生き方

【無気力を楽しむ】人生がつまらない時のネガティブ活用。インド人はいろいろ知っている

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気力があるかないかは、抑揚があるかないかを分けます。

抑揚がないと平坦なリズムがスー。

一方、抑揚があると、「あ、自販機の前にキリンだ…っえ!」と刺激が脳内で放たれ、何かがピクッと動き出します。

無気力状態では人生に変化が起こらないため、つまらないのが自然だと思います。

私は幼い頃に表情が一つに固定され、高校生の頃に無気力が恒常化し、抑揚のない中を生き、人生とは辛くてつまらないものが当たり前だと思っていました。

しかし後世、人生が楽しくてしようがないと気づいた時、明らかに違う点がはっきりしました。

ここでは、『無気力』にフォーカスするとわかる、人生がつまらない仕組みと、楽しくする以上に重要な理解を見ていかれてください。

  • 人生をつまらなくする無気力の中身を知りたい
  • 無気力の活用法、インド人の知恵を把握したい

無気力だからこそ「つまらない」を変えられる理解があります。

私自身のインド体験を含めた内容、一つの考え方としてご参考になれば幸いです。

無気力で人生がつまらない理由と仕組み

無気力は人生をつまらなくする

生まれて生きて死ぬ。

起きて、食べて、働いて、眠る。

私達はこれを毎日続けます。

幼い頃から流れ続ける不変の光景を見続けると、飽きてつまらなくなるものです。

駅の案内で何度も同じことを聞かれればつまらなくなる、そんなイメージです。

これがつまらなくない人は、一連の行為が楽しいとインプットされているかもしれません。

起きて楽しく、食べて楽しく、働いて楽しく、眠って楽しい。

楽しい記憶があればあるほど、刷り込まれれば刷り込まれるほど、一連の行動には刺激があり、感情があり、躍動があります。

つまらなくない理由は、毎日繰り返しの行為でも気力(動機、意志、気持ち)があるからだと考えられます。

無気力な場合、一連の行為には動機がなく、意志がなく、気持ちがなく、抑揚がなくなります

抑揚がなければ人生がつまらないのはごく自然です。

このことから、「どうして無気力なのか?」の理解が、つまらない根本原因を表します。

 

人生がつまらない根本原因:無気力の紐解き

私自身を洞察対象にすると、高校生の時に無気力が頂点に達しました。

中学生の頃から始まった家庭事情の抑揚、気力がなければ生きられなかったため、必死に生存しました。

しかし、それを乗り越えた時、抑揚がなくなりました。

気力がないとなにもかものやる気が出ない。

高校時代は常に死んだ顔をしており、お弁当箱は卵焼きの一色(その内に飽きて食事はガムに)。

今思うと、無気力の原因は明確です。

『抑圧による疲れ』

自分の力を発揮したいのにできない(あらがい)状態を長く過ごすと、ある時にププンと何かが切れます。

脱力、だるい、めんどくさい、やる気が出ない、行動できない、変わらない、刺激がない。

自分の力が発揮できず、能力や才能が出せず、育めず、周りを気にして、感情も欲求を抑え、本気が出せない、出そうとも思わない。

抑圧の継続は抑揚を停止させ、人生をつまらなくする原因だと考えられます。

 

無気力になる抑圧の中身

抑圧をさらに紐解くと、このような内情が考えられます。

抑圧による無気力の要因
  1. コンプレックス
  2. 劣等感
  3. 許せない念
  4. 感情抑制
  5. 罪悪感
  6. 自己犠牲
  7. 優柔不断
  8. 我慢
  9. 完璧主義
  10. 仮面過多(嘘や誤魔化し)

あらゆる心理内情によって抑圧が増えると、疲れてしまいます。

「このままでいいや」という諦めや妥協が増え、変わりたくても行動に向かいずらくなり、これまで通りの日常を過ごそうと脳が恒常化していきます。

これは人生だけでなく、納豆を食べるなど日常的なことにも該当します。

納豆に醤油をかけなければただの臭い菌。

抑揚がないとはこれに違和感を感じない状態、「まぁこれでも食えるからいいや」となります。

 

つまらない時は楽しくする以上に大切なことがある

抑圧の蓄積が原因である場合、徐々に気力を失う過程があり、最終的にカップから水が溢れるようにププン、無気力になります。

溜まって許容を超えたらアレルギー反応が表れる花粉症のようなイメージです。

つまらない状態を変えようとすることで、ネガティブではなくポジティブにしたくなるかもしれません。

しかし、状態を反転させて楽しくするのは困難(私の経験上は不可能)でして、やればやるほど嘘と誤魔化しが増え、虚栄心とプライドを強め、自分を見失う可能性があります。

この方法は自らを騙す自己欺瞞(ぎまん)へ向かってしまい、時間経過と共に悪循環が露呈し、うつや神経症になっていきます。
※私がこのパターンでした

納豆が味気ないので調味料をかけまくり、生卵もネギもシソも入れて、七味もかける。

「これは納豆ですよ」と言っておけば、丸くかたどったポテトでも気づかなくなる、そんな原型の見失いになるのが、抑揚がない状態の誤魔化しです。

私達には脳機能のホメオスタシス(生体恒常性)があると知られていますので、つまらない状態を反転させる以上に大切なことがあります

ホメオスタシス[homeostasis]とは、

恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。

恒常性が保たれるためにはこれらが変化したとき、それを元に戻そうとする作用、すなわち生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。
※Wikipedia 引用

無気力が原因でつまらない場合、人生を楽しくする以上に、現状の無気力(抑揚がない)状態を如何に活かすかが重要です。

無気力をどれだけ活かせるか。

無気力でつまらないからこそ理解できる大切なことがあります。

現状を誤魔化さず、無気力だからこその理解を深め、その後に人それぞれ楽しんだりと工夫を加えていく順序立てを意味します

 

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無気力の活用方法

無気力を大切にするインド人達

私はインドに行くのが大好きです。

そんなインド、行かれた方はわかると思いますがカオスそのものです。

日本では味わえない日常があり、食べる、眠るだけでも抑揚のない状態を味わうのは困難、無理やり抑揚を付けられます。

現地の人々と深く関われば関わるほど、浮彫りになるのはリアルな生活。

例えば、人力車をキコキコするガリガリのおじさんは、雨の日も錆び付いた重い1速ギアで、太った人を乗せて一生懸命に目的地に送ります。

1日5ドルほどの稼ぎです。

毎日同じ区間を、毎日一生懸命働き、同じようなご飯(豆とチャパティ)を食べ、一人分のスペースで決まった時間に眠ります。

多くの人々は路上で働き、毎日屋台で同じものを作り続ける人もいます。

人力車のおじさんも、屋台でひたすらチャーハンのみを作る少年も、チャイを作るおじいちゃんも、無気力でつまらなそうに見えますが、ネガティブで困っている様子を伺うことはほとんどありません。

「さぁ、今日も働きますか、よいしょっと」
「おうジャパニーズ、チャイはどうだ、俺のチャイが一番うまいぞ」
「あそこは行くな、不味くて飲めたものじゃない、何よりこだわりがない」

ボーと火を焚き、タンタンタンと牛乳をかき混ぜながら鍋に入れ、砂糖をドバッと入れ、こだわりのスパイスを調合し、座ってジーと一日を過ごす。

人生がつまらなくて苦しいのが当たり前の前提があると、「無気力だからつまらない」にはならないそうです。

私がある田舎町にいた際、露店主人がどうも無気力でつまらなそうに見えたので話しかけました。

すると、すぐにチャイとお菓子をおごってくれて、人を呼んで談笑が始まります。

主人は、「俺たちの人生なんてつまらないぜ、はは」と言います。

「それなのになんでそんなに楽しそうなの?」と聞くと、

「楽しくなんかないぞ、なぁ、ハハハ(みんなでハハハ)」

このように無気力を大切にしているさまがあり、そこには真意がありました

深堀りしていきます。

 

無気力を活かす方法

無気力を活用するインド人が教えてくれるのは、人生の本質かもしれません。

嘘や誤魔化しではなく、人生がつまらないことを当たり前だと思う彼ら彼女らは、物事の陰と陽の両面をしっかり捉えます

仕事が単調であれば、「刺激がない、面白くない」とネガティブな面を見ながら、「時間ができる、自由時間が増える」とポジティブな面を見ます。

人力車の人を例にすると、「お金が稼げる、家族に仕送りできる」とポジティブな面を見ながら、「ひどく疲れる、低賃金の仕事だ」とネガティブな面もしっかり見ます。

「人間がやる仕事じゃない」と自ら言う人もいます。

無気力を楽しむ人の大きな特徴は、ネガティブな面を重要視して受け止めること。

「ひどく疲れる、低賃金だ」を受け止めることは、起こっている現実を認めるさま。

無気力を楽しむ真意は、誤魔化さず、他と比較せず、自らで物事を捉え、理解する在り方

一言にすると、主体性

人生の主人公をはっきりさせることです。

どんな環境でも立場でも仕事でも、自らを主人公にして捉える時、ふらふらと暇そうに歩いている色白のアジア人(私)は、彼らにとって旅人AとかDでしかありません。

無気力でつまらなそうでもネガティブで困っている様子がなかったのは、みな自分が主人公だと思っているからであり、ネガティブな面を誤魔化さずに受け止めているからでした。

本当につまらなそうな顔でチャパティを焼いている人、かなり多いですが、自分が人生の主人公だと知っているため、今日も自信満々に焼きます。

「自分を主人公にする機会が無気力」という考え方。

無気力な時が、人生に主体性を持つ機会、アップデートのタイミングを示唆します。

 

人生がつまらない時は順序立てがポイント

無気力を活かす順序があります。

無気力を活かす順序
  1. 無気力と向き合ってサインを把握
  2. 主体性を持ち、主人公認定
  3. 抑圧の解放

 

①無気力と向き合ってサインを把握

「つまらない」と思う場合、人生の主軸が曖昧になっているサインと考えられます。

無気力を誤魔化さずに向き合うと、このサインがはっきりわかりますので、これがファーストステップになります。

 

②主体性を持ち、主人公認定

主軸を明確にするために主体性を持ちます。

「私が主人公である」
「この人生は私が自らの手で作り、歩みを進める」

自らをはっきり主人公だと認定します。

現実の主人公は服がボロボロでも宝石がキラキラでも、どっちでもいいんです。

他者との比較は向上する際に必要ですが、無気力な状態では美味しくも価値にもなりません。

主体性を持つには、誤魔化さずに無気力と向き合い、つまらないことのネガティブ面を受け止めます。

受け入れる必要はありません、「これはこういうものだ」と受け止め、誤魔化さないことが大切です。

納豆なのかなんなのかわからなくするのではなく、納豆そのものをしっかり味わえるようにするイメージです。

 

③抑圧の解放

最後は無気力であり、「つまらない」の根本原因である抑圧を解放します。

主体性を持っても抑圧はありますが、無気力やつまらないことを誤魔化さずに向き合うことで、抑圧を解放する時間を自ら設けられます

私自身がそうでしたが、もし誤魔化すとまるで抑圧なんてないかのごとく振る舞い、思い込ませて一時凌ぎにはなりますが、現実を見れなくなりながらそれに気づくこともできなくなります。

無気力をないがしろにせず、主体性の大切さを噛み締め、主人公だと自らを認める順序を踏むからこそ、つまらないを楽しいに変えることができます。
※楽しむ必要がなければ楽しまない選択もできるのが特徴

具体的には、「抑圧だ、縛りだ」と思わない解放タイムを自ら作ります。

  • 山を登る
  • サーフィン
  • 森の中でコーヒーを飲む
  • 自分だけの場所で車中泊
  • 休日は月一回自由に旅行
  • 自転車に乗って風を感じる
  • 川をアーと言いながら無力で流れる
  • 子供と宇宙語をパニャパニャ話す
  • 合う人々とどうでもいいことで談笑
  • …etc

不定期ではなく、定期的に実施するとより解放されていきます。

抑圧の解放は、能力や才能があるかどうかは関係ありません。

一切縛りのない状態を自ら作ることが、無気力を活かす最終段階となり、「つまらない」はなくなっています。

 

人生がつまらない時と、楽しい時の違い

最後に、私が無気力でつまらなかった時と、そうではない今を比べるとわかる、明確な違いをご覧ください。

私は会社員でしたが、退職して海外の旅を始め、ブログをしながら旅するようになりました。

過去と今の違いは、「好きなことをしている」ではありません

今の私は旅のことを考えると楽しくてしようがなく、ビザを取得する手続きをするだけで子供のようにウキウキします。

この理由は、抑圧と抑圧の解放をコントロールしているからです。

人生がつまらない時と楽しい時の違いは、抑圧と解放のコントロールであり、人生を自分に合わせて作っているか否かです。

抑圧は人生において必須項目の一つでして、抑圧する時はあえて抑圧する大切さがあります

人生のプロジューサーみたいなイメージでして、冬が寒いから春が嬉しいように、抑揚を付けることで人生の彩りを作れますので、抑圧は楽しみや幸せを作るために活用的です。

無気力の活用は無気力をあえて堪能することであり、寒い時は寒さを思う存分味わうこと。

自由を謳歌するためにも、欲求を実現させるためにも、自己を超越するためにも、抑圧と解放のバランスを調整しながら、解放する時は一気にいきます。

それが私の場合は旅。

人それぞれに解放行為があると思います、ご自身の解放は一体なんでしょうか?

 

まとめ:無気力で人生がつまらない

  • 気力がないと抑揚がないため、人生がつまらなくなる
  • 抑圧による疲れが無気力を作り、縛りや我慢や自己犠牲に起因する
  • 人間にはホメオスタシスがあるため、「つまらないから楽しもう」はご法度
  • 人生を楽しむ以上に、無気力を如何に活用するかがポイント
  • インド人はメチャクチャだけど、なんか奥が深い
  • 無気力は主体性を引き出すアップデートチャンス
  • 抑圧は抑圧を解放するためのアクセントになる
  • 抑圧と解放をコントロールすると、人生を楽しくすることができる
  • 無気力を活かし、楽しくする、そんな順序立てが大切

ポジティブな状態には喜びや楽しみなど、躍動の明るさがあります。

一方、無気力というネガティブな状態には、躍動がないからこその落ち着き、静寂があります。

静寂は物事を真に理解する機会になり、必要な物事を導き際立たせる月明り。

人生の醍醐味は陰も陽も共に活かし、混ぜ込み、調和させることにあるかと思います。

そのためにも無気力を活かし、人生を始める一助となれば幸いです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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