対処・解消法

無視できてしまう。挨拶を無視する人の「エゴ」│対処は山登り挨拶

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「お疲れさま~」
チラッと見て、シーン。

無視できてしまうんです。

挨拶しても返されない、無視されることは往々にしてあります。

挨拶する頻度が多ければ多いほどに返されない経験も自然と増え、悲しさとイライラを味わうと思います。

挨拶を無視する人には無視する理由と原因があり、目的があります。

何もわからず無視されると関わり方がぎこちなく、考えたくない相手を考えるという不毛なことも起きてしまうので、何かと対処したいものですね。

ここでは、挨拶を無視する人の心理から判明する理由と原因、そして対処法をお伝えします。

対処は挨拶の意味を知り、挨拶するかしないかの線引きをはっきりさせること。山登り挨拶が活用的ですので、一つの考え方としてご覧ください。

ご自身にとって大切な挨拶を促進する内容であれば幸いです。

挨拶を無視する人の目的とタイプ

挨拶を無視する目的

「おはようございます」とはっきり伝えたにもかかわらず返さない。

「とんでもない馬鹿タレか!」と独りツッコミをしていた会社員時代を思い出しますが、無視できるというのは能力です。

相手から嫌われる可能性をあえて最大限高めることには、本人にとっての目的があります。

  • 嫌いな人には挨拶しない
  • 心を開きませんと無言で表現
  • 挨拶が自分の利益にならないのでしない
  • 挨拶する勇気がないのでしない
  • 自己防衛にて挨拶しないことで心を護る
  • 挨拶する意味を知らない
  • 相手のために挨拶していないのでしない
  • 邪魔されたくないのでしない

相手を傷付ける無視をしてでも、自分の目的を優先する心理があります。

上記の目的を分類分けするとこうなります。

挨拶を無視する目的
  1. 心を開かない表現で関わらずに距離を取る
  2. 心を傷付けられない防衛対処
  3. 自分の利益にならないことはしない

相手の事を考えたくない。
自分の事しか考えない。
自分の世界に集中して周りが見えない

周りが見えないのは、挨拶する側がタイミングをはき違えている場合もあるので、自分の事しか考えないために周りが見えないことを意味します。

 

挨拶を無視する人のタイプ

無視に目的がある人は、[無視=自分のため]になり、意識的にも無意識的にも無視します。

あまり無視しない人は理解が難しいと思いますが、無視というのは何かと自分のためになり、無視を使い出すと多用する人もいます。

特に無視することで自らの求める利益を得やすくなり、利益有無の見極め方法にもなります。

挨拶を無視する人の目的は人それぞれに分かれ、大きく二つのタイプに分かれます。

挨拶を無視するタイプ
  1. 自己愛過多
  2. 自己防衛過多

どちらなのか、両方なのかが人によって違います。

 

挨拶を無視する人の心理

挨拶を無視する自己愛過多の心理

過多によって、自己愛を尊重するのではなく主張するようになります。

自分を愛するのではなく、自分の中に愛を欲するという意味での自己愛が強く、愛が欠乏していればいるほどに自らを主張します。

周りが見えなくなり、自分の世界にこもり、自分の世界を探すために他者に執着するようになり、執着の形は「人の利用」になる特徴です。

自分の事しか考えず他者の世界を見る認識がなくなると周りが見えなくなり、無視が平気でできるようになります。

自分の行動を自覚できていない状態です。

挨拶は自分のために利益を作る方法となり、自分を満たし、納得させるための道具になります。

自分のためになれば挨拶し、ならなければ挨拶しなくなる。人によって挨拶度合、声の大きさ、トーン、笑顔のシワの多さ、にやつき度、腰の低さ、へこへこ度が極端に変わります。

 

無視を使う企みがある

自己愛過多の場合、物事の認識は「使う、利用する」になりがちです。

自分が全ての中心、挨拶は使って利益を生み出すツールとなり、利益しか見えなくなると無視を使い、人も使います。

挨拶をツール化することで、自分にとっての挨拶の使い方を作ります。

  • 挨拶で主導権を取れる
  • 挨拶にて自分を上、相手を下にする
  • 挨拶される側が偉い
  • 挨拶で相手の機嫌を取る
  • 評価を得るための態度、姿勢

自分ルールをたくさん作り、他者をルールに当てはめます。

独自の使い方によって、挨拶を無視すると利益を生み出す方法になります。

  • 主導権が握れないと思えば無視して阻止
  • 自分が上・勝・優と思うために無視してマウント
  • 偉い自分を強調するために無視してより上だと思い込む
  • 評価を得られないと思えば無視

無視は自分の満足や納得という利益になるため、平然と使います。

 

思い込みが強過ぎるために年齢と共に無視する人がいる

自己愛過多は思い込みと自己ルールが強い特徴があり、他者に押し付け決め付けます。

強い者にはこびへつらい、弱い者には無視。年齢と共に挨拶されることが増えると、自分の存在と価値を見出す方法になり、マウントをとって自らの価値を思い込む方法にもなります。

「わざわざしてきた挨拶にもかかわらず、無視してやったガハハハハ、これで主導権もマウントも取ったぞ、グヘヘヘヘ」

会社の上司や先輩に多い傾向です。

 

利益にならなければ挨拶する意味がないと思っている

自己愛過多の心理で特徴的な様は、利益にならなければ興味がなく、手のひらをコロコロ変えます。

利益になることには興味があり、「この人に挨拶を返して自分のためになるか?」を判断する能力を長年育んでいます。

「おはようございます」と言われてチラッと見て、「利益はある?ない?」

「ない」となれば返しません。周囲が見えず、自己世界の中にこもった彷徨い人は自らの行為を自覚できず、挨拶が使えなければ無視します。使えれば挨拶しまくります。

選挙みたいなものです。

 

挨拶を無視する自己防衛過多の心理

もう一つのタイプです。

身を護り、心を護る状態に徹する心理があり、防衛意識が強過ぎると自分の事しか考えられなくなり、挨拶の意味を自己理解しなくなります。

人見知りの人や他律の人に多い心理ですが、人見知りでも挨拶を無視するか否かは分かれます。

「挨拶とは声を掛けられたら、声を掛けて返答する」というルールはないので、会釈やジェスチャー、紙に書いたり、メールだったりと人それぞれにさまざまです。

直接の挨拶に抵抗があっても別の方法があるので、人見知りでも挨拶を無視するか否かには自己防衛過多か否かの違いがあります。

 

無視して傷つける以上に自分に何も起きないことを優先する

自己防衛過多は身を護るための意識が、「何もネガティブなことが起きないで欲しい」という願望になります。

ポジティブがあることではなく、ネガティブが起きないことが喜びの認識になり、無視にて何も起こさないと自分のための行為になります。

願望にフォーカスしているため期待が強く、現状維持や変化のない状態。無視する行為や相手を傷つけているフォーカスに向かず、自分の事しか考えられなくなります。

 

挨拶という自らのアクションの責任を取りたくない

挨拶されてし返す。相手の動きを作る行為であるために、自らのアクションに対して責任を持つ意味があります。

このように考えると物事一つ一つを真剣に捉え過ぎ、責任を取ることに恐れを抱き、何もしない無視が目的のある行為になります。

責任を持つとは自らの行為を認識して自覚する意味ですが、自己防衛過多では、「責任を負う」という捉え方をするため、誰かに影響を与える行為を恐れて嫌がってしまいます。

過去の記憶や心の傷に起因し、挨拶をしたりし返した時に嫌な思いをした記憶が拭えない心理があり、挨拶への負のイメージが強いことで責任重大と思ってしまい、距離を取るようになります。

 

自己理解がないと挨拶無視はインプット通り

「挨拶は仲良しにはして、知らない人にはしてはいけませんよ」と言われ、「はーい」と自己理解がないままに他律だと、言われるがままに挨拶して意味を知らなくなります。

「挨拶は限られた人に対する常識」とインプットされ、脳があることで挨拶する状態となり、知らない人であれば無視が当たり前になります。

自律がない限りはインプット通りの動きをし、危険性がない状態を維持、保持するための自己防衛となります。

※挨拶できない人の詳細は、【改善は心の在り方】挨拶したいけどできない大人│人見知りは心と頭のバランス をどうぞ。

 

挨拶を無視する人の心理とはエゴ(我)

挨拶を無視する様を象徴する心理には、二つのタイプに共通してエゴ(我)があります。

エゴ意識が強い心理があり、自分の価値や意義、恐怖や嫌なことがない状態を他によって得ようとする特徴があります。

  • 他によって自分の存在を見出そうとするのがエゴ(我)
  • 他によって自らの利益を得ようとするのが我欲

人見知りでも自己防衛過多とは違うと線引きしたのは、嫌なことがない状態を他者に求めなければ無視しないためです。

頑張る必要はありませんが、軽く会釈したり、紙に書いてスッと置いたり、目を見ずとも、姿勢はどうであれ、自分に合わせた挨拶をし返します。

無視できるというのは、他者を配慮せず見えておらず、自分の求める願望と期待はガンガン見ている状態です。
※脳のインプット通りに生きる状態は他者の配慮も願望もない状態

願望を求める意識が強いと、挨拶した人から利益を得ようとしたり、利益がないことで極端に興味がなくなります。

エゴが強ければ強いほどに自らのために他者を利用する我欲が強くなり、他の存在が自分に与える影響が強くなります。

自分のためになり、自分のためにならなければ、無視が重要なツールになり、目的を持って無視するのがエゴです。

 

挨拶を無視される時の対処

挨拶する意味を知ると対処しやすい

無視されると行為が空虚になり、自らの存在も空虚になるため、存在否定されているかのように感じてしまうかもしれません。

私自身、会社で挨拶してチラ見されて無視の時は、どうしたものかと考えました。

対処として大切だったのは、自分がどうして挨拶しているのかの意味を知ることです。

例えば私の場合、無視されてショック。

「何がショックなの?」と考えると、挨拶してもらえると思ったいたのが一つ。存在を無視されているように感じたのが一つ。

期待と思い込み、自分ルールで挨拶していた気づき。自分のために挨拶していたのに、自分のためだと思わないようにしていました。

常識だからと正当化意識を強めながら実は自分のためにしており、相手に期待してさらに自己ルールを押し付けている状態を知り、「私は挨拶の意味を理解しないで使っていたんだ」と気づきました。

無視の意味を知ってからは無視されても何も思わなくなり、無視されることも不思議となくなっていきました。

自分にとっての挨拶の意味を知ると、無視されても何も思わない対処になります。

それでは、挨拶の意味とは何なのでしょうか?

 

挨拶する意味

人それぞれに意味があるので三つに分けます。

挨拶の意味
  1. 自己満足
  2. 利益取得
  3. 礼儀

自分にとってどれなのかを明確にされてみてください。

 

自己満足にて挨拶していると自覚する

一つ目は自己満足。自らのために挨拶する自分を作ります。相手が返そうが返さなかろうが、自分がしたくてしているので他者の反応に揺さぶられません。

 

挨拶する利益にフォーカス

二つ目は利益取得。無視する利益ではなく、挨拶する利益を求めます。

  • 周囲に元気を促す集団意識向上
  • 活力を見出す方法となり、心身の気を流すエクササイズ
  • 肺活でありポジティブな気分で喜びを増やすため
  • 他者との関わりを自ら増やすコミュニケーション
  • 笑顔を増やす機会作り
  • 調和と共有を促進して楽しい気持ちになる
  • 常識にそぐわないことでの不安や恐怖を味わわない
  • ‥‥

意味を明確にすると、無視する人にフォーカスする時間が無駄になり、気にする以上に大切なことにフォーカスが向きます。

 

自他のためとなる礼儀

三つ目は礼儀。最も大切な挨拶の意味です。

自分のためとなり、相手のためとなるお互いの繋がり。

「私はあなたに心を開き、自らと向き合います」という表現になり、相手が返答することで、「私もあなたに心を開き、自らと向き合います」と心の距離感が近くなります。

礼儀はお互いがお互いの意思を持ち、相互交流が起きる挨拶。心を開くと同時に、自らと向き合う意識を表します。

自らと向き合う意味を含めるため、相手が挨拶を返さずともショックを受けることはなく、一方的に挨拶をすることもなく、相手の状況や状態を配慮し、お互いの意思疎通を見計らいます。

相手を知り、自分を知る。自他共の利益として心の距離感が近くなり、温かい気持ちになり、尊重して敬う気持ちを抱き、自らと向き合うことが挨拶によって育まれます。

この挨拶を知ることが対処法になり、山登り挨拶が理解を促進させてくれます。

 

対処法は山登り挨拶

山登りする方はご存じかと思いますが、ゴミを捨てないことはもちろん、登山者同士には挨拶をし合う礼儀があります。

ポイントは常識ではなく礼儀であることです。

しなければならないなんてことは一切ありません。礼儀であるため、お互いの相互交流のためであり、自他共のためになる挨拶

自分のためにならなければ挨拶はしないのが礼儀。自らと向き合う意味です。

山登りする人はお互いに目を合わせ、相互理解で挨拶。すれ違う時の一瞬ですが、お互いの繋がりがあって挨拶します。

相手の状態や状況を配慮して捉える他者認識力があり、自分だけ挨拶したいからするのは礼儀にはなりません。もちろん挨拶として大事な行為ではあります。

他者の目線や立場や思考で物事を認識し、自らも挨拶することに意味を持つ。お互いの合致があることで、「あ、どうも~」「こんにちは~」とすれ違いざまに挨拶し合います。

山登り挨拶を、普段の挨拶に取り入れてみましょう。

 

山登り挨拶は「自分のため+相手のため」を意識する

挨拶を無視する人に挨拶する必要はありません。これは自分のためにならないので大前提です。

もちろん自己満足や利益取得であれば挨拶し続けることが重要です。

礼儀を取り入れる場合、挨拶する前に必ず相手の状態や状況を配慮するのが先決になります。

挨拶が自他のためになると思えば挨拶しますので、ほとんどの場合はアイコンタクトや見えない繋がりが先に行われます。

自他両方のためであり繋がりの相互交流。心を開き合う行為に押し付けも思い込みもありません。

相手がしたくないなら挨拶はしないのが自他のため。自分はしたいのであれば挨拶の意味を変えてします。

相手がしたくでもできない人であれば礼儀にて歩み寄り、お互いの挨拶ができるようにすることも自他のためです。

ぜひ、考え方としてご参考にされてください。

 

挨拶を無視する人、される時の対処 まとめ

山登り挨拶をすると、無視する人には申し訳ないのですが眼中になくなります。といってもこちらが無視するわけではなく、自他のためにならない状況であれば挨拶しないので、相手が気にならなくなります。

挨拶とは一瞬で当たり前として流れていきますが、一つ一つの行為には意味と目的があり、大切な理解があります。

礼儀を重んじることも大切。挨拶を自分のために使用することも大切です。

挨拶の意味が変わると、するかしないかではなく、できるかできないかになります。

挨拶を自らする人であれば、山登り挨拶の礼儀はやってみるとわかるようになると思います。

山登り挨拶は初めは相手のことを考えますが、慣れてくると一瞬で相手の状態や状況がわかるようになり、山ですれ違う時のように瞬時の行為になります。

山に登る人はこの挨拶がとても上手。誰しもに挨拶しているわけではありません。

挨拶しないことも、することもどちらも大切なのは、この世にさまざまな人がいるからです。

あらゆる思考にて目的を持ち、自己愛を求め、自己防衛を張り巡らせ、人それぞれの歴史と価値観によって挨拶模様はさまざまです。

挨拶は人間関係の一番初めですので、始まりに重要な理解をもたらす仕組みがあり、とても大切なものです。

挨拶をする人だからこそ知れる理解を深め、より人間関係の育みに役立てていきましょう。

人との挨拶が楽しく、心温かいものになる一助となれば幸いです。

それでは、挨拶を無視する人の心理と対処法のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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