心理と特徴

はっきり言う人は怖い+優しい【発言前の見えない行為に潜む愛】

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「鼻くそ付いてるよ」

ガガーン!!!

言ってくれやがった。

と思いきや、その場は誰もいないトイレだった。ほっ。

はっきり言う人。

「はっきり」の中身は、自分の意思を言いたいのか、主張したいのか、我を知らしめたいのか、目的によって色が変わります。

相手を配慮して言う人、嘘偽りがないから言う人もおり、時と場合、状況や状態を含めて言うかどうかの違いが表れます。

何も言わず、曖昧に流してくれれば事なきを得ますが、なんせ言う。

なんでそんなにはっきり言うのか、気になるところです。

ここでは、はっきり言う人は怖いのか優しいのかを紐解き、「はっきり」に潜む人間質を深掘りします。

  • はっきり言う人が怖い理由を知りたい
  • はっきり言う人の優しさとは何か知りたい

日本の環境では良いも悪いも影響を持つ存在、言う側も言われる側も「はっきり」の中身を知る大切さがあります。

そんな考え方がお役立ちとなれば幸いですので、紐解きを進めてまいりましょう。

はっきり言う人は怖いのか、優しいのか?

はっきり言う人のタイプ

はっきり言う人は、中身も目的も何もかもが違いますので、初めにタイプをご覧ください。

はっきり言う人のタイプ
  1. 嘘や偽りができない人
  2. 誠実で真っすぐな人
  3. 気(エネルギー)が強い人
  4. 男性性が強い人
  5. 他者を理解する人

この内容の主旨は⑤他者を理解する人です。

本題へ入る前に、①~④のはっきり言う人をサラッとご覧ください。

 

①嘘や偽りができない人

嘘をついたとしても、「顔に書いてありますよ」とすぐにわかる人。

本音や心意での発言が主となり、物事をはっきり言い、伝え、表します。

「はは、このご飯、まずっ!」
「これは最高においしい!」

開放的に心を開くさま、素直な人間性が特徴的です。

はっきり言われたとしても傷つくことは少なく、純粋に自らの在り方を曲げずに貫く結果、思ったことはそのまま表現します。

鏡のような人であり、綺麗な透明感があり、ダウン症や自閉症の方を筆頭に、純粋無垢な人に多いです。

 

②誠実で真っすぐな人

嘘をつけるけれどもつかない人です。

正義感があり、自分の認識に忠実で真っすぐ、罪悪を感じる行為はせず、「言うべきだ」と思ったらはっきりと自分の意見を言うのが特徴的です。

「お化粧が濃くて絵画みたいですね、あ、もちろん良い意味ですよ」

「飲み代をおごってもらおうなんて、こすいこと考えてないですよね?」

自分にとっての見方に真っすぐであるため、自分に対して誠実で、関わる人にも同じように関わることが善となります。

相手の態度が正義に反していれば躊躇なく指摘し、時に嫌がられて逃げられます。

関係が長くなるほどに悪意がないとわかり、辛辣なことをはっきり言われたとしても、あまり嫌な印象にはならなくなります。

 

③気(エネルギー)が強い人

エネルギー量が多く、勢いが強く、気の強さによってはっきり言う人です。

熱量が多く、ポジティブ。

ネガティブでバランスを取らない人でもあり、ポジティブ過剰(++)の人もおり、発言を控える自制がなくなります。

「ふざけんな!もうあんたと仕事したくねぇよ!」

思ったり感じたことはそのまま発言し、お酒で酔った人のようにはっきり言います

隠し事が少ないので関わりやすいタイプになりながら、気の強さによって際限がなく、調整できずに言いすぎることがあります。

怖いと感じることは少ないですが、はっきり言われると鬱陶しく、イライラする人は多いかもしれません。

 

④男性性が強い人

我が強い人であり、自己主張が強い凸タイプ。

自分の意思があるため、物事をはっきり言います。

「飲み会なんて生産性のないくだらない時間に参加しませんよ」

「その捉え方は間違ってるよ、学校で勉強しなかったの?」

常に発言に一貫した目的があり、「自分を主張する=存在意義や価値を見出したい」という我欲が含まります。

他の情報に基づく正解という教科書ルールの従順が多く、他者に対する否定や批判や批評が多い特徴です

社会的に正解だとしても、意見の中身がないために影響が少なく、伝わる深みがなく、相手に不毛な不利益を与えるため嫌われやすいです。

見てる世界が狭くなりながら自覚がなく、相手の立場や気持ちを知る認識力がなく、「正しい、間違い」を口癖のように発言し、他者承認欲求とマウントと正当化をエサにするさまが明確にあり、周囲はめんどくさくなります。

 

他者を理解してはっきり言う人は怖くて優しい

⑤他者を理解する人は、怖いとも優しいとも印象を与えます。

怖さは心を突き刺す本音。

優しさは心に訴える真意。

発言の影響が“心”に及ぶため大きく、恐怖にも愛にもなるのが特徴的。

心に伝わり、影響力が大きいからには、発言に核心があり、相手の知らないことや知りたくないことを理解しているさまがあります

本人以上に本人を理解していたりするので、向き合いたくない現実を露呈させ、向き合わざるを得ない状況を与えます。

一方、頭に影響を与える教科書情報を言う訳ではないため、その人にしかわからない影響となり、影響を受ける側次第で成長や克服や改善にもなる発言。

はっきり本音を言うための認識力があり、相手の立場や思考や気持ちに寄り添えるからこそ、理解して発言できます。

認識力と寄り添いは、怖さにも優しさにもなります。

 

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はっきり言う人の怖さと優しい理由

はっきり言う人の怖い理由

「くっ、痛い、苦しい、もう言われたくない」

一体何を言いだすかわからないはっきり言う人、見方によって口から食べかけの腕が出てる鬼がうすら笑っているように見えてきます。

「ねぇ、一緒にあのカフェ行かない?美味しそうなプリンアラモードがあるんだ」

「え、それって自分ひとりで行けないから、我欲を満たすために私を利用したいってこと?」

もはや会話できない領域に入ってきたはっきり言う人。

人によっては発言に躊躇ない攻撃性と排他性があり、批判や愚痴や悪口などのトゲが生えており、痛みを食らいます。

少々の痛みであれば反発や抵抗感が芽生え、「うるさいな」と嫌悪を感じたり、「もう関わりたくない」と悲しみを感じます。

「怖い」という恐怖を抱く場合、怒りや悲しみとは比べものにならず、トゲが心に届くほどの大きな痛みになります。

人格や性格など、自己を否定される発言。

知りたくないことを知り得てしまう発言。

「自分は正しくないんだ、間違っているんだ、良くないんだ、悪いんだ」と思える発言。

はっきり言う人の怖さは、自分が向き合いたくない、知りたくないと思って封印している事柄を、真っすぐストンと射貫きながら、ベロベロと引き出して目の前に露呈させることにあります。

これは発言の中身(目的)が明確な表れ、初めから心がターゲットであり、射貫く弓矢には引き戻せるように綱引きレベルの紐が付いています。

 

恐怖を与える発言力

怒りや悲しみや恐怖を抱く場合に共通しているのは、言われて納得できる内容であることです。

「そのアメリカンボーイみたいなモワモワな髪型、失敗?」

ピシッと言われようと、ムニャムニャ言われようと、核を突いた発言でなければ影響は小。

「え、全然失敗じゃないよ、気に入ってるもん」

「はっ?!なな、ななななに言ってんの、しっぱいじゃじゃじゃねえし」

核を突いていたり、潜在的には理解しているけど自覚したくない内容を表沙汰にされると、怒りや悲しみや恐怖を抱きます。

そんな中でも恐怖を感じる場合、発言の重みが別格です。

怖いと感じるほどはっきり言う人は、言われる側のことを真に理解しており、心の内側を見ていると考えられます。

本人も露わにしておらず、隠している、または自覚したくなかったコトを表にベロンと露呈させる

いわゆる、自分の心に対して、あらがいと防ぎようのない事実をむき出す行為。

まるで自分がコントロールされる状況、好き勝手されても何も抵抗できない。

足が痺れた時にただ痛みを我慢して、迫りくるビリビリを待つしかできない状態にさせられるさまと似ています。

はっきり言う人の与える恐怖は、「自分を強引に変えられる」と人の心に感じさせるものだと考えられます。

これは我に基づき、自分のことだけを考えて発言する人とは一線を画します。

 

恐怖を引き出す真意:他者を知ろうとする意志

はっきり言う人は、自分のために発言しているか、相手のために発言しているかによって中身が変わり、タイプが変わります。

怖いと感じる人の場合、中身がどんなものか明確です。

自分のためであり、相手のため

両取りです。

他者のことは他者本人にしか本質的にわかりませんので、理解するにはできる限り寄り添い、相手側の目線や気持ちや認識に近づく努力を要します。

高級料亭で音も立てずにピチョピチョと味噌汁を飲んでいる時、「今日はみなさまの胃腸を配慮させていただき、一年に200gのみ収穫できる伝説のお米をそのままご堪能くださいませ」とお膳が運ばれました。

「いや、お造りでしょお造り、あの生き殺しを見に来たの」と思っている人がこの中にいるかどうか、探偵のように調べなければなりませんので大変です。

はっきり言う人は、「そこのあなただ!」と特定します。

しかし、犯人捜ししたい訳ではなく、相手のためにもなるからこそ特定するまで無言で心身を働かせ、全力で理解しようと行動します

これのどこが相手のためなのかわかりにくいものですが、心に響く発言をするまでの一連行動には、「この人を深く知ろう」という意志があると考えます。

「自分のため」だけの目的では、他者を真に知る行動は困難です。

その人を知りたい意志があるからこそ、相手の心まで深掘りして、時間と労力を消費してまで捉える行動へ向かいます。

知るとは他者を考えることであり、どれだけ他者に深く密接に寄り添うかであるため、「相手のため」にフォーカスする一連行為があります。

 

はっきり言う人の怖さは見えるところ、優しさは見えないところにある

[相手のため&自分のため]のバランスは人によって変わります

「このサプライズパーティー、バレてはならんな」

「ねぇ、このドア開けたら中にみんないるでしょ、サプライズーとか言われたら本気で冷めるからね」

結論を出すまでの一連は、相手を知るために寄り添い、発言する時には自分に寄り添う

発言する時も相手に認識を寄せたままであれば、相手の真意を配慮して発言できるので、怖さにはなりません。

はっきり言う怖い人は認識が相手に寄っていたのに自分に戻っており、[相手のため]が瞬く間に喪失しました。

こうなると怖いという印象だけで終わってしまいます。

他者を理解するという認識行動は、表立った汗水垂らす活動ではなく、見えない影の功労。

はっきり言う時にも継続させる必要がありますが、それでは[相手のため]にシーソーが傾き、[自分のため]がなくなってしまう。

はっきり言う人はシーソーの傾きが、ドンッ、ドンッと極端な傾向があり、相手のためにした行為は見えず、自分のためにした行為だけが残りがち。

最後まで相手のためであれば明確に優しさとして表れますが、はっきり言う人の優しさは表立たないだけではっきりと裏側にあります。

不器用と言えそうですが、実際には相互交流のなさが原因と考えられます。

相互交流がなく、他者から寄り添いがなければ自分ばかり寄り添い、さらに発言時の自分のためをなくせば、すべてが他のため相手のため。

この関係性に愛はなく、あるのは一方通行の我、または自己犠牲となってしまいます。

優しさを提供して自己満足するならそれでいいのですが、はっきり言う人の優しさは自分だけでなく他も含めた関係性で成り立つ本物。

見えない優しさだからこその意味があります

 

はっきり言う人は優しい

表立つ部分は怖さであっても、「はっきり言う」という行為は発言だけではありません。

[他者を感受し、認知、認識、観察、考察、洞察、そして結果を出す]

はっきり言うのは最後の結果の部分だけですが、主体のほとんどはその前です。

真に他者を理解するには、[相手のため]に一点フォーカスし、自らの認識に軸と信頼を持ち、認識と行動を一致させる必要があります。

認識しても行動が一致しないと、頭の中で自己都合やフィルターを挟み込み、あらゆる干渉が増えて事実とは遠くなってしまいます。

認識したものをそのまま発言する行動を一貫させ、やっと他者の心に届き、影響を与え、納得できる内容が伝わります。

相手に伝える行為はほど遠い旅路を踏んでおり、だからこそ人によって影響が変わります

はっきり言う人は見えない部分に優しさがあり、恐怖の反対である愛を持って発言までの一連を歩みます。

無言な人がたまに発言すると、ズキュンと芯を貫くみたいなものでして、発言の前段階である無言時が愛であり優しさそのものです。

私のおじいちゃんがそうでして、家族も親戚もだれもおじいちゃんに近寄らず、怖がっていました。

私だけいつも隣にチョコンと座り、二人して黙ってぼけーっとしているのを、周囲は不思議がっていたのを思い出します。

当時は感覚的でしたが、あの静けさを好み、無言で調和し合う時、おじいちゃんの優しさを存分に味わっていたのだと、今ならはっきりわかります。

 

はっきり言う人は他と深く関わる調和人

他者を理解するがためにはっきり言う人は、優しいです。

見えにくい行為には、[相手のため]に大きく認識を傾ける優しさがあります。

そこには他と深く関わる調和意識があり、「好き嫌い」という区分け概念を撤廃した、「関わるからには知る」という共同体感覚が根付いているように思います。

ただ、[相手のため&自分のため]のバランスが人それぞれにありますので、誰しもが優しくはありませんのでご注意ください。

他者を理解する際に愛があっても、それが自己愛であれば[相手のため]と思い込んだ[自分のため]です。

結局[自分のため]しかないと、自己愛はひん曲がって我欲になり、利他心だと偽装し、自己都合の正当化と美徳を糧に、「これはあなたのためなんだ」と人を牛耳り、洗脳し、思うままに利用。

「私って優しいでしょ」というニタリドヤ顔の誇示が発生します。
※危険人物の詳細は、いい人だけど…。疲れたり嫌いになる心身アラーム│実は怖い人の対処法 をどうぞ。

本当に優しい人は誇示せず、自らの働きを声高にせず、はっきりと相手に影響させて終わり。

他との調和や深く関わる意志があるからこそ、時に厳しくもなります。

深く干渉せず、あくまで材料提供で終了し、期待せず、本人の意思と意志を尊重して、静かに見守ります。

その影響を生かすも殺すもはっきり言われる側次第。

本人自らの行動にて成長し、自立して進化していく機会の与えとなる愛

これに気づく人は、はっきり言う人を好み、心同士の深い繋がりを感受する関係性になっていくことと思います。

 

まとめ はっきり言う人は怖い+優しい

・はっきり言う人には五つのタイプがある

・怖い、優しい人は、他者を理解する(できる)人

・知りたくない、自覚したくないことを露呈させる、紐付きの弓矢を持っている

・他者の心の領域まで理解し、自分のために発言するので、「怖い」と感じる

・発言する前の認識段階で、相手のために努力して理解する優しい人

・怖い人でありながらも、優しい部分が見えない行為であるため、気づきにくい

・[相手のため&自分のため]の行為の目的バランスによって、人を牛耳り洗脳する怖い人にもなるので注意が必要

・優しい人は利用してこないだけでなく干渉もしないため、はっきり言ってもらった影響を生かすも殺すも言われる側次第

・はっきり言う人は他と深く関わる調和人であり、見えない領域にある人間味を教えてくれる

はっきり言う人のように怖さも優しさも持ち合わせるさまは、私達に根付く人間質のバランスと、社会との調整を教えてくれると思います。

露呈した部分ではなく、見えにくい部分に真意があり、見えない行為の大切さがあります。

「はっきり言う人、もとい、はっきり言える人」の理解、物事の真相を深める一つの考え方となれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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