心理

【自分に負けたくない気持ち】勝ちたいわけではない大切な心理

アフリカとインドに行った時、私は明確に思いました。

「自分に負けたくない気持ちが大切なんだ」

人生ではへこたれ、へし折れ、挫ける時が何度もあると思います。

私達は何万回、何億回自分に負けているかわかりません。

自分に負けたくない気持ちは自らと向き合い、勝つことを目的にはしない心理があります。

ここでは、経験にて気づくことができた、自分に負けたくない気持ちの大切さを見ていかれてください。

  • 自分に負けたくないと勝ちたいの違いとは?
  • 負けたくない気持ちを知った体験談とは?
  • 負けたくない対象を自分にする重要性とは?

これらを紐解き、「自分に負けない」と思う大切さを知っていただく内容となっております。

勝つ気持ちも大切ですので、負けないに潜む別の大切さを一つの考え方として、知る一助となれば幸いです。

自分に負けたくない心理

自分に負けたくないと勝ちたいの違い

「負けたくない」「勝ちたい」

両者の目的には大きな違いがあります。

上下区分けを作らないで負けないか、上下区分けを作って勝つか。

勝負の認識は、勝が上、負が下になるので、勝つことは自分を上にすると同時に相手を下にする明確な行為です。

「勝ちたい」と思う心理は、相手との比較によって上になりたい意志や欲があり、はっきりとエゴがあります。

「負けたい」と思う場合も同様で、下になりたい欲があり、はっきりとエゴがあります。

「負けたくない」になると心理が一変して、上下を区分ける認識がなくなります。

 

負けたくない気持ちは対等、勝ちたい気持ちは上下

上下区分けをしない認識は、自分と相手を対等(または上下概念がない)と捉えます。

対等な認識には一方通行の利用概念がなく、利益を貰えば与えるWinWin。勝負によって人の価値や評価を決め、片方が上なら片方が下になるシーソー概念がありません。

勝っても負けてもあくまで結果であり、「勝ったから負けた相手は自分より下、ダメ、権利なし」という思想になりません。

上下を明確に分けることを欲する場合、関係性は上下関係になり、他者の上で成り立つ階級制世界になります。

といっても、「勝ちたい」という意志や欲はとても大切だと思います。

今の社会制度や仕組みでは勝つことが価値になり、お金という資本も手に入り、人を蹴落としてのし上がる競争が多々あるので、勝ちたいと思わないと蹴落とされる危険性もある環境です。

※比較する心理は、【人と比べてしまう原因と心理はシンプル】比較は常識。癖は選択。をどうぞ。

 

自分に負けたくないか、他人に負けたくないか

負けたくないのが自分か他人かの違いはとても大きいです。

自分に負けたくない場合、勝負は自分との向き合い。競争相手が他人だとしても自分との向き合いを勝負にします。

例えば、机上の勉強。

教科書とのにらめっこは自分の中に潜るように、嫌だと思える気持ちが出て来て、自分との戦いが始まります。

「やめたい」
「もっと勉強しなくちゃ」

対等認識が事前にあるため、他人との戦いであっても自らと向き合って、才能を引出し、能力を高め、相手との比較ではなく自分と比較します。

例えば、カーンとゴングが鳴ってプロレス開始。序盤は苦戦し、バックドロップされまくって頭ヘロヘロ。

自分に負けたくない人は着眼が相手ではなく自分。
「相手はどのタイミングで後ろに回ってくるんだ?」と考えず、「あそこで後ろを取られる私はどう対処し、どう改善するべきだ?」という認識です。

認識の仕方が相手主体ではなく自分主体。目的が相手を打ち負かすことではないので、ボコボコにするのではなく自らを向上させる意識が特徴的です。

自らの直面した状態や状況、不安や恐怖、嫌で拒否したくなること、自分ルールの縛り、制限や制約との向き合いに集中します。

自分に負けたくない人は、自己理解を深めて向上する意志があると考えられます。

極端に言うと、勝つことでの他との比較による価値や評価(外付けの装飾、アイテムコレクション)に興味がなく、自らと向き合い制限解除、向上、成長、恐怖などの抵抗をなくす、自己内部クリアの目的を持ちます。

モチベーションや動力の見出しが他ではなく自分であり、自分のエンジンは自分でかけるタイプです。

 

他人に負けたくない心理は自己保持

「この人には負けたくない」という気持ちが強い人もいます。

自分か他人か、矛先が違うと明確に起きるのが、価値の見出しを自ら作るか、他に見出してもらうかです。

自分に負けたくない人は着眼が自分であるために、相手をボコボコにした比較上の強さに興味がなく、どれほど価値を作れるかの創作意識へ向かいます。

自ら創るので失敗や間違いがあっても責任は自分にしかなく、人のせいにすることなく責任を持ちます。

他人に負けたくない場合には、価値は創るのではなく他人に見出してもらう状態になりやすく、「負けなかった」という結果が他との比較上での、下にならなかった価値になります。

「勝ちたくない」というのも同様で、他との比較による上下を作りたくない前提で、上にならないことが自分にとっての満足や納得の利益になり、その結果が自分にとっての価値になると考えられます。

下にならなかった価値は、自らを保持でき、否定や批判されず、自己評価を下げずに現状維持を図れます。

他人に負けたくない心理は現状を保持して正当化したい思いがあり、不安や恐怖など拒否したくなることへの抵抗感が強いと考えられます。

※着眼が他人ではなく自分の心理は、他人に興味が持てないのはなぜ?心理を探るとわかるのは改善不要 をどうぞ。

 

負けたくない気持ちを知る体験談

勝ちたいアフリカ人

私が旅をして西アフリカのマリ共和国にいた時のことです。

マリは治安があまりかんばしくなく、街中では殴り合いの喧嘩が日常茶飯事でした。

街を外れると内戦や部族間の争いが絶えないため、場所によっては危険地帯でもあり、人が多い場所ではとにかく勝ちたい人で溢れていました。

まるで猿の集団です。

喧嘩が日常的なので誰も仲裁せず、どちらかが勝って終わり。必ず敗者がおり、ボコボコです。

明確な上下を作る世界があり、物理的に見えるかどうかの違いだけで、「これが日本では間接的な社会制度として常識なんだよな」と考えさせられました。

勝った人は利益を得ます。

例えば、バスステーションで客取りのために喧嘩したバス会社同士。勝った方が客をゲットし、お金を得ます。負けたらなし。

利益や価値は自らではなく、他との比較や上下区分けで見出されるシステムに見えます。

 

負けたくないインド人

一方、インドは負けたくない人で溢れていました。

もちろん勝ちたい人もたくさんいますが、私の印象では他人か自分かに負けたくない人が圧倒的に多く、とても印象的なシーンがありました。

彼らは喧嘩したらやめません。どちらかが死ぬまでやめないと現地では言われています。

「えっ、ちょっとヤバい人達じゃない?!」と初めは思ったのですが、内情は少し違うようでした。

インドの人々は、カーストか宗教か教育か何が原因かわかりませんが、「自分が負けた」とは何があっても思いたくない想念のようなものがあり、負けを認める時は完全に自分を下だと認めて上を崇めます。非常に極端です。

負けたくない気持ちが強く、「負ける」という概念がないほどです。

喧嘩した時に本当は勝ちたいとは思っていないのですが、負けたくない気持ちが強いので引くことができず、片方が負けを認めるか勝負できなくなるまで続けます。

いかんせん負けを認めないのでずっと続きます。

しかし、多くの喧嘩を見続け、私も何十回喧嘩したかわからないほどして気づいたのは、インドでは喧嘩が起きるとある一定のラインで必ず止めが入ります。

暗黙のルールのような、初めは面白がって見る場合もあるのですが、「はいここまで!」みたいな具合でストップが入り、終了。

国としてのカースト制度にて階層性がありながら、上だ下だという概念が希薄なのでとても興味深く、宗教や精神文化が根付いているので他人に負けたくない人々の中に、自分に負けたくない人もとても多い印象です。

※負けず嫌いを知る体験は、負けず嫌いの心理は極端に二つ。ルサンチマンはストレスへ をどうぞ。

 

他人に負けたくない体験談

私自身の体験では、過去の私はとにかく他人に負けたくない気持ちが強くありました。

ただ勝ちたいと全く思わないので、自分自身でも何がしたいのかよくわかっていない時もありました。

私は人にあまり興味がない特性があるので、「他人」と言ってもどちらかというと常識やルールなどの「他」に負けたくないという気持ちが主体でした。

典型的なのが、「逃げてはいけない」というルールに負けたくない気持ちです。

自分の意思で理解していなかったのでルールを脳内に埋め込んで、「絶対に逃げてはダメだ」と強烈にルールに従い、どんなに嫌でも拒否したくても逃げないように戦う癖を作りました。

不安や恐怖、辛くても苦しくても我慢して耐え、逃げない。

負けたくない気持ちの真相は、他のルールに縛られる状態に負けたくないというものです。

自分がいないので、社会への反発に繋がりました。

「下にならない、社会に負けない、大衆に従わない、自己評価を下げたくない、価値を下げたくない」

他人に負けたくないと思っている時の私は、下にならない、従わない状態を認識することで、自分に対する価値を得ていました。

他の人やルールや情報を基に価値を見出してもらう状態であり、嫌がることから逃げない自分を作ることでの自己満足にて、「自分の力で生きている」と思い込む工作でした。

心理を紐解くとあったのが、自己支配です。

 

自分に負けたくない気持ちの真意

あらゆる体験によって自分を少しずつ知り、自分に負けない気持ちの大切さを実感しました。

私の場合は、「逃げてはならない」という他の情報による縛りを利用して、自己価値を保持するための思考工作をしていましたが、「逃げちゃえ、いえーい」となった時に気づきました。

逃げないで立ち向かい我慢することが、恐怖と向き合わない策だったと気づいた瞬間。

自分の中にある恐怖と向き合えていなかった私は、「もう逃げないとやってらんない」という状況を経験した時に、[逃げる=負け]と思っていたのが、[逃げる=負けなかった]だったと知りました。

考えていたものとは真逆。負けだと思っていた逃げる行為をしたら自分が望んでいる状態を手に入れます。

自分に負けないとは自己支配の縛りを解くことだと体感しました。

これは私の場合なので人によって変わるのですが、自分の中で縛って支配し、頑張っているように思い込んで実は楽な方を選んでいること(認められない事実の誤魔化し)に気づけるのが、自分に負けたくない気持ちという理解です。

 

自分に負けたくない気持ちは自分と向き合うための重要心理

私が学生の時に全校生徒の前で表彰される機会があり、私ではない別の人がスピーチをする予定でした。

しかし、その人はあまりの緊張に、「お願い」と私に告げて逃げました。

「ほぇ?」と目が点になり、口がとがったままフリーズしたのをよく憶えています。

その数秒後にステージに昇ってスピーチという、とんでもない無茶ぶりをされ、何も考えていない私は頭が固まりました。

「逃げちゃダメだ」という念に頼って、なんとかその場で出てきた言葉を話し、難を逃れて無事に終わりました。

負けなかったと思っていましたが、実際にはステージから、「嫌だー」と言って逃げられるのが、自分に負けたくない気持ちです。

自らの行為の否定をせずに、「逃げてやったんだ、よし」となれれば自分に負けなかった結果そのものです。

自分に負けたくない気持ちとは、自己支配を解くための心理であり、自らの中にある認め難い事実を探るための気持ち。

自己探検隊が向上をやめない意志が、「自分に負けたくない」という気持ちを作ると考えます。

※自分を認められない時は、【苦しいのは心のサイン】自分を認められないのが難しい時の自己理解 をご覧ください。

 

自分に負けたくない まとめ

嫌で認め難く拒否したいことが自分の中にはたくさんあります。

自分に負けない道はいばらです。

「探検隊のみなさん、心臓横の小さなボックスはトラウマだから開けないでね」なんて言いたくなるものです。

平気で開けちゃいます、どれどれ。これが自己探検隊と言う名の自分に負けたくない気持ちです。

いばらなのは認めたくない気持ちがあるからで、少しずつ自らと向き合って不明確をクリアにしていくと、鼻歌を奏でながらお花を摘むような探検タイムになり、初めは大変ですが先へ進めば進むほど必ず楽になります。

他人に負けたくないのも自分に負けたくないのも、どちらも大切な気持ちであり心理があります。

役割が違うので、両方を知って少しずつシフトしていくと良い塩梅かと思います。

他人に負けたくない気持ちは、自己保持、現状維持の正当化、価値は他から見出し、下にならないことで恐怖との向き合いをせずに済みます。

自分に負けない気持ちは、自己探求にて認め難い事実と向き合い、価値は自ら作り、他を介入せずに自分のみの自責を持ち、常に向上して自己理解を深めます。

自分自身の状態や状況によって、どちらが活用的か変わります。

「勝ちたい」という気持ちがあると、自分を上にする上下区分けは他によって価値を見出してもらえるので、まるごと自分を作ってもらえます。

競争社会では生き残るために必須なほど重要な気持ちになり、どんな環境で生きていくかの選択が何を必要とするかを変えます。

自らを知りたい方は、自分に負けない気持ちを持たれることをおすすめします。

自分を知る上では他との関係性に上下区分けなど一切不要であり、邪魔です。ただ社会では重要な関係性ですので、「ここでは勝ちたい、ここでは他人に負けない、ここでは自分に負けない」などの区分けができるとバランスをとることができます。

どんな気持ちを持つかは自らの内情を教えてくれます。

気持ちによって自らの在り方を決めることができるので、気持ちを把握して使用するスタンスは自己理解に大切な考え方です。

勝負の概念ではまるで自分との激しい戦いに思えますが、誰も傷つけない戦いとして、自らとの向き合いがある。そんな内容が自分に負けたくない心理です。

自らを見つめ直すご参考となれば幸いです。

それでは、自分に負けたくない心理のお話を終了します。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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