心理

【本音を言わない男と女】本心を表さない心理に意味と目的がある

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「本音で語ろうよ」

この発言には、「あなたの心を開いて見せてよ」という壁を取って欲しい願望があり、「私を信頼して」という目的が顔を出します。

本音と建前があり、演技に偽りがあり、私達はそれぞれに内面に込めた事実を表し、隠し、チラつかせ、焦らし、人間関係という名の模様ができます。

本音には出し入れがあることで楽しみが生まれますが、本音の出し入れをせずに「言わない」と表現することも多々あると思います。

ここでは、本音を言わない心理にフォーカスし、男と女の本音を言わない意味と目的をお伝えします。

  • どうして男は本音を言わないの?
  • どうして女は本音を言わないの?
  • 本音にある心理と人間模様たるは?

「本音って一体どんな人間模様を作るんでしょうね?」の答えを探るような内容となっております。

男女の本音を言わない心と頭の在り方を知っていただき、個々に抱くおもいの真意を、一つの考え方としてお楽しみください。

本音を言わない男

本音を言わない男の心理的特徴

「この人は私のことが好きなのだろうか?」
「喧嘩したのに言いたいことを言われていないような?」
「なんでもいいっていっつもそれ」
「ぶっきらぼうで冷たいから本心が見えない」

本音を言わないシーンはたくさんあると思います。

「どうして本音を言わないか?」の理解には、男性だからこその見栄えがあります。

男性は本音を言っているかどうかの線引きがあまりない。

 

脳を多用する男は言葉に感情を入れない

誰しもではありませんが、傾向として男性は発する言葉に感情を含めないことが多いです。

理論脳で過程や計算を重んじると知られる脳の仕組みがあり、感情以上に思考の道筋を主体に込めて発言し、正しいか間違っているか、認められるか否かの評価・判断のルールに準じます。

この傾向が強く、思考や理論を多用し重んじる人であればあるほどに、本音を言う言わないの線引きなく、言わないと思われる見栄えになります。

極端に言うと、無感情な人は全部本音で全部本音ではなく、どっちがどっちかを区分けしていないのでどっちでもいいという本音です。

 

本音を言う言わないを明確にしている男は企みがある

上述とは全く異なる心理を持つ男性もいます。

本音の区分けを明確にしている人。
「これは本音ですよ」
「これは本音を言わないさまですよ」

このように綺麗に区分けして表現する人は、何かしら相手に求める目的があります。

「本音で言うから怒っているのを許して」
「本音で言わない大人風味から他との違いを示して興味・関心を持ってもらおう」
「本音で言うから本当に好きってこと」
「本音で言わないのは察して欲しい隠れた表現、この人は私を理解してくれるかな?」

本音を言わないさまが表れるシーンでは、「何かしら求めていますよ」という心理表現が本音です。

 

本音を言いたくない時

男性心理には、「認めて欲しい」という肯定願望が強くあります。

認めて、褒めて、愛してくれる。そんな女性がいれば男性は本音を喜んで言います。

自らを喜ばせられる確証があればあるほどに、蜜を与えてくれる人に心を開く。

満たされる包容、一切否定する可能性のないさま、心を傷つけず穢さない安心感を持つ人には、普段本音の線引きがない人もあえて本音を言うようにするほどです。

認める反対となる「否定」をしてくる可能性が高い人には本音は言わなくなります。

心を護るための防衛意識によって、「この人には心を開けない」と判断したあかつきには、嫌いかどうかは関係なくバンッと心を閉めます。

例えば、喧嘩して相手が怒っている時であれば本音を言わなくなります。

無言になる人もいれば、「ごめん、許してよ~」と急に甘えた声を出し、本当は「いつまで怒ってんだよ、ったく」なんて思っていても隠す、明らかな演技を多用する人もいます。

しかし、それを可愛いと思って受け入れてくれる人であれば、偽りのその場凌ぎの甘えは本心からの甘えになり、猫がお腹を見せるように相手の懐に入ってスヤスヤ眠ります。

認められるか、否定されるかは本音の表れる境界線です。

 

否定される可能性は防衛意識が働き本音を言わなくなる

認められないのは相手だけが要因ではなく、観念という自分の在り方を決めるルール設定も関わります。

怖れたり勇気がなかったり、否定されると思いやすい観念があると、心を閉じる防衛意識が働いて本音を言わなくなります。

例としてはこのような在り方です。

  • 人見知り
  • 恥ずかしがり屋
  • 我慢強い
  • 人が怖い
  • 心の傷やトラウマがある

「本音を言える人かどうか」という見方で人を評価・判断する人もおり、自らに内包する不安と恐怖が多い人は、本音を言わないで取り繕うことが多いです。

 

自分を信頼していない人は本音を言わない

幼少期から本音を隠す環境で育ち、周囲に自尊を穢され、不安や恐怖を抱きやすくなると、空気を読んで周囲を配慮し、同調を重んじて人と関わる自己ルールが構築します。

本音によって他者から蜜を貰う概念がなくなり、本音という本当の心や気持ちを表すこと自体が恐怖になります。

自分への信頼がなくなり、それによって他者を信頼することも困難になります。

自分を信頼していない人は本音を言いません。

「なんだか悩んだ顔をしているな?」と傍から見えても、誰にも本音は言わずに自分で解決するために我慢や努力する人となり、「本音を言ってよ」と言い寄るものなら恐れられたり、嫌われる可能性があります。

本音を言わずとも周囲から排他されずに関わる仮面や笑顔を使用しますが、中身が見えないために猜疑心や腹黒い裏の企みを勘ぐる人が現れます。

実際に昼と夜の顔が羊と狼ぐらい違い、夜な夜な一人になった時は狼になります。

あまり知られる顔ではありませんが、お付き合いしたり一緒に住むようになると、「この人本当は全然本音言ってなかったの?!」とある日気づきます。

以上が、本音を言わない男のいくつかの心理的特徴でした。

※モテる男女の違いは、モテる人のスピリチュアルな秘密|鍵は男性も女性もこだわりなし をご覧ください。

 

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本音を言わない女

本音を言わない女の心理的特徴

女性も上述の男性と同じようにいくつかの心理的特徴があります。

大きく異なるのは、気持ちを直結させて本音を言うか言わないかを区分けることです。

気持ちと本音が直結する言葉が、「信頼」です。

  • 女性は相手を信頼していれば本音を言い、信頼していなければ言わない

男性は相手の信頼があるかないかの判断以上に自分が心を開けるか否か、自分の喜び(肯定される)があるかないかの反応として本音を言いません。

女性は相手の信頼があるかないかを判断する意識が強く、「この人は信頼できない」と認識して本音を言わない選択をします。

 

本音を言わないと明確に線引きして言わないのが女

女性は感覚や感情の感受優位な傾向があり、気持ちを主体にした脳の使い方をすると知られています。

言葉に感情を含めて伝える基本ベースがあり、本音という心や気持ちが入りやすい特徴です。

自分自身で、「これが私の本音、これは本音ではない」という区分けがはっきりされます。

このさまは認識力の高さとも考えられ、右脳と左脳の連動が上手な女性ならではの認識です。
※女性気質のある男性はこの認識力が高く、女性のような本音の使い分けをする

女性は本音を言う言わないを明確に自覚して使い分けることができます。

「この人は私にとって信頼があるか?」の答えを持ち、好き嫌いの線引きは本音としてはっきりしています。

男女関係の場合には、「一度好きになったら好きなんです」と男性のように答えを出すのではなく、「今は好き、でも明日はどうでしょうかね?」と思考で縛れません。

イメージは、男性は脳に浸かりきり、女性は脳も心も客観的に捉えて使用している状態であり、本音の使い分けでは女性がはるかに思考的に思えるさまがあります。

 

人の評価・判断が多い人は本音の言う言わないを使い分ける

本音を言わない人は区分け概念があり、「この人は信頼できるか?」という目線で人を見て、人の評価・判断が多ければ多いほど、本音を言ったり言わなかったりの使用が多くなります。

これによって企み、目的を持って本音を言わないさまをが表れ、「本音ではない本音」という概念が誕生します。

男の前では建前、男がいなくなるととんでもないことを言い始める。そんな女子会を何度か会社員時代に経験しましたが、本音の使い分けが激しいと、脳内に蓄積したストレス解放の爆弾のような本音になります。

あえて本音を言う故意に狙った状態であるため、自らを普段から抑圧して押さえつけている解放として、自然と出て来る本心とは別に、ストレスをなくすために水風船のような本音をあえて作って投げつける使い方になりがちです。

「本音は言ってはならない」などの社会性や常識に飲まれると、本音の使い方が自分らしくなくなり、本心は別にありながら、言いたいのに言えないように自らしている演出が本音になったりします。

本音を作って使う場合には、本音水風船をバシャーンとやってやったその後に本音が潜むため、本音ではない本音になり、本音がわからなくなる人もいます。
女性は複雑な認識だからこそ悩みの種が多いものです。

※本音を言うと嫌われる詳細は、本音を言うと人が離れていく仕組み。はっきり言うと嫌われる原因。をどうぞ。

 

本音がわからないと本音を言えない

女性の心理がわかると男性とは純粋で軽いと思えるかもしれません。

男性は言葉に気持ちを込めないために、本音を言う際には心からの気持ちが入り、「本音とは気持ちが含まった生きた言葉だ!」と2Dが3Dになったように感動します。

しかし、女性は言葉に気持ちを入れるのがベースですので、本音ではないのに気持ちを含めて本音として伝える使い方ができます。

魔性の女への道へ続き、同時に本音がわからない道にも続きます。

※魔性の女の凄みは、魔性の女が天性たる所以│生まれつきの欲と恐怖に蜜を与える特徴 をどうぞ。

 

自己防衛のためではない自己防衛は本音がわからなくなる

女性の心理にも男性同様に、幼少期の環境などに起因して不安や恐怖に対処する自己防衛の在り方があります。

否定されることを怖れ、心を護るために心を閉ざし、本音を言わないことで防衛します。

防衛意識にて自分の不安や恐怖を認めると、人や状況によって本音を言わず、攻撃や排他や否定される可能性をなくして身を護る大切なツールになります。

自己防衛ではなくプライドや見栄が関わる場合、本音を言わない意味が別物に変わります。

顕著になるのが、男性(または人間)に対しての先入観を持って評価・判断する時です。

身を護るために人を評価・判断するさまが、男性に対する嫌なイメージから護るために人を評価・判断するさまに変わる時、護る対象は心ではなく脳になります。

脳にある先入観、思い込みの価値観、固定観念を貫くための自己防衛はうぬぼれやプライドや見栄の保持目的となります。

典型的な例は、「男に軽い女だと思われたくない」「私はいい女だと思いたいからこの男を相手にしない素振りをする」といったものです。

この場合、本音を言わない目的は保身です。

 

保身目的は相手のためだと思い込み本音がわからなくなる

保身は少しトリッキーな心理です。

「この人は信頼できないから本音を言わない」と判断したり、「この人に本音を言うと傷付くから」と考えます。

保身は自分のための目的でしかありませんが、相手のために本音を控えていると思うことが起きます。

実際には自らの価値観や固定観念を維持し、怖れる可能性をなくし、納得を得るために本音を言わない選択をします。

「本音を言ったら何を言ってくるかわかったもんじゃない」
「今後の関わりがめんどくさいことになるかも」
「遊び人だと思われたくない」
「内情を知られて主導権を握られたくない」
「変なことを言いまわられるかも」

あらゆる自分ルールを貫き、保持する思考判断は、「相手のためだ」と目的に本音を含めなくなり、自分の本音がわからなくなる可能性があります。

以上が、本音を言わない女の心理的特徴でした。

※悪口という本音が好かれる詳細は、【好かれる悪口の使い方】悪口を言うのに友達が多い人の秘密。をご覧ください。

 

本音を言わない男と女 まとめ

本音を言わない心理にはさまざまな意味と目的があります。

目的なく行動することは私達人間にはありませんので、本音を言わないことには常に自分のためになる目的があります。

そこには男と女の脳の使い方からの違いがあり、本音との向き合いに違いがあります。

女性は本音との向き合いが長く、本音を言う言わないの区分けが脳内ではっきりしているため、本音を使う概念を持ちます。

本音を使うことで、人との関わりでの心理理解や相手の心を鷲づかむ魔性の力にもなりながら、思考のルールに飲み込まれた場合には本音がわからなくなる可能性もあります。もちろん男性にもこの可能性があります。

一体何なのかわかりにくいものですが、信頼と自己防衛に大きく関わるのが本音です。

信頼も自己防衛も、認識を変えれば他の評価と保身に一変し、どこまで認識と行動が一致しているかによって本音の使い分けや理解度が変わります。

本音とは自らの認識と行動が一致している時に表れると考えられます。

認識と行動がズレると本音がわからなくなり、本音ではない本音を使うというややこしいことになります。

認識と行動が一致している人は本音しか言わない、本音か本音ではないかの区分けがない、または本音を言う言わないの使い分けを理解します。

言う言わないの使い分けの理解は、自分ではなく相手にフォーカスして成し得ます。

すると、本音とは自らの中に溜め込んだ水風船をバーンとぶち投げることではなく、水風船をほいっと優しく相手に渡すことだとわかります。

本音は言うも言わないも意味があり目的があり、人それぞれにどちらも大切な行為です。

本音を言わない男と女の心理から、本音とは何かを知るきっかけや、人間模様に関わる本音の大切さを知っていただければ幸いです。

本音を言わないさまを見極め、良き人間関係に繋がる心理理解となりますように。

それでは、本音を言わない男と女の心理のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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