人生哲学

「人生は思い通りにいかない」を当たり前にする気楽なブッダ道

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思うように。

気に入らないことをなくし、思い通りに事を運び、利益と運気が舞い込み、良いことしか起きない。

一方で、人生が思い通りにいかないとネガティブに捉えたくなります。

実際の良悪はどうなのでしょうか?

人生が思い通りにいかないとは真理の一つ、絶対的に必要なこの世の原理であり、重要な意味があります。

ここでは、人生が思い通りにいかないことの真意を見ていかれてください。

  • 思い通りにいかないのが当たり前である理由を知りたい
  • 「人生は思い通りにいかないもの」の真意を知りたい

「思い通りにいかない、だからこそ」に焦点を当てた精神的理解。

ご自身の人生観を見つめるために、一つの考え方としてご参考になれば幸いです。

人生は思い通りにいかないのが当たり前

「思い通りにいかない」のが当たり前

思い通りにいかないと、なんだか満足感がなく、不納得が思考にはびこります。

「こうしたい、ああなって欲しい」と多くの願望と欲求を持ち、感情をポジティブに傾けて期待し、そのために頑張って労力も時間も費やした。

我慢や頑張りによって報われる美徳観念にも従い、あらゆる犠牲を払って行動に費やした。

にもかかわらず思ったようにいかなければ…。

責任感と義務感が強く、我慢して努力してたくさん頑張ってきた人ほど、「なんで思い通りにいかないんだ!」と憤り、辛さや苦しみを感じるのは自然です。

疲れた時の隣人、テレビやSNSでは何でも思い通りになっている人がいる。

ネットでは、「引き寄せの法則は本当にある」「潜在意識の理解にて人生は何でも思い通り」とうたっている。

スピリチュアルな人は、「宇宙に願望を投げて待っていればいい」「宇宙は絶対的であり、あとは本当の自分となれば思うまま」と言っている。

「あぁあ、ならないじゃないか、思い通りってやつに!」

実は思い通りにいかない訳はシンプルです

宇宙の原理であり、自然の原理。

人生とは思い通りにいかないようになっていたりします。

生まれるのも死ぬのも、先読み不可。

天気も今日の運勢も、他人の気分も鍋の寿命もスケジュール外。

私達が唯一少しだけ思い通りにできるのが、自分。

しかし、その自分も他の食べ物に他の情報、他の躾に他の教育を受け、あらゆる他によって構成されています。

そして何より生きている基盤である地球、宇宙はもはや一体何なのかすら理解できない。

人生には思い通りにできない大前提が潜みます。

 

人生が思い通りにいかないのは、人生に時間の概念がないから

私達地球の人間は、太陽や地球など星々の位置関係と公転周期によって、チックタックと時間の概念を作りました。

三次元空間で時間の概念を作ると、過去から現在があり、現在から未来へ向かう。

または未来から現在へ向かい、過去を変えて現在を変える、という考え方になります。

いわゆる、直線上の概念です。

過去→現在→未来

※過去⇔現在⇔未来

実際に直線的に生きると、過去があるから今があり、過去と今を基に未来を見ようとします。

これによって執着、期待(願望)が作られます。

これによって予測、予想するようになります。

これによって嘘、誤魔化しが発生します。

人生を直線で捉えながら、他者との比較照合、他のルールや常識を適用していくと、「あの人のようにうまくいきたい」「好きに生きるのが良いってことなんだ」「これはうまくいっていない状態なんだ」と思う材料になります。

答えが出せる状態です。

答えを出すために枠を決め、道を決め、ルールを照合し、期待と予測を糧に先行きを定めます。

「こうすればこうなるだろう」
「思い通りになれば自由な気持ちになるだろう」
「好きな時に好きなことができれば自由というのだろう」

三次元概念の直線的在り方は、過去から未来までの道筋が見えやすくなります。

まるで宇宙がどこまで続いているか調べられるように。

人生を直線的な時間軸で捉えると、起きた過去と起きていないけど予測できる未来を見るため、思い通りになる予測に基づいて思考と行動したくなります

ここで決定的な相違が発生します。

人生そのものは直線ではありません。

人生の概念は直線ではなく、枠は決まっておらず、道は無数にあり、ルールは存在せず。

あるのは今という球。

今を基に“差”を作ることで過去ができ、未来ができます。

太陽が昇って降りたから時間が経過したのではなく、太陽が昇って降りるまでにどれほど自分が変化したかの差の見出しが経過(時間)。

人生には今しか存在せず、今を基準にした差を見出すことで過去を作り、未来を作ることができる、という考え方です。

人生とは、「今」「作る」のみのシンプルな概念によって見出す、認識と創造行動の結集場。

直線的な時間がないだけでなく、自ら時間を作らなければ存在すらしない摩訶不思議。
※自ら作ることで時間も過去も未来も存在する

人生は思考の上ではなく無限の上で成り立ち、「思い通りにする」という概念が機能しません。

※物事がうまく進まない状態は、【意識の硬度】物事がうまく進まない状態のスピリチュアルサイン をご参照ください。

 

人生が思い通りになると起きる歪み

思い通りの概念が機能しないとしても、実際に思い通りの人生を過ごしているように見える人々がいます。

何者なのでしょう?

概念を手放したことで自分に見合った人生を送っている人々です。

実際には思い通りになっている訳ではなく、思い通りにする概念をパーンと解放し、幸福を上手に作り、自然と良きことを受け入れる流れの中にいて、さらに流れを作り続けます。

「思い通り」という直線世界でのみ存在する概念は、言い方を変えると、制限付き思考による期待と予測と執着です。

期待通り、予測通りの成り行きは、こんな具合の思い通りを描きます。

  • いい大学に出れば将来安定
  • 給料のいい仕事を得れば人生勝ち組
  • 結婚すれば幸せな生活が待っている
  • 美貌を手にすれば満たされた人生になる
  • 孤独は辛いから誰かと一緒がいいに決まってる
  • 思い通りになっている人がいるから、思い通りになれる
  • 子供は守られるものであり、苦しまないはず
  • たくさん我慢して頑張れば報われる
  • ‥‥

その通りになる人もいれば、ならない人もいます。

しかし、思い通りになった場合、あることが起きています。

期待と予測がまかり通る成功体験によって、三次元上の直線概念に執着(無意識)

思い通りになればなるほど、思い通りにならなかった時に起きるのは不納得、不満足、認識の縛り、思考制限、不安、恐怖、心配、保持、不変、我慢。

「如何にこの状態を保持できるか」へのフォーカスが強まり、周りが見えにくくなり、行動できず、新たに作ることができなくなります。

思い通りになると脳は成功体験の味わいを忘れず、いつの間にか直線概念が構築されやすくなります。

頑張ってキープする最上級の努力が現状維持。少しでも力を緩めた瞬間に落ちてしまいますので、とにかく頑張り続ける制約が課されます。

人生を直線上で生きるか、球体上で生きるかの選択は、生きる世界を大きく変えます。

 

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「人生は思い通りにいかない」の真意

人生が思い通りにいかない真意はサイン:制限or自由の選択

仏教には一切皆苦、「この世の全ては苦しみである」という真理があります。

生きていれば辛いこと、悲しいこと、苦しいこと、煩わしいこと、たくさんあります。

突然の誕生、別れ、病気、死。

思い通りにする期待、予測、執着がある場合、完全に打ち砕かれる瞬間が誰しもに来ます。

嫌なことを味わわなければならない意味ではなく、人生とは思い通りにいかない大前提に存在することを意味します。

さらに大切な真意があります

思い通りにいかないと知ることは、起きる現実を拒否、制限せず、そのままを受け入れて未来を作っていく方法

受け入れると今ここが中点になり、概念は球体になり、制限なく如何に自分で作るかの世界、自由になります。

現状、思い通りにいかない人生に抵抗がある場合、制限を取り払い、自由へ向かうサインかもしれません。

突然の損害、不利益、嫌なことは拒否したくなります。拒否すると起きた現実ではなく、自分が捉えたいように脳内にインプットした記憶になります。

すると過去の思い出しは現実ではなく執着を思い出す意味となり、執着や自己都合によって今を見て、未来が作られ、概念が直線上になり、期待と予測が癖になり、制限が激化します。

生と死によってもたらされる人生はパッと始まり、パッと終わるのが常。

大前提の生死が思い通りにならないことを考えると、思い通りにすることは自らを人生に合わせるのではなく、人生そのものを自分の思考に合わせる行為。

思い通りにするとは、生きる道を事前に決める枠付けの制限

「牢屋で如何に幸せだと思い込むかの術」と言えるかもしれません。

実際に牢獄であれば非常に知的で重要な生きる術ですが、人生とは自由です。

人生に縛りや制限を設ける必要性のなさ、自由に羽ばたける土台をうたいます。

何が起きるかわからない中で、如何に起きる現実を受け入れて、自分の生きる道を作っていくかの創作ステージ。そんなことを教える言葉です。

 

思い通りにいかないからこそ知ることができる

人生とは終わるまで終われません。

「今が良くてもこの後はどうなるか?」

この思考になるのが直線概念です。

最高だと思った次の瞬間は最悪かもしれない、何が起きるかわからない。

良い状態を保持する執着心が強まり、心配になり、不安が増え、恐怖に怯え、あれもしないと、これもしないと、このままではまずい、あれも起きる、どうしよう、我慢しないと、頑張らないと。

思い通りにいく経験は、喜びの利益と同時に不安の不利益を内包し、この先の人生が長くなればなるほど苦しみに変わりやすく、喜びをキープするためにとにかく頑張り続けなければならない縛りが科します。

あらゆる縛りと執着、自由とは真逆に進んでいると気づけるのが、「思い通りにいかない」という思いや気持ち。

思い通りにいかないからこそ、自らを見直し、状態や状況の意味を考えることができます

ふと目を向けて見ましょう、トンボの目に、カマキリのファイティングポーズに、猫の尻尾ムーブメントに。

私は夜中に動き出す草花の揺れに。

「みんな、思い通りにしているのかなぁ?」

わかりません。

が、一つ言えるのは、今目の前の私達人間や、今吹く風に合わせて自らの在り方が完成していること。

リアリティは今ここにあります。

 

人生を気楽にする「思い通りにいかない当たり前」

私の経験上、「人生は思い通りにいかない」と思えると、生きるのがとっても楽になります。

重荷がフーッとなくなる感覚。

私は小さい頃の成育環境から、「人生とは自分の思うようにいくことはない」とはっきり理解しました。

「それが当たり前だ、そういうもんだ」と自然に思える環境だった恩恵です。

親や大人が子供を育てるのが当たり前ではない環境、むしろ逆でしたので、思い通りにいかないと憤る感覚があまり多くはなかったです。

この感覚が減っていくと、心配事が減り、失敗しても諦めなくなり、他のものや人に執着しなくなります

明確なのは、人に期待しなくなります。

他力、他責、他律が、自力、自責、自律にシフトします。

「あれ、うまくいかなかったか、じゃあこうしてみよう」と成功するまでやり続けることに疑問がなくなります。

自分で生きるための軸や念が構築されやすくなり、自然と失敗や醜態から学びを得られ、ネガティブな出来事が成長材料としてバックアップされて無駄がなくなります。

「このスポンジ洗いにくいな、間違えて買っちゃった」と思っても、「これの方がカップ洗いやすいかも」という見方になり、物事の結果を作るのも自分次第になります。

「思い通りにいかないとは未来が決まっていないこと」

この考え方は希望を見据えて受動的に待つ人にとっては生きるのを辛くしますが、自由になる気がある人をとにかく気楽にしてくれます

何が起きてもへこたれる材料にはなりません。諦めや妥協する必要がありません。

未来が決まっていないのであれば答えは存在せず、見出せるのは一つ。

未来をどうやって創り、見出すか」です。

まるで何もない無の中で、生と死が自然発生的に与えられる。

自ら見出さなければ何も存在しない時空、物理現象と直線概念では肉体という何かがポンとあるのみ。

自分すらいない前提であり、自分を見出し作るのも人生の必須行動だとわかります。

何もない囚われもない縛りもない場所に肉体人形一体。

「さぁどうぞ」と自由を与えられる状態を表す言葉が、「人生は思い通りにいかないのが当たり前よ!」

 

思い通りにいかない当たり前 まとめ

「人生は思い通りにいかない」と思えることは、生きる上での大きな指標であり、精神を安定させる土台になります。

一切皆苦。

ゴータマ・ブッダはたくさんの素敵な言葉を教えてくれます。

全てが苦しみであるならば、起きることはプラスに捉えやすく、今日晴れていることがどれほど幸せを与えてくれるか、全てが幸せの材料になります。

真意の重要点は、思い通りにいかない前提を当たり前にすると、物事を受け入れやすくなること。

受け入れは現実認知を意味し、リアリティを見る力。

「思い通りにいかない、嫌だ」と拒否すると現実はパァっと消えてなくなり、制限と縛りに基づく認識が物事を自分の思いたい、思いたくない現実として見せます。

現実には思いたいも思いたくないもありません、

良いも悪いもなく、全て自分がどう決めるかです。

そのままをそのままにする力、良悪が自分次第となる世界に執着はなく、利益を得る幸せと同時に、不幸を味わえることが幸せになります。

得る以上に、幸せを作る世界。

雨が降るから幸せで、晴れたら幸せで、生きているから幸せで、死んだ時に幸せになれる、心安らかな人生です。

そんな人生の土台となる価値観、人生は思い通りにいかないと思える大切さを知っていただければ何よりです。

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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※これは長期的に本気で変わりたい方専用です。

POSTED COMMENT

  1. ちっち より:

    最近、お味噌汁が美味しく出来たことで
    幸せを感じる私です。

    白菜が美味しい季節になりましたね。

    • 北斗 より:

      ちっちさん、和みをありがとう♪
      白菜の季節ですね。
      私は綿あめみたいな雲を見て、幸せを感じている頃合いでした。

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