『DNAシフトセラピスト養成講座』
・セラピストになりたい方・自己理解を本格的に始めたい方
・専門的に人を癒し、サポートしたい方
著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
PR:株式会社Central&Mission
※本気で人生を変える方専用。
赤ちゃんに限らず、解放的で感情的な人、自己表現を止めず、自制のない人がいます。
「なぬっ、赤ちゃんのように未熟だって言いたいのか、ムキー!」なんてことになると、関わるのが億劫になるのは自然です。
何かと疲れてしまうので対処は急務。
しかし、相手のことがわからないと対処しにくく、感情に翻弄されて支配すらされかねません。
そこで、感情的な人に疲れないためのポイントを見ていかれてください。
- 感情的な人に疲れた
- 関わるのがめんどくさい
- 苦手意識がある
人間関係は調和が大切ですが、「疲れる、苦手」など既に損害が発生している場合、作戦や策略が欠かせません。
私自身が感情的な人間であったことから、過去の自分を対象にすると大切な策略がわかります。
「どうして感情的な人に疲れるのか?」の紐解きと共に、ご自身の身を護るための考え方となれば幸いです。
Contents
すぐ感情的になる人に疲れる、苦手
感情的な人の近くにいると疲れるのが当然
喜怒哀楽を抑えずに放出することは、感情という大きなエネルギーの発散を意味します。
感情とは心との繋がりであり、明確に自分自身から見出される唯一無二の創作物。
「これが私だよ!」と言わんばかりの主張が練り込まれたエネルギー放射、そんなイメージがわかりやすいと思います。
ここで知っていただきたいのは、「感情の生み親は自分以外にないこと」です。
他からのきっかけはあっても生み出すのは自分であり、材料もエネルギーも全て自分から出すため、他の情報を含めて生み出す理性や思考とは桁違いのエネルギーに溢れます。
これを頻繁にピュンピュン出す人の近くにいると、疲れるのが当然です。
私達人間は自分の精神を基に生きていますので、他からの影響があると軸がブルッとかプリッと揺れ、認めたくないままに影響されると大きくブレます。
精神保持を図る働きが増え、防衛対処にて心身が忙しなくなり、エネルギー消費、労力衰退にて疲れます。
それほどに自己単体から生み出したエネルギーは強くて濃厚、養殖と天然の鯛、動物園と野生の熊ほどに影響力が桁違い。
感情を自制なく発する人の近くにいるのは、常に見極めと注意を要します。
感情的になる人に疲れる理由
喜び楽しみ笑いなど、ポジティブなエネルギーであれば気にならず、むしろ楽しさが伝播して嬉しくなったりします。
しかし、あからさまな不機嫌、怒鳴り、泣き、愚痴、悪口、悲観、さらに笑いや楽しみだとしても重荷に感じる時があります。
疲れる時と疲れない時の差を洞察するとわかりやすいのが、疲れる時の感情には共通点があること。
干渉する感情です。
- 「コラー」と怒る時、必ず相手の反応を欲している
- 「ウワーン」と泣く時、俯きながらチラッとこちらを見ている
- 「面白いね!アッハッハ」と笑う時、こちらにも笑い声を求めている
- 「これは楽しいね、ヒャー」と楽しむ時、こちらにも賛同を求めている
エネルギー描写すると、感情の発散と共に相手のテリトリーに伝播させて飲み込もうとするさま。
周囲の反応や相手の言動を求める干渉的な感情発散は、「なぐさめて欲しい、こっちを見て欲しい」と求める欲を注ぎ込み、ブワンブワンと他者の周囲にエネルギーが広がり、ペターとのしかかります。
これをされると疲れます。
めんどくさくなります。
嫌いになります。
苦手になります。
ジメジメとまどろっこしい感情は疲れます。
が、さっぱり爽快な感情は疲れません。
屋上でお空に向かって、「バカヤロー!…ヤロー…ロー」と叫んでいる人、「お、今日もすっきりやってんな」で周囲は終了です。
感情的な人に疲れる以上に、感情的な人が感情を自制せずに発散する思惑や企み(干渉)に疲れている可能性があります。
日本人は感情的な人に疲れやすい
相手側ではなく自分に理由がある場合も考えられます。
感情的な人によって疲れるのは干渉感情によるものですが、こちら側が干渉することでも疲れてしまいます。
もし感情発散する人が気になる場合、無意識な相手への干渉が発生し、エネルギーに飲み込まれやすくなります。
これは、「日本人だから」という理由です。
日本人は感情的な人に干渉しやすい
私がすぐ感情的(特に怒りと悲観)になっていた時を振り返ると、とても特徴的なことがあります。
怒ると周りがすごく反応することです。
「どうしたどうした?」と興味津々で見る人、冷めた目で見る人、優しさでなだめてくれる人、便乗してイライラし始める人。
とにもかくにも全て干渉です。
日本を出てからわかったのですが、米国や欧州にはこの反応はあまりありません(アジア圏ではよく見かけます)。
日本は感情を露わにする人が世界の中でも少ないと思います。
感情的な人は自然と目立ち、怒ったり泣いている人がいると自然と目が行き、さらにすぐに感情を露わにする人がいればより目が行きます。
「あ、怒ってる」と思えば既に干渉しており、「なんでだろ、何があったんだろう?」と思えば感情エネルギーの中にさらに首を突っ込む状態。
ポジティブもネガティブも両方の影響を頂くことになります。
感情がエネルギーであり、強くて濃厚なことが大きく関わり、知らぬ間に自ら干渉する状態です。
相手が飲み込もうとしなくても、「やってる?」とのれんの中に入ってしまえば、強いエネルギーに太刀打ちできる境界線や同等以上のエネルギーを保持しない限り、自然と飲み込まれて相手の状態に翻弄されます。
普段から感情を露わにしない国民性によって無意識の干渉が起き、感情的な人に疲れやすくなります。
ポイント:干渉の合致
「干渉」が疲れる理由のキーワードです。
感情的な人の干渉か、自らの無意識の干渉か。
どちらも疲れやすくなりますが、両者が干渉し合うと圧倒的に疲弊します。
例えば、「コノコノー!」と怒鳴り散らす人は干渉狙い。
「気に入らない、ムカつく」の背後には、「思い通りにしたい、自分を上にしたい、相手を下にしたい、嫉妬していると知って欲しい、私をもっと大切にして、本当は弱いけど自分で弱さを認められないんだ」などの存在肯定を他に求める他責心理が潜んでいたり。
「この人、うるさいなぁ、迷惑だ」と怒った瞬間に、こちらから干渉発生。
合致。
潜在的に見えない空間で両者の結託が起きます。
「干渉してね」
「干渉したよ」
感情的な人のエネルギー空間に完全に入った状態です。
自分軸が揺れ始め、意図せぬ影響が起き、翻弄され、こちらまでイライラしたり、怖くなったり。
この繰り返しによって疲れ、めんどくさくなり、感情的な人への苦手意識が作られていきます。
典型例が、怒る人が近くにいるとなんだかイライラし、まるで自分を強引に変えられるような感覚に憤りが起き、内部と外部の自分にギャップ(思考と言動の差など)ができる状態。
他者のエネルギーが調和や愛など、心地良い影響を与えるものであれば自他共のためになるのですが、感情とは基本的に自分本位、自分の目的や用事によって生み出すため、共有ではなく飲み込む翻弄になります。
意図的に干渉する気がなくても、感情という大きなエネルギーによって起きる合致があると訳も分からず疲れてしまう、というものです。
※過剰なポジティブに疲れる件は、ポジティブな人に疲れる時にわかること【度がすぎる陽と合わない陰】をご参照ください。
すぐ感情的になる人の対処法
疲れる時に最も大切なこと:感情的になる人の理解
人間の感情は彩り豊かです。
内部に住み付く動物のような習性があり、肉体や精神状態によって変動があり、心に余裕がないと突然感情の歯止めがなくなったりと、扱いや理解の難しいものです。
そんな感情は心と繋がっていますので、心の余裕がなければ誰しも感情の自制が難しくなり、理性が介入しないほど暴れたり落ち着いたりと上下変動が激しくなります。
自己中心的で周りや自分が見えていない人に限らず、子育ての難儀によって情緒不安定になるなどが該当します。
感情コントロールが難しい肉体や精神状態であればあるほど、感情は暴れて制御が難しいものですので、感情的な人の状態を如何に理解するかは本当に重要です。
重要な訳は、相手を知れば知るほどにこちらから干渉しなくなるからです。
どうしても相手のことがわからないと自分の在り方、どう向き合って、どう関わって、どう対処するかわからないので、不安や恐怖が煽られて無意識に自己防衛意識が高まります。
盾をポイッと手放せない状態や環境であればあるほど、私達は干渉します。
電車内におこおこプンプン丸がいれば、関わらないためにもチラッと気にする、そんな干渉が増え、干渉が増えれば増えるほど疲れてしまいます。
そのために、私というおこおこプンプン丸を題材に、少しでも理解の一助となればと思います。
それでは感情的になる人の分解を始めましょう。
※感情優位で攻撃的になる人の詳細は、【サル化現象】余裕がない人の攻撃的になる原因と接し方 をどうぞ。
理解①:感情的な人はとにかく干渉したい
プンプン、ギャーギャー、ゲラゲラと、感情を自制せずに発散する人は、自分という存在を周囲に知らせたい願望があると考えられます。
「ここにいるぞ」
「私という存在だぞ」
「いなくない、ここにいるの!」
干渉願望は、感情という内部に住み付く獣を解放的にします。
縛りや制御にて自制するとエネルギー放出を抑え、干渉範囲を狭めてしまうので、できるだけ解放してドバーンと吐き出すことに意味があり、とにかく作った瞬間に思う存分の感情を出します。
私が怒る時は、「私は正しいんだ」「あなたは間違っている!」と思い込み、正当性を無理矢理見出すことで現実の誤魔化しと逃避を狙っていました。
「自分を主張して、存在を相手にしらしめると同時に、自らでも認知したい」
この狙いを知っておくと、「そうかそうか」と相手を掴めるので、翻弄されにくくなります。
無意識の干渉(盾張などの必要性)がなくなり、あとは相手からの干渉を如何に受けないかが残り、対処が簡単になります。
※すぐ怒る人のエネルギーは、【怒りのエネルギーが強い利点&汚点】すぐ怒る人は頭が悪い訳ではないと知った体験 をご覧ください。
理解②:心に余裕がない
干渉目的ではなく、心に余裕がないために感情的にならざるを得ない人もいます。
睡眠や栄養不足などの肉体疲労を初め、ストレスによるメンタル弱化、精神保持困難な状況、さまざまな要因によって心の余裕はなくなります。
この状態で感情を自制すると、まるで自分の首をしめる苦しさになるので、発散しなければなりません。
車酔いしているのに席がギュウギュウみたいなものですので、「もう、なんなの!(嫌だ、助けて、何とかしなければ)」と自らを護る意識や、頑張ろうとする気持ちがある人ほど感情的になります。
干渉目的がない感情的な人は、こちらから干渉しなければ疲れません。
相手がどういう状況下にいるか知り、「感情を出さなければならないんだ」と思えると、対処が容易になります。
まるで大きなオラウータンが心臓辺りの檻の中で、ガッシャンガッシャンしているさまが見えるような。
干渉をキーワードにすると、如何に干渉させないか、そのために相手を知り、自らの在り方を知り、自ら干渉しないようにできます。
最終的に怒り泣く人の目の前にボーッと立ち、「そこにオラウータンいるの?」と相手に寄り添うために聞けるようになると、対処が完結しています。
※怒鳴る人の対処は、【頭のバグを知ってあげる】怒鳴る人が嫌いで怖い時の対処法 をご覧ください。
疲れる時の策略:押さずに引く
上述の相手理解は大切ですが、関わるための策略は個人的に特におすすめの対処法です。
感情エネルギーはとにかく大きな力ですので、自分という存在がブレるほど翻弄されやすく、自意識が強い人ほど感情的な人への苦手意識が自然と芽生えます。
感情は理性ではなんともできないほどに大きな力、影響を防ぐには自己内部から同等の大きなエネルギーを出さなければ太刀打ちできません。
「負けるか!」と思えば思うほど疲れます。
重要なのは如何に相手に翻弄されず、自ら翻弄されにいかないこと。
苦手意識があると、「あ、この人はちょっと注意」という具合に、潜在意識は対象をブラックリストに乗せていますので、自然と負けないため(または距離を取るため)に注意を張るスタンスになります。
相手に翻弄されないためには、上述の相手の理解と同時に、この苦手意識による潜在的な干渉をシフトする必要があります。
方法は、一切押し付けない自分になることです。
感情的な人と関わる時を、押し付けずに引く自分になる機会、練習場にします。
例えば、楽しく話していたと思った次の瞬間、「なんで無視するんだよ!聞いてないじゃないか!」と怒り出す。
無視しているつもりはありませんが、感情発散が始まりました。
「は、なんだこいつ?(負けたくない)」「うわ、苦手(めんどくさい)」という気持ちは相手のエネルギーへの押し付けや反発、知らぬ間に干渉が起きて疲れてしまうので、「押さずに引けるようになろう」と目的を持ちます。
いざ、練習タイム。
ポイントは動物を手懐ける感覚です。
※相手の感情を受け入れたり我慢するのではなく、引いてすっと避ける感じ
「はいこっちだよ~」と相手が来るのを待つように、引いて鞘に戻す、押さない。
「聞いてない訳じゃないよ、気づかなかっただけ、ごめんね」
この瞬間に相手を俯瞰したので関わりやすくなりました。
感情的な人を動物扱いする意味ではなく、干渉せずとも、心の余裕がなくても、「大丈夫」と相手を安心させる意味がある“引き”。
※不機嫌な人が苦手な時は、テリトリー贈与してる?│機嫌が悪い人が苦手で怖い時に知りたい領域惨事 をご覧ください。
「押さずに引く」大切さ
押さずに引く機会にするのは、感情的な人(感情的にならざるを得ない状態の人)は押し付けが厳禁だからです。
押し付けは、別名:自分の世界を消す行為。
心の余裕をなくす行為であり、押し付けられてきた人ほど防衛本能が感情発散させ、身を護るための必須行為となります。
『子育てで自分ばかり我慢する』
『幼少期から親によって押し付けられてきた』
『会社の立場上、押し付けに耐えなければならない』
など、我慢の美徳国家では日常的に起きやすい押し付け。
いつの間にか自分の世界や自分そのものが消えかけ、アラームがうなるように感情という唯一無二の自己創作物を発します。
自分が存在している証拠認知のためです。
一切関わらないことができればそれでいいのですが、なかなかそれができない関係であれば、押さずに引けるようになるのは、自分の成長になりつつ相手のためにもなる一石二鳥です。
過去の私が感情的になる時を個人的に統計した結果、「押し付けてこない人には感情的になっていない」というデータ(私的には衝撃)に基づいています。
※感情的にならない人の詳細は、【感情関係が鍵】感情的にならない人の特徴と女性ならではの精神性 をご参照ください。
すぐ感情的になる人に疲れる、苦手 まとめ
私がメキシコを旅している時、とんでもなく感情的な人に出会いました。
すぐに怒りが出て来るようで、話し方や受け答えに一回一回反応してはイライラしているので、「この人はどれだけ押し付けられてきたんだ?」と思いました。
私が押さずに引いて関わると極端に心を開いてくれて、良いも悪いも他者とは関わり方が一変しました。
疲れない関わりになり、距離を保ちながら最終的にはバイバイさようなら。
「感情的になるからにはなる理由があるんだ」と強く思う経験でした。
過去の私を含めて、感情的になる人の自制がないさまは、自分の世界を消されたくないあらがいだと考えます。
私達日本人は無意識に干渉しやすく、押し付けにもなります。
押し付けられると自分が消え、反発したくなると凸に傾き、感情という自分の存在がはっきり認知できるものを主張します。
凸ばかりされると疲れてしまいますが、凹になると対処が容易になります。
向かってくる人、力技で来る人には、すっと引いてトン。
まるで合気道、相手の背中の上でつま先チョン。
相手をこらしめるのではなく、自分を護るためであり、結果的に相手のためにもなる引き。
そんな考え方がご参考になれば幸いです。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『心理とスピリチュアルの学び場』
誰しもに人生を変える機会と選択があると信じています。著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
PR:株式会社Central&Mission
※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。