『DNAシフトセラピスト養成講座』
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さまざまな優しさの姿・形があります。
そんな中、辛い経験をした人の優しさには特徴的なさまがあります。
【悲しみによって優しくなる】
ここでは、辛い経験をした人の優しさである、“悲しみの優しさ”をお伝えします。
- 辛い経験をした人が優しくなるのはなぜ?
- 辛い経験をしても優しくないのはなぜ?
- 辛い経験と優しさの関係性とは?
- 悲しみの優しさとは?
「辛い経験は人を優しくさせるのかどうか?」の真意は、「優しさを育む機会になる」かもしれません。
優しさの一つの形となる悲しみの大切さを知っていただき、辛い経験がもたらす人間味を追加する内容となれば幸いです。
Contents
辛い経験をした人は優しい
辛い経験をした人はなぜ優しいの?
人それぞれに経験値というステータスがある私達人間。
経験バロメーターの色の濃さは十人十色。中でも経験が濃い人は辛い経験をしている人が多いかもしれません。
辛い経験をすると人によって優しくなります。
人によってうぬぼれ、見失い、自暴自棄になり、厳しくなり、エゴを増やし、自己認識がなくなります。
病気になって優しくて丸くなる人もいれば、四角くなる人も、三角になる人もいます。
辛い経験を理解しているか否かによって、優しくなるかどうかが変わります。
優しい人は辛い経験を理解した人と考えられます。
辛い経験を理解するとは自分を知る意味
辛い経験をするのは張本人ですので、理解するのは本人のみです。
理解するために必ず自分の理解を要し、辛さを自分なりに捉えて、感じて、考えて、想って、知る人は、経験が自分のものとして吸収されます。
吸収されることで経験という出来事によって自己理解が深まり、自らが自らを知るという客観視と俯瞰性を得ます。
吸収されないと自己理解ではなく、他の情報や価値観を基にした記憶やインプットや照合となり、辛い経験という出来事が起きた外枠になり、経験値が自らの内側には付け足されずらくなります。
辛い経験を理解すると優しくなる
辛い経験を理解して吸収すると、二つの意識が高まります。
- 自意識
- 他者への意識
自意識が高いと、「自分」という存在の主張や誇示がなくなり、自分は自分であることが当たり前という認識に近づいていきます。
自意識とは自分と他を区分けする意識ですが、高くなればなるほどに主張する必要がないために「自分」を認識しなくなり、物事を捉える余裕や自分として存在する余裕が生まれます。
すると、他者への意識を高めることに繋がります。
他者の立場や目線や思考で物事を捉える認識力の育みとなり、辛い経験によって他者の辛さや状況を配慮する努力ができるようになります。
経験がないと他者が何を思って、考えて、感じて、判断して、評価して、何を望んで、求めてなどの認識は、世間や社会の情報を基に予想と予測する状態ですので、「相手の認識に近いかな?遠いかな?」と理解することすら困難で、思い込みや押し付けや決め付けになってしまいます。
辛い経験によって自分の主張や誇示をなくし、認識に余裕を持って他者の立場になる“寄り添い”ができ、優しいさまが表れます。
寄り添う優しさは、他者認識の高さによる優しさとなります。
自意識の高さは他者は他者として尊重し、干渉や押し付けをしない優しさとなります。
※本物の優しさを持つ人の詳細は、【他人に期待しない人の優しさは本物】他人に興味がない人と違う優しさ をご覧ください。
辛い経験をしても優しくないのはなぜ?
人それぞれの人生、優しさが必要ない人もいます。
優しさ以上に大切なものも、優先したいものもあると思います。
辛い経験をすることでうぬぼれたり、他者に厳しくなったり、自暴自棄になったりという形にもなります。
辛いことは自分を見失い傷つける苦労を伴いますので、傷を負って弱まり、強敵に打ち勝ってプライドと自信を身にまとい、支配や押し付けを強めることもあり、辛さの影響は人それぞれに大きくなります。
厳しさは指摘や注意として人を成長させるために大切であるため、良かれと思って他者に期待して押し付けることもあり、辛い経験は優しさとは別の形がさまざまにあります。
辛い経験をどのように吸収するかによって優しさ以外の形になります。
辛い経験のどの部分にフォーカスし、理解し、吸収するかによって、経験値の加わり具合が変わり、優しさでなくともどれもこれも大切なものです。
優しくなる人は辛さを自分を知る経験にした人
優しくなる人は、「自分を知る」にフォーカスする人です。
「自分を知る」とは経験を自己理解する意味です。
辛い経験とは恐怖の経験。
※恐怖とは危険や苦痛や拒否や怖いと認識するさま
恐怖をどのように理解して吸収するか。とても怖くて嫌だと感じるものですので、人によっては自己理解ではなく逃避し、社会的な認識を当てはめて対処し、一部は自分なりに理解します。
逃げないと心に傷を負い、自己喪失や見失い、トラウマや過去の記憶への執着、記憶への拒絶、記憶が記憶にならないリアルの突飛、空想から抜けられない認識定着にもなります。
どれだけ傷を負っても逃げても、最終的には恐怖を受け止め、自らの意思と意志(覚悟)によって受け入れると、恐怖を乗り越えた先が見えます。
この状態が「自分を知る=恐怖を知った自分を手に入れた経験値」となり、優しさの基となる自意識と他者認識へ向かいます。
優しくなる人は特別です。経験値を一切無駄にせず、完全に「自分」のために理解して吸収する人が優しさを手に入れます。
※辛い経験のメリットは、【人生が辛いのは当たり前】でも辛いと幸せになれるよって話 をご覧ください。
辛い経験をした人の悲しみと優しさ
辛い経験と優しさの関係性
辛い経験が優しさへ向かうのは、辛さにある恐怖を如何に自分のものとして理解するかどうかと考えられます。
恐怖とは外側にはなく自分の内側にしか存在せず、[恐怖とは自分そのもの]を意味します。
辛い経験によって自己理解を深めるのか、対処するのか。どの選択にも意味があり、自己理解を深めるために一時的に逃避したりという対処はとても重要です。
最終的に辛い経験を乗り越えるか否かには、恐怖を受け入れる勇気と選択があり、必ず存在するのが「悲しみ」です。
悲しみとの関わりによって辛い経験は優しさへと向かう道を作ります。
辛い経験によって悲しみを知り、人の悲しみを少しでも知る認識に近づけられ、優しい人になります。
辛い経験と優しさの関係性は、悲しみとの関わりです。
悲しみの優しさ
辛い経験をした人が優しいのは、「悲しみの優しさ」を持っているからだと思います。
悲しみを知ることでの優しさとは、他者に寄り添う優しさであり、他者を尊重して干渉しない優しさです。
不干渉は無関心に思われることもありますが、真意は他者自身の在り方を尊重して敬い、そのままを受け入れる愛を意味します。
押し付けや決め付けや思い込みをしない優しさは、他者自身の在り方を敬うものです。
この優しさとなるのが、「悲しみを受け入れる経験」です。
※優しい人だからこその傷を知る過去は、本物は『知る』│本当に優しい人は傷つけ方を知っている をご覧ください。
悲しむ自分を拒否しないで認めた人は人の悲しみを知る
泣き嘆き、何もできない、太刀打ちできない無力さを感じます。
辛い経験は抵抗できないほど私達を穢し、押し付け、縛り、怖れさせ、無力にさせます。
悲しみを受け入れられた人は、悲しむ自分を肯定します。悲しむ自分を拒否せずに認め、喜んで迎え入れます。
「この私が私なんだ」と。
悲しみを受け入れた人は強さを得ます。悲しまないで我慢することは強さではありません。
ルールに反しないように自らを制限するのは強さではなく、嫌なことを怖れて自らを抑圧することは強さではありません。
嫌なことを怖れるより、自らに正直ではないことを怖れるのが強さです。
悲しみという恐怖を受け入れた人は、人の悲しみを知ることができます。
人の悲しみを知ることは優しさを育む機会
悲しみを知るからこそ人の悲しみ、人の認識に少しでも近づけます。
しかし、人の悲しみを知るから優しい人にはなりません。
悲しみを知らずとも他者の認識を理解する力が高い人はいます。
優しい人は辛い経験によって優しさを育みます。
人の悲しみを知り、寄り添い、何がその人のためになり、何が大切かを理解しようとする気持ちを育みます。
これを、「敬い(愛)」と言います。
悲しみの優しさがある人は、共通して自分を愛して敬う特徴があります。
自らを敬うからこそ、他者に寄り添った時に相手の喜びを知ります。それは悲しみと向き合うために協力することであり、悲しみを受け入れるサポートをすることです。
悲しみの優しさは、敬いによって恐怖との向き合いをサポートし、干渉せずに見守る優しさです。
素敵なカウンセラーやセラピストの方々が持っている優しさです。
※優しい人の種類は、【優しさの種類がある】優しい人が怖いのは不干渉か闇の配慮か。をどうぞ。
悲しみの優しさとは人生を創る力
優しさとは人によって本当にさまざまな形があります。
悲しみの優しさにはある特徴があり、優しさの核を示します。
特徴は、自己理解を手助けすることです。
自分を知るための優しさであり、成長するための優しさと言えるかもしれません。
辛い経験をした人の悲しみの優しさとは、自分を知るための優しさです。
自分を知るとは人生を自ら創る力
「自分」として生きているので、「自分を知る」と言っても、知っていると思えるものです。
ここで言う「知る」とは自らが知る意味でありまして、情報を記憶するとは別物です。
「自分のことを自分で知る」ことは、自らが自らを認め、自らが自らを見て、感じて、想い、認識します。
自らが自らの肉体を使用し、脳を使用し、心を使用します。
すると人生を自ら創る自分となります。
人生の意味も目的も人それぞれ。恐怖との関わりも記憶との関わりも何もかもは自由です。
仕事を楽しむのも辛いと思うのも自由に認識できるのが、人生を創る自分です。
生も死も人に必ず内包される概念、遅かれ早かれやってきます。どう捉えるかも自由であり、基盤となるのが自分を知ることです。
このサポートとなる優しさは創造性の育みであり、辛い経験がどれほど大切で、人生に貢献しているかを物語ります。
資本主義だからお金を稼ぐのも良い。お金の概念に囚われるのは悪い。生きれば死ぬ。死んだらどうなる。幸せにならなかったらどうなる。
全ては自分で決められます。決めなければ決まらないだけ。
なんでもいいという優しさ。そんなお話です。
※人生が辛い時の活用方法は、【人生の転換期は苦しいもの】苦難を活かす方法&体験談 をご覧ください。
辛い経験をした人は優しい まとめ
自ら人生を創りたい人には大切であり、辛い経験によって手に入れられる優しさ。
優しい人だから辛い経験をしている訳ではなく、優しさを育む機会を得るのが辛い経験の賜物です。
辛い経験だからこその悲しみの優しさがあり、他の優しさとは別物です。
優しさは十人十色でさまざま。自分にとっての優しさがあり、見合った優しさ、らしい優しさがあります。
辛い経験をした、またはしている方。
自らを知り、理解を育みたい方。
人生を創り、自らの意思と意志によって生きたい方。
悲しみの優しさを手に入れられてください。この優しさはご自身のためになり、周囲に影響を与える力となります。
辛い経験をしたからこその価値観があり、観念が作られます。
辛さと苦労を乗り越えた先の人生は、優しさによって自他共の存在が見えやすくなり、自意識の意味がわかります。
自分を知ることで育む優しさは、自分と他の関わりにある人間味を教えてくれます。人間とは一人ではなく、一緒に生きて一緒に存在していると教えてくれます。
人を助け、協力し、恐怖と関わるサポート、自己理解を深め、共に成長する調和の優しさ。多くの優しさの形の中の一つとして知っていただく一助となれば幸いです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
『心理とスピリチュアルの学び場』
誰しもに人生を変える機会と選択があると信じています。著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。
人の感情が想像で自分の中に入ってきて、ご本人より先に泣いてしまったり 目頭が熱くなって涙溢れる事がよくあります、辛い経験をして育ったせいなのかと思いながら読ませて頂きました、色んな経験をして理不尽な扱いをされて育ったことを成人してからはあのことがあったから人の痛みがよく分かるんだと、自分でも思っていました、そして人がなんと言おうがどう見られていようが、私は自分のコトが大好きで人が好きです、今では母に色んな事があったけど、私の育て方は間違っていなかったんだよ、だって私は強い人になったから、人に優しくできる人に育ったから、ネグレストや虐待がなければ、今の私じゃなかった、自分を好きでいられる人に育ててくれてありがとうって言います 母はそんな私を見て、あなたをもう1度育てたいって笑います、人は色々な経験をして受け入れて、乗り越えてなりたい自分を見つける事が必要なんだと、この記事を見て思いました このサイトはとても勉強になります、少し難しいところもありますが、読みたくなる内容が多くて大好きです 更新楽しみにしています
経験を経験として吸収できていることが素晴らしい。というのがわかるコメント、ありがとうございます。
とてもとても素晴らしい記事ですね。
この記事を見ることが出来た方は
とても励まされ、そしてほっこりさせてくれる
”心底癒される”記事ですよ。
癒される記事。嬉しいお言葉、ありがとうございます。
お役立ちできて何よりです。