心理と特徴

「何がしたいの?」マウントを取る人の末路は悲しき人生ストーリー

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21世紀の流行り病として、遠い未来の教科書に載るであろう一つ。

『マウンティング』

響きのあるネーミングと同時に、悲しさと虚しさを兼ね備えた人間心理の名称です。

マウント心理の罠に引っかかると、幼児期からの生育過程にてマウントせざるを得なくなり、自らを現実から逃避させる利益と引き換えに、大きな対価を支払うことになります。

そんな対価とは一体?

ここでは、マウントを取る人の末路に迫ります。

  • マウントを取る人の末路を考えたい
  • 対処するためにメンタル実情を知りたい

理解によって深まるのは、「この人は一体何がしたいの?」という疑問に疑問。

その先に待っているのは、明確な一つの答え。

人間関係の悪因をなくすためにも、構造を知る一助となれば幸いです。

マウントを取る人の末路

マウントを取る人の末路

マウントを取る人の末路には、「誰も理解できない人生」が待っています。

本人も理解できない人生の経過。

そんな末路の材料となるのがこちらです。

マウントを取る人の末路
  1. 関われば嫌われる
  2. 誰も関わってくれない
  3. 自分を変えられない
  4. 幸せにも不幸にもなれない
  5. 何もかもの訳がわからない

一つずつ見ていきます。

 

マウントを取る人の末路①:関われば嫌われる

マウントとは他者に馬乗りになっている、そんな心理状態で自らの存在を「上」にして他者を「下」にする差作り。

本質的に野蛮行為ですので、マウントを取って嫌われない理由を探すのは、実家の裏山で国宝を探すくらい難しそうです。

態度で人を見下し、自慢して自らを優越させ、相手を否定して劣等させる。自分を上だと思い込むために相手を攻撃的・排他的に利用して“差”を作る行為ですので当然嫌われます。

マウントを取れば平等がなくなります。

相互交流がなくなります。

利用し合いの人間関係に限定されます。

どちらかが損をするので戦いや搾取や騙し合いが起こります。

マウントを取る人とは人間関係を壊すトラブルメーカーであり、調和や協調や尊重を排他する存在。

嫌われ役を買うこととなり、人間関係に困り続ける末路を自ら作ります。

 

マウントを取る人の末路②:誰も関わってくれない

人と関われば嫌われるアンタッチャブル状態では、関わる理由と意味は“戦い”くらいかもしれません。

末路二つ目は、周囲にとって関わる動機がないことによる孤立です。

マウントを取る理由としてこのような心理とメンタルが考えられます。

  1. ネガティブプライド(見栄や自惚れ)が強い
  2. 他者承認欲求が強い
  3. 人格未形成
  4. 自意識過剰
  5. エゴが強い
  6. 想像力が低い
  7. クリエイティビティがない
  8. 一人では物事の意味や価値を見出せない

マウントを取る人の特徴の一つは、物理的に一人でいることはできても、一人でいる意味が見出せないことです。

ソロキャンプはみんなやってるからできる、しかし、誰もいない場所ではできない、というイメージ。

自ら孤立する場合には抵抗力がありますが、意図せず周囲から離れられて孤立すると、瞬く間に自らの価値も意義も見失う可能性があります。

関わってくれる人がいなければ、下僕や奴隷のような存在を近くにいさせる、または強制力のある契約や相手の弱みを握って縛り付けるなどの人間関係に限定されます。

孤立に耐えられるメンタルがない状態で誰も関わってくれない結果、起こるのは恐怖心に耐えられない苦しい日々になりかねません。

 

マウントを取る人の末路③:自分を変えられない

マウント多用者には、自己都合で解釈する特徴があります。

自らを上・優・勝・高などと、他との比較によって価値や存在意義を見出す心理には、自らを自らで認められない、かつ否定したくないので他者を利用するわがままなさまがあります。

しかし、本人がわがままだと思うことはおそらくありません。

なぜならば、そういった認めたくない事実を見ないためにマウントをして、着目点を変える狙いがあるためです。

この結果、優越や他の劣等による悦浸かりや自己満足といった“利益”だけに都合よく着目します。

実際に起こっている自己内情、他者への働き、影響受けなど、現実を見なくなると認知が歪みながら気づけなくなります。

自分のせいであっても正当化するためにルールや社会性で相手を責め、人を見下し、馬鹿にし、モラハラが激化し、自覚もなくなります。

事実も現実も見れなくなると変化できなくなり、未来を変えられなくなります

人間関係の悪化、孤立を初め、あらゆる本人に起因する問題を解決できなくなります。

自分より弱い者を探し、立場を利用し、マウントする他なくなり、自己コントロールから遠のきます。

成長しないのはもとより、変化しなくなります

嫌なことから逃げ→他のせいにして→嫌なことが増え→逃げる、そんなサイクルから抜けられなくなる末路です。

 

マウントを取る人の末路④:幸せにも不幸にもなれない

マウントを取る人は、妙に自分のことを責任ある人間だと思う節があります。

自分にとって不都合なことは徹底的に否定し、悪態をつき、罵倒し、正そうとしますので、そこに責任感があると思い込んでいるのかもしれません。

他を否定することで自分を正しい人間だと思いたいさまでしかありませんので、実際には責任感とは別物も別物、我欲の強さと恐怖心と向き合えない弱さの象徴です。

我欲が強く、物事の真実を見れず、都合主義で自覚できない結果、自分や物事の中身を入れられなくなり、背中の栓を抜くとシュー。

外的な“他”によって、[良悪、正否、上下、優劣]の判断を付け加えてやっと自己を認識しますので、本人の感受そのものがかなり薄いです。

感受機能が働かないのではなく、都合主義による嫌なことを誤魔化す癖が感受を疎かにし、結果的に自分の意見がない頭でっかちという不思議な情景を作ります。

自分で幸せなのか不幸なのか決められず、良悪は大衆観念で、正否は常識と歪んだ認知で、優劣はマウントの差作りで執り行われます。

マウントによる外的な“差”取得の対価で感受を疎かにした結果、本当の豊かさを感じられず、本当の悲しみを味わえなくなる末路です。

この末路は、常に欲求不満を抱き続ける副作用を作ります

ポジティブな出来事は直ぐに解消され、イライラや不平不満が溜まりやすく、よりアンタッチャブル感を強めます。

 

マウントを取る人の末路⑤:何もかもの訳がわからない

マウント利益は、他者への攻撃排他による自らの存在価値や意義の確保。

他者を傷つけた上で自らを虚しく空っぽにして、一時的な悦浸かりや不安解消という現実逃避を成功させる意味です。

俯瞰してしっかり物事を捉える人であれば明確です。

虚しくて、対価が大きく、何も得しない、こんなに自分を大切にしない行為はそうそうありません。

しかし、本人はネガティブプライド(見栄と自惚れ)があり、自己愛と自意識過剰による過大評価があるため、自分を大切にしていないと気づけません

何も見えていない、何もわかっていない、そして何もわかる気がなく、何も考えていない(のに考えている、わかっていると思い込んでいる)。

本人も周囲も訳がわからないことを自分のためだと思い、実行し続けている状態

末路としてお伝えしたいのは、誰も訳がわからないことをしているといつの日か気づかざるを得ないこと。

少しでも自分と向き合い、行為を見つめ、考えれば、そして少しでも他者のことを配慮すれば、「私は人を傷つけ、自らもなくし、訳がわからないことをしている」と気づきます。

この時、向き合う人ほど自分を徹底的に責め、精神が壊れるかもしれません。

しかし、これができるのは強い人(弱くない人)ですので、基本的にはさらにマウントを取り、自らを正当化させて一時の楽に邁進すると考えられます。

訳がわからない事実と向き合えないからこそマウントにて回避するので、これからも虚しさに染まり、本人にとっても意味と理由がわからない人生が続く末路、という考え方です。

以上が、末路『誰も理解できない人生』を構造する材料5点でした。

 

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末路のポイント&関わる際の対処法

末路のポイント:悲しい抗い「何がしたいの?」

私はさまざまな人々と出会う旅を続けていますが、マウントを取る人には光も闇も見られません。

人間として奇妙なさまですが、そこには明確な空虚とエゴによるすがりがあり、不平不満の塊が見られます。

中身はまるでなく、言葉の響きがなく、影響力がない、「…人を蔑んで自らの価値と民度を下げている、一体何がしたいんだ?」と思えるさま。

本人が本来の価値に気づくことはなく、他や社会からの肯定以外に存在を認識する術がないと、生きる世界は限りなく狭いだけでなくそもそもなくなります。

ポイントとなるのは、これら全てが無自覚で進むために、人生が他次第になること

はたして生きているのか、人間として成り立っているのか、そこに自分はいるのか、いないのにどうして保つのか、どうして自分がいると思えるのか…。

マウントを取る人が事実に向き合うのは困難です。

何があっても認めたくないと思えるものであり、自らのこれまでを全否定する可能性もあり、あまりに怖い行為です。

実態を把握すると残るのは、「人を蔑んで、本当のところ一体何がしたいの?」という疑問。

本人そのもの、マウントそのものに着目すると、人を見下して馬鹿にして蔑むさまは悲しい光景の主張であり、「それであなたは何が欲しいんだい?」と思えるさまです。

 

マウントを取る人の対処法

原因は幼少期や育ちの影響が関係していると考えられ、自分の価値や存在を自力で見出すためにマウントに依存し、長年の癖で脳が恒常化して、人を上下でしか見れなくなります。

このことからお伝えしたいのは、マウントを取るのは本人にとって当然であること。

手放すのが難しく、長年こびりついたマウント認知・認識・価値観・観念体形を塗り替えるには時間と労力、人生が一変するような大きなインパクトが必要です。

そんな考え方があると、対処法が気楽になります。

関わる際に決めてしまいましょう。

「この人は変わらない」
「マウントが必要なんだ」

「この人はこういう人なんだ」という認識は、相手への期待がなくなります

偉そうな態度で馬鹿にしてきた、悪口を言ってきたなどをされても、「ま、こういうメンタルなら仕方がない、むしろこうしないとパニックになるかもしれないんだ」と落ち着いて捉えられます。

対象を明確にすると関りは気楽になると思います。

マウントはすればするほど依存して手放せなくなるものですので、相手を変えようとしてはなりません。
※本人の意志で変わるしかないため、変えようとすることは強引に絶望を与える危険行為になる

アドラー心理学で言う、『課題の分離』を念頭に、自らの行為は全て自らが末路を作っていると理解することが大切です。

 

攻撃的な場合の対処法

マウントが攻撃的で実害が多い場合、黙っているわけにはいきません。

職場であれば上司や関係機関への相談や連携が必要です。

周囲に助けを求められない場合、自らも相手を対処しなければなりません。

攻撃的な場合に考えられる状態は二つあります。

  1. 著しく相手に余裕がない
  2. 相手から徹底的に利用されている

着目したいのは、「どうして私が利用されるのか?」です。

マウントを取る人は攻撃意志ではなく、自己利益のために人を利用する狙いがあり、配慮も気づかいもない無尊重、自分のことしか考えていないので結果的に攻撃や排他になります。

攻撃意志はなくても、反撃すれば戦いに発展してしまいます。

そのため、対処として着目したいのは、「どうして私はこんなに利用されるのか?」です。

相手に期待しない以上、変化させる対象は己のみ

「どうして私はこの人と同じ土俵にいるの?」
「どうして私はこの人と同じ領域で関わっているの?」
「どうして私はこの人に利用価値があると思われているの?」

おそらくこれに該当する方は、断れない人です。

はっきり言わない人であり、傷つきや罪悪認知を恐れて我慢や固定観念を優先する人。

我慢はマウントと似ており、対象を他者ではなく自分に変えた状態です。

攻撃的にマウントを取られた場合、対処の対象は相手ではなく自分にすることがおすすめです。

「どうして我慢するのか、我慢でどんな利益を得ているか?」

自分の真意を自覚する大切さがあります。

自覚が増えると自己理解は深まり、無意識に自信を生み出しますので、マウントを取る人とは別領域になり、相手は利用したくてもできなくなります。

線引きもしやすくなり、意識的な接点がなくなると関りすらなくなります。

自分を変える機会になりますので、ぜひ活かしていきましょう。

 

最後に:マウントを取る人の末路

着目したいのは一切の無尊重であり、信頼や信用を人間に対して抱いていないことです。

物理的では罪悪を感じるので、誤魔化しながら心理的に馬乗るさまは、なんでも事実を隠蔽する社会体質そのものかもしれません。

育ちが関係する在り方であり、社会性も関与すると考えられますが、人生をどう生きるか選択できるのが日本ですので、結局は自らの行為と選択が末路を作っています。

マウントは簡単に不利益をなくして利益すらせしめる誤魔化し手法ですが、楽に得られながら他者を巻き込む分、対価は必ず払うことになります。

ただより高いものはない。

使えば楽、されども質は下がる。内面を蝕み、浸食します。

悲しいことに悲しいと気づけない、これほど恐ろしい現実はないかもしれません。

誰も知らない悲しみは、何度同じ人生を繰り返してもそれに気づけない悲しさ。

今一度行為の実情を知るためにお役立ちとなれば幸いです。

ありがとうございました。

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