心理と特徴

【嫉妬劇場の舞台裏】嫉妬されたら勝ちだけど…思う壺

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「ははーん、それ、嫉妬だよね?!」

「はいあなたの負け、私の勝ち!」

嫉妬されたら勝ち、同時に、敵とみなされることが確定しました。

一部分だけに着目すると“勝ち”ですが、俯瞰的に捉えると勝ったのかどうか。

人によっては負ける可能性を自ら作り、後々負ける、そんなウサギと亀的なニオイがしてきます。

ここでは、嫉妬されると勝ちなのかどうかを深掘りし、嫉妬する意図に迫ります。

  • 嫉妬されたら本当に勝ちなのか考えたい
  • 嫉妬する人の思惑を理解したい

嫉妬させているのか、しているのか。

嫉妬は明確に、したいからしています。

にもかかわらず、自らを負けにする思惑とはなんなのか?

嫉妬劇場の脚本について、暴いていきましょう。

「嫉妬されたら勝ち」なのかどうか

嫉妬されたら自動的に勝ち

相手との優劣比較による、劣等感との直面、大切なものを奪われた感情

その名を“嫉妬”と言います。

辞書にはこうあります。

嫉妬とは、

日常的に、他人の優れた点に引け目を感じたり、恨んだり憎んだりするというほどの感情であるが、それが高じて激しい憎悪や敵意をもつ場合もある。

もっとも一般的にみられる嫉妬は、ライバル同士の間のものであり、兄弟姉妹の間で親の愛情をひとり占めしようとするのはその典型的なものである。

※コトバンク引用

人それぞれに意図、企み、傷つき、憎悪があります。

潜在的でもあるために真意がわかりにくいものですが、一つはっきりしていることがあります

相手と比較して、相手を「優」、自らを「劣」とみなして、嫌な気持ちになっていること。

嫉妬される側からすると、

「なんだかわからないけど私は優れていると認められた」

嫉妬された時、何もしていませんが自動的に「勝ち」にさせられます。

「…自動的に…勝ち」

なんだか怪しいニオイがプンプンします。

 

ハニートラップ:「嫉妬されたら勝ち」

突然ですが、大好きな国民的アイドルがいるとして、休日に寝そべり煎餅バリバリ、お尻ポリポリしていたらどう思いますか?

鼻くそホジホジも追加しましょう。

ちょっと幻滅、なんてことになるかもしれません。

この世にはあらゆる心理トラップが張巡り、印象情報操作によって人々のメンタルを操る策が横行しています。

隠ぺいしながら、自らの思うように他者を誘導させる方法の一つに当たるのが、嫉妬です。

嫉妬された際、「勝ち」と思うのは自由ですが、ハニートラップになります。

相手が劣等して自動的にこちらが優越するため、嫉妬されると承認欲求が少し満ち、他者を下にして自らをより上だと思い込ませる材料取得になります。

人によっては嫉妬されることは嬉しくて喜ばしいもの

「おーよしよし、ごめんね、嫉妬させちゃったね」と完全に上からモノをいうことが当たり前にすらなります。

しかし、この一件は相手のネガティブなエゴ感情に左右されている、そんな舞台であることを忘れてはなりません。

相手の言動によって「勝ちだ、嫉妬した人の負けだ」となった場合、あることが確定します

『敵確定』

嫉妬する人は潜在的に、ニヤリ。

敵だとみなせた暁には、相手に全ての責任を投げつけられ、嫉妬という自らのしている行為を正当化できます。

劣等感や奪われた気持ちなど嫌な感情(自分)と向き合わずに、「あなたのせいだ」で片付けられる。

反対に、敵だとみなせない場合、嫉妬心の対処は自らでしなければなりません

「妬ましい、あなただけいい思いして、許せない、困らせたい、困った顔が見たい」と感情が生まれたからには、その自分と向き合い、感情を認める他ありません。

「これができないからこそ我慢や自制せず、嫉妬を表沙汰にして相手を否定しているんだ」と聞こえてきそうです。

対象を優越させることと引き換えに、責任を押し付けて開放的に嫉妬できる知的策となるのがハニートラップ。

「敵だとみなせれば」
「上から目線で偉そうだと思えれば」
「優越を与えてこちらを劣等する態度にさせられれば」

ハニートラップは、あえて優越させて、上からの態度にさせることに意味があります。

 

ハニトラ解説:嫉妬されたら勝ちだけど、思う壺

嫉妬の心理を掘り下げると、優劣比較によって発生する認めたくない感情、そして未熟さを直視せず恥も罪も感じない手法と言えるかもしれません。

[現実逃避+恥や罪悪の誤魔化し]

劣等感を味わいたくない人にとって、こんなことは何があっても認めたくありません。

そこでスマートな策となるのが、“隠ぺい(または欺瞞:ぎまん)”

「相手が悪いことをした」のであれば嫉妬しても仕方ない、「相手が傷つけてきた」ならば嫉妬は生まれるもの。

こう思うために、「敵にしちゃえばいい」

嫉妬者が対象を敵と確定することで、相手に責任を押し付けられ、罪悪も恥もなく嫉妬できます

これを仏教では、無慙無魏(むざんむぎ)と言います。

無慙無魏(むざんむぎ)とは、

罪を犯し、仏の教えを破りながらも、自分にも他人にも恥じない心。

自らの不徳や責任の弱さにて生み出した嫉妬心という感情であるにもかかわらず、他者を不実な存在かつ傷つけられたと思い込み、憎しみすら持てます。

恥も罪も感じずに敵とみなすことで、感じてしまった劣等感を鎮め、自らの不実を見ずに済みます。

いわゆる、認めたくない現実と向き合わず、不変を貫く正当化ができ、努力や成長にて自らを高めずとも自己防衛や損害回避で困らずに済みます。

「嫉妬されたら勝ち」ですが、優越されることは相手が望んだものであり、隠ぺいしながら現実逃避と他責を貫く、そんなエゴ保持のために使われている可能性がある、という考え方です。

トラップにハマると優越感を得て呑気な気持ちになり、気づけば優劣比較から抜け出せないエゴ状態、そんな相手と同じ状況に陥る可能性もあります。

 

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嫉妬されたらどうすれば(対処、考え方)

対処する際、まずは相手を知りましょう。

嫉妬する人の心理

そもそものお話ですが、どうして嫉妬するのでしょうか。

過去の私は気づかないほど無意識に嫉妬していましたが、押さえておきたいポイントがあります。

嫉妬するからには嫉妬したい意図(目的や欲求)があることです。

自らの感情であり、嫉妬心という心であるため、するもしないも本人の意図次第。

するからには意図があります。

嫉妬したい意図
  1. 自らの不実の隠ぺい
  2. 未熟さと恥の誤魔化し
  3. 劣等感と向き合わない対処
  4. 相手を非にして自らを正当化する策
  5. 奪われたと思っている自己愛やエゴをなだめる防衛

[隠ぺい、現実逃避、他責、正当化、自己防衛]

徹底的なまでに、とにかく嫌な気持ちを味わいたくない、現実を認めたくないメンタル露呈となるのが、嫉妬心を持つ状態です。

例えば、お金を持っていない人が高級車を見ると嫉妬するのは、お金持ちになりたいのになれない自分を認めたくなかったり、頑張ってお金を稼ぐ努力や働きをしない現状を見つめたくないから。

さらに、自ら生み出したその心地悪い気持ちを自己対処できないので、他者に嫉妬して気持ちを押し付けたり、「なんとかしてくれ」と責任をベチャッと投げつける具合。

嫉妬する人は劣等を見ながら認めず、自他の間と、自分自身との間の“差”を自力で埋められない、埋めたくないからこそ嫉妬心を強め、他者に執着して自らとの向き合いを逃れます。

「心地悪いエゴの感情やエネルギー、自ら生み出しておきながら、他になんとかしてもらわなければならない」

まるで舞台での演技を脚本通りにせず、好き勝手自己世界に入りながら、着地点がわからなくなって隣の村人Aに頼るさま。

嫉妬してしまった自分を見つめない以上、見つめる対象は“他”。

頑固なプライドが目立ちます。

身を固めるだけでなく心を固め、他に着目することで自分自身を変化させない、そんな隠れた怠惰の思惑。

怠ける自意識を貫く頑固さや、エゴの強さが嫉妬したい意図を作り、自覚したくないのでしないようにハニートラップを張り、潜在的に現状を保持して不変を貫こうとする、という考え方です。

 

嫉妬されたらどうする:①使い方に注目

対処するためには、“考え方”をおすすめします。

嫉妬された時は嫉妬を知る機会になります。

嫉妬は自己理解に欠かせない本当に重要な感情です。

あらゆる自己内部のエゴが凝縮しており、過去の記憶や許せない念など、観念や信念体系の構造をも知ることができ、さらに引き寄せの邪魔を取り除く材料(心、感情、エネルギー)です。

頑張る人は悔しさや切望にて、「負けないぞ!」と糧にして成長を目指したり、我慢や自制にて自己対処に励み、自らと向き合います。

嫉妬心が表れた際、自らと向き合うことで重要な自己理解になりますが、向き合わない場合にこれまでのように多くの問題点が発生します

これは使い方を間違えていると考えます。

嫉妬された際、「使い方を間違えている人を見ている」と思ってみてください。

嫉妬は他者に扱ってもらうためではなく、自らが向き合って理解するための成長材料です。

「嫉妬された、させてしまった、勝ち、嬉しい」などと相手の行為に合わせた反応をすると、相手の思う壺となって無意識に利用されてしまいます。

自らしか向き合えず、自らしか対処、改善、解決できない本人の問題ですので、巻き込まれてしまうとこちらのエゴが増長し、共鳴し、反響し、負の影響を受けてしまいます。

ウサギと亀のレースで、亀の嫉妬にウサギが付き合ったらどうなるか。

亀はニヤリとしながら、ウサギを寝かして先にゴールすることでしょう。

あくまで使い方に着目して反面教師、自らにしか向き合えないことを他者によって教えてもらう、有難い機会にすると良い塩梅です。

 

嫉妬されたらどうする:②利用されている自覚

私たち人間の潜在領域は90~95%以上、ほとんどを無意識に行っています。

そんな中の一つとなる裏舞台では、あえて優越させて、嫉妬したい意図を全うさせる脚本があると知っていただきました。

優越を感じて喜ぶことが、相手の思惑通りになっている理解は欠かせません。

さらにハニートラップは知的な隠ぺい策であることも忘れてはなりません。

嫉妬された際、勝ちと思わずとも、優越せずとも、嫉妬する側が「劣等させられた」と思えれば利用されます。

無視したり、気にしなかったり、「勝ち負けなんて知らない」と思っても、自己都合で解釈されてしまいます。

「はい、その態度が既に上から~」

嫉妬されたら(表沙汰にしてきたら)利用されていると思ってください。

否定されて、嫌な気持ちまで味わわせられ、なお利用もされている。

利用されている以上、明確なことがわかります

対等、同等の関係ではないと、嫉妬する側が無言で提示しています。

意識レベルやステージの違いという理解もありますが、同じ土台でフラットな縛りのない関係性にはならない意味です。

上下関係、利用するされる、執着し合い、依存し合いなど、ルールや損得勘定に支配された関係性に限定されると考えられます。

これを踏まえた上で関わるか関わらないかの決意が大切です

精神的には関わらないにこしたことはありません。

関わる(または関わらなければならない)場合、関わり方を相手に合わせて変える必要があり、利用されているなら利用してあげることが対等になるので、なかなか上手い関係性にはなりずらく、エゴを増長させる覚悟を要します。

どんな道でも選択や決意がしやすくなると思いますので、利用されている自覚が対処法となります。

 

まとめ:嫉妬されたら勝ち

人間の潜在的な思惑。

私たちは実にさまざまなことを企み、さらに無意識という、複雑怪奇なメンタルを作り続けます。

一般的に考えれば嫉妬されたら勝ちですが、「勝たされている」が事実かもしれません。

嬉しいと思うことは既に思う壺、利用されており、現実逃避するために責任を投げられている対象だったりします。

それならば相手をジーっと見つめて、「ねぇ、嫉妬してんの?」と聞いて現実と向き合ってもらえばいいのかと思いきや、相手は「うわ、今ので傷つけられた」と思うこともできます。

なんとも汎用性のある実用的な策、その名を“嫉妬”。

嫉妬に逆行すると隠ぺい、自分との向き合いに逆行し続けるアクセル替わり。

しかし、正しく使うことで自分との向き合いを邁進させてくれる、そんな大事な感情。

「嫉妬されたら勝ち」という言葉の意味を考える一つのご参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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