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人との距離感がわからないのは一点集中│上手い人の特徴は空間集中

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人との距離感の測り方を考えれば考えるほど、わからなくなります。

これは当然かもしれません。

距離とは考えるものではなく、感じるものだから。ここに距離感と距離間の違いがあります。

考えると距離感は難題になり、一体どうすればいいのかわからなくなってしまいます。

人との距離感がわからない人には大きな特徴があり、一点集中する傾向があります。

一点集中、どこに?何に?どうして?

この理解に、距離感把握の手掛かりがあります。

ここでは、人との距離感がわからない原因を掘り下げてお伝えします。

距離感の測りが上手な人の特徴と傾向から、一つの考え方としてお役立ちできれば幸いです。

それでは、距離感という「感じ」の詳細をご覧ください。

人との距離感がわからない

人との距離感は難しい

「この人との距離感はこれぐらいかな」という概念は通用しないのが距離感。人と自分の距離感に一定やルールはないため、わからなくなってしまいます。

私達人間は誰かと何も同じものがありません。さらに、時と場合と環境によっても変わり続けます。

人との距離感は、「今のこの人と今の状態と今の自分との距離」を意味します。

これはなんとも難しいように思えます。

しかしご安心ください。距離感は常に感受である「感じ」によって測るため、難しくなる理由はシンプル、考えるからです。

それじゃあ何も考えないでポワワーということではないのですが、「感じる」ことが重要になります。

  • 人との距離感が難しいのは、考えて測るため
  • 距離感は考えるものではなく感じるもの

感じるとは、見る触る嗅ぐなどの感覚や、喜怒哀楽の感情、そして想う心です。

 

人との距離感がわからない原因

「考えるから」というのは、距離感がわからない理由に該当します。

さらに奥深くに潜む、距離感をわからなくなせる原因があります。

距離感を測る時に、相手にフォーカスすることが原因です。

上記の一文にはキーワードが三つあります。

距離感がわからない原因キーワード
  1. 距離感を測ろうとする
  2. 相手にフォーカス
  3. フォーカスを一つに合わせる

原因が三つです。

 

1,距離感を測ろうとすると距離感がわからない

測ろうと意図する場合、相手に近づいてみたり離れてみたり試行錯誤します。考え、工夫し、努力し、頑張ります。

距離感を測るのは自分のためですので、目的を持ち、根底に欲があります。

欲は共通して自分を納得か満足させる、不納得や不満足にさせないためです。

他者と自分の関係性によって欲を満たし解消させる場合、自分と相手の言動を思考的に工作するためにたくさん考えます。無意識に脳内はフル稼働して、「相手をこうさせて、自分はこうして」となります。

努力の結果わかるのが距離。次の瞬間にはさきほどのようにはいかず、「あれ、さっきはこの距離間で良かったはずなのに」となってしまい、疲れ果ててしまいます。

 

2,相手にフォーカスすると距離感がわからない

「相手」にフォーカスすると起きるのは、「自分」にフォーカスすることです。

自分と相手の距離感を測るために相手を見ます。
「この人の性格は、価値観は、今の気分は、体調は、心理は、常識は…」

相手のことは誰もわかりません。相手にフォーカスすればするほどにわかろうとしますが、実際にわかることはできないために、予想と予測、思い込みと自己ルールの投影、照合が起きます。

「わかった」と思えるために自分にフォーカスする状態です。

この時、「自分」が「我(エゴ)」になっている可能性があります。

自分のために距離感を測る行為、欲に基づき相手にフォーカス、相手によって自分を満たそうとすることが起きます。

しかし、故意ではなく無意識なので、我の現れ、自分にフォーカス、目的遂行には気づきにくく、目的が明確ではなくなるために距離感を測れなくなります。

 

3,フォーカスを一つに合わせると距離感がわからない

最後の原因は、フォーカスを一つにすることです。

一点集中するフォーカスは周囲が見えなくなり、距離感を測る方法とは大きく離れます。

距離感とは自分と相手のテリトリーと境界線を含めた空間内での距離。自分と相手の一対一は距離測定になってしまいます。

一点集中すると空間ではなく相手か自分にフォーカスし、「点」の認知、知覚情報が少なくなります。

点をブワンと球に広げていく状態が距離感であるために、相手に一点集中すると距離感の概念を固定化してしまう可能性があり、距離感とは別の何かを測ろうとしてしまいます。

 

人との距離感がわからない人の例

原因がわかりやすくなればと思うので、距離感がわからない典型となる人の小話にお付き合いください。とても極端な例としてご覧ください。

私は温泉が好きなので定期的に同じ温泉に行くのですが、ある日距離感がわからない人がいました。

50歳位のおじさん。裸でガラガラと浴場に入ると、知人が内湯に浸かっていたために、「おー○○、元気かー!」と声を掛けに行きます。

声の大きな人だったので、「知り合いなのか」とおじさん達に目が行った私は目の当たりにします。声を掛けにいってそのままお風呂に入り、知人と話し始めるおじさんを。

身体を一切洗わずに、知人に気づいたと同時にそのままドバーンと温泉に入り、話し始める、「今日は何してたんだ?ゴニャゴニャゴニャ」

おじさんのフォーカスは一点集中で相手(実際には自分)。

空間としての距離感ではないため、相手と距離間を近づけて一方的に話し、そして「うんうん」と一方的に聞きます。

相手と自分の関係性で納得があり不納得がなければいい状態を作り、認識のフォーカスは自分(我)になっています。

おじさんが入った瞬間に、知人以外の他のお客さんは全員出ますが一切気にしません。

「なんで体洗わねぇんだよ」と言われても気づかず、話し続けるおじさん。周囲が見えていません、感じていません。

相手との距離間が近く、おじさんは満足している様子でした。しかし、空間として距離感を認識していないので周りが見えておらず、しばらく話し続けていると知人のおじさんが熱くて出たがり始めるのも気づきません。

おじさんが来る前から随分お湯に浸かっていたのでしょうが、一方的に話される知人は我慢している様子です。

おじさんは周囲が見えていないだけでなく、相手に一点集中して我を押し付けている状態。実際には自分しか見えておらず、自分の我欲のみにフォーカスしている。

そんな人との距離感がわからない極端な例となる人でした。

このおじさんが表すのは、「距離感を感じる」とは自分と相手との空間内を認識(見たり、感じたり、想ったり)する意味です。

 

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人との距離感が上手い人

人との距離感が上手い人の特徴11選

距離感を測るのが上手な人には、距離感とは何かを知っている特徴があります。

1,距離感を考えて測らない

測ろうとすると、一瞬一瞬変わるためにキリがないことを知っています。

距離感は考えて測らない特徴です。

 

2,空間共有する

他者との関わりを一対一ではなく、空間として認知する空間集中。

自分も相手も含まれるため、フォーカスは一点にはならず全体。相手だけ、自分だけの認識にはならず、常に共に認識します。

 

3,我ではなく自我

我とは自分を他によってあえて見出そうとする意識。相手にフォーカスすることで自分を認識する状態が我です。

距離感が上手な人は自我を持つため、自分をあえて見出そうとしない特徴です。

 

4,決め付けや押し付けがない

自我の大きな特徴です。

他者に自分のルールや固定観念を押し付けることはせず、ルールは俯瞰して使用する立場にいるために縛られません。

 

5,距離感を保つ

人それぞれにテリトリーがあり、境界線があり、パーソナルスペースがあるため、距離感は保つものだという意識があります。

 

6,干渉しない

距離感を測っても、縮めたり離したりと他者に影響を与えることをしません。

保つ意識を持って詮索や干渉しない特徴です。

 

7,人の距離感を尊重する

我の押し付けや他者の決め付けをせず、相手そのものをそのままに認めます。

関わりでは相手のことを忘れず、価値観を変えようとしたり、自己ルールを押し付けたりはせず、相手を変えようとしません。

 

8,相手ではなく自分を変える

変えるための働きが必要な場合は自ら変わろうとします。

相手だけでなく自分も尊重していることを表し、空間共有は心地良いものとして増長されます。

 

9,自分軸

自律があり、軸を持って自らを立たせます。

他に執着や依存せず、自らは自ら保ち、維持し、向上し、責任を持ちます。

 

10,けっこうテキトー

思考過多ではない特徴で、感覚的で人間関係をルールで捉えない様があります。

生真面目さがなく、自分を大切にして他者と喜びを作れるように調和と共有する人、感覚的でテキトーな一面があります。

 

11,ラフで軽い

笑顔が多く、重苦しい雰囲気を作らない軽さがあります。

ノリがあり、ルールがあっても守らなかったり、ドジだったり、完璧主義とは程遠い性格で、相手に緊張感を与えない人です。

以上が、距離感が上手い人の特徴でした。

 

人との距離感が上手い人の特徴一覧

人との距離感が上手い人の特徴
  1. 距離感を考えて測らない
  2. 空間共有する
  3. 我ではなく自我
  4. 決め付けや押し付けがない
  5. 距離感を保つ
  6. 干渉しない
  7. 人との距離感を尊重する
  8. 相手ではなく自分を変える
  9. 自分軸
  10. けっこうテキトー
  11. ラフで軽い

 

人との距離感とは?

これまでの内容から、「距離感とは一体何なのか?」の理解があります。

人との距離感とは、人との空間認知です。

物理的な空間認知とは違い、自分と他者との空間認知。自分から如何に俯瞰して物事を認識できるかを意味します。

[人との空間認知=俯瞰性]

人との距離感とは、自分と他の共有空間を俯瞰して把握する「感じ」。
ここでお伝えしたい考え方です。

 

距離感を上手くするには自分から離れられるかが大切

自分は一瞬一瞬変わり、相手は自分とは全く別人で想像もできない別概念と歴史をたくさん持ちながら、さらに一瞬一瞬変わります。

そんな相手を理解することはできません。理解するために頑張ると、[距離を近づけて仲良し、距離を離して仲悪い]という思考的なルール上の距離間を求めてしまいます。

自分に設定したルールに則っている状態は、フォーカスは相手ではなくいつの間にか自分の頭の中になりかねません。

「相手を理解しよう」という気持ちは大事ですが、自分が主体であることを忘れないのが大前提に必須。その上で思考は一旦置いておき、自分を手放すと距離感の測り方が上手くなります。

「距離感」に関連する頭の中のルールをバラバラバラと崩して手放します。

自分ルールを離れてから、相手だけではなく空間を認識し、自分と相手そのものを見て、感じて、想ってができると、距離感が上手い人になります。

※対処として距離感を作る方法は、職場の嫌いな人には話さない?対応は無視以上に距離感創作がおすすめ をご覧ください。

 

距離感がわからない時に大切なこと

距離感と距離間の違いはとてもシンプルに、感じるか考えるか(感受か思考か)の違いです。

「距離感がわからない時には感じましょう」とはわかりにくいかもしれません。
「感じる」というのは自分を知ることを意味します。

距離感を知るのではなく、自分を知ることが同時に相手を知る基盤を作り、距離感を上手にします。

自分を知るとは認識力を高めることを意味し、パッと目の前の光景を見た時に把握する理解を増やすことです。

光景を見た際には見た物や周囲の出来事がありながら、何より自分の中で起きていることが無数にあり、外側も内側も両方。相手を見た時に相手だけではなく、見た目的、欲、価値観、観念、真意、潜在意識…あらゆるものを感じています。

自分を知ると俯瞰性が育まれ、自分を中心に認識する幅が広がり、空間集中がなされます。

自分を知るためには、距離感がわからない理由や原因を知り、自らの把握や自覚を増やすことが方法になります。

※心の距離感については、【心の距離感とは相互理解】心の距離が近いと遠いの違いは敬い。をご覧ください。

 

距離感は自己受容と感性が左右する

人との距離感は人間関係の肝。幼い頃から経験を積み重ねて育む長期的なものです。

しかし、育みは相手の理解ではなく自分。人間関係を避けたことで経験が少ないとしても、自己理解を深めればいつでも人間関係を円滑にする力がもたらされます。

自己理解が鍵となる距離感の理解に重要なものは、感性です。

感性とは自分で意見を作り、物事を感じ、認識するための情報、自分として取得して保持した情報です。

感性に関わるのが自己受容。どれほど自分を受け入れているかです。

他者との共存社会や干渉や躾などがあると、「他の情報」が加わり感性が乏しくなります(知性は高まる)。固定観念や自己ルールが多くなるにつれて、他からの情報による知性過多になる可能性があります。

知性は大切ですが、人との関わりの際には自己受容にて感性を持ち、自分だけの唯一無二の記憶や情報を把握することができると、自分を知り、他者を知る基盤となります。

距離感がわからない時は、自己受容と感性の育みが大切です。

※距離感に大切な感性については、感性が豊かな人から学ぶ感性とは?│知性の有無が鍵となる特徴 をご覧ください。

感性が豊かな人の特徴12選「豊かさの材料は知性だった」「ここに風に包まれるようなソファを作ろう」 「太陽を食べるつもりで挑もうぜ」 「この絵はまるでタコ踊りだな」 感性が豊かな人と...

 

人との距離感がわからない、上手い人 まとめ

距離感がわからない人と上手い人には、自分をどれほど知っているかの違いがあります。

誰しも自分を知っているものですが、自分とは知ることができないほど無限であるため、思い込みになってしまう意味深な存在です。

自己理解を深めるためには自己受容と感性が大きく関わり、思考や知性が膨らんでしまうと、ルール作りや身を固めるように縛ることも起きます。

人との距離感を測る際には、思考には少し休んでもらいましょう。

感じる基盤を広げ、認識を広げます。周囲が見えるようになると、自己理解が深まって認識に余裕が出てきた表れ、空間としての把握に向かっています。

あまり多くを考えず、もはや「距離感を測ろう」とする考えさえもポイッと放り投げちゃいましょう。

大切なことは距離感を保ち、相手を尊重。そのためには自分を尊重する自己受容と感性。俯瞰した余裕のある状態は、相手も周囲もよく見えます。

見ている時の自分をよく感じられる時、人との距離感が明確にわかることと思います。

そんな、「感じ」を大切にされてください。

距離感がわからない時の理解として何かご参考になれば幸いです。

それでは、人との距離感がわからない詳細と、上手い人の特徴からわかる理解を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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