対処・解消法

【解決体験談】仕事ができない人に冷たくしてしまう『優しくするには厳しさがいい』

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「コノヤロー、わざとやってんのか、ぁあ!」

(はっ、なんでこんな厳しく当たってしまうんだ?!)

仕事ができない人と関わると、どうしても優しくできず、冷たくしてしまう。

結果的に、なるべく関わらないように無視や放置になっているかもしれません。

何度言っても同じ失敗を繰り返し、学ぶ気も成長する気もないあの人、どう関わっていいのかわからなくなりますね。

解決策はシンプル、飲まれなければall good。

ここでは、仕事ができない人に冷たくしてしまう原因と解決策を詳しくお伝えします。

  • 優しくできない、冷たくしてしまう原因を知りたい
  • どうすれば上手く関われるか理解したい

人間関係は見えない領域にてさまざまなやり取りが交わされています。

自分と相手のやり取りを見える化し、お困りを解決するご参考になれば幸いです。

私自身が解決してきた体験談と共にご覧ください。

仕事ができない人に冷たくしてしまう原因

仕事ができない人とは何者?

  • スキルがなく、仕事そのものをこなせない
  • 学ぶ気がなく、仕事をいつまでも覚えない
  • 失敗が多く、何度も同じことを繰り返す
  • 反省せず、責任を持たずに人のせいにする
  • 仕事ができない自覚がなく、独自のやり方を貫く
  • 頑張る方向が違い、頑張り方が自分勝手
  • 会社を利用しており、そもそも仕事する気がない

仕事ができるのにしない、やる気がない、めんどうでしたくないなどは論外です。

仕事ができない人はシンプルにできない人ですので、やり方がわからない、コツがわからない、仕組みがわからない、覚え方がわからない、わからないことがわからない。

「わからない」状態に長いこといる人だと考えられます。

物事を理解し、行動する能力(または気)がない人、と言えるかもしれません。

ギュッとまとめると、

「わからないと認めない人」「わからないと自覚しない人」

そんな人に冷たくしてしまう明確な原因があります。

 

仕事ができない人に冷たくしてしまう原因5選

順番にいきます。

1,相手のことを理解できない

「もう、この人、一体なんなんだ!」

どう接すればどう動き、どう話しかければどう反応するかわからない。

わからなければわからないほど困惑し、関わり方がわからない内に失敗され、尻拭いさせられ、責任を負わされる。

相手に支配や翻弄されたくない拒否感を抱き、厳しくて冷たくなる、そんな自己防衛です

 

2,自分と真逆

「私はこんなに真面目にやっているのに、あの人はペチャクチャと唾をまき散らして時間を殺している」

「私はこんなに疲れてストレス犠牲を払っているのに、あの人は楽して苦労をしていない」

「私はこんなに謝って責任を負っているのに、あの人は逃げてクビにもならない」

仕事ができない人と真逆だと思える自分がいる場合、とにかく合いません。

すると、あらゆる所業に納得いかなくなります。

 

3,頑張ってきた完璧主義

周りの目を気にして、言われたことを正確にできるよう苦労してきた完璧主義者の場合、仕事ができない人に嫌悪感を抱きます。

理由は、仕事ができない人も完璧主義だからです。

しかし、仕事ができない人は頑張らない完璧主義であり、できないにも関わらず完璧主義なので、自己肯定感が低くてプライドが高い特徴があります。

辛いことがあっても努力して、完璧にこなせるようにしてきた自負があると、潜在的に同じようなニオイを感じながらも、相手の怠惰で無気力で無努力のさまに嫌気がさします。

 

4,個人主義

個を重んじる意識が強すぎるために、優しくできなくなっている可能性もあります。

優しさを会社(集団)としてではなく個人的に与えようとする場合、自分に見返りはないので優しくする意味を喪失します。

結果的に、「優しくしなければいけない、冷たくしてはいけない」という縛りによって、義務的に優しくしなければならなくなります。

納得できない意味のわからない行為をさせられることは強いストレス、優しくしようとすればするほどに憤りと怒りを覚えやすくなります。

 

5,仕事は真面目にするものだと思っている

日本では当然かもしれません。

[仕事ができる=言われたことをこなし、+αできたら高評価]

「仕事ができない=言われたことができない、言われたことしかできない、低評価、ダメ、使えない、不要」という抑圧観念にもなります。

これらのルールに沿わない人を見ると、『ダメ』という評価が無意識に下され、優しくしたくてもできなくなります。

「こうしなさい、だってそれが正解なんだから」と期待や干渉をしやすく、それに応えてくれないのでよりイライラします。

 

冷たくしてしまう決定的な原因:「翻弄」

上述の原因をまとめると、一つ大きな根っこが見えます。

仕事ができない人による翻弄です。

思うように働かず、正しいルールも守らず、「間違っている」にもかかわらず変わろうとしない。

意味がわからず、理解できず、脳内は騒ぎます。

「おいおい、これってどういうことなの?!」
「こんなのがまかり通っていいの、そんなはずないでしょ?」
「これが良かったら私のこれまではなんなの!」

とにかく納得できなくなります。

自己対処困難、解決から遠ざかり、完璧主義傾向が強ければ強いほどに嫌な拒否感を抱きます。

「もし自分だったら、あれだけ仕事ができず、周りから冷たい目で見られ、明らかに間違っている在り方だから見直す、直に改善する」

「なのに、この人は変わろうとしない、変えようともしない…」などを無意識に考え、わかりたいのにわからないことで相手に飲み込まれます

翻弄されると信じて頑張ってきたルールの貫きができず、自己保持しにくくなり、精神に余裕がなくなります。

この状態で冷たくしてしまうのは当然かもしれません。

正確には、仕事ができない人に「納得できない」と抱く状況を作られることによって、自らの観念が自らの不納得感を強める状態です。

仕事ができない人に冷たくしてしまうのは、自分が正解だと信じて努力してきたルールがまかり通らず、わからなくなって精神に余裕がなくなるから、という考え方です。

 

冷たくしてしまう解決策&体験談

仕事ができない人に優しくする必要はない

冷たくしてしまう時の着目は、自分の不納得をどう鎮めるか

優しくするかどうか、できるかどうかは一旦置いておきましょう。

今後関わる上では関係性を築くために優しくする大切さはありますが、それは不納得を解決してからのお話です。

方法はシンプル、

優しくする必要はないと認識し、相手のために厳しさを与えます。

冷たさを厳しさにシフト。

相手に変わってもらうために厳しさを与えます。

イジメや排他、相手を苦しめることが目的ではありません。

変わってもらうために厳しくする場合、相手と関わる際の注意点を理解する大切さがあります。

 

注意点:仕事ができない人を変えようとしてはいけない

仕事ができない人を洞察すると目立つのが、生きる力がないことです。

生きる力とは自力や自立や自律など、自らの意志を持って生きようとする力。

物事を自分なりに認識して生きようとする力です。

仕事ができない人は認識力が乏しいです。

誰しも乏しいものですが、だからこそ見て、感じて、考えて、知って、変化させて、試して、学んでと、育んでいきます。

反対に仕事ができる人は認識力が高く、物事を見る力があるために先見性や俯瞰性もあり、全体をまとめるための理解もでき、なにより反省して成長できます。

ミクロからマクロに理解できる範囲が広がり、「自分が何をしているか、何の意味があって、何の目的で、何のためになるか」を自覚できます。

仕事ができない人は認識がミクロでもマクロでもなく、まず見ていない可能性があります。

物事を捉えているようで捉えず、知っているようで知らず、考えているようで考えず、理解しているようで理解していない。

「自分が何をしているか、何の意味があって、何の目的で、何のためにその仕事をしているか」がわからない。

決め付けや思い込みが自然と増え、固定観念が多く頑固になる。

責任を持てないので、失敗しても自分ではなく周囲に責任を持ってもらうことになる。

すると、「これは私の失敗だ」と認めず、不利益を得ないために自らに否を認めず、他者のせいにすることも起きます。

成長意志の欠如。

成長する気がないさまは、知る気がない、学ぶ気がない、反省する気がないなど、あらゆる“気(エネルギーと意志)のなさ”を表します。

仕事ができない人は気がない状態で自らを正当化し、損害回避に集中しているため、わからないことを理解するための自覚がない

あれこれ指示や指導してもその場の一時凌ぎの術を知っているため、適当に交わされ、何を言っても言葉は響きません。

周りを気にしないのではなく気にする力がないため、こちらがイライラしたり怒ってもストレスを溜めるだけになってしまいます。

 

解決策:仕事ができない人に現実を見せる厳しさを与える

どうしても失敗や同じ繰り返しをされると、こちらにも我慢の限界がやってきてしまいます。

失敗しても反省して変わってくれればいいのですが、いかんせん気がありません。

イライラして、嫌い、放っておきたくなるかもしれません。

しかし、排他的に放っておくというのは、変わらずに仕事できないままの人が職場に存在することを認める行為です。

「えぇ、実はこの課のシンボルなんです」なんてことになり、「これでいいんだ」と無意識に認め合う状態になります。

これは生産性を怖ろしく下げ、職場の波動も下げてしまい、知らぬ間に仕事ができない人が雰囲気の実権を裏側で握る状態になるので危険です。

そこで、私が実際に関わった方法をお伝えし、お役立ちできればと思います。

方法は簡単です。

「私は仕事ができないんだ」と完全に、かつ気楽に認めてもらいます

ちょっと鬼のようですが、いじめやパワハラではなく、仕事ができない人のために現実に気づいてもらいます。

具体的には、同じ仕事を同じ時間やり、明確に量や質の違いに気づいてもらいます。

できれば仕事ができる人と一緒に初めて、一緒に終わらせるタイムリミットを設けるのがベスト。

「今日はこれだけの量をみんなにやってもらいます、それじゃあよーいスタート」

仕事の完成度、量、質、あらゆるものをわかる状態にして、圧倒的な差をつけることで確実に気づいてもらいます。

これは、「あなたはこれだけ遅い、ダメなやつ、あはは」なんてことを示すための差作りではありません。

あくまで仕事ができない人に現実を知ってもらい、認識力がなくてもわかってもらえるようにはっきりと現実を示してあげるための調和であり、仕事ができない人を思った行為です。

圧倒的な仕事量や完成度の違いが明確にわかると、仕事ができないと認識せざるを得ません

それすらも拒む場合は、仕事ができない人は職場そのもの(または周囲の人々)を信用していないので、問題は別になります。

その際は信用できる人が一緒に仕事をして、圧倒的な差を見せてあげると現実を自覚します。

良い悪いの評価付けのために行うと、仕事ができない人にとっては嫌な現実になるので見ようとはしません。

「自覚できない人のために自覚できる材料を与えよう」
「結果を押し付けるのではなく、本人のペースで気づいてもらえるようにしよう」
という気持ちが、物事を変える力になります。

 

体験談:仕事ができない人が変わっていく瞬間

私は上述の方法で仕事ができない人が変わっていくさまを何度も見てきました。

わかりやすくなればと思うので、体験談を最後にご覧ください。

私が海外でファームの仕事をしている時、まるでファームの稼ぎをむしり取って捨てるような男性がいました。

収穫してはいけないリンゴをバリバリ木から落とし、収穫するべきリンゴを取らない人でした。

ボスはブチ切れ、毎回怒っていましたが、何度言われても変わりません。

私は思ったら聞いてしまうたちなので、「なんでそんなメチャクチャやってんの?わざと?」と訪ねますが、「はは、怒られちゃった」と反省せず、なんにも響いていませんでした。

みんなで試行錯誤して改善を試みましたが、何にも効果なし。

最終的に効果が出たのは、私と一緒に仕事をしたことがきっかけでした。

私と彼は同じトラクター(リンゴを積む移動車)を使い、同じ場所のリンゴを収穫。

木箱を横並びで二つ準備して、混合しないように各々収穫したリンゴを、各々の木箱に入れるようにしました。

同じ時間に初め、同じ時間に終える。

仕事量、質が目の前ではっきりわかります。

私が圧倒的な差を作り続け、彼の何倍もの仕事量をこなし、一杯に収穫した木箱の数がありありと仕事量と質の違いを表していきます。

私は5つの木箱を一杯にした時、彼は2つ目。

「まだまだ差を付けますよ」と言わんばかりの私はバリバリ仕事に取り掛かります。

すると彼は言いました。

「なんでそんなに仕事早いの?」

「おっ?!(これまで何も気にせず、何も疑問に思わず、何も聞いてくることもなかったこの人が聞いてきたぞ)」

「リンゴは取り方と収穫有無の見極めにコツがあるんだよ、それはねムニャムニャムニャ」

翌日から彼の仕事速度は高まり、ボスが言うには質がどんどん良くなっているとのこと。

使えないと判断されると直ぐにクビにするファームでしたが、最終的に私と彼は残り、仕事をし続けましたとさ。

 

ポイント:相手を知り、自分を知ると優しくできる

仕事ができない人に冷たくしてしまう解決策は、二つの問題にアプローチします。

  1. 仕事ができない人側
    …自覚しない(またはする気がない)メンタル
  2. 冷たくしてしまう人側
    …不納得にて優しくできなくなっている原因

この二つを考慮するとこうなります。

仕事ができない人に現実を見せてあげて、変わる機会を与える。

他者を変えることは私達人間にはできませんが、本人が変わるための材料提供はできます。

現実を知ってどうするかは本人次第ですが、本人が気づけるように現実を見せてあげることで、「この人は変わろうとしているのか、変わる気がないのか」が明確になります。

すると関わるこちら側からすると、わからないことによる不納得がなくなるので、無用な翻弄やイライラがなくなります。

仕事ができない人は、「わからないことがわからない」という根本的に能力の育みができない状態にいると考えられるので、相手に合わせて現実を見せてあげることが優しさを含めた厳しさとなります。

「この人のために」という想いがあれば、物事は少しずつでも変わっていくことと思います。

 

まとめ:仕事ができない人に冷たくしてしまう

仕事ができない側の問題と、冷たくしてしまう側の問題が見られる内容でした。

二つの問題にどうアプローチするかがポイントとなり、「厳しい優しさ」が答えになるという考え方。

ご参考になればと思います。

それでは最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

『心理とスピリチュアルの学び場』

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※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。

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