心理と特徴

【八方美人の末路は極端】3タイプ別行く末は『聖人or不幸or腹黒』

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嫌われたくない、好かれたい。

二つの欲望を同時に叶えたい。

よし、美人になればいい。

美人は好かれ、嫌われない、嫉妬はされる、けれども人々にプラスの影響を与え続けるため、大切な存在として価値になる。

しかし、現実はどうでしょうか。

いい顔をして、周囲への演技をやめず、本心を隠し通し、挙句に自らが自らの本心を見失う。

八方美人とはなるorならないではなく、なれるorなれないの在り方。

この違いは極端な末路を作ります。

ここでは八方美人をタイプ別に分け、それぞれの末路をお伝えします。

  • 八方美人の末路を知りたい
  • 末路を変える仕組みを把握したい

紐解くと見えるのは、意外にも社会の価値観であり人間の本質、そして重要な分かれ道。

いい顔をしたいのはどんな類の欲望なのか、人間の内情を把握する一つの考え方となれば幸いです。

八方美人のタイプ別末路:前半

八方美人のタイプ

誰にでも好かれ、誰からも悪く思われないさま。

八方美人とは誰にでも愛想よく振る舞う人。これがわかりやすいイメージだと思います。

関わる他者の気持ち、立場、思考など、他者の認識を知る、または知る努力をする意味です。

他者を理解して、愛想よく振る舞える人。

そんな人は他者に嫌な思いをさせず、融通が利き、嫌な顔一つせず、いるだけで雰囲気がベター、状況に応じたホスピタリティもバッチリ。

みんな大好きです。

しかし、八方美人を誰しもが好きかと言うとそうではありません。

なぜなのか。

八方美人といっても、いくつかのタイプがあるからです。

八方美人のタイプ
  1. 愛の人
    …忍耐と受け入れの聖人
  2. 被害者
    …諦めとマゾヒズム
  3. 魔性
    …開き直りと人間利用

さらに細かくすると、④徹底的なルール従順タイプ(どうして愛想よくするかわかっていない人)もいますが、その場合は末路も何もありませんので割愛します。

タイプによって末路が極端に変わりますので、一つずつ見ていきましょう。

 

タイプ①愛の人の末路

一つ目の八方美人、特徴はこのようなものがあります。

八方美人の特徴
  1. 忍耐強い
  2. おしとやかな性格
  3. 丁寧な振る舞いや作法を重んじる
  4. 言葉遣いや姿勢が綺麗
  5. 常に笑顔
  6. 意見があっても主張しない
  7. 知性的、頭の回転が速い
  8. 懐が広く、大概は許す
  9. 他者に合わせるのが上手
  10. 一人では価値になりにくい
  11. 調和と共感力が高く、他者との関りにて価値になりやすい
  12. 一生優しい

このタイプは忍耐力が凄まじく高いです。

日々の経験則から大概のことは耐えられます。

最も大きな特徴は、我慢によって育んだ力を美徳にすることです。

善とすることで、もし嫌なことや認めがたいことをされても嫌な顔一つしません。

起きたことに寛容的で、俯瞰性が高く、嫌な顔をしないだけでなく喜んで受け入れます

受け入れるとは喜んで迎え入れることでして、忍耐力が凄まじく高いために、嫌なことなのに喜びに変換できます。

優しいおじいちゃんおばあちゃんみたいなイメージでして、子供がキャッチボールしていたらパリンッ、ボスッ。

ガラスが割れて、ボールが当たって頭から血が流れている。

「ほっほ、元気で何よりだねぇ」と白目でお茶を飲む。

もはや我慢ですらなくなり、許容が広がると他者との関わりで“拒否すること”がなくなり、寛容的な優しさになっていきます。

耐えられる人ほど、それを喜びに変換して物事を受け入れられる人ほど、八方美人としての末路が決まります。

聖人です。

 

末路は、愛のある聖人への道

なにもかもを我慢したり受け入れるのは神業ですので、できる限り耐える力を高めていくのがこのタイプ

物事を受け入れられる人ほど心の広さ、愛があります。

どこまで許容を広げられるかは日々の経験にかかっており、八方美人な振る舞いをすることで成長していきます。

八方美人になれればなれるほど我慢を喜びに変換できるため、これからも一生優しく、微笑みを振り撒く在り方。

そんな末路を要約するとこうなります

愛を育み続ける鍛錬の人生。

お坊さん、尼さんみたいなイメージです。

 

タイプ②:被害者の末路

二つ目の八方美人はこのような人が該当します。

八方美人の特徴
  1. 忍耐強くないけれども我慢する
  2. 被害者意識が強い
  3. 断れない、勇気がない
  4. 自分の意見がない
  5. 恥をかきたくない執念が強い
  6. 諦め癖、戦わない、譲る
  7. マゾヒズム、被害願望
  8. 優柔不断、曖昧にする
  9. 貢ぎ癖
  10. 自らをあえて利用させる
  11. 必要とされたい願望が強い
  12. 付いていく、引っ張ってもらいたい
  13. 受動的、消費的、他責

このタイプは、耐える力はありませんが、たくさん我慢するのが特徴的です。

許容しているように振る舞い、笑顔を振り撒き、他者に嫌な思いをさせず、自己犠牲して自らを苦しめます。

周囲からは、「優しい、献身的、なんでもやってくれる、YESマンだ、利用しやすい」と良いも悪いも思われやすいです。

実際には許容や忍耐力がなく、我慢する目的は他者のためではなく明確に自分のため

八方美人になることで、「嫌われない、見捨てられない」などの味わいたくない恐怖を回避できるため、自らを犠牲にして不利益をなくします。

一方、疲れやストレスが溜まり、自分を見失いやすいです。

諦めや譲ることが多くなり、立ち向かう以上に妥協して誤魔化すことが多いです。

八方美人になろうとすればするほど、嫌々我慢することで恒常化した脳や性格に従うようになり、意図せず被害者意識を強めるサイクルを作ります。

末路は、嫌々我慢し続けることでの結末

「もう好きにして」という諦めが末路を導きます。

 

末路は、幸せになりたくない自分を作る

忍耐力がない以上は遅かれ早かれ自己犠牲が許容を超え、辛い苦しみがのしかかります。

この在り方は自分の首を絞めるため、最終的には「諦める、妥協する」がとにかく増えます

しかし、我慢をやめたくてもやめられません

長年のシステム構築を脳も肉体もしっかり覚えているため、嫌々でも相手に利益を与え、不利益を与えず自己犠牲。

苦しいので諦める。

結果、被害者であることを肯定できるほど被害者になります

被害者である以上、責任は加害者にあると思うのが自然ですので、自ら物事の責任を持てなくなり(自分の思考や行為を認められない)、受動的で変化や成長が困難になります。

こうなると、もし幸せな出来事が起こった際、

「私なんかが幸せになっていいの?」
「そんな訳ない、これはまやかしだ」
「認めない、なんせ私は被害者なのだから」

と幸せを拒否する潜在意識が強まる可能性があります。

無意識に幸せになりたくない、なってはいけない存在として、自己価値や評価を定めます。

自己肯定感や自尊心が低くなり、心を自ら閉じながら気づけなくなります。

防衛反応として誰か他者のせいにしたり、許せない怨念を作るなど、攻撃性が出てくる人もいます。

自らを自らで抑圧し続け、幸福を避けるように拒否し続ける。

末路は、幸せになりたくない自分作りの完結、という考え方です。

 

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八方美人のタイプ別末路:後半

タイプ③:魔性の末路

三つ目は、「この八方美人は腹黒い、ずる賢い」と思われる人。

このような人が該当します。

八方美人の特徴
  1. 損得勘定で我慢を使用する
  2. ツンデレ、男性性が強い
  3. 一人が好き、内向的
  4. 一人は寂しくて耐えられない
  5. 人の動作、思考、認識を常にチェックする
  6. 人に興味がなく、利用価値で人を評価する
  7. 自己開示は何があってもしない
  8. 自己表現は全て演技
  9. 甘えるのが苦手
  10. 主導権を握られるのが怖い
  11. 一人の時に口から黒い煙が出ている
  12. 突発的で何をするか予測できない生き物が苦手
    …子供や懐かない動物など

表面は八方美人、そして全て演技。

実際には魔性ではなく、損害回避(恐怖や不利益を嫌がる)傾向の強さ

ですが、ツンツンして寂しがったり、人を利用して突然突き放ったりするため、自由と自分勝手のごちゃ混ぜ具合が魔性っぽく思われます。

損害をとにかく嫌がる性格があり、嫌なことや拒否される、嫌われたり認めたくないことを言われる、いわゆる自分が納得できないことをされると強い拒否感を抱きます

恐怖心への抗体がなさすぎる、愛や善に対する願望と執着が強すぎる、または自己愛の過剰と考えられます。

損害回避するために八方美人を演じているため、「相手のため」がありません。

しかし、風貌は八方美人。

笑顔を振り撒き、率先して気を使い、我慢や優しさで外面を作ります。

実際にはタイプ②同様に許容や忍耐力がないため、自己犠牲にて自らを苦しめてしまいます。

そんな時、「もうやってられっか、クソ!」と自らを案じる道にシフトしました。

「なんで私が我慢して嫌な思いをしなきゃならないんだ、クソ!」と自らを労わるために、思いっきり開き直りました。

タイプ③はタイプ②が開き直った状態

「我慢する→我慢してあげる」に変わり、

「我慢してあげる=対価を払ってもらう」になり、

「我慢してあげる代わりにあなたを利用していいはず」になります。

人間利用が進み、演技を多用しながら我慢を利用価値に変換する生き方は、末路を作ります。

利用できる人がいないと生きられない呪縛

腹黒くなります。

 

末路は、腹黒

このタイプは、我慢することの正当性が見出せない、いわゆる我慢してしまうことに嫌気がさした人です。

「被害者になるのは嫌だ!」とあらがった人であり、その道行きに他者利用を選びました

自分がわからず、被害者や不幸になる道をあらがうことで開き直る。

曖昧な目的、さらに自制できない(我慢してしまう)在り方を肯定するために人を利用する。

そんな類の優しさや偽善、自己利益のための偽りは、利用できる人がいなければどうすればいいかわからなくなってしまいます。

一人になると寂しくて辛くなりながら、一人では生きられない自分を作ります。

人を利用しなければ再び被害者に戻ってしまう、それは嫌だ。

利用せずに一人で生きていけばいい、でもそれができない。

「一人がいい、でも一人は嫌だ」という矛盾と縛りが強まります。

利用していると気づかれれば嫌われてしまうので、常に気を張って人と関わり、矛盾と縛りの中で安息の地を求め続けます。

心を完全に閉じて、人を利用するために八方美人を演じるため、内面を観て関わる人には気づかれやすいです。

明確に自分のことしか考えていないため、腹黒い、信用できない、猜疑の眼差し。

風貌のみの八方美人は、一人でいたいけれども寂しくて耐えられず、常に周りの目を気にしながら人を利用することがマストになる、そんな腹黒くなっていく末路が考えられます。

さらに、人間利用に罪悪と羞恥を感じなくなった時、悪の道へ向かう末路になると考えます。

 

ポイント:八方美人の末路が極端に変わる理由

八方美人と我慢は切っても切れない関係性です。

私達は誰しも自分の喜びのために生きる精神があるので、本当は我慢なんかしたくありません。

しかし、他者との共存社会では自分の思い通りにはならないことだらけ。

如何に我慢を力にできるかがポイントになります。

八方美人のタイプを分けるのは、我慢の使い方です。

  1. タイプ①は我慢を力にして、受け入れる許容にした
  2. タイプ②は力を育んでおらず、我慢によって自らを被害者にした
    ※我慢に飲み込まれた状態
  3. タイプ③は自らを被害者にすることを反発し、我慢によって見返りの利益を求めた

お伝えしているタイプ、特徴は違いますが根底は全て同じです。

みな我慢が基盤にあり、あとはそれを力にできるか否か

タイプ②が進化するとタイプ①になります。

タイプ②があらがうとタイプ③になります。

末路が変わる理由は、我慢を自分のために使えるか否か、という考え方です。

※いい人風の末路は、「事なかれ主義の何が悪いの?」末路は“何もない”と知ったインド体験 をご覧ください。

 

八方美人は被害者から聖人になっていく

末路はいくらでも変わります。

我慢を力にするか否かの考え方では、八方美人はタイプ②の被害者がデフォルト(標準)状態です。

八方美人になるからには、誰しもが被害者としてたくさん耐え、自らを苦しめ、自己犠牲に走った経験が欠かせません。

いつでもどこでも進化できるので、被害者になり続けずに変わる大切さがあります。

せっかく我慢してきた経験則を使わない手はありませんので、被害者だとしても我慢を受動的ではなく、能動的に使うと変わります

受動的は責任の置き場がないので、「なんのために我慢するのか?」がわからなくなります。

能動的にするには、「私は私のために我慢するぞ」と目的を明確にします。

自分の意見や勇気が重要でして、特に欠かせないのが厳しさであり、拒否する気持ちです。

拒否とは恐怖心、「向き合いたくない、認めたくない」という気持ちです。

拒否する気持ちが欠かせないのは、「向き合いたくないなら向き合わないぞ」と拒否を拒否としてはっきり肯定する意味。

自分の感覚や感情をないがしろにせず、大いに拒否することを認めます

これが開き直りになるとタイプ③になるので本末転倒。

開き直りとは逃避や誤魔化しですので、認めるためには着目は他ではなく徹底的に自分にします。

拒否する気持ちをマザマザと感じ、捉え、見続けるように、もはや舐めるくらいの勢いで向き合う先に、勇気があります。

こうなると、受動は能動に変わっています。

素敵な八方美人の道が始まりです。

 

まとめ:八方美人の末路

  • 八方美人のタイプは、①愛の聖人、②被害者、③腹黒
  • ①愛の聖人は八方美人になるために毎日成長し続けており、嫌なことがあっても我慢を力にして喜びに変換する
  • 末路は聖人のような優しい人であり、許容が広く、寛容に人を許し、愛を大きくしていく
  • ②被害者は自己犠牲的な八方美人、我慢を多用するが許容や忍耐力がないため、諦めが増えて被害者意識が強まり、自らを自らで苦しめる優しさに
  • 末路は幸せになりたくない自分作りであり、無意識に不幸や被害を求める
  • ③腹黒は我慢する代わりに見返りを求め、損害回避のために八方美人を演じ、人を利用する
  • 末路は周囲からの不信や腹黒さの露呈であり、常に周りを気にしながら人を利用し続け、一人がいいのに一人が寂しい矛盾で縛り付ける
  • タイプ③は人間利用に罪悪や恥を感じなくなった時、自然と悪の道へ向かい、愛とは極端な末路になる
  • 全ての八方美人の根底には我慢の経験則があり、如何に力にしてきたかが問われる
  • タイプ②の被害者が八方美人のデフォルト、我慢を力にすると聖人末路、開き直ると腹黒末路
  • 受動的な我慢を能動的に変えることで、末路はいつでも変わっていく

我慢と言えば、日本の美徳。

被害者として我慢する経験があると、「我慢とはあまりいいものではない」と思うかもしれません。

実際にはとにかく重要な能力でして、如何に力に変換できるかにポイントがあります。

せっかくの経験ですので、ご自身の力としてプラスに変換していきましょう。

そのために、末路の考え方がお役立ちできれば幸いです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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POSTED COMMENT

  1. ポヨヨヨーン より:

    御蔭でなんでこんなにこの人性格悪いんだろ…嫌いな人にもペコペコして…そのくせあいつが全部悪いとかなんとか文句言いまくって…人間なんて利用してなんぼやろ、利益がないと関わらんとか言ってた人がどうしてそうなったのか、そんなに性格悪いのかがわかりました。ちょうど縁を切ったばかりだったのですごく納得いきました。
    ありがとうございました☺️

  2. 森の小人 より:

    私もあっちこっちニコニコしちゃうタイプですね、たぶん。
    どれに当てはまるのかはたまた微妙、とりあえずおしとやかではありません笑
    八方美人も根っこはほんとにいろいろですね。
    私は最近子供に対して、八方美人への道について話したところで、ちょうど北斗さんの記事!
    シンクロってやつですか笑
    補足するのに参考にばっちりしちゃいました。

    そして私は自分の子には小うるさいお母ちゃんです。
    私自身も、子供時代のキツかった記憶があります。一応、手放したつもりのやつですが。
    だから子供に対してはそれなりの気持ちがあり、いろいろと話して聞かせて(聞いてもらって)目一杯可愛がって楽しんで子育てしています。
    これも私のエゴだな〜と思いつつ、まあ全てがエゴになるのかな?と思いながら。
    もっと大きくなって自分のことをどう思うかはわからないけど、とりあえず精一杯バトンを繋いだよ!子育て楽しかったよありがとう!とは言えるかもしれません。

    北斗さんの言葉に触れてから私も少しずつ変化している気がします。
    アラスカの北斗さんが自分の中の片隅にいる感じです。

    ところで今インドなんですか。
    古民家改装してたんですね⁈
    私も新しくない家を自分たちでできる限り手直ししながら暮らしてます。
    ニワトリとヤギを飼って暮らせたらな…って夢です。

    • 北斗 より:

      タイミングが合ってよかったです!
      子育て、きっとお互い楽しいでしょうね、素敵です。

      そうです、今はインドにいまして、凄まじくいろいろ起こる日々を過ごしています笑
      古民家もリノベートしてました、同じですね。

      ニワトリとヤギ、いい夢だ。
      動物と自然があると人間っぽい暮らしになりそうですね。
      ぜひ、叶えましょう♪

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