【心を護る人と消す人】人といると疲れやすい人が気を付けたいこと『無意識テイカー』

なんだが疲弊する、精神が不調をきたす。

その理由は気質か？体質か？遺伝子か？

はたまた環境？国の仕組み？

さまざまな要因がありながら、知っておきたい明確な理由があります。

他人に削り取られているから。

世の中にはテイカーという名の社会版生物が蔓延りますが、そこには奪うのではなく削り取るのがおり、無意識であるため自分がテイカーだと想像すらしていない場合がほとんどです。

そんな中では、薄ら笑顔で挨拶されるだけで疲れるなんてことが起きます。

ここでは、人間関係で疲弊しやすい方へ向けて、気を付けたいことをお伝えします。

何か不具合が起きている場合、見つめたいのは自分自身でもありますが、同時に周囲でもあります。

周囲の理解は自己理解にも繋がるため、一つの気楽道を切り開くご参考になれば幸いです。

人といると疲れる理由

人といると疲れる理由：心の疲弊

なんでも

ここでお伝えする、“人といて疲れることの主旨”は、心の疲弊。

「どうして人といると“心”が疲れるのか？」が紐解きの主題となります。
※頭でも体でもなく、心であるのがポイント

この答えには二つの見方があります。

心を護っているからであり、心を消した人が周囲にいるから。

繊細だから誰に対しても疲れる、遺伝子にて精神が壊れやすいなどの捉え方もあります。

ですがここでの主旨は、自分の心に対して責任を持っているか否かの在り様。

そして、それに対する周囲との関連作用。

➀心を護る人は疲れやすい

なんでも

一つ目は自分側にフォーカスした見方、疲れる要因となるのは心を護るためです。

補足：護るために心を閉じることもある、“心を閉じる”と“心を消す”は別物

護らなければ心は歪み、淀み、死に、消える。

または周囲に好き勝手色付けされてアイデンティティはなくなり、ぬいぐるみ、または社会のロボットと化し、さまざまに精神的兆候が出ます。

社会生活の上では他との関わり、正否・上下・優劣概念など、他人が決めたルールで上下左右前後を生きる前提環境を提示されています。

心とは多種多様な一人一人のカラー。

それがあると全員を同じように収めたい環境では邪魔な不安要素、ネガティブイメージがペチャ。

中には支配や私物化など家庭環境でぬいぐるみにしてやろうと、心を壊そうとしてくるケースもあります。

どうにか心を護る必要性があります。

心を壊さないために心を護るのではなく、自意識を消さないために護る意。

極端に言うと、他人の言うまま思うままの生きる屍にならないために、“自分”を護る意味です。

例えば、ドリームキラーとの関わりでは相手に潰されない、洗脳されない、支配されないなど思うようにされてはならない。

心を護る人は戦う人

戦う人には奪う人・潰す人・守る人がいますが、守る側の戦士。

相手を潰そうとしないので控え目、受動的に思われやすく、舐められて利用される懸念も増えます。

周囲に低俗な俗世に飲まれた心なき、頭なき欲の塊（別名：邪）が漂いやすくもなり、面白くも興味を抱く意味もない人々との関わりが増えます。

心を護ることは純粋さや無邪気さ、誠実さや尊重の気持ちを排他せずに貫くさま。

心の汚れ、邪気や邪念漂う環境では、護り抜く人ほどヘドロが肩から頭から垂れ下がります。

疲れるのは当然です。

➁心を消した人は疲れのもと

なんでも

もう一つの疲れる理由となるのが外側にフォーカスした見方、周囲に心を消した人がいる状況です。

注意：“心を消した”と“心が壊れた”は天と地、明確に別物

心を消す行為は恐怖心との向き合いの免罪符。

言い方を変えると、“怠惰”を取りながら怠惰だと思わずに済む心の誤魔化し策です。

湖に錆びた斧を落とした後、女神様が浮上して選ばせる。

「あなたの落としたものはこの金の斧か？それともこのカブトムシか？」

心を消した人は金の斧を選びながらそれを誤魔化し、「私はちゃんと錆びた斧を選んだよ」と他人には言います。

または、「金はダメだ」と他人からの自己評価を気にしてカブトムシを選びながら、「カブトムシなんて要らない、本当は金が良かったのに！」と自分がしたことを認めません。

心を消すと心の感受がなくなり、頭（思考）を多用します。

独自性ではなく特別感願望、自己承認ではなく他者承認欲求、尊重ではなく優劣によるシーソー比較認識になります。

他との比較や差別区分けなくして自分そのものを認識できなくなり、誤魔化しと嘘と我慢と見栄を手放せなくなります。

概念なくして物事を認めることができなくなり、「これが良い・悪い」「あれが勝ち・負け」「こちらが正しい・間違っている」と社会や誰かが決めてくれた前提なくして認識できなくなります。

それが楽。

心を消して自分をなくしても、なくなっていると認めずに余生を過ごせるまやかしの世、現代。

刺激も嗜好もある、困れば疑似世界にイン、寂しくなれば他人を利用すればいい。

利用しているなんて自覚したくないから、常識的配慮を動作で覚え、言葉使いを丁寧にすれば済む。

嫌な現実が目の前にあっても心を消しておけば不安と恐怖心は思考で誤魔化せる。

「見たくないものは見えなくすればいいんだ！」のサポートが優しさになる世界。

何より心を消せば精神が壊れなくなります。

頭の辛さはある、けれども心からの痛みはなくなり、向き合えないもの認められないもの、あらゆる嫌な事実を見ずに済む。

見るフォーカスは常に他人との比較や反応、それによって思考が見出す自分の存在認知と存在価値。

「自分は優れた人間だと思い込めばいいんだ、そのために自分より下を見つけよう、あ、あの人は自慢ばかりしてどうしようもないな、それに引き替え私は、おっとこれを自覚しちゃ私の性格が悪いの見え見えだから自覚しないようにしよう」と。

思考による誤魔化し、さらにその思考も誤魔化す。

これを心理学では自己不一致と言い、自己内部にズレが増えていき、悩みや苦しみが増えますが、心を消せばチョチョイのチョイ。

心を誤魔化し、不安と恐怖心（いわゆる自己のシャドー）と向き合わずに済む現実逃避を思考的に取り組みます。

こういう人と関わると疲れます。

しかし、同じように心を消している人同士では疲れません。

疲れるのは対比となる心が生きている人であり、心を護れている人です。

人といると疲れやすい人が気を付けたいこと

心を消した人といると疲れる

誰しも生まれた時は心を解放してバブバブリー。

その後、肉体が大きくなると共に周囲との関連、影響も大きくなり、「く、もう無理だ」とやむなく心を消していく人もいれば、躊躇なく消した人もいるかもしれません。

なんでも

心を護るか消すかは生存戦略であるためどちらが良いも悪いもありませんが、明確なのは心に対する責任を持っているかどうかの表れです。

わかりやすいのが、心が壊れた場合。

心の責任をどこまでも持ち続ける人は、環境次第で精神が病みます。

壊れられることは私の理解では“強さ”以外の何ものでもありません。

心を消せば、誤魔化せば、壊れる懸念がなくなります。

疲れても思考的に対処できる、「辛い」と言っているそれは思考であるため、誰か見下しておけば一件落着。

両者の違いはかくも明確です。

心を護る人は心を消した人と関わるととにかく疲れます。

疲れる理由となるのが、心のエネルギーを削ぎ落される（消費させられる）ため

人間は心なくして生存保持が困難であるため、無意識に心の繋がり、他との繋がりを求めます。

動物や無邪気な子供はクリアに繋がりを持つため、関わると心が満ちていき、お互いに満ち満ちできながら、一方的な搾取も起きます。

私は今でもよく憶えています、保育園児の時にいた先生、私や他の子供達からエネルギーを奪う先生を。

心を消すことは社会的環境では恐怖と向き合わず自己防衛を容易にし、自己保持もしやすい怠惰という意味での楽な手法ですが、一方で心の繋がりを自分から作れません。

一切作れません。

一切与えられません。

できるのは貰うこと。

または奪う。

引き出す。

そしてそれを誤魔化す。

正当化する。

心を消した人とは、心の責任を放棄する楽さを得る代償として、心の繋がりを与えられなくなる誓約をした人。

無意識のテイカーが生まれます。

無意識のテイカー：心を消した人とは？

なんでも

「心を護っているだけなのに疲れる」

これは主に、無意識のテイカーが無数におり、心の無責任がまかり通っている環境で加速します。

このテイカーは表立たないわかりにくい特徴で構成されています。

奪い取るテイカーではなく削ってくるタイプであるため、「なんの意味があるの？」と思えるわかりにくいテイカー。

自分のことをテイカーだと思ってすらいません。

むしろ、「私は常識的で、正解であり、間違っていない」と正当化が癖になっています。

「あれ、疲れる私の方が何かおかしいのかな？」と思えてしまうかもしれません。

本人にとってはテイキング行為が優しさにもなる、矛盾の塗り重ねが見られます。

例えば、無意識テイカーNo.9261

『可愛くて頭のいい人気者：自惚れ花子』

「みんなでお弁当食べようよ！」とカラフルランチボックスで見栄を張り合い、恥ずかしくないようにという思いがギュウギュウに詰まったメンタルランチの披露会がスタート。

「きゃー、森子のお弁当美味しそー、ワーキャー、いいねいいね」
「そんなことないよー、花子の自惚れウインナーなんて素敵ー」

そんな教室で一人独特な黄色弁当を食べているたま子に対して、「ねーみんな、たま子一人で寂しそうだから一緒に入れてあげようよ？ね？いいでしょ？」

中身は全部卵焼き。

表に出さないが内心見下しており、それは失礼だと常識があるため、「とっても面白いお弁当だね」と自分のためでしかない気使いをしながら、性格の悪い自覚をしないために自分のためでしかない優しさを押し付ける。

内心、「可哀想」と脳で思っているその人はまさに無意識テイカーの典型。

心を消した人は善意でも悪意でも、心を開いている人に干渉したくなります。

欲しているのは心の繋がりではありません。

心を開いている人の『心の反応』が欲しい。

その心の反応が、実際にはない自分の心があるかのような疑似世界を全うさせ、誤魔化した世界を見続ける免罪符となります。

直接エネルギーを搾取している訳ではなく、心の反応を作らせる作為的言動が他人のエネルギーを使う、消費させることとなり疲れます。

他者を支配して、同情してエネルギーを奪うというあからさまな方法もありますが、それは明確なまでのテイカー。

ここでお伝えしたい無意識のテイカーは良かれと思って、自分のために仕方がないと思って心を消している人。

表面上はわかりにくいですが、正体を具現化するのは心を護り抜いている人の“疲れる”反応です。

具体例：こんな時に疲れている。

なんでも

どんな時に疲れやすいか、例を挙げていきます。

例えば、変な目で見てくる集団従属

「あの人だけ変じゃない？コソコソ」
「あの服装、ここには不釣り合いね、コソコソ」

他人を上下・勝負で評価する環境は無意識テイカーの巣窟です。

集団になると急に強気になり、自分を上とみなす、正否に当てはめて区分ける見方しかできず、それを正しいと思っている。

この集団と同じ空間にいるだけで心を削り取られるので疲れます。

例えば、子供のように無邪気な様相をしながら全て演技。

「あははは、お花って美しいねー、あはは、私って幸せー」

「なんだこの人からヒシヒシと伝わるこの違和感」と邪を感受しながらも、「ほんと綺麗だねー」と賛同すれば心の反応を作らされているので疲れます。

ひそかなテイカーは明確に恩恵を奪ってくる訳ではありません。

自己をしっかり見つめなければならない危惧を抱かずに済む、現実逃避の延長パック買い増し。

表向き何の意味があるのかわかりにくく、「わざわざ人の心を削り落として、因果コレクターなの？」と思える謎めいた物神崇拝です。

心を消した人の見分け方

なんでも

見分け方はシンプルです。

返報性は心の働きと相互意識を表す普遍の性質であり、人間であることの表しと言えるかもしれません。

心を消すと返報する気持ち、感じる力、信じる力がなくなります。

貰ってばかりでも罪悪がなく、出すとすれば自己保身のために思考的、意図的、作為的な見出し方になります。

「貰ったからお返ししなければ」
「返さないとダメな人に思われる」
「借りを作りたくない」

損得勘定に基づく予想・予測など計算が主軸となり、貰ってばかり、または仕方なく何か返します。

バレンタインデーのお返しは義理でもなんでも、気持ちがあるかないか。

心を消すと恥ずかしさが勝る、勝手な思い込みが勝る、決め付けが勝る、損害回避にて自分の損失を防ぐことが優先されます。

心が消えていると、丹精込めたプレゼントに喜びません。

返報性には数値による上下損得はありませんが、返報をルール化した記憶データは上下損得が重要、「これ、何の意味があるの？」の納得が要ります。

お返しするとしても、「あの人に喜んで欲しい」といった誠実さや尊重がなく、相手のことを考えない一方的な押し付け、本気で要らないゴミみたいなものにもなります。

返報性の気持ちは心からのもの、返報性があるかないかで見分けることができます。

関わってはいけない訳ではない

なんでも

疲れるからといっても、危険人物ではありません。

いわゆる、普通のことです。

心を消した人々の環境であるほど、心を護り抜いている人は疲れますが、捉え方を変えるとこうなります。

反応しなければ疲れない。

鈍感な人、気にしない人最強説、という具合でして、テイカーが心の反応を引き出そうとしてもそれに気づかなければエネルギーは減りません。

例えば、被害者意識が強くてみんなで下を向いて、「私は悪くないんです」と思うための傷の舐め合いをする陰惨コミュニティに参加しても。

「あそこは人の話しが終わるまで口を挟まないルールだから、好きなこと言って聞いてもらう機会にしている」なんてあっけらかんとしている人は元気になったりします。

アプローチは関わらないことも大切ですが、それ以上にお伝えしたいのは心を護ろうとすることに過敏にならないこと。

そのためには相手を理解する、または、相手を理解する気を初めからなくすのがおすすめです。

相手を理解する気をなくすと自分勝手になる可能性があり、周囲に迷惑をかける頻度が増えますが、本人は疲れなくなる、または疲れると察知すれば即座に離れる対処が促進されます。

相手を理解する場合、ここでの内容がお役立ちになればと思います。

しっかり相手を見れると自然に客観視が生まれます。

何より心を消す人と関わることには大切な意味があるとわかります。

心を消した人は心を消したかった訳ではないこと。

この世の中で心を護り抜くことは戦いでありいばらの道、誰しもができることではありません。

人それぞれに許容があり、恐怖への抗体があり、意識の広範があり、次元領域があります。

そして何より順序とタイミングがあり、今は消していてもいずれ心を復活させる人もいます。

他者を知ろうとする気持ち、これは強さがあるからこそでき、心を護れるからこそできる他者の尊重です。

「あぁこの人は心を消している、無意識のテイカーだ、そうやって生きてるんだ、ガンバ」なんて認識できれば随分と関わりが軽くなります。

見下しではなく相手の状態を考え尊重する、またはいっそのこと無関心になると疲れなくなります。

もちろん、尊重することで自分を歪めてしまう、そんな対象にする必要などありません。

心の感受と返報性が生きている人は見極めができると思いますので、ぜひ心に聞いてみてください。

最後に：人といると疲れやすい人

心を消す方がこの社会は楽になることがとても多いと思います。

そんなテイカーと関わることは、相手を知ると同義で自分を知る機会になります。

心を消さない状態は意識領域で言うと五次元以降であるため、時間も空間もありません。

一方、心を消すことは低次意識に身を投じる選択でもあるため、限定的な時間と空間が存在する軸と縛りで溢れます。

だからこそ執着を活かした工夫ができ、若い内は我を見失い、疑似を生きて社会を学び、未熟さを余すことなく実感する。

いつの日か大きな壁を克服できれば、老後は子供のように無邪気になっていく。

そんな長期的計画も立てられます。

もちろんそんな計画が微塵もない人もいます。

大切なのは自分のことですので、どうして疲れるかを把握する。

それは自分に問題があるのか、それとも周囲なのか？

自分を見つめることも大切ですが、他人を知ることは自分を知ることと同じであるため、周囲を見つめる大切さもあります。

無意識テイカーは本当に多いと思います。

気づけばなっているものであり、私自身もなっている時があると思います。

無意識テイカーを知ることはそのまま自己の客観視に繋がるため、とっても重要な学びになると思います。

そんな考えと共に対処を促進していくご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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