまでの経験則にて陰徳にすんなりシフトできるので、まずは陽徳を学ぶと急速に成長が進みます。

 

最後に:いい人ほど報われない

自ら物をあげてみてください。

喜んで欲しいと心から想ってみてください。

本当にそう想える人にだけしてみてください。

報われない原因はメンタルですが、紐解くと表れるのは優しさのスタイルであり、精神的余裕がない状態での陰徳という矛盾、無理難題。

靴をはき違えている状態です。

物事は正しい順序と方法を進めることでしっかりと因果は応報し、与えた分は返ってきます。

心の開閉が極端になると良いも悪いも自分次第ではなく、周囲の人間次第になり、起こる出来事が自然の原理に反してしまいます。

あるものをあるままに、自然な流れに乗せるには自制は絶対必須です。

物事はオープンだけではなくクローズも、優しさだけでなく冷たさも、受け入れだけでなく拒否もあり、愛は光と闇が両方あって初めて成り立ちます。

陰徳の方が徳が高いにもかかわらず陽徳も存在するのは、人には人の、時と場合に応じた適応があり、効果の有無も変わるから。

公けにする優しさ(発信型)と、潜めた優しさ(吸収型)があると知っていただき、よりご自身を理解して自制する一助になることを祈ります。

ありがとうございました。

『心理とスピリチュアルの学び場』

誰しもに人生を変える機会と選択があると信じています。

著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。

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