話しかけやすく、心を開きやすく、本音も露にしやすく、相談したくなる。
相談されやすい人とは、心を開いて近付ける存在。
人間関係の中では何かと重宝され、そのままプロとなることでカウンセラーや相談役、アドバイザーやコーチングとしての道も開きます。
しかし、相談されると疲れることがあります。
相談されやすいとなおのこと、しんどい。
かく言う私も相談されやすく、海外にいた際は、タコスの移動販売的に移動相談所みたいなことになっていた時もあり、疲れてしんどいと思う時がありました。
そんな経験から、どうして疲れるかの理由を知り、相談を受けるスタンスを変えると、物事は瞬く間に良き方向へ向かうことに気付きました。
そこにあるのはスピリチュアルな理解。
相談されることには長所も短所も両方ありますので、できるなら長所だけにして、より相談相手の一助となれば良い塩梅かと思います。
そのために大切な理解を私のわかる範囲ですがお伝えし、何かお役立ちできれば幸いです。
Contents
相談されやすい人が疲れる理由

相談されやすい人とは?
相談される人がいて、相談する人がいます。
相談する理由は言わずもがなですが、悩みや不安をなくし、喜びや納得などの利益を得るため。
相談する人は、「この人だったら私に利益を与えてくれそう」と思う人に相談します。
相談されやすい人とは、「利益をもたらす」と判断された人と考えられます。
この“利益”、とっても幅広いです。
そのため、相談されやすい人は認められた頼れる人でもあり、利用価値のある使える人にもなります。
ここで忘れてはならないのが、相談してくる人は何かしら悩みや、利益を得たいという欲があることです。
その欲は、悩みを解消したい、喜びたい、不安をこれ以上味わいたくない、恐怖を認識したくない、納得したい、満足したい、不納得をなくしたい、不満足をなくしたい…。
現状に納得や満足のない(または足りない)状態を表し、「欲している」
ここで相談する人のタイプがいくつか分かれます。
- 欲しているから、自ら得るための一助として他者に協力を求める
- 欲しているから、自ら満たすためのサポートを他者から受ける
- 欲しているから、他者に頼って満たしてもらおうとする
- 欲しているから、満たせそうな人を利用する
このタイプによって、相談されやすい人のタイプも分かれます。
- 利益を与えられると認められている
- 必要な人だと認められている
- 身を委ねて執着できると期待されている
- 利益を得るために使えると期待されている
認められる、期待される。
相談したい人は何かしら欲する状態ですので、発します。相談される側は発されたものを受け入れる側です。
タイプがさまざまにあっても共通していることがあり、相談されやすい人がわかりやすくなります。
相談されやすい人とは、他からの影響を受け入れる人です。
相談されやすい人か、相談にのせられる人(愚痴を聞かされる)か
ここで少し、相談されやすい人の人間性を垣間見たいと思います。
相談されやすい人のキーワードは、『受け入れる人』です。
タイプがあるので受け入れると言っても、いくつかあります。
受け入れる、拒否しない、許容できる、敬える、配慮できる、他者を理解できる、我慢できる。
はたまた、言いなりになる、拒否できない、嫌々我慢しちゃう、ノーと言えない、自分の身を護るために気を使う。
受け入れる人なのか拒否できない人なのかは、相談されやすいのか相談にのせられるのかを分けます。
- 受け入れられる人は、相談されやすい認められた人
- 拒否できない人は、相談にのせられる期待された人
受け入れられる人は認められ、心を開いてもらえます。そのため、相談する側は自らの意志を持ち、納得や満足の利益を得られるように相互交流が起きます。
拒否できない人は期待され、利益如何で態度が極端に変わります。そのため、相談する側は解決意志以上に、価値や利益として自らに納得や満足が与えられたかに着目し、一方通行が起きます。
相談にのせられる人はノーと言えず、我慢したり気を使ったりと、自己防衛意識の表れとして、自らの身を護るために相談にのります。
すると、愚痴を聞かされる可能性があります。
もはや愚痴だけでなく非難や否定や泣き言、自己否定に憐憫主張、「相談内容の主旨は?」と聞きたくなっちゃう。
相談する気はない、なんせ困っていないから。だけど受け身で拒否しないから愚痴っちゃおう。そんな気さえ起こします。
相談の本核は自分が話すこと、愚痴ること、聞いてもらえればいい、同情してもらえればいい、間違っていないって言ってくれればいい、肯定してくれればいい、うんうん言ってくれればいい、「それが私の期待なの」と。
疲れます。
※いい人になろうとすると疲れる話しは、やめる必要はある?いい人ぶると疲れるけど自分のためになる。をご覧ください。
相談されて疲れる理由
疲れる理由は明確です。
期待されています。
少しトゲトゲしく言うと、使われています、相談にのせられています。
この状態、エネルギー概念でスピリチュアル解説すると、相手のテリトリーに入れられています。
それは相手のエネルギー空間。パーソナルスペースとは別物でして、自らの目的を達成するための欲を基にした波動空間にて、ホーム&アウェイを作る人間関係の見えない戦いです。
一方通行では飲むか飲まれるか。
相談する人は発する側なので先手ゲットでガオーと来る。
どうするどうする?!
反撃か、防衛か?剣か盾か?
ホワイトマジック、反射ー。いつの間にそんな技を使えたの?
なんの、ブラックマジック、呪いの重し、愚痴の嵐ー。
ギャー、飲まれたー。
はい飲み込まれました。
どうして愚痴の嵐で飲み込まれたのでしょうか?
同情したことが一つの理由です。
ネガティブな発しに対して同情すると、一瞬で相手のエネルギー空間に飲み込まれ、その後は相手が好き勝手思うままに毒煙を吐き、エネルギーを消費させられ、さらに奪い取られて疲れます。
この疲れ方はマラソン後の爽快なビール、なんて発想を一切出さない疲れをもたらします。
理由は生命エネルギーを消費しているからです。
意気消沈、戦意崩壊、ロストパワー、もはや幽体離脱的な脱脂感。
「脂をくれー」と言わんばかりに、「エネルギーをくれー」という感じになると思います。
これは結構大変ですよね。
私は相談されやすく、拒否できずに何でもかんでも聞いていた時があり、毎晩するめイカみたいになっていました、ヒェーと言いながら。
以上をまとめると、相談されて疲れる理由はこうなります。
- 相談者に期待されている
- 相談者に認められていない
- 相談にのせられている(自らの意志で相談を受け入れていない)
- 愚痴などのために使われている
- 同情している
- 相手に飲み込まれている(アウェイになっている)
- 一方通行でどちらかにしか利益がない関係性になっている
- 相談者に対する受け入れ(許容、敬い)がない
- 拒否できない性格
相談されやすい人のスピリチュアルな対処方法
相談されやすい人のスピリチュアルな疲れる原因
疲れる理由は上述の通りですが、ここにスピリチュアルな理解を挟むことで、疲れる原因は自らもたらしている可能性が浮上します。
それが、拒否できない様。
疲れる要因をもたらす人間は、愚痴や文句や拒否や非難など、攻撃性があります。
攻撃性を持って人と関わると、たいていは嫌がられます。
しかし、拒否できない人に対しては、「この人だったら私の愚痴も受け入れてくれる」=「この人だったら攻撃しても拒否しない」と認識される可能性があります。
攻撃性があるだけならこのようなことが起きる可能性は低いですが、そこに満たされない、欲している状態が強くあることで一層、「この人だったら」と狙われます。
ここにあるのは、相互合致の引き寄せです。
「拒否されないで満たされたい」と、「拒否しないで受け入れる」の合致。
同時に、不安や恐怖を抱える自己防衛意識から、自らを正当化したい、他者を間違っていると思いたい、承認欲求を得たい、自己顕示欲を明示したいと愚痴や文句や泣き言を発する動機を持つ人と、不安や恐怖を抱えているために否定や非難をされないことを望み、拒否せずノーと言わない自己防衛意識を持つ様が合致します。
これは波動の同調性や共鳴作用として、同じ波動域が引き寄せ合うことで、相談されやすくて疲れます。
この理解があることで、「自分が引き寄せているのか」と思ってしまいますが、自ら引き寄せている自覚があることで、疲れることをなくす対処が容易になります。
そのため、自分が引き寄せていると自覚した方が自分のためになります。
そんな話を進めていきます。
相談されて疲れる時の大切なポイント
受け入れる人か、拒否できない人か。
両者は全く違う人間性を表します。
ですが似ている特徴もありまして、受け入れる人は人を敬い、拒否できない人は人に優しくします。
受け入れる人は自分を敬っている前提で他者を敬うので、自己犠牲にはなりません。
拒否できない人は自分への敬いが少ない特徴がありますが、他者への敬いがあり、自分が我慢や抑制することで他者に利益がもたらされることを受け入れられます。
ここで、「疲れる、しんどい」といった我慢の限界を感じていれば、自分の敬いがないわけではないとわかります。
いわゆる自己犠牲で相談にのっているわけではない意味です。
まとめるとこうなります。
- 受け入れる人は自他への敬いがある
- 拒否できない人は自への敬いは少ないけどあり、他への敬いがある
自他への敬いは相談された時に相互交流が起き、これは相互利益を生む意味となります。
自を抜いた他への敬いは相談された時に一方通行が起き、どちらか一方、大概は相談者の利益のみを生む意味となります。
このことから相談されて疲れる場合には、自分の敬いを強めることが重要ポイントになります。
このポイントを核にして、対処方法を見ていきましょう。
相談されやすい対処方法①:相談時の着目をはっきり

対処方法の一つ目は、相談される時にどこに着目するかを明確にします。
それは、相手の利益(解決や納得や満足)だけではなく、自らの利益を必ず目的に加えること。
私はこの理解に気付かず、幾分か自己犠牲のような自己満足でただ疲れるということをしていました。
この状態、相手を敬うことが希薄になります。
自らを敬わずに他者を本気で敬うことはできません。誤魔化して敬っていると思うことはいくらでもできます。脳は巧みです。
心から相手を敬うためには自らの敬いが必要で、本気で相談を受けるためにも、『自他の利益』が目的であることは必須です。
※例外として、博愛や慈悲に満ちた悟りの段階高めの方は、相手の喜びが自分の喜びになるので、相手のみにフォーカスすることが敬いになります
ポイントは着目をピッと自分に向けることです。
相談されやすい人は他者への敬いが既にあるので、後は自分への着目を追加。そして着眼は常に自+他の両方の利益です。
相談されやすい対処方法②:自らの利益を初めに提示する
これは相談されないための対処法ではなく、如何に相談を本気でして、自らが疲れたりしんどくならないようにするかの話しです。
そこで二つ目の対処法となるのは、自らの利益を初めに相手に提示することです。
「タダより高いものはない」と昔の人は言いましたが、ここにスピリチュアルな認識を含めると、損得以外にもカルマ(因果応報)の理解が加わります。
自らが、「相談受けるよ」と催促していれば別ですが、相手の行為として相談されて相手に利益を与えた場合、「相手が喜んでよかった」「感謝されて嬉しい」「これは生きがいだ」「対価のお金だ」などの自分にとっての利益が必要です。
相談という他が関わる行為では、お互いに違和感なく終われば善行でことは流れますが、自らの利益を認識できず、さらに相手も「一方的に自分だけ得していいのかな?」と不納得の場合、相手が相談してきた行為は悪行になりかねません。
これはあくまで意志の話しなので、物質的かどうかは重要ではなく、一つの行為として自他への影響と認識があって終焉します。
もちろん何かを得ても、「自分だけ納得、これで最高」と思っていてもOKです。しかし、相談にて利益を得た場合には、相手の利益もあってお互いが納得して流れていくので、そこに相互理解がないとカルマの影響が残るというものです。
この悪行が積まれない最もわかりやすい方法が、契約です。
いわば、事前の両者打ち合わせの相互理解。
今の世の中では、お金が主流ですね。
お金はわかりやすいですが、そうでなくとも自らの利益を忘れずに提示することで、自他のためになる対処ができます。
例えば、時間を決める。
「相談は30分、一切の延長なし」
ご飯をおごってもらったり、自分の愚痴を聞いてもらったり、何かしら事前に決めてから相談にのると良い感じ。
※カルマの詳細は、因果応報とは何なのか?スピリチュアルな理解に現実的な真理が潜む をどうぞ。
相談されやすい対処方法③:自分の利益を相談内容から見出す
これは無償で相談を受ける場合に特に有効的です。
自分の利益の着目がないと、とにかく不利益です。それは自分だけではなく、相手もです。
特に何の見返りもなく相談を受ける場合には、相手は一方的にカルマの悪行を積み、自らは疲れて違和感もあり、憤りもストレスもあり、しんどくて「人間嫌い」なんてことにも。
そこで、相談内容から利益を見出しちゃいます。
これは私が無償で相談をした時に気付いて実践していたのですが、相談される内容は全て例外なく自分に必要な内容だったりします。
これも引き寄せであり、脳の認識である取捨選択の結果でもあります。
お金をもらうと話しは変わりますが、一方的に相談される場合の内容、その解決方法は自分の在り方や人間性、価値観や観念に影響のあるもので、自分にとって大切な理解やヒントになります。
すると、相手のための相談は自然と自分のためにもなり、相互利益にて自らも納得して疲れることはなくなり、相談を受けるのが楽しくもなると思います。
相談をされやすい対処方法④:同情しないで共感する
最後の対処方法は、疲れるしんどさをなくすための対処です。
方法は疲れる要因となる、使われる状態をなくす。
同情しないことです。
相手に飲み込まれないという言い方でもあり、アウェイにならないこと。
同情とは自分を消して相手の感情や思考に入る状態なので、いわば捨て身でピョイ。
これでは相談にのることも解決のために勤しむことも困難で、自らの意志が相手の中に入って見えなくなります。
これをなくすには、共感します。
共感は自らの意見や感情を持ったまま相手と照合するイメージでして、相手の中に入らずに過去の記憶からそれに近いものを自分に投影して、相手の感情に近付ける行為です。
「この前コンビニで弁当温めたらちっさなゆで卵爆発、元々小さいのにまるで消えたんだよ、最悪だよねー」となれば、
笑っちゃう、と共感ではないので、自分がコンビニでお弁当を温めてもらった時を思い出して想像し、「ゆでたまごなくなったら嫌だよな」と自分の意見で共感して、「最悪だね」と。
※同情対処の詳細は、エネルギーを奪う人の特徴と真意│人の幸せを奪うこと をご覧ください。
同情してしまった場合は同情誘導する
同情してしまうと既に飲み込まれていますが、疲れないようにすることもできます。
同情誘導。
相手の愚痴や同情求めをこちらから誘導して、自分も愚痴っちゃう。
例えば、「自分はこんなに大変なの」「こんな自分を認めて欲しい」という同情があれば、「そんな仕事までさせられてんの?うちの上司ってしょうもないね、こないだなんかさ…」と自分が同情できることに話しを持っていきます。
お互いがお互いのフィールドを共有することができ、エネルギーを奪い取って自分だけ満たされようという一方通行を消して、同じ矛先を見る両者の利益になります。
愚痴りたいだけかもしれないので、相手を認識して、話しにくい状態に持っていくために座席を変えたり、姿勢を正すことも重要です。
ピーンと姿勢を整えると自然と波動状態が高まるため、相手との波動合致をなくして愚痴る意欲を喪失させることもできます。
ポイントは、飲み込まれても自分を消さずに保持、自らを主張できる在り方を探すことです。
※悩みのスピリチュアルな理解については、悩みがあるから良い。スピリチュアルな悩み相談に大事なこと をご覧ください。

相談されると疲れる スピリチュアルな話 まとめ
相談されやすいことをどう自分のために活用するか。
自らの利益への着目を忘れないことは何よりも大切です。
それは自分のためのみならず相手のためにもなり、心から相談を解決する能力向上にも、敬いを高める気持ちにもなり、自他共に役立つことと思います。
相談者は自らに苦しみや辛さがあるので、自らをフォーカスの全てにして相談を解決しようと欲します。
相談を受ける側はこれを理解した上で、如何に相手のためになるかを考えて解決に向かい、その認識を強めるためにも自らの基盤や状態を心地良く、最適な状態にすることが望まれます。
それは、目の前の一人を助けたいのか、より多くの人を助けたいのかの選択でもあります。
答えはもちろん、「自分の好きなようにしたい」です。
なので、目の前の人も助けて、多くの人も助けます。その根底にあるのは、助けられる自分になること。
目の前の人を助けながら自分のためにし、より多くの人を助けましょう。もちろんそうしたければですが。
認められるか期待されるかは自分次第です。
相談を受けることで何を思うか、相談されやすいから何を感じるか、相談してくれることに何を想うか。
相談を受けるからには、助けたいと思うからには、そこに自分の意志と意見があります。
意志と意見があれば、同情は自然と共感になります。そして自らをより育んで高められた時、同情は本当の敬いとして他者を愛に包む力となります。
その領域に向かうかどうかは選択、人それぞれです。
そんな未来は遠く長く続いている相談されるライフ。相談されることは利点であり自らの強みですので、あとは如何に短所から向上を図って対処、改善するかが大切かと思います。
疲れるのも大切になるスピリチュアルな話でした。
それじゃあ、一度に10人の相談を受けられるようになっていきましょう。
そんな人、いたんだってー。
ちょうど ”疲れるのはナゼ?” と思っていたので
私のこと??かと思いながら読んでました。笑
手乗りインコ(メス)を飼ってるのですが、
私に発情してしまい、困っています。
インコの想いは可愛いもんですが、
好かれすぎ、頼られ過ぎも困りますはちょっと・・。
それにしてもいつも、このサイトのおかげで
前向きになれます。
今回も素敵な記事をありがとうございます!
発情とは、可愛いけど、たしかに困りますね。笑
お疲れをフッと飛ばしていきましょう。
良きですね。