『DNAシフトセラピスト養成講座』
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著名な心理セラピストとして知られる、西澤裕倖(にしざわひろゆき)先生プロデュース。
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※本気で人生を変える方専用。
「私だってもう大人だもん!」
顔はいたって真面目だが、シンデレラの格好をしている。
大人になりたくない人がいながら、なりたい人もおり、大人ぶる人もいる世の中。
大人ぶる人に注目すると、「心を守る」ことに強い執着があるようです。
心を守る利益と引き換えに、手放せなくなる“ふり”。
本人にとって大切なものですが、知らぬ間に発生しているデメリットは多いもの。
ここでは、大人ぶる人の内情を掘り下げ、演じる理由に潜む、プライドのやり口に迫ります。
- 大人ぶる人の特徴を知りたい
- どうして大人ぶるのか理解したい
大人になれないからこそ、大人にならないといけないからこそ、早い段階で大人ぶる必要性がある。
そんな紐解きから、プライドの巧みな自己支配と、人間理解のご参考になれば幸いです。
大人ぶる人の特徴
大人ぶる人の特徴12選
初めに特徴を順番にご覧ください。
1,プライドが強い
自己防衛のために見栄を強め、品位や自己優位性を求めます。
自信があるかのように振舞いますが、大人ぶる人は自信がなく、自己肯定感が低いからこそプライドを強めます。
大人ぶることが心を守る防衛対処となるため、プライドはどんどん強くなっていきます。
2,完璧主義
何事も正しいことを言い、正しい行いを目指すため、大人ぶっていると思われます。
物事は、「正しいor間違っている」の二択になりがちな性格。
選択肢を狭めるスタイル、これを意図的に“正義”として全うするのが完璧主義。
「正しい」を狙うことで自己保持しやすく、自分の存在価値や意義を見出せるため、完璧主義の観念や思想を手放す理由がなくなります。
3,特別感
「私は特別な存在である」という念が強い特徴です。
「みんなとは違う(=私が上)」と無意識に思うこととなり、自分と他者を上か下で見ます。
しかし、これが正しい意ではないと思えば、「そんなことは思っていない、私は下なの」となります。
無意識に自分を上だと思っているからこそ、「私はいつでも下になれる」と思っており、特別感によって自覚なく人を見下し、蔑む心を作る可能性があります。
自覚がないために見下していると思うことはなく、むしろそんなことを思っては特別な人間どころではないので、謙遜して自己卑下を即座に図ろうとするのも特徴的です。
4,社交性のある子ども
自らを品位ある特別な存在だと思うために、プライドは社交的になることを強く望みます。
体裁よく、表と裏の顔を明確に分け、当たり障りないコミュニケーション、いわゆる本心を出さずに不利益を生み出さない一時的対処が上手になります。
表面ではニコニコしながら、家に帰ればおぞましいドグマを焚いているなんてことが起こり、実害が起こりにくい匿名や自分だと特定されない状況であれば、かなり子供っぽい怒りや怨念を出します。
素性を知っている人からすれば、「まるで大人っぽさのない子供だ」という印象です。
5,我慢強い
我を強めて他と比較する意識を強めて、自らの欲求や感情を抑える我慢。
子供っぽさがなくなり、やりたいことをやらず、好きなように発散せず、感情を抑えて、嫌なことも飲み込み、時に自己犠牲を伴いながら他者に利益を譲ります。
大人っぽくなりながら、実際には大人になっている訳ではなく我慢しているので、自分の中で正当性を見出す必要があります。
結果、「アイス一本足りないな、私はいいから食べて」と、不満足を黙らせることが自分の品位であると思い込む。
「我慢できる私はスゴイんだぞ」という無意識の大人ぶりが露呈します。
6,素性を隠す
素性や心を隠したがり、プライドによって自ら率先して心を開くことがなくなります。
開かない訳ではなく、心を開いて関わってもらう、または「開いて」と懇願されるのを待っています。
我慢強いため、自らのアイデンティティを傷つけてまで素性や心を隠し通す性格があり、頑固で強情な一面を持ちます。
7,子供そのもの
心を開きたいけれども自らでは開けないメンタルがあると、内面は子供であるにもかかわらず、外面を鎧で取り繕うことで、大人ぶっていると思われやすくなります。
そのため、心を開ける人に対しては子供そのものであり、成育している人でも子供のままです。
心理的には、幼少期に子供のように甘えさせてもらえなかったことが要因と考えられ、本音や本心は常に子供のように純粋。
自分勝手でわがまま、子供のように自己愛が強く、自分を喜ばせることが大好きです。
8,個人主義
「私は私、この自分が自分なんだ」という自意識の強さがあります。
自意識を主張し、優位性を保つためにも、集団行動以上に個人で生きられる“強さ”を欲します。
実際に孤独を好む訳ではなく、個人主義の観念で自意識を貫こうとする自己保持方法でして、一人でいることが多くなります。
しかし、社交的であるために嫌な顔を誤魔化して関わり続けることができます。
集団でも一人でも行動できるさまは大人っぽく見えます。
人とは感情的に好んで関っている訳ではなく、一線引いて俯瞰する余裕があり、感情以上に知性的に人と関わることで大人風が醸し出されます。
9,自己矛盾メンタル
他者と関わっていても、「友達欲しいけど要らない」「あの人好きだけど嫌い」と矛盾が起きます。
言動である外面と本音である内面のギャップが激しく、「本当はこう思っているけど、こうしなきゃいけない」となります。
常に葛藤して考え込むスタイルになり、子供達からすると「なんか深く考え込んで大人みたいだな」と思えます。
実情はインナーチャイルドが癒されていないことによって、自己内部に子供のままの自分をキープし、外部は社会的に大人風の取り繕いをすることでの相違。
これを自己不一致と言います。
10,八方美人
全員には当てはまりませんが、自信がなく、不安や恐怖を味わわないために友達を欲する人に多いです。
プライドの強さによって誤魔化しや嘘が多くなり、損害回避によって自己防衛を加速させる結果とも考えられます。
11,心の余裕がない
ストレスが溜まっている特徴です。
心に余裕がなく、いっぱいいっぱいであるからこそ人間関係に一線引く必要があり、心を開いていないことと相まって俯瞰しているさまに見えます。
まるで全て知っているかのような達観風味も出てきます。
が、実際には余裕がなければないほどにプライドは自己保持を図り、防衛意識を強めて演技が増え、嘘や誤魔化しを多用します。
「あぁ、まぁ大したことないよ(本当は知らないけど)」
「うん、結構良いとこだったよ(本当は行ったことないけど)」
「食べたことないの?あれは美味しいよ(どんな味なんだろう?)」
12,自己愛の変異
自己愛の強さをひた隠しながらも、自意識が強いことで愛が変形します。
自己顕示欲、独自性欲求、支配欲、承認欲求が強くなります。
空想や妄想好きになり、あることないこといろんなことを頭の中に広げます。
以上が、大人ぶる人の特徴でした。
※本当の大人の特徴は、精神的に大人な人の特徴14選&生き様【自立と恐怖の理解者】をご覧ください。
大人ぶる理由&注意点
大人ぶっていると言われる理由
友達関係に社交性(ルール縛りと目的意識)が介入すると、大人ぶっている感じが強まります。
社会の仕組みやルールを守るために、他の情報をたくさんインプットして従い、目的を持って行動し、意味を求めて合理的に、倫理的に、道徳的に、社会的に利益を抽出しながら生きる。
そんな人間関係はビジネスや社会的には重要ですが、友達相手には違和感そのものとなり、「王族のパーティかよっ」とツッコミが始まります。
物事を正否、善悪、勝負、上下区分けするように、既存のルールや文化、慣習に制約、常識に価値観を基にして意味を求め、行為に型取りができる。
目的を持って物事を遂行する主義の完成。
知らぬ間に目的を持った関係性を求め、利益取得の功利主義に偏り、意味を求めた人間関係を作ろうとします。
この在り方を友達にも貫こうとすると、人間関係はおかしくなり、生きる意味を知ったロボットの集まりのごとく。
この結果、「大人ぶっている」と言われやすくなります。
※大人ぶっていると思われやすい人の在り方は、【人見知りに見えない人見知り】社交的なのに心を開かない人の秘密 をご覧ください。
大人ぶる理由(メリット)
大人ぶる最大効果として考えられるのは、自己保持と損害回避。
心を守れることです。
心を守るためには自分の存在意義があり、価値があると認める必要があり、さらに認められないことをなくす必要もあります。
このために、プライドは大いに活躍します。
エゴであり、左脳に住んでいます。
プライドは左脳は論理や倫理、合理や効率を重んじて、あらゆる社会の情報を基にルール照合して、自らの言動を知性とエゴの感情(我欲)で導き出します。
見栄や優位性を求める欲求が強まり、物事を上下、勝負、優劣で捉え、自分を上にすることが容易になります。
この実情を自覚しては認めたくない実行為が判明してしまうため、潜在的に遂行することになります。
結果はこうです。
「これが正しいんだ」
「こういうものだからこうするんだ」
『正しい』にフォーカスして自分を作り出すことで、「正しくて優れた私、正しいことを言う私は勝、正しい行いをする私は上」になります。
正しい自分だと思い込むほどに心が守られるため、潜在的に態度にも表れ、「私はみんなとは違う存在なの」
他者と一線を引きながら、自らを上にすることで、大人ぶっていると思われます。
さらに、日本では自らを卑下して謙遜することで自己価値が上がる価値観があるため、社交性を用いて、「私は下ですよ」と身を呈することでより自分自身で認められる自己像を作れます。
プライドによる自己演技は潜在的であるため、本人も自覚しないままに自己像を作り上げる日常行動が恒常化。
自らが見る自分と、周囲から見える自分のギャップが激しくなり、大人ぶっていても気づかなくなる人もいます。
プライドは心を守る利益を得ながら、自らを空想の高見へいざない、無意識に大人ぶるさまを作っている、という考え方です。
※実際に大人である人の詳細は、達観している人の正体と過去【思考レベルが高い秘密は“こもり”】をご覧ください。
注意点:大人ぶると大人になれない
大人ぶることは大切な心の防衛処置だと考えます。
誰しも心が傷つくのを怖れ、嫌がり、守りたくなります。
しかし、注意したい点もあります。
大人ぶるさまが無自覚の内にプライドが遂行している自己防衛である考えでは、本人の意図しない言動が増え、後悔や罪悪が増えます。
「あれ、私はこんなこと思ってないのに、言いたくないのに」と思っても口が喋っている。
「本当は好きなのに嫌いなことになっている」などのように、自分の外部と内部、自分自身と他者の認識が全く合わなくなります。
顕著になっていくと、次はその違いを埋めるために活動し、なんでもかんでも他者に合わせるか、なんでもかんでも反発するかのどちらかになります。
ここでわかるのは、プライド(左脳)に支配されたことです。
自分そのものですらギャップが激しくなり、真意と行動が全く違うのに、真意は言えずプライドの思うままに行動が進みます。
大人の階段である勇気や覚悟を決められなくなり、好きな人がいても告白できない、なんてことに。
他者との比較、上下区分け、差別意識が強くなり、やめられなくなります。
「差別意識は良くない」と左脳が言うので、「差別はしていない、私が下なんだ」という誤魔化しの対処が始まります。
自らと向き合えなくなり、自己コントロールが難しくなります。
自制していると思い込むために我慢が活用的であるため、我慢を手放せなくなり、自己犠牲やストレスが増えます。
このように現実ではなく、その場の一時的対処に対処、さらに対処して対処…と繰り返すことで、自己内部には何千、何万人もの“自分”に増え、自分がわからなくなります。
意志も意思も、軸も信念も、勇気も覚悟も、自覚も成長もなくなり、大人になれません。
大人ぶることで心を守れるメリットがありながら、本当の意味で大人にはなれなくなるデメリット。
使い様は要注意です。
※大人になるとは、「大人になるって何なんだ?」子供の時を思い出すとわかる大きな人 もご覧ください。
まとめ:大人ぶる人の特徴と注意点
誰しも大人のふりをして生きている節はあると思います。
しかし、大人ぶることが恒常化し、そこに自覚もなくなった時、実際には心を守っている訳ではなく、認められない現実から逃げる逃避や虚言に成り変わります。
こうなるとなんのために大人ぶっているかの意味も目的もわからなくなり、そもそも自分自体がわからなくなる可能性もあります。
そんなつもりはなくても、周囲から大人ぶっていると言われてしまいます。
大人ぶるのは心を守るための一時凌ぎでしかないと思います。
現実的には大人になる大切さがあり、一歩一歩進んでいく学び、気づき、成長によって大人の階段を昇ります。
成長するためには行動と経験が必要であり、責任を持って自立し、人生を生き、自己理解を深めていく過程があります。
必ず要するのが、不安や恐怖である認められないこととの向き合い、そして克服だと思います。
世の中は自分の思い通りにはいかないことだらけ、これがリアリティであるため、大人になるにはネガティビティの理解と吸収が欠かせません。
そんな大人の道を改めて考えさせてくれる存在が、“大人ぶる人”なのかもしれません。
人間理解を深める一つのご参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
『心理とスピリチュアルの学び場』
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