目立つ。これは時に天国、時に地獄。
いえ、地獄、むしろ地獄、ほとんど地獄。
目立つことはとてもやっかいでややこしく、めんどくさくて煩わしい、気持ち悪くて憤りと嫌悪、さらに耐え難いさらけ出しに干渉の雨あられ、嵐、台風、ベロベロベロ。
人との関わりは許容や望みを超えるとヘドロもんです。
目立つことも大切ですが、ここでは目立つことでお困りの方や苦しむ方を対象に、目立たない人になる、存在感を消す方法をお伝えします。
私、エセ忍者として生きております、絵描きです。
存在感を消すための私なりの経験と理解がありますので、必要な方の一助となることを願います。
何もしなくても目立つ人の理由や心理の紐解きも併せてお伝えしていますが、なんかにおう内容ですので、見極めてご覧ください。
Contents
目立たない人になりたい

目立つ人の心理
目立たないことは、簡単に言うとこんな感じ。
「あれ、〇〇さんいたの?いつからいた?」
「初めから」
目立たない人は存在感がありません。
存在感がないとは自分という存在の確証がないことですので、あまり望む状態ではないかもしれませんが、他者との関わりで不利益を被ると、目立つことは時に邪魔になります。
目立たない人になりたいのは存在感が邪魔、目立つことに不利益が多い状態が考えられます。
不利益とは、認め難い、受け入れ難い物事の発生、嫌なこと。
目立つと起きること、それは人間関係の量産、そして多様化による複雑さです。
シンプルな関わりが減り、不要なドロドロを味わい、見たくもないものを見せられ、一方的な自己表現をされ、一方的な自己満足に浸られ、利用され、利益追求の舞台を見せられ、干渉され、くだらない世界に入れ込まれ、価値観や在り方を変えようとしてくる人までいる。
目立つとこのような環境がとにかく増えます。
これは、やってらんないくらいめんどくさいですね。
謎に偽り、演技し、気を使い、仮面を作り、着ぐるみまで着てくる人も。
するとこちらも仮面を作り、暑い中で着ぐるみ、自己防衛必須になり、無用な思考が多くなり、ストレスが溜まり、周囲の認識を増やし頭も疲れ、つきたくない嘘までつくことに。
目立てば目立つほど、存在感があればあるほどに、[1vs多数]の関係性が常に起き、自らを護り保持するために多数の中に入る必要があり、嫌々自分を変えることが起きます。
不毛な飲み会参加、謎の休日イベントに仕事じゃないのに出る、ましてやイベント主催側として準備、前乗り、は、マジ?と。
同僚一人と話しているだけで注目され、会話参加、詮索され、気にされて気が抜けない、まるで監視カメラがジー。
誘われまくると断り続けるだけでも疲れ、「それ、自分が喜ぶために人のこと疲労させてるの知らないの?」とは言えない、今年もお返しのプレゼントどれだけ準備すればいいの~。
目立つことで人間関係が勝手に増えていき、周囲からの不要な影響が嫌でも多くなります。
常に対多数の関わりがあることで、自分を保ち貫くことが困難になり、中には、「目立つのって無駄に疲れて大変だよね~、そんな君とディナーを」と心理を探って近寄ろうとする人もおり、自然と人間の内外のギャップ、偽りや演技にて利用して我欲を満たそうとする神経まで見えてしまう、オエオエオエオエオエー、ベロベロベロベロベロ~。
結構大変ですね。
目立たない人になりたい心理と理由
上述の内容をまとめると、こんな具合です。
- 自分の在り方を尊重する
- 干渉を嫌う
- 他への興味・関心が薄い
- 喜びは自分で作れるので他への執着や依存を求めない
- シンプルでわかりやすい関わりを大切にする
- 常にアウェイ(対多数)を作られる不利益への抵抗
- 自己理解が深く、物事の要不要を熟知している
- 共存理由は恐怖対処の集団意識ではなく、効率化や個々の成長などプラスに着眼
- 自らが露呈され、情報把握されることへの抵抗
- 観察、詮索を嫌う自己防衛意識優位
- めんどくさがり
- 自己責任の念が強い
- 穢れを見たくない純粋さ
目立つ利益以上に不利益が多いと、目立たない人になりたくなります。
他者に自分を知られることを好まない人もおり、自己責任の概念が強い特徴があります。
そこには、「自分のことは自分でやることが当たり前」の社会的自立、生活的自立の表れがあります。
中には、知らないところで勝手に事が運ばれ、「自分の存在だけ利用されている」とわかることで嫌悪を感じ、目立ちたくない=利用されたくないという人もいます。
存在感が強い現状への抵抗があり、「存在感、結構邪魔」という状態が考えられます。
人それぞれに心理と理由がありますが、目立たない人になりたいことには、※目立つ人の心理と特徴は、目立つ人の特徴は嫌でも浮く秘密の在り方|理由は心理とスピリチュアル をご覧ください。
目立たない人になるために
目立たないために存在感を消す
存在感とは自分という存在の確証であり、他者が認識する、「確実に存在するな」という感じです。
他者が体感として認識する存在確証は、自らが存在する様を感じとして発しています。
自ら発する“感じ”を他者が体感すると、初めて「存在感あるー」と。
いわば、自らの発する感じの量・質・範囲と、他者の体感感受の共同で生まれます。
このことから、存在感を消すためには二つの理解が出てきます。
- 自らが発する存在感の基(感じ)
- 他者の体感感受性(鈍感か敏感か)
このことがわかると、「どうして目立たない人になりたいのか?」の目的次第で、存在感を消すための二つのどちらに着目して対処するかが分かれます。
例えば、一部の人間から自分の知らないところで人間模様が勝手に作られ、好きだ嫌いだと言われて煩わしくなる場合、一部の人間の体感に着目し、そういった類の人間と関わらないことで対処します。
しかし、どこに行っても何をしても目立つ場合には、自らが発する存在感の基が強いことが考えられるので、自らの在り方を変えて存在感を消す対処をする。という具合です。
極端に言うと、体感が鈍感な人ばかりのところにいれば、どれだけ存在感があろうと目立ちません。
または、誰しもが目立つ人ばかりのところにいれば、他者の体感が薄くなるので目立たなくなります。
ですが、根本的には自らが発する“感じ”という存在感を調整することで、場所場所で目立つ目立たないの加減を作れるので、「存在感を消す」という方向で方法をお伝えしたいと思います。
何もしなくても目立つ人の存在感とは
それでは、存在感を消すために最も重要となる、「存在感とは何なのか?」の紐解きをご覧ください。
存在感とは、自らが発する“感じ”、他者から確かな存在として印象付けられる様。
存在感は捉え方を変えると、影響力と考えることができます。
影響力とは、自らの作用によって、他に変化をもたらす力。
人を変える力である影響力は、存在するだけでも起きます。そのため、存在するだけで他者に変化をもたらすものが存在感です。
他者のどこに変化をもたらすかには違いがあります。
- 脳に変化をもたらす
- 心に変化をもたらす
※スピリチュアルを含めると“魂に変化をもたらす”も含みますがここでは割愛します
脳に与える影響の場合は、外部情報が主体になります。
顔が綺麗、ハンサム、ブス、ブサイク、身体がセクシー、否など、肉体造形の見慣れなさ、既存の情報インプット、他の評価・判断による価値や認識(売れてる、超人気商品)などが目立つ存在感となります。
言い方を変えると、一般的(大衆的)でない様や認識は存在感から脳に影響をもたらします。
心に与える影響の場合、内部情報が主体になります。
自己発見、能力や才能、気付きのもたらし、成長意欲の見出し、行動発起、活力や躍動の火種など、自らが自らを見つめ直したり、理解を深める動機を与えることが目立つ存在感となります。
言い方を変えると、自己認識への気付きを与える存在感は心に影響をもたらします。
存在感を消す際のキーは、心に変化をもたらす存在感です。
心に変化をもたらす存在感の正体とは?
共に影響となる存在感ですが、脳と心では影響の度合いが比較できないほど違い、圧倒的に心に変化をもたらすことが存在感を認知させます。
脳に影響を与える存在感は、外的な情報としての存在感となるので対処も容易になりますが、心に影響を与える存在感は本人が影響を与えている自覚がわかりずらく、何もしていなくても、どこにいても目立ちます。
知らないところで嫌われたり好かれたり、いつのまにか影響を他者に与えて、憎まれたり疎まれたり、ファンになられたり慕われたり。
さらに、容姿が一般的なのに目立つ場合には、固定観念とのギャップも他者の認識の中で作られ、「美人(ハンサム)じゃないのに目立つ」などとより目立つ理由になります。
心に変化をもたらす存在感からわかるのが、存在感の核。
存在感とは他者の認識に影響を与える情報発信。
言い方を変えるとこちら。
存在感とは他者との関わりにて自らの存在を広める影響力。
目立たないために存在感を消すポイント
目立つ人の心理と、存在感とは何かの理解から、三つのキーがわかります。
- 目立つ人は影響力がある
- 他者との関わりを軽んじない
- 存在を広める自意識がある
これらには、知らずの内に情報発信していることが考えられます。
無自覚の情報発信となるのは自意識の高さ。自己理解が深く、自分のことをよく理解している(またはそう思いたい)という認識が強いことに起因します。
実際に理解が深く、目立つ人は自らの在り方に抵抗が作られることを嫌がります。
最たるものが、自分が関わっているのに理由がわからないこと。
「なんで見てくるんだ?」
「なんでこの人私に興味ないのに話しかけてくるんだ?」
「なんであの人好意を持って関わってくるの?」
「今悪意あったよね、私なんかした?」
「わけわかんない、なんなの?」
自意識の高さは相手のことも理解します。
なんとなくでも相手が何を思って、考えているか。今嘘ついた、誤魔化した、私のこと好きだ、嫌いだ…。
これは自意識過剰とは全く別概念でして、自意識の高さは自らの認知を広げることを無意識にし、情報収集をする癖があります。
そのため、潜在的に無意識に自ら情報発信していたりします。
「私は情報収集していますよ」と。
するとより影響を与える作用が多くなり、存在感増し増し。
影響を受ける側は少し錯綜、詮索開始します。
「ん、なんか見られてる?なんか気になる?感じる?どこ?この人っぽいぞ」と目立つ人に着目。
この詮索は自己防衛として無意識にするため、お互いに潜在領域で干渉し合い、「なんか気になる」「なんか見られている」と。
潜在領域の行為と思考は全体の90%以上と言われているため、日常のほとんどです。そのため、知らずの内にしていることが多く、目立つ要因となる情報発信をしていても気付かなかったりします。
ここでわかるが、存在感を消すポイント。
無自覚の情報発信(情報収集)をやめることです。
※存在感の詳細は、影が薄い人は身体が透けている?!存在感がない原因と改善は目 をご覧ください。

存在感を消す方法

存在感を消す方法①:情報収集癖の自覚
これはあくまで私自身の経験と洞察理解ですので、思い当たる場合は参考にされてください。そうでなければ戯言ですので無視しましょう。
そんな上で一つ目の方法は、これまでの内容の自覚です。
情報収集癖として知らずの内に情報発信していることに思い当たるか否か。
他者を多少なりとも詮索、または情報収集癖がある場合、自ら存在感を作っています。
すると他者は自ずと影響を受け、良いも悪いも行為に変化が起き、干渉が起きます。
収集という名の情報発信をしていればストップすると、存在感はなくなります(またはおさまる)。
存在感を消す方法②:アイコンタクト禁止
情報発信はほとんど無自覚です。
その最たるものが五感の使用。特に目。
アイコンタクトをしている場合には、目が合った時に自らの情報をダダダと送りこんだり、他者の情報をズズズと取得します。
存在感を消すためにはアイコンタクト禁止でいきましょう。
存在感を消す方法③:においは自然に
五感の認知材料を与えることも情報発信となり、その一つ、嗅覚刺激は存在感をモワモワ出します。
そのため、においを大衆化させることで存在感を消す、または薄めます。
強い香水や、芳香剤のような洗剤、独特でレアなにおいは、自覚的でなくても無自覚の領域で気になる要因となり、目立つ情報発信になりますのでストップ。
洗剤は過炭酸ナトリウムの自然なにおいがいい感じ。そんなイメージです。
このように五感を作用させる影響、身体の接触、動作の多さ、大衆的ではない様なども存在感を作ってしまうので、控えると良い塩梅です。
存在感を消す方法④:人との関わりをテキトーにする
自意識の高い人は自己責任が強いので、一つ一つの物事を真剣に汲み取る純粋な人間性があります。
軽い会話でも誠実に関わり、記憶として蓄積されていくので情報量も過多となり、情報整理のためにさらに情報収集なんてことが起こり得ます。
ここで、開き直るかの如くあしらう。ぺいぺいとテキトーに人と関わります。
大切なことは人との関わりで中身をいれないこと。
「ははー、それいいねー、ははー」と空。
ですが、この状態に違和感があると、その反発を自覚する情報発信をして存在感を増やしてしまいます。
自分にとって違和感のある状態はより存在感を増して発してしまうので、少しずつ他者との関わりは風通りを良くし、それを当たり前にする。最後は台風筒抜けに。
重要なことは物事を深く考えない。何も考えないでテキトーに人と関わると存在感は消えてくれます。
※オーラを消しにて存在感を消す方法は、存在感を消すためにオーラを消す│方法は潜在的たそがれボー をご覧ください。
存在感を消す方法⑤:自己表現しない
わかりやすい情報発信となるのが自己表現、特に感情表現です。
感情をそのまま露にする人はとにかく存在感強め。感情表現は声の大きさにも繋がり、存在感もりもり。
上述の人との関わりをテキトーにすることにも含まれますが、中身を入れないで表現、または自己表現自体をなくすことで存在感は消えていきます。
感情コントロールが最善ですが、そうでなくとも抑制や体感感受をなくすことが大事です。
この時、「本当は私はこう思ってるんだけどな、でも言わない、表さない」という状態になるとより存在感が強まりますので、自己表現しないためには少しずつ無表現を慣らすことがポイントです。
存在感を消す方法⑥:気配を消す
自意識が強いと、存在感を消すために自らの根本を変える必要があるので、一歩一歩のステップになります。
存在感を消す前にできるのが気配を消すことです。
気配を消すためには自らの認識をなくし、他者の認識を逆に増やします。
いわば、情報収集はいくらしてもOK。だけど他者のために情報収集する認識というものです。
存在感を消すとは自分を消すことですので、自己認識をなくし、自らを理解しないようにします。
いきなりそれをするのは困難なので、自己認識となる他者の立場から見える自分、または他者の目線になった認識にフォーカスし、そこに内観からの“自分”という認識をなくします。
すると気配を消すことに繋がり、その後に他者目線の認識もなくすと存在感が消えていきます。
※気配を消す詳細は、気配を消す方法は熊が教えてくれた│忍法【自分を感じず他者を見る】をご覧ください。

存在感を消す方法 まとめ
存在感を消すとは少し悲しい気もしますが、人それぞれに存在感や目立つことは苦しみをもたらすので、思い当たる上で何か参考になれば幸いです。
私達人間は自分にないものを知ると、次のステップに向かうのかもしれません。
そのため、存在感があり目立つ経験と、存在感を消して目立たない経験を併せ持つことで、より明確に見えるものが現れます。
自分です。
なんだか意味深な存在で、あるようでない、ないようであるのが自分というものかと思います。
「己の理解は、他者や己である人との関わりに、新しい道を見せる」
そんなことを言った哲学者がいたとかいないとか。
人との関わりは軽薄でありながら濃厚。それは、関わる人によって自らの在り方が変わり、お互いの反発次第で共有が加速され、創作されていく意味です。
どんな人と関わるかはとても重要なことですので、目立っても目立たなくても関わりたいと心から想える人を見つける大切さは常にあると思います。
もちろん人と関わる必要は人それぞれの選択ですので、自らと関わるスタンスも大切。
存在感がある現状がある場合には、存在感を消すことで見える世界が待っていますので、その際に何をどう思い感じるか、価値ありですね。
「このまま目立たない方がいい」と思う人もいれば、「やっぱ目立つ方がいい」と思う人もいて、「このまま無人島に行って存在感の概念をなくそう」なんてこともあり、「もはや存在に干渉しない新世界だー」と世界地図が続いているかの如く、新しい人生が始まるかもしれませんので、未知の経験は楽しみ満載かと思います。
目立たない人になることでの経験が、良きものであることを願います。
では、今日は自分を消す授業です。
自我が消えたら自分が消えた。
そんな世界もあるー、世の中不思議ー、なんなのー、この話がなんなのー。
チャンチャン。