対処・解消法

トラブルメーカーは自覚がない女王様│心理と対処は自己矛盾の把握

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トラブルを作り、巻き込み、広げ。

作っておいて自覚なし、巻き込んでおいて知らんぷり、広げておいて逃げる。

三連鎖を作るトラブルメーカーとの付き合いは、誰しも距離を取りたくなってしまうものです。

そんなトラブルメーカーは家族にいたり、友達にいたり、職場にいたり、どこにでもいたりする、まるで一家に一台。

私が海外を旅している最中、約五年間で数多くの宿泊施設を使用しましたが、世界各国、どこにでもトラブルメーカーはいました。

困ったものでしたが、トラブルメーカーと関わると気づくことがありました。

トラブルを作りたくて作っているのではないことです。

ここでは、私の理解にて気づいたトラブルメーカーの内部事情と対処法をお伝えします。

心理の核を知ることで、トラブルに巻き込まれる人や迷惑を被る場合の対処に役立てば幸いです。

トラブルメーカー 自覚がない

トラブルメーカーは自覚がない

トラブルのメーカー。

「今季は大量生産も可能ですか?」と問いたい所ですが、トラブルメーカーは問題を作っている自覚がない特徴を持ちます。

共通して、ある心理が潜みます。

「自覚したくない」

どうして自覚したくないのでしょうか?

私が出会った人全員の共通には、トラブルメーカーは自分がこの世の絶対的な中心人物だと思っている節があります。

「自分が中心でありたい」という願望からの主張があり、自己愛の激しい強さあります。

自己愛の主張は、愛がないためにあえて自らが自らに愛を与える行為。愛に飢えている姿を表します。

しかし、単純に愛が欲しいというわけではなく、特徴的な愛の欲求があります。

「愛されていないとは思えない状態が欲しい」

愛するではなく、愛されているではなく、愛されていないとは思えない状態です。

 

自分を否定されたくない欲求が強い自己愛の形

自己愛によって自らに自らが愛を与えられるため、残りは他からの愛を欲します。

しかし、他者から愛されていないとは認めず、愛されていないとは思えない状態を欲します。

トラブルメーカーの自己愛には、愛の欲求、認めたくない願望、勝ち負け比較、見栄、プライド、自己支配、自己概念の固着、頑固、自尊への自負、主張による正当化があり、全ては一つの目的に向かいます。

「自分を否定されたくない」という強い欲求です。

否定されないために、本当に自覚がなくなるほどに自覚しないようにします。

トラブルメーカーが自覚しないのは、自分を否定されたくない欲求と、自己愛にて自らは自らが満たす人間性があるためです。

トラブルメーカーのキーワードは、「自覚しない(否定されたくない)」「自己愛」の二つです。

 

トラブルメーカーの自覚しない心理

否定されたくない心理を紐解くと、肯定を求める、自己価値を見出す、自己評価を高める様が表れます。

否定されたくないので周りを見るのは自らの欲求を満たす材料に制限し、肯定されたり価値を得たり、自らが満足と納得できるものにフォーカスを絞ります。

自らを否定する人や意見、自らの行為が自己否定になり、価値や評価を下げる可能性がある場合には見えないように誤魔化します。思い込みと逃避です。

心理には、嫌なものをとにかく見ないようにする自己支配の強さがあり、思うように現実にならないと納得いかなくなり、思ったようにするための他者利用が起き、トラブルメイキングが始まります。

願望と欲求で自らの求める世界を作り、現実に投影させ、他者のことを配慮したり鑑みない自己世界の押し付けが起きる状態です。

トラブルメーカーとは、現実以上に、妄想や空想を主体にした疑似現実的自己世界を主張する人。

この様から表れる言動はこのようなものがあります。

トラブルメーカーの自覚しない心理
  • 思い込みの自己世界に身を投じる
  • 自らが創ったと思える現実以外は認めない
  • 逃避と誤魔化しが多くなる
  • 願望と欲求が強く、他者を利用する(巻き込む)
  • 負けず嫌い、負けないための自己ルールを作る
  • 思ったようにならないと不機嫌になる
  • ヒステリックで感情に飲み込まれる
  • 怒りを主体にした自己表現に歯止めがつかなくなる
  • 自己支配の過激化にてコントロールを逸脱
  • 自覚しないように自覚したりと、自覚に対する誤魔化しが起きる
  • ‥‥

 

トラブルメーカーの自己愛心理

もう一つのキーワードとなるのが自己愛。トラブルメーキングの核です。

トラブルメーカーは自己愛が強く、自らのことは自らが満たせると認識します。

すると、他者との共存環境では、「他者を利用」して自らを満たそうとすることが起きます。

利用価値があればどんどん利用して、ある時にポイッ、「要らなくなったから捨てた」と平気で言うことが起きたりします。

周囲を唖然とさせますが、本人の世界ではノーマル、むしろ正義かもしれません。

自己愛を自らで抱くのではなく、他者がいる環境で誇示することが起き、女王様や王様のようにしていいと思い込む錯覚が起きます。

周りを見ない状態でして、「私はこれを言えば褒められる」と思って誰かに発言して、褒められなければ不納得になってしまう。

ちょっと困った自己中心性が出て来ます。

この認識から、「自分のことは自分が知っている」という自信や自尊を持ち、自らの在り方や価値観を他者に干渉されることを嫌います。

もうメチャクチャですが、本人にとっては普通のことです。

あらゆる在り方、身の回りで起きることは、自己理解の上で成り立っている自分の世界の出来事だと認識し、そぐわない不適合(欲求とは違うこと)は自分の世界のものではないので無関心になります。

「あなたのせいでこうなったんでしょ」と問われれば、「私はそうなるとは思わなかった」が本人の中での正論になり、他責を貫く正義を持ちます。

「私の思うようにならなかったんだから、誰か他の人のせいでしょ」となります。

この心理は、自己愛にある自信や自尊があると思い込む自負から作られると考えらえ、自分が愛に飢えているとは思わないようにして、「愛されていないとは思えない状態」を欲します。

この様から表れる言動はこのようなものがあります。

トラブルメーカーの自己愛心理
  • 言ったことがコロコロ変わる
  • 他責で誤魔化す
  • 自己を正当化して正義心を振りかざす
  • 他者に干渉した自己中心による自分勝手やわがまま
  • 権利や主張があると言い張る
  • 自分の利益(満足や納得)がないとおかしいと思う世の中の見方
  • 逃げるけど逃げているとは思わないようにする正義
  • プライドが異様に強くなる
  • 愛に満たされていると思い込もうとする
  • ‥‥

※家族とのトラブルの話は、家族とは何か?問題やトラブルの原因にエネルギーとカルマの大切な意味 をご覧ください。

 

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トラブルメーカーの対処

トラブルメーカーの内情を知る

トラブルを作る人と関わると、巻き込まれる可能性が高くなり、利用されることが起きます。

トラブルメーカーが居る際には関わり方や距離感の理解が重要です。

対処として最も重要なのが、トラブルメーカーの内情を知ることです。

心理のことでもありますが、より気持ちとして表れる人間性を知ると、トラブルメーカーとの付き合い方に理解が生まれます。

 

トラブルメーカーは自己防衛の塊

内情は、自己矛盾に囚われて慌ただしいです。

トラブルを作りたくて作っているわけではありません。

自らを護って否定されないために、自己愛の強さの使い道に空回りが見られ、プライドと誤魔化しに特化していると考えられます。

「否定されることをとにかく恐れている」とは認めず、あらゆる在り方は恐怖を恐れるためではなく、「自分を大切にするため」と思い込みます。

実際には恐怖をとにかく嫌がり、恐怖という認められない事実との直面対処として、自己防衛意識を強く持ちます。

が、自己愛の主張にて、「恐れている」「自分を護ろうとしている」「自分を守らなければならない」という状態を自己否定や負けだと思ってしまうために、なんとしても負けだと思わない状態にしようと認識を誤魔化します。

トラブルメーカーは自己防衛の塊です。

 

自己防衛が誤魔化しと逃避に向かうことで自己矛盾を作りまくる

自己防衛は自分を護るために大切な働きですが、護る意味が、誤魔化しや逃避になることで自己矛盾が起きます。

すると二つの相反する認識を持ちます。

  1. 思考は自分の愛のため
  2. 心は恐怖のため

思考(脳)は不安や恐怖を緩和して対処する自己防衛を司ります。心は自尊と愛を見出して自己愛を司ります。

トラブルメーカーは真逆になる認識があり、現実として体感している心の意向は無視し、頭の思考を優先します。

自分の意識である根源の在り方に対して、自ら真逆を認識して否定する状態です。

最も嫌がり、最も恐れる否定を自らにしている状態であるため、何があっても自分の現状を認めたくなくなります。

トラブルメーカーは自己内部にて、本来の自分と現状の自分とのギャップを自ら作り、誤魔化して自覚しないようにすることで、矛盾を作り続けます。

 

自己矛盾にて起きる決定的な内情とは?

矛盾を作り、自覚しない。これを繰り返すことで起きます。

誰も自分を理解していない(誰も認める人がいない)。
※「誰も」とは、自分自身も含めて

自覚はなんとしてもしなくなり、自覚していない自分を誤魔化すために、「自覚できない自分」と自覚しているように思い込む思考も作られます。

どれだけ自覚したと思っても、心から自覚はしていない状態です。

この内情理解から対処が見出されます。

 

トラブルメーカーの対処法

対処法は距離を取ることが一番得策ですが、どうしても関わらなければならない場合には、内情理解の上で距離を取る対処がおすすめです。

関わり方を明確にして距離感を自ら保てるようにすること。

対処は、否定せずに肯定を混ぜながら、相手の心理(言動・意思・感情・欲求)を自覚させてあげる関わりです。

トラブルメーカーは自己矛盾と自己支配で覆われているので、自覚するのは自分の空想や妄想にある願望や欲求がまかり通った時、満足と納得できることです。

それ以外の自覚しない行為は記憶に留まりにくくなります。

同じ事を何回も言ってきます。
同じミスは何度もします。
同じ問題を何度も起こします。

自覚がないので反省できず、向上や変化に繋がりにくくなります。

否定しないように相手の意思を確認し、願望や欲求を確認し、気持ちを確認し、相手に自覚させるように確認作業を増やします。

「どうしてあの人に仕事を任せたの?」という質問の関わり方ではなく、「あの人にこの仕事を任せたのはこういうこと?」と相手の意向を確認し、「○○さんは別のあの仕事があるからお願いしたんだね」と認識材料を提供します。

メモに書いてもいいと思います。

確認を増やして自覚できる材料を提供してあげ、絶対に否定しないことが対処法です。

※職場で関わりづらい人の対処法は、【心理&対処法】不機嫌を表に出す人の企みを暴露 をご覧ください。

【心理&対処法】不機嫌を表に出す人の企みを暴露ピリピリ、「今日の私は不満タラタラなんです」とスピーカーで選挙活動中。 不機嫌をあからさまに出すあの人。 職場や家族など、共...

 

トラブルメーカーの対処 注意点

関わる際の注意点があります。

トラブルメーカーは言い方を変えると、思い込みの夢想家であり、自己世界を押し付ける人です。

自己愛があるので他者に執着をしませんが、利用しようとする傾向があります。

関わる際には利用されない注意が必要です。

トラブルメーカーが利用するのは、誤魔化せる人です。

上述の自覚材料を提供してこない人のことで、「へっ、そんなこと一度も言ってないよ」と平気で言える人が利用される対象です。

 

トラブルメーカーには利用される人間ではないと気持ちで示す

この内容はカウンセリングでもなんでもありません、対処です。

あくまで自分が嫌な思いをしないために、利用されないために、問題に巻き込まれないために、トラブルメーカー自身との関わりにある自覚材料はできるだけ多く、端的にしつこくならないように提供します。

肯定が多くなると嬉しく思い、「願望や欲求が思い通りになりやすい人だ」と思う傾向があるので、利用される可能性があります。

忘れないようにしましょう。トラブルメーカーは自負を捨てない女王様、王様だと思っているような人です。

常に自信や自尊の自負を欠かさず、自らの在り方を作っているので、下手に出ればしもべかのように扱われる危険性があり、甘えるようなことはしてきません。

利用されない、下手に出ないためにも、関わる際には自らが利用される人間ではないことを示しましょう。

否定せずに肯定を混ぜながら、相手の心理を突くように自覚を促します。

「あなたはこういう思考をして、こういう行動をしていますよ」とやんわり伝える自覚の材料提供は、主体性のあるために利用されなくなります。

相手を理解しようとする心持ちでの関わりになりながら距離感を自ら保つ状態にすることが大切です。

利用される人間ではないと態度で示し、強気になったり、相手を下にするようなことをすると、逆効果になってしまいますのでご注意ください。

ぜひ、一つの考え方としてご参考にされてください。

※口によるトラブルメーカーの話は、余計なことを言う人の特徴と心理と対処法│かっぱえびせん的内情を知る をご覧ください。

【かっぱえびせん的内情】余計なことを言う人の特徴と心理と対処法誰しもが承知のことを自分の意見かのように言い、必要のない一言を付けたし、発言と存在を際立たせ、その場を唖然とさせ、静かにさせる。 ...

 

トラブルメーカーの心理は自覚がない まとめ

何かと嫌がられる存在であるトラブルメーカー。内情や心理には人間性と現実との兼ね合いにて矛盾に陥っている状態があったりします。

トラブルを作りたくて作っているつもりも悪意もなく、自らの世界を投影する在り方や、願望や欲求を多く持って思い通りにする在り方から、結果的にトラブルを作ります。

自覚しないために謝罪や反省に向かわず、他責で誤魔化しや逃避を恒常化し、他者を巻き込んで利用したり、トラブルを広げて放り投げるような自己防衛と自己愛の狭間のグチャグチャが起きます。

自覚が人との関わりではどれほど重要なものかを物語る存在です。

危険性のある人のようにも思えますが、心理や内情を理解すると関わることはとても気楽なものになります。

私自身、さまざまなトラブルメーカーと生活を共にしてきましたが、私がトラブルに見舞われたことは一度もありません。

常に自覚材料を提供する立場で関わり、利用させなかったためだと思っています。海外はとんでもない馬鹿タレがいるので、単なるラッキーかもしれませんけどね。

この対処理解があれば、全く悪い人でも何でもなく、「物事の見方が一辺倒な人なんだな」というだけで、楽しく調和や共有もできる人ばかりです。

自覚が進むと周囲のためにも、本人の変化のためにもなり、トラブル自体が減ることも起きます。

なるべく距離を取りたい人ではありますが、もし関わる環境があるならば、自他のためとなる対処が役立つことを願います。

キーワードは、「自覚」

これに尽きる話でした。

それでは、トラブルメーカーの自覚しない心理のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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