対処・解消法

【心理&対処法】不機嫌を表に出す人の企みを暴露

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ピリピリ、「今日の私は不満タラタラなんです」とスピーカーで選挙活動中。

不機嫌をあからさまに出すあの人。

職場や家族など、共同空間での不機嫌オーラは何かと迷惑です。

何とか対処しておきたいものですので、膝のガタガタを止めさせるか、いっそのこと止まらないようにできないか。

ここでは、不機嫌を表に出す人を対処するために、内情と心理を丸裸にしていきます。

  • どうして不機嫌を表に出すのか知りたい
  • 具体的に心理を把握して、対処したい

私は以前、ほとんどが女性の職場で働いており、何かと不機嫌を出す人の多さから、嫌でも磨かざるを得なかった免疫と洞察力があります。

内情を把握すると端的に突くポイントが明確になりますので、一つのご参考になれば幸いです。

それでは不機嫌退治を始めましょう。

不機嫌を表に出す人の心理

狙い:あからさまに不機嫌を表に出す

舌打ち、眉間のシワ、膝のガタガタ、キーボード打音バンバン、目力のギュンッ、ドアのバンッ、横柄な態度、無視していると知らせる無視、他者との明確な態度の違い…。

不機嫌な態度には言語表現がない一方、明確に伝えたい狙いがあると考えられます。

「私の気持ちを知りなさい!」

「この状態をわかって欲しい!」

言わない自己主張は、わかってもらうのが当たり前である前提観念を示します。

注目や期待を始め、着目されるに値する人間だと認識している自己ルール(または願望や狙い)を表します。

無言でチラシをばら撒いているみたいなものでして、何が書いてあるの?

「さぁ、私は不満だよ、ってことは満足したいってことだよ、さぁ早く」

「何が早くだよ」と思えますが、本人はこうやってこれまでの人生を生きてきた、そして周囲がかまってくれたことを意味します

 

すぐ不機嫌になる人の心理

不機嫌になるとは、自分の中で憤りを作り、不納得や不満足がある状態ですので、本人も心地良いものではありません。

気に食わない、納得いかない、思った通りにならない、満足できないとすぐ不機嫌になる場合、内部に憤りやイライラ、対処できない欲や我の暴れ、自己コントロールできない葛藤やジレンマがあります。

自分の中で起きていることを理解できない、またはしたくない状態が考えられます。

心理的に、アイデンティティの未形成(または破損)を意味します

責任を持てない状態です。

アイデンティティが形成されていないと、「あなたである意味」がありません。
※誰も見出せない、認められない意

自分軸や信念を始め、意志や自分の意見がなく、とにもかくにも創造性、何かを自力で作り上げる頭と心が育まれません。

責任を持てない人に議論の余地はありません。

嫌なことがあれば逃げ、事実を誤魔化し、認めずに拒否し、現実はひん曲がり、認知は歪み、謎の自己ルール(大概は親に言われたことを都合よく解釈した内容)を押し通します。

アイデンティティの脆さは人格に対する決定的な欠陥として、現実を認められないので成長や変化が困難になる作用を与えます。

自分で機嫌を取れないのを始め、感情コントロールができず、自立できないだけでなくする気が出ないので執着と依存心が自動的に強くなります。

中身がない状態です。

 

不機嫌を表に出す人の心理9つ

嫌なことがあれば誰だって不機嫌になると思います。

問題はどうして周囲に主張するか、意図や狙いを持ちながら(または無自覚に)主張するのか。

不機嫌は表に出すと戦いの可能性が高まるのでリスキーです。

満員電車でもう大変、「おいおい押すなよ!」なんて言えば、「状況を見なさい馬鹿垂れが」と一蹴されるか喧嘩になってしまいます。

にもかかわらず表に出すのは、そこに利益があるか、周囲を一切尊重していないか、周りが見えていないかです。

かまってもらえる観念があるか、攻撃されない状況(自分が上だと思える時と場合を選んでいる)か、無知の知すらない妄信者か。

これらから見出される内情には、このような心理が考えられます。

不機嫌を表に出す人の心理
  1. 甘え
  2. かまってほしい
  3. 人の見下しや蔑み
  4. 成長意欲のない怠惰
  5. 意志と意思をなくす過去
  6. アイデンティティ未形成
  7. 上下で人を見る人間関係が主
  8. 自己都合でしか物事を見れない偏り
  9. そんな自分を許す(または放置する)周囲との関係性

他者への執着と依存が強く、人間関係は常に上か下、損か得、対等な関係はなく、人を利用します。

本人にとっての優しさは、「私を利用させてあげる、言うことを聞いてあげる」になります。

この心理があると、自己主張は有効的な他者利用方法。自分の利益を得るための戦略になります。

子供のように(今だ成長していない幼児性にて)自立がなく、そこに違和感なく真っ直ぐ、目の前の自分の利益にまっしぐらな在り方によって、不機嫌を表に出す心理が際立ちます。

 

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不機嫌を表に出す人の真の目的

不機嫌を表す真の目的:空間支配&アイデンティティの補い

不機嫌な態度には、自分の利益を他者から得ようとする意図があり、内部に緻密な目的があると考えられます。

自他の境界線をなくし、自分のテリトリー空間を広げること。

怒りを露にして暴言を吐いたり、陰口で誹謗したり、中傷して攻撃する人とは違います。

愚痴や文句、批判や否定をして、人からエネルギーを奪い取ろうとする人とも違います。

壁を叩いたり、あからさまな無視をしたり、いつもと違う言動を際立たせる主張によって、自分の存在を周知させることに意味があります

認知を広げさせ、存在を確証し、注目を集め、かまってもらい、大切にされていると認識しようとします。

他者に直接手を加えず、自らの表現力に利益有無がかかっています

イメージは漁です。魚を得るために、網という表現力を如何に大きく、または取り逃さない良質さにするか。

野蛮で動物的ではなく、人間的で知的な姿です。

 

空間を支配できると、アイデンティティを補える

不機嫌を表に出す行為はこう言い換えられるかもしれません。

「自他の境界線ぶち壊し作戦」

私達は自分のテリトリーやパーソナルスペースを持ち、自と他には境界線があります。

不機嫌があからさまであるほど境界線を破壊しやすく、他者から認知してもらえれば、気になって仕方なくなるのでかまってもらえます。

ポイントは境界線を壊せれば空間を支配できること。

・「うわっ、この人不機嫌だ、気を使うな」と思うのは、テリトリーを壊された状態

・「不機嫌そうだね、で?だからなに?」と気にしないのは、テリトリーを壊されていない状態

境界線がなくなると、その空間は自分が全ての中心だと認識できます

自分の思い通りにならない時、「なんでだよ、おかしいだろ、ここはうちん家だぞ!」と憤りやイライラを表しても罪悪を感じず、ホーム感を得て正当化しやすくなります。

自己都合の解釈に基づいて生きている人にとって、現実なんてものはどうでもよく、わがままでも自分勝手でも、かまってほしい甘えでもなんでも、自分が中心だと認識できる空間(テリトリー)支配がとにかく重要です。

理由は、アイデンティティの不足を補えるからです。

罪悪や責任を感じず、負の感情を出さずに、「私はこのままでいいんだ、ちゃんと存在して、価値があるんだ」と思えます。

心理的にアイデンティティの不足を他者利用にて補い(実際には誤魔化し)、自分という存在を保つ手法になるのが、不機嫌を表に出して周知させる巻き込み漁です。

空間支配はかまってもらいたい寂しさもありますが、虚しさを埋め尽くすための生存戦略、精神虚無から逃れる手法だと考えられます。

※アイデンティティの不足は何もせずとも大きな不安を抱く要因になるため、何かせずにいられなくなります

 

育ちの関与:あからさまに表す人の親や生育環境

アイデンティティは自意識とも言えるものです。

自意識とは自らと他を区分ける意識。

自他の線引きを始め、課題の分離ができ、執着と依存を減らす自立のためにも必須です。

自分を尊重する他者を尊重するなど、配慮や考慮や思いやりなど、あらゆる物事に関係してくるものですが、あからさまに不機嫌を表に出す人は自意識が育まれていない可能性があります。

自覚があっても成功体験があると、なかなかやめるのは難しくなるのが不機嫌の表現ですので、親との関係性や育ちの環境が大きく関与します

幼い頃から不機嫌な態度をとっても周囲が気にして、直ぐに甘やかし続けていれば、本人にとっては当然の観念としてインプットされ、とにかく自制がなくなり我慢できない人間になります。

「なんで私をかまわないんだ」

「どうして不機嫌な私を見て、何かしなければと思わないんだ」とアンタッチャブルな存在になってしまうかもしれません。

中には、本人の失敗や間違いを本人に認めさせず、他者のせいにしてあやすなど、親が誤魔化しをサポートし、子供のまま成長させない私物化のパターンもあります。

周囲の反応や対応によって「自分」という存在を認知する癖が付き、自らを自ら認識する意識が薄れやすくなります。

自意識がない状態です。

他者の存在なくして自分が存在できなくなり、集団に執着しない状態に恐怖を感じ、自己防衛のためにエゴとプライドがとにかく強くなります。

不機嫌な態度をとっても周囲が反応してくれなければ、他者利用が過激化することも起き、怒りをぶつけたり、自己愛が爆発する人もいます。

不機嫌な態度をとる人の対処には、その人の内情理解と同時に、育った環境の把握が重要です。

 

不機嫌を表に出す人の対処法

ここからは対処に入りましょう。

対処法①:境界線のぶち壊しをぶち壊す

不機嫌は本人がどのように本人と関わるかの問題ですので、干渉せずに距離感を取ることが大事です。

しかし、仕事上などどうしても関わらなければならないこともあると思うので、適度な距離感を保持して対処します

方法は、境界線をぶち壊す行為をぶち壊してやりましょう。

戦う必要はありません、相手のテリトリーに入れられないようにします。

具体的には、不機嫌を周囲させようとはしゃぐ行為が境界線のぶち壊し戦略ですので、ここでの理解を糧に、「お、始まったぞ」から入りましょう。

呆れるのと無視はいけません。

より激化する可能性があるので、おすすめは観察です。

「自分を中心にする認識を狙っているんだな」という具合に、遠巻きでジーと見て、終わりです。

「何が欲しいか知ってるよ」という顔にこちらがなりますので、これも相手と同じように非言語の表現として伝わります。

意図が露呈しているさまとなり、不機嫌を表すほどに潜在的にアイデンティティは虚しさを味わいます。

本人は収束させるかターゲットを変えるか、はたまた嫌がらせをされる懸念があります。

嫌がらせに発展するなんて最悪ですので、ここからさらに対処を深めていきます。

 

対処法②:「下」だと思われないようにする

空間支配を目論む人は上下関係、損得に絡んだ人間関係が主体になる傾向があります。

「下」だと見定めた人には不機嫌をぐいぐい押し付けます。

嫌がらせや意地悪をしたり、不機嫌に反応しなければ余計に苛立ったりします。

「下」だと思われない、舐められないことが重要です。

舐められる問題は相手ではなく自分ですので、ここで対処の対象を自分にシフトします。

具体的にするのは、こちらの自意識を明確に表すこと

「私は私だ!」というさまです。

自分の意見を持ち、嫌なことははっきり断り、何が嫌なのかも明確に伝え、言いたいことは言う。

「これが私、これが私の感じていること、私は私として責任を持って生きている、ドドンッ!(あなたとは違うんだ、は要りません)」

自らを主体にしたまま相手に近付けるため、常に自らのテリトリーや境界線は明確にしたまま関われます。

 

ポイント:同情せずに自他を区分ける

気をつけたいのは、同情です。

同情は直ぐに執着されながら、相手のアイデンティティを壊滅的にしてしまいます。

「使える人だ、認めてくれる人だ」と甘えられるだけでなく、人を利用する我欲から抜けさせない長期的攻撃にもなります。

アイデンティティの未形成は本人だけの問題ではなく、やむを得ず不機嫌をぶちまけている、そんな捉え方もできます。

そのため、不機嫌な人の在り方を否定したり、敵視するのもしてはなりません

否定せず肯定、敵視せず仲間意識ということではなく、常に線引きして「私とあなたは違う」「私は私、あなたはあなた」と意識を持つことが大切です。

個々を区分けた意識は同情ではなく共感となり、個々の尊重(無干渉も含む)になります。

「この人にはこの人の過去があり、心理があり、自分で選んだ現状があるんだ」

「不機嫌をばら撒く意図があり、親との関係があり、歴史があるんだ」

同情すると、相手のテリトリーに入りながらさらに自らエネルギーを与えて奉仕する自己犠牲、疲れたり苦しくなってしまうので注意されてください。

生かされていようがなんだろうが、生きているのは本人ですので、できるのは本人が自らの問題と向き合うのを見守ることくらいです。

 

最後に:不機嫌を表に出す人の心理

私は男性だらけの職場と、女性だらけの職場で働いていた経験がありまして、特に女性の職場は不機嫌が過剰でした。

女性の割合が多ければ多いほど、女性は不機嫌な態度をとる傾向があり、ここに男性が一人いるだけでも違うようで、私はなにかとアイテム的に使用されていました。

腫れ物を触るようなことが何度もあったため、平和的に生き延びるためにも不機嫌な態度の理解は必須でした。

そこで理解したことは、自他の境界と上下関係に執着と甘えがあると気づき、「自らを下にしない、させない、認識させない」が何よりもはっきりした対処法でした。

上下関係で利益有無を認識する状態がよく見られ、不機嫌を表す人は対等な関係を築いたことがないように思えます。

他責の様は自覚がとにかくないため、自覚を促すことも大切ですが、自らを保持して管理する余裕がない人もいるため、他者を干渉したり否定することは不機嫌の助長となり、最後は爆発しかねません。

いろいろ実体験にて勉強しました。

テリトリーに侵入されず、境界線を壊させない関わり、無視だと思われず、「下」だとも思われない、それが自らを立たせる自意識の表現となり、何より自分のためになる対処だと考えます。

自らを護り、高める内容となることを願います。

それでは最後までありがとうございました。

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