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思いつきで行動する人の能力。「失敗する力」の使い方

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後先考えず、思いつくままに行動すると、失敗して後悔し、他を巻き込み、人に迷惑をかけてしまうこともあります。

「思いつきで行動しない方がいいのかな?」と思ってしまうかもしれません。

そんなことはもったいない。思いつきで行動する能力を使わない手はありません。

私自身、思いつきで行動する人間ですが、これほど貴重なものはないと思うほど重宝しています。

思いつきで行動するさまには良い悪い両方の捉え方がありますが、もし行動抑制に向かっている場合、悪い面の捉え方を間違えている可能性があります。

ここでは、思いつきで行動する人の能力拡大として、後先考えない行動力の真意を見ていかれてください。

  • 思いつきで行動する人の能力とは?
  • 思いつきで行動する大切さを知る体験談とは?
  • 能力を活かす使い方とは?

これらを知ることで、知性のない行動であること、だからこそ意味があることを紐解く内容となっております。

私自身の体験談と共に、重要な能力を活用する一つの考え方となれば幸いです。

思いつきで行動する人の能力

思いつきで行動する or 行動してしまう?

パッと閃いたら、パッと走り出している。

後先考えない行動は、危険察知して不安と恐怖を回避する知性、歯止めする自制心、先読みして俯瞰する認識力のなさが露呈します。

[知性なし+自制できない+認識力がない]

[欲に飲み込まれて一辺倒+自己愛による自己利益にまっしぐら+他が見えない自己中心性]と言い換えられるかもしれません。

欲へのフォーカスが強くなると我慢できなくなり、「これをしたい」と目的を叶えることに集中し、「これをしないなんて嫌だ」と自分を喜ばせられないことを拒みます。

[自分を喜ばせたい欲+嫌なことを味わいたくない欲]です。

言語化するとあまり良い印象はなく、他者への迷惑以上に欲を優先したり、実際に行動しても失敗すると、「思いつきで行動してしまう」と自らの在り方を否定したくなります。

このような場合、思いつきで行動する能力の使い方が間違っている可能性があります。

思いつきで行動することは自らを成長させ、利点を活かし、汚点を補いもできる行動力です。

そんな貴重な能力を見ていきましょう。

 

思いつきで行動する能力「失敗する力」

失敗できるのが能力、というのがここでお伝えしたい考え方です。

思いついてそのまま行動する時、喜びを求める動力があり、力強いポジティブエネルギーによって行動躍起の利点がありますが、知性がないと周りが見えずらくなります。

先読みや危険察知、計画して予測する視点がないと、明確に自分の願望や欲にフォーカスします。

独りよがりで、他を鑑みる認識がなくなります。

知性、自制心、認識力がなくなる状態です。

個人競技で自分しか存在しない場合には目的を果たす力となりますが、ほとんどのケースでは「他」との関わりがある私達の生活環境。

あらゆる他との共存環境、社会やルールなどの他の上で成り立つ基盤、地球や自然などの他の環境によって過ごせる人生、他者との関わりによって作る人間関係。

他が関わる前提では、思いつきで行動すると欲を他に押し付けて貫く行為になりかねず、他が変わるか妥協しない限り、行動しても成功する可能性は低くなります。

思いつきで行動すると起きるのは失敗、思うようにいかないと思える現実を作ります。

自ら行動しているので、自ら失敗を作る状態です。

[自分へのフォーカスが強く、他へのフォーカスがない状態]を知る機会作りとなるのが、失敗する力です。

物事の何をどれだけ認識しているか、認識力を育む機会作りとなり、知性・自制心・認識力を高める成長材料そのものを自ら作るのが失敗する力です。

 

迷惑になる使い方

思いつきの行動には別の使い方があります。

自分の思う目的を果たすための、条件付きで力を発揮する行動です。

これを他との共存環境ですると、意識せずとも知らぬ間に欲を他に押し付ける形になってしまい、使う場所や使い方を区分ける大切さがあります。

使う際の区分けを間違えると、ほとんど力が発揮できず、さらに他も巻き込んで迷惑になってしまう可能性があります。

自分の思う目的を果たす行動は、短距離で個人競技専用と考えられます。

結果が約束され、かつ行動継続の不要な短距離のものであり、他を含めない個人競技、さらに言えばスタートダッシュで届く目的の範囲内で、猛烈な行動力を発揮します。

例えば、資格を取るための勉強、好きなことを学ぶ、遊ぶなど、あまり長期的な分野ではなく、短期集中型(または短時間の単発で何回も繰り返せるもの)、緊急時の危機的状況回避などです。

短距離かつ個人競技。

使い場が限られるため、場違いで能力発揮すると他者を巻き込み、行動も気持ちもコロコロ変わって、上手く使えなくなってしまいます。

条件付きの力は狭い使用区域となります。メインはあくまで失敗する力、全領域で使える成長作りです。

 

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思いつきで行動した体験談

これまでの内容がわかりやすくなればと思いますので、体験談をご覧ください。

思いつきで行動したニュージーランドの海

私がニュージーランドにいた時、海の目の前の丘にある家に住んでいました。

とても美しい海、ほとんど人が来ない田舎町。浜辺は穏やかで透き通った水、右側に沿って行くと丘のある崖側に波狂って荒れた海。二つの全く異なる海が隣合わせています。

約半年間その場に住んでおり、私は仕事後に毎日のように海で泳いでいました。

小学生までの水泳経験があり、25m泳げないほどビギナーでしたが、毎日浅い浜辺で泳いでいると少しずつ慣れ、100mくらいは泳げるようになっていました。

毎日の練習で自信を付けて、「今なら結構泳げるぞ」と喜んでいました。

そんな私は仕事のない休日、家のベランダから海をボケーッと眺めていました。

この日は曇り。どんよりした雲、雨が今にも降りそうな天候、浜辺には誰もいません。

浜辺から沖へ真正面、少し遠くの位置に小さな島があります。

丘にある家だったので浜辺から島までの距離を上から見る状態であり、「あれ、意外に島までの距離、近くない?」とふと思いました。

目測500m。

「行けんじゃない?」と思ったのが始まり、思いつきの行動です。

 

知性のない行動は失敗する

結論からお伝えすると、島には行けませんでした。失敗ですが、思いつきの行動の真意を知る体験となりました。

一人でヨイショヨイショと誰もいない浜辺でストレッチ。風が吹いており、若干の不安がありましたが、目的を果たして欲を満たすことに勤しみ、何も考えずに海パンジャブン。

島までの水泳開始です。

浜辺から沖へスイスーイ。少しずつ深くなり、50mほど離れると急に底が見えないほど深くなります。

カクンと海面がなくなっており、下は真っ黒。穏やかな海は少しずつ顔を変えていきます。

海中は辺りがどこも真っ暗で怖くなりますが、「少し泳げば島に着くから大丈夫」と自分に言い聞かせて進みます。

距離間を見るためにも右側の丘と真正面の島を確認し続け、ゆっくり少しずつ前に進み、浜辺からも丘からも随分離れた沖まで来ました。

30分ほど経ったと思った頃、平泳ぎの繰り返しで疲れてしまい、島への距離が全く変わっていないような気がして、後ろの浜辺に振り返ると既にあることが起きていました。

なんと島を向いて泳いでいたのに右側に流れており、荒れ狂った崖側の波に吸い込まれていました。

「うわっ、浜辺からも島からも遠ざかってる」と思って角度を90度変換するが、波が逆流で進みません。

突如状況が一変して、体内に危険信号が鳴ります。

海流に逆らわないと崖側は危険過ぎる。少しでも渦に飲まれれば一瞬で終わるのがわかるほど荒れ狂っている危険地帯。なんとしても海流に逆らって島へ向かうか、浜辺に戻るかしなければなりません。

浜辺を戻るにも左方向に泳いでも泳いでも全く進まず、平泳ぎでは体力を取られるだけで崖側に吸い込まれます。

「これはマジでヤバい!」

必死にクロールで左側へバシャバシャ泳ぎますが、進みません。

とてつもなく疲労がのしかかり、100m以上泳いだことがない私は、これほど長時間泳いでいるのが初めてであると気づきます。

なんという知性のなさ、今さら、もう何も考えていません。

急激に身体の力がなくなっていき、「どうしよう、泳げない」と思ったら海水を飲んでしまい、「ゴボ、グワッ、ゴボゴボ」と海中に沈み、顔を出して空気を吸うことに必死。

「何もできない、苦しい、戻れない、進めない」

解決策がなくなった瞬間。行動がスッと止まり、海の中に沈んでいきます。

思考が行き詰まって行動停止、一斉に恐怖心が襲い掛かりパニックです。

自己防衛機能で我に還り、直ぐに海面に顔を出します、プハァッ!!!

ハァハァハァ、どうしよう、ゴクッ、グアァ、プハァッ、ハァハァ、どうしよう、考えられない。

刻一刻と体力の限界が近づき、身体機能が止まってしまう。
「なんとかしなければ」と思った瞬間、島へ向かう方角、波の合間で岩場がチラッと見えました。

「あれだ!あそこしかない!」

瞬間的、考えている暇がない、最後の力を出すように全力でクロールしまくります。何度も何度も一切止めずに腕も足も動かし続け、猛烈に重い波を押すように少しずつ進みます。

海流に逆らって岩場に何とか近づくと、突然グワッと急激な波に飲み込まれ、真っ直線に岩場の上に引っ張られます。

岩場周りは強い波で荒れており、波が上下に激しく動くと3mほど海面下がゴゾッと見える。まるで海ゼリーを誰かが巨大スプーンですくっているようです。

運良く波に運んでもらうように岩場に乗れたのですが、岩場頭頂部の小さな一人用スペースを外れるとゴクンと大きな波に飲み込まれる状態。波の暴れる異常な光景を見ると青ざめ、海中に入れば完全なるアウトオブコントロール、その場にいるのが怖くて仕方ありません。

さらに、岩場はどこも刺のように尖った形をしており、私が乗った瞬間に足の裏にいくつも刺さり、血が出て来ます。

波で運ばれた時に辺りの岩場にぶつかり、腕は傷だらけで血が出ています。

行動は失敗。何の計画も脈略もなく、成功するはずがない状態でした。

 

思いつきの行動=失敗を作る行動

岩場で休憩していたかったのですが、ここで雨が降って風が強まります。馬鹿タレです。

身体の傷が痛くて、波によって体が動かされるので、動くたびに傷が増えてしまい耐えられるものではありませんでした。

岩場の浜辺側は波が静まっているのが見え、一刻も早く岩場を左側へ抜けたいのですが、渦と波が難関として立ちはだかります。

一度岩場から海に入ると、一瞬で波に全身を飲まれてゴボゴボゴボッ、ベラベラベラッと身体が一反もめん。

岩場から手を離さないように必死。まるで海中で踊らされているように、右へベラベラベラッ、左へベラベラベラッ。手を離したら近くの岩場にバンババン、シュッシュシュですので必死。

強烈に掴んでいる手は棘岩で切り刻まれ、もう考えている暇はありません。

思いつくままに波が来るタイミングを見て、飲み込まれてもバンババンと身体が打ち付けられない位置を目掛け、飛び込みました。

ジャボンッ、ゴポゴポゴポ…

しばらく海中の中で波になされるがまま、右に行き、左に行き、下に行き、思いっきり投げつけられるように放たれます。

ブハァッ!!と顔を出した時、なんと岩場の左側、波のない浜辺へ戻る位置でした。

思いつきの行動は時に運として宝くじを当てたように叶い、条件付きの行動として力の使い道が見えます。

 

失敗を噛みしめる大切な時間

難を逃れても島はまだまだ先。ここから浜辺までは本当にゆっくりと戻っていきました。

疲れすぎて自分が何をしているのわからなくなり、平泳ぎしている右腕が攣り、さらに左腕が攣り、仕上げに右脚が攣ります。

もうなんでもいい状態でした。動くのが左脚だけなので仰向けになって休息しながら、左脚だけ動かしているのか動かしていないのかわからないまま時間が過ぎます。

何時間泳いでいたかわかりませんが、気づくと浜辺に上げられていました。

身体中が切り傷だらになって、あらゆるところから血が出ており、とんでもない大失敗を痛感しました。

思いつきの行動にて危険な目に遭い、思いつきの行動にて難を逃れて生還。

思いつきの行動には使い方があり、能力として活用するべきものだと考え、模索する始まりとなった体験でした。

※思い立ったらすぐ行動する詳細は、【思い立ったらすぐ行動する体験結果】後先考えないメリットとデメリット をどうぞ。

 

思いつきで行動する能力「失敗する力」の詳細

体験にて学んだのは、思いつきの行動とは失敗するための行動だということです。

知性のない行動は自分が喜ぶ欲へのフォーカスを強めて行動力発揮しますが、欲を無意識に他に押し付ける状態では、他の妥協や犠牲なくして成功へ繋がる道は狭くなります。

私の場合は、自然という「他」に対して、自分の欲や願望を突き付けて貫き通した状態です。あやうく殺されるところでした。

失敗できたことで私は海での行動が一変し、泳ぐ範囲や波を捉え、欲を貫かない自制を養い、同じ事を繰り返さないように思考を使い、別の方法で島に行くためにカヌーを始めたり、物事の見方・捉え方・考え方の幅が広がりました。

さらに他者のことを考えて注意喚起もでき、認識力が飛躍的に上がった実感がありました。

これまではしっかり認識しているつもりでも、自分の欲しか見ていなかったと気づきました。

「同じ事は繰り返さない」と失敗を糧にすると、失敗する力を活用して次の行動に繫げられます。

失敗すると、「どうすれば成功できるかを考えるのではなく、如何に他の上で欲を果たそうとしているかを知る」ことができます。

失敗する力は、失敗の意味を知るための行動です。

 

失敗の意味を知れるのは失敗を経験した人のみ

失敗できるとなんで失敗したかを考える機会になります。

しかし、誰かを巻き込んで責任を持たなかったり、失敗を認めず自らを誤魔化すと、せっかく失敗しても失敗の意味を知れません。

貴重な経験をゴミにしてしまう行動ですので、最も見るべきはこの点です。

失敗する力を使うためには、「失敗に責任を持つ」のが方法です。

責任を持てるのはこの世に一人しかいません、本人です。

責任を持つとは、「私は失敗したんだ」と認める状態。

認めると経験を経験にできます。無駄なく経験値として吸収できると、失敗の意味がわかります

失敗とは、自分はダメだと思う材料ではなく、周りを見ていないと現状の認識を知る意味。

経験して失敗の意味を知ると、独りよがりで周りをしっかり捉えていなかったとわかり、自分だけのフォーカスから抜けられます

その気づきと、次に繫げる失敗の活用によって、失敗する力は知性と自制心と認識力を高める成長をもたらしてくれます。

そんな失敗を続けていくと、成功を作りやすくなる。そんなお話です。

思いつきで行動する人の能力 まとめ

思いつきの行動は失敗の重要性、意味、使い方、活用方法を学ぶ、成長機会作りと考えられます。

行動が多くても、失敗を失敗として経験できているかどうかは、人によって全く違います。

活力的でポジティブなエネルギーを持って行動できるのが、思いつきで行動する人ですので、せっかくの行動を次の成功へ繫げるためにも、失敗をどれだけ無駄なくできるかで、成長度合が変わります。

自らを発端に行動することは自らのためであり、欲を満たすだけではなく人間性や精神的な成長を作ります。

行動する人は成長します。

失敗を失敗として経験できる人は成功への道を作ります。

後先考えなくても、思慮深く考えても、行動することには「作る」意味があります。

作ると何かが生み出され、自らの成長にも停滞にもなり、停滞はいずれ成長に繋がります。

作るとは自発であり主体、能動的に自らのための活動ですので、行動全ては意味のある大切なものとして、自らの育みに付帯されます。

思いつきで行動される人は、ぜひ今後も行動していきましょう。

行動しないと何も生み出されませんので、変化も退化も難しい不変の道。あらゆる動きは他次第になります。

私達は自分として生きていますので、行動の大切さがあり、自ら成長材料を作る活動は、非常に貴重な在り方だと思います。

ご自身の行動力をより成長と成功に繫げるためにも、使い方を知っていただく内容となれば幸いです。

それでは、思いつきで行動する人の能力のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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